52 / 124
【コラム2】「自分は歌が下手なのでカラオケに向いていない」と思っている方へのアドバイス
しおりを挟む
2022年2月現在の日本におけるカラオケには機種を問わず採点機能があり、歌唱終了後にはその人の歌が上手か下手かが容赦なく点数で表示されます。
何点以上を「上手」で何点以下を「下手」とするかに定義は存在しませんが、実際にカラオケに通い詰めてきた経験からするとDAM系列の機種では85点以上を「上手」、75点以下を「下手」とするのが適切なように感じます。
なお、JOY系列の機種はDAM系列の機種に比べて採点が甘め(厳密には、歌唱スキルよりも音程の正確性が重視される=音程さえ合っていれば高得点を取れる)ですので、90点以上を「上手」とした方が正確と思われます。(私自身はJOY系列の機種で低得点を取ったことがないため、「下手」の基準は判断できません)
ここで独自に設定した「上手」「下手」の基準にはどのような根拠があるかというと、すべては私自身が明らかな「下手」からまあまあ「上手」まで上達した経験に基づいています。
かつてはDAM系列の機種で65点~75点が当たり前だったのがカラオケボックスによく行くようになり、様々な曲を覚えていくうちに現在では80~90点を安定して取れるようになりました。(JOY系列の機種では85~95点)
前置きはここまでとして、世の中でカラオケを苦手に感じている人には「自分は歌が下手なのでカラオケに向いていない」と思っている方が多いです。
カラオケ自体が好きでなければそもそも行く必要はないのですが、中にはカラオケそのものは好きであるにも関わらず「歌が下手な自分にはカラオケに行く資格がない」とまで考えてカラオケを遠ざけてしまう方もいます。
しかし、その選択は本当に正しいのでしょうか。というより、自分自身のためになるのでしょうか。
そもそも諦めるのが早すぎますし、カラオケの採点機能はあくまでおまけ要素です(←ここ重要)。本当に必須の機能ならば来店する度に手動で設定する仕様になっているはずはありませんし、採点機能など無視して好きに歌っても何の問題もないのです。
このコラムでは「自分は歌が下手なのでカラオケに向いていない」と思っており、なおかつ本当はカラオケを楽しみたいと考えている方に向けて、シンプルな2つの解決策をご提案させて頂きます。
【解決策その1】歌が上手くなる努力をする
「俺は歌には自信ないんだよねー」とか「カラオケで全然いい点が取れないんです」と言う人にまず聞いてみたい質問として、「カラオケにはよく行くんですか?」というものがあります。
週に数回のペースで行っていても歌が上手くない、いわゆる「下手の横好き」な人も中にはいますが、実際には月に1、2回しか行っていないという人も少なくありません。
スポーツで例えれば分かりやすいですが、草野球をやっているサラリーマンの人が「普段から素振りもキャッチボールもほとんどやらないけどなぜか試合で活躍できない」と嘆いていれば「じゃあ練習したらいいでしょう」と言われて終わりです。
カラオケもこれと全く同じことで、上手くなりたいと思うのならせめて週に1回はカラオケに行き、1回につき最低でも2時間は歌ってみるべきです。(余計な邪魔が入らないよう、その際には一人カラオケ、いわゆるヒトカラも大変お勧めです)
また、歌が上手くなるためのもう1つのメソッドとして、「様々な曲を新しく覚える」そして「歌える曲を増やす」ことも重要になります。
これも草野球に例えれば、いくら練習時間が長くても「バッティングセンターに行ったら2時間ずっと時速120キロのストレートしか打ちません」というのではあまり効果があるとは思えません。
2時間バッティングセンターにいるなら様々な球速や変化球を設定して打った方が練習になるのと同様、カラオケでは毎回新しい曲を覚えて歌った方が当然上達は早くなります。
単に歌の練習になるのみならず、流行曲を多数覚えれば若者との会話が通じやすくなりますし、好きな歌手がいるならその歌手の曲を次々に覚えていくのもファンとして楽しい試みになるでしょう。
これらの2つのメソッドに取り組めば確実に歌唱力は上達し、「自分は歌が下手なので」という前提自体が消滅してくれます。
【解決策その2】歌が下手でも気にしない
休日にカラオケボックスに行くと、時々ものすごい大音量で歌っているにも関わらず歌が下手な人に遭遇します。
離れた部屋でも聞こえる音量で下手な歌が聞こえてくるため、正直迷惑に感じることもありますが、よくよく考えるとカラオケボックスを身体の底から楽しんでいるその人こそ真のカラオケユーザーと呼べます。
先述の通りカラオケの採点機能はあくまでおまけ要素であり、本人が楽しめてさえいれば70点を切ろうが60点になろうが何の問題もないのです。
邪魔な音程バーに惑わされないようそもそも採点機能を入れないのもよいですし、毎回70点以下でも「それがどうした!」という鋼のメンタルを持つ人は美しいとさえ思います。
この解決策で問題となる点として、人付き合いでカラオケに行った場合のことがあります。
