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学園

お兄ちゃん!

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 結局何を買ったかと言うと…何も買ってない。
 迷ったけど、ミレイが
「でも…よく考えたらシャルだもん、布団とか既に持ってたよね?」
 と言う言葉で幕を閉じたのでありますよ。


 そんなわけで、3人でぶらぶら歩いてから冒険者ギルドに向かっていたら、その途中で凄い勢いで…サレスさんが走ってきた。

 え⁉︎
 怖いよ?てかユナ先輩もいるよ!?


 なんて思っていたら
「ねぇ、あの人…絶対こっちへ向かってきてるわよね?

 気のせい…かしら?」
 とユナ先輩も気がついたみたいでそう言った


「えっと…」
 なんて言おうか迷っていたら


「サレスさんだ!
 シャル今日約束してたの?」
 とミレイがサレスさんに気がついてそう言った


「やっぱりシャルちゃん達の知り合いなのね?
 でも…どうやって約束したの?」
 とユナ先輩が不思議そうにそう聞いてきた


「分からない…です」
 うん、なんで私がここにいるって分かったんだろ?

 本当にただの勘違いで別の人と約束しててたまたまとか?

 なんて思ってたけど
「シャル様ーーーーーー!」
 と言いながらサレスさんが突っ込んできた。


「サレスさん、なんでここにいるんですか⁉︎」
 そう聞くと


「それはもちろんシャル様の目撃情報を得たので。」
 と真顔で返ってきた。


 とは言え今日はユナ先輩も一緒だし、ユウ先輩も待ってくれているので、また2週間後の休みの日にギルドへ行くと約束してさよならした。


 ユナ先輩が
「ねぇ…あの方商業ギルド長じゃない?
 知り合い…と言うか、シャルちゃんの事かなり尊敬してる様子だったけど、、、」
 なんて言われかけたけど、そこはなんとか誤魔化して。



 ユウ先輩とそして1人の男の人と合流したんだけど、話を聞いたら…まさかの、学園のTOP10どころか3に入る人なんだって⁉︎


「お、お前らがコイツらの可愛い後輩か?
 俺の事はお兄ちゃんって呼んでくれな!

 な?」
 とにっこり笑顔でズイッと顔を近づけてそう言われた。


 え?いいの?
「ほんとにお兄ちゃんって呼んでいいんですか?」
 そう私が言うと


「僕…兄貴って呼んでもいい⁉︎
 同じ部屋の友達がよく兄貴兄貴って話してるから少し羨ましいの…」
 とミレイが言った


 すると
「なっ…お前ら…可愛いじゃねーか!!
 もちろんだ、お兄ちゃんでも兄貴でも、好きに呼んでくれ♪

 そうだ、こいつら2人がペア授業出れない時は俺が代わりに行くからな!
 先生に言うんだぞ!!」
 と嬉しそうに言ってくれた


 なんか上位の人怖い人や変な人が多い言って噂で聞いたけど…皆んないい人ばっかりだぁ♪

 やっぱり噂は自分で直接見て感じるの大事だね♪
 確かめずに決めつけたら…損するやつだ!


 なんて考えてたら
「「ヤグ、それは無いから大丈夫だよ⁉︎」」 
 そうユナ先輩達が声を揃えていった。


 あ、お兄ちゃんはヤグさんって名前なんだね!






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