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学園
友達
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「今日は…この後必須科目と教科書を配って終わりなんだが、明日明後日の内に今年1年間受ける選択授業を決めないといけないから
せっかくだし簡単にどんな授業があるか説明しようと思うんだが
今日は元々この時間で終わると伝えてたしな、多分予定を入れてる者の方が多いだろ?
またいつでも聞いてくれれば説明するから、一旦今日はこれで解散だ!
帰り辛い雰囲気になるといけないから、先生が今から教科書を全部廊下に並べてくるからな、皆んな順番に
帰る準備ができた者は取りに来てくれ!
それで残れる者はそのまま教室に戻ってくれたらいいしな」
と言って先生が部屋を出て行った
教科書!どんな感じのだろっ
てかこの時間で終わるの…知らなかったんだけども⁉︎
って思って周りを見渡したら、同じような反応をしてる人もいれば、帰る準備をしていた人もいた
多分、、、どこ何張り紙をしてくれてたり、もしかしたら普通に家族とか、近くに住んでる人に常識的な感じで前から聞いてた人が多いのかな?
なんて考えつつ、私も皆んなに続いて教科書を取りに行き、そのままもう一度教室へと戻った
因みにね…席はね自由席なの♪
それも半円がだんだん外に広がっていく感じの私の望んでた教室なんだよね~
という事で、残ったのは…13人…かな?
因みにクラス全体は50人くらいかな?
「うん、多分これで全員かな?
それじゃあ…先ずは先生寂しいから前に詰めてくれるかな⁉︎
なんで殆ど皆んな最後列に座ってるんだい⁉︎」
と先生が言った
確かに、、、5人くらいしか前には座ってないんだよね(笑)
と言うわけで前に詰めたんだけど、ここで気が付いた事実。
あの超絶可愛い子が…いるっ
緊張で周りあんまり見えてなかったけど、先生が思ってたより良い人そうで少し緊張がほぐれたおかげかな?
なんて呑気に考えてたら、その子が横に座ってくれて
「さっき話しかけてくれた子…ですよね?
私スミカって言います、良かったら…仲良くしてください」
とうるっうるの瞳でそう言ってくれた。
「もちろん!!
私はシャル、よろしくお願いします(ニコッ)
そして…良かったら、仲良くなりたいって意味も込めて…気軽に話してくれると嬉しいです」
と一度敬語で定着してしまったら中々変えられない事を知っているからこそ、そう言ってみた
すると、緊張している様子の顔からすっごくパァッと明るい顔になって
「いいの⁉︎
私…友達とか今まであまり出来たことがなくて…いいならお互いそうしたい…な!
あのね、嫌じゃなかったら…スーちゃんって呼んでもらえないかな?
一回別のあだ名で呼ばれてみたかって」
と可愛い顔を更に可愛くしつつそう言ってくれた
そんなの喜んで!
それからほんの少し話していたけど
「それじゃあ皆んな前に来て座ってくれたし、そろそろ授業の説明を始めようかな」
と言う先生の声で話すのを一旦やめた
応援ありがとうございます!
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