例えば会社の上司がカラオケ好きで、部下と行くカラオケボックスでも問答無用で採点機能を入れてきたとします。「そういった時に点が低かったら恥ずかしい」「だから普段から練習しておいた方がよいのでは」と考えてしまう人も多いでしょう。
ですが、まず大前提として真のカラオケ好きは一緒にカラオケを楽しんでいる人の点数などいちいち気にしませんし、相手の点が低いから悪く思うことなどあり得ません。
意地の悪い上司なら「君は歌が下手だねえ」などと言ってくることもあるかも知れませんが、それはあなたに問題があるのではなく他人の歌唱力を悪く言う上司の性格に問題があるのですし、そのような下らない言葉は聞き流してしまえばよいのです。
嫌な上司の前でも気になる異性の前でも堂々と好きなように歌う鋼のメンタルを持って、歌の上手下手を気にせずカラオケを楽しむのも素晴らしい心構えと言えるでしょう。
今回のコラムの内容は以上となります。
繰り返しとなりますがカラオケを楽しめるかどうかに歌が上手いか下手かは全く関係ありませんし、カラオケにとって採点機能はあくまでおまけ要素です。
「私は歌が下手だから……」と思っている方には何よりもまず「週に1回2時間カラオケに行ってみてはどうですか」とアドバイスしたいと思いますし、「歌が下手だけどカラオケは大好きだ」と胸を張って言える方には「これからもどんどんカラオケに行きましょう!」と背中を押したいと思います。
何点以上を「上手」で何点以下を「下手」とするかに定義は存在しませんが、実際にカラオケに通い詰めてきた経験からするとDAM系列の機種では85点以上を「上手」、75点以下を「下手」とするのが適切なように感じます。
なお、JOY系列の機種はDAM系列の機種に比べて採点が甘め(厳密には、歌唱スキルよりも音程の正確性が重視される=音程さえ合っていれば高得点を取れる)ですので、90点以上を「上手」とした方が正確と思われます。(私自身はJOY系列の機種で低得点を取ったことがないため、「下手」の基準は判断できません)
ここで独自に設定した「上手」「下手」の基準にはどのような根拠があるかというと、すべては私自身が明らかな「下手」からまあまあ「上手」まで上達した経験に基づいています。
かつてはDAM系列の機種で65点~75点が当たり前だったのがカラオケボックスによく行くようになり、様々な曲を覚えていくうちに現在では80~90点を安定して取れるようになりました。(JOY系列の機種では85~95点)
前置きはここまでとして、世の中でカラオケを苦手に感じている人には「自分は歌が下手なのでカラオケに向いていない」と思っている方が多いです。
カラオケ自体が好きでなければそもそも行く必要はないのですが、中にはカラオケそのものは好きであるにも関わらず「歌が下手な自分にはカラオケに行く資格がない」とまで考えてカラオケを遠ざけてしまう方もいます。
しかし、その選択は本当に正しいのでしょうか。というより、自分自身のためになるのでしょうか。
そもそも諦めるのが早すぎますし、カラオケの採点機能はあくまでおまけ要素です(←ここ重要)。本当に必須の機能ならば来店する度に手動で設定する仕様になっているはずはありませんし、採点機能など無視して好きに歌っても何の問題もないのです。
このコラムでは「自分は歌が下手なのでカラオケに向いていない」と思っており、なおかつ本当はカラオケを楽しみたいと考えている方に向けて、シンプルな2つの解決策をご提案させて頂きます。
【解決策その1】歌が上手くなる努力をする
「俺は歌には自信ないんだよねー」とか「カラオケで全然いい点が取れないんです」と言う人にまず聞いてみたい質問として、「カラオケにはよく行くんですか?」というものがあります。
週に数回のペースで行っていても歌が上手くない、いわゆる「下手の横好き」な人も中にはいますが、実際には月に1、2回しか行っていないという人も少なくありません。
スポーツで例えれば分かりやすいですが、草野球をやっているサラリーマンの人が「普段から素振りもキャッチボールもほとんどやらないけどなぜか試合で活躍できない」と嘆いていれば「じゃあ練習したらいいでしょう」と言われて終わりです。
カラオケもこれと全く同じことで、上手くなりたいと思うのならせめて週に1回はカラオケに行き、1回につき最低でも2時間は歌ってみるべきです。(余計な邪魔が入らないよう、その際には一人カラオケ、いわゆるヒトカラも大変お勧めです)
また、歌が上手くなるためのもう1つのメソッドとして、「様々な曲を新しく覚える」そして「歌える曲を増やす」ことも重要になります。
これも草野球に例えれば、いくら練習時間が長くても「バッティングセンターに行ったら2時間ずっと時速120キロのストレートしか打ちません」というのではあまり効果があるとは思えません。
2時間バッティングセンターにいるなら様々な球速や変化球を設定して打った方が練習になるのと同様、カラオケでは毎回新しい曲を覚えて歌った方が当然上達は早くなります。
単に歌の練習になるのみならず、流行曲を多数覚えれば若者との会話が通じやすくなりますし、好きな歌手がいるならその歌手の曲を次々に覚えていくのもファンとして楽しい試みになるでしょう。
これらの2つのメソッドに取り組めば確実に歌唱力は上達し、「自分は歌が下手なので」という前提自体が消滅してくれます。
【解決策その2】歌が下手でも気にしない
休日にカラオケボックスに行くと、時々ものすごい大音量で歌っているにも関わらず歌が下手な人に遭遇します。
離れた部屋でも聞こえる音量で下手な歌が聞こえてくるため、正直迷惑に感じることもありますが、よくよく考えるとカラオケボックスを身体の底から楽しんでいるその人こそ真のカラオケユーザーと呼べます。
先述の通りカラオケの採点機能はあくまでおまけ要素であり、本人が楽しめてさえいれば70点を切ろうが60点になろうが何の問題もないのです。
邪魔な音程バーに惑わされないようそもそも採点機能を入れないのもよいですし、毎回70点以下でも「それがどうした!」という鋼のメンタルを持つ人は美しいとさえ思います。
この解決策で問題となる点として、人付き合いでカラオケに行った場合のことがあります。
例えば会社の上司がカラオケ好きで、部下と行くカラオケボックスでも問答無用で採点機能を入れてきたとします。「そういった時に点が低かったら恥ずかしい」「だから普段から練習しておいた方がよいのでは」と考えてしまう人も多いでしょう。
ですが、まず大前提として真のカラオケ好きは一緒にカラオケを楽しんでいる人の点数などいちいち気にしませんし、相手の点が低いから悪く思うことなどあり得ません。
意地の悪い上司なら「君は歌が下手だねえ」などと言ってくることもあるかも知れませんが、それはあなたに問題があるのではなく他人の歌唱力を悪く言う上司の性格に問題があるのですし、そのような下らない言葉は聞き流してしまえばよいのです。
嫌な上司の前でも気になる異性の前でも堂々と好きなように歌う鋼のメンタルを持って、歌の上手下手を気にせずカラオケを楽しむのも素晴らしい心構えと言えるでしょう。
今回のコラムの内容は以上となります。
繰り返しとなりますがカラオケを楽しめるかどうかに歌が上手いか下手かは全く関係ありませんし、カラオケにとって採点機能はあくまでおまけ要素です。
「私は歌が下手だから……」と思っている方には何よりもまず「週に1回2時間カラオケに行ってみてはどうですか」とアドバイスしたいと思いますし、「歌が下手だけどカラオケは大好きだ」と胸を張って言える方には「これからもどんどんカラオケに行きましょう!」と背中を押したいと思います。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
あにめぶ! ~私立垣鳥高校アニメーション研究部~
輪島ライ
青春
私立垣鳥高校アニメーション研究部、通称アニメ部。そこでは4名+αの部員たちがアニメとその周辺について語り合っています。
※この作品は「小説家になろう」「アルファポリス」「カクヨム」「エブリスタ」に投稿しています。
官能小説を副業・収益化するための投稿サイト比較 投稿遍歴 創作論 走り書き
菊池葵
エッセイ・ノンフィクション
エッチな小説を書くのが副業になった私の経験を書いていこうと思います。
もともとは、X(旧ツイッター)で、小説投稿サイトの比較という話題があり、私なりにいろいろ書きました。
せっかくなので、アルファポリスにも投稿して残しておこうと思います。
という、1000文字ちょっとの短いエッセイのつもりでしたが、思った以上にポイントが伸びたので、小説副業化の体験記みたいな感じで続きを書いていこうと思います。
ポイントが多くても文字数が基準以下だとスコアつかないので。
(広告収入還元の対象外)
【キーワード】
創作小説 副業 収益化 マネタイズ インセンティブ 官能小説 エロ小説 ポルノ小説 DL同人 kindle出版
アルファポリス ノクターンノベルズ ムーンライトノベルズ ミッドナイトノベルズ DLsite FANZA同人 BOOTH Amazon kindle出版 KDP アカウント停止
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
[恥辱]りみの強制おむつ生活
rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。
保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。
私たち、博麗学園おしがまクラブ(非公認)です! 〜特大膀胱JKたちのおしがま記録〜
赤髪命
青春
街のはずれ、最寄り駅からも少し離れたところにある私立高校、博麗学園。そのある新入生のクラスのお嬢様・高橋玲菜、清楚で真面目・内海栞、人懐っこいギャル・宮内愛海の3人には、膀胱が同年代の女子に比べて非常に大きいという特徴があった。
これは、そんな学校で普段はトイレにほとんど行かない彼女たちの爆尿おしがまの記録。
友情あり、恋愛あり、おしがまあり、そしておもらしもあり!? そんなおしがまクラブのドタバタ青春小説!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる