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学園

入学式

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『「「行ってきます!」」』
 そう私とミレイと鞄からひょっこりと顔を出したスイ、3人で元気にそう言いながらお父さんとお母さん、そしてクリスさんとエマさんに手を振って学校の中へと入っていった。


 門にはしっかり門番さんらしき人が立っていたけど、制服を着てるからなのかは分からないけど何も言われることは私も他の人達もないみたいで、そのまま入り口の前まで歩いていくと

 そこには5人ほど受付のように、服装的に上級生と思われる人と先生かな(?)が座っていて、その近くに看板に”新入生はこちらへ”と書いてあったので、私とミレイと一緒にその列へと並んだ


 っていっても直ぐに順番が来てミレイとそれぞれの受付の人の前に行くと
「入学おめでとう(ニコッ)
 これから入学式が始まるのだけど、もう少し時間があるから良かったらぶらぶらっと見て回ってみてね?

 ただ、寮に関しては入学式が終わり次第、それぞれの担当者が案内するから、勝手に立ち入るのはダメよ?」
 と優しい声で、そう注意点を説明してくれた


 てか寮まで後でしっかり案内して貰えるんだ♪
 どんな部屋か楽しみだなぁ♪
「わかりました!」
 と元気に返事をすると


「それじゃあ、念の為にこの水晶に手をかざして魔力を少し流してみてくれるかしら?」
 と言われたので、その通りにやってみたら一瞬黒くなった

 黒…これは初めてみたけど、、、
「大丈夫…ですか?」
 と心配で聞いてみたら


「えぇ大丈夫ですよ、魔力を流せない子もまだいるから一瞬皆んな黒くなるようになってるの

 だから安心してね、それじゃあ改めて入学おめでとう、ここを真っ直ぐ行くと別の人が立っていて案内してくれるし

 もし道に迷ったら、誰でもいいから声をかけてみて?きっと教えてくれると思うわ」
 そういって受付をしてくれた人がそっと中の方へと手をやってから軽く手を振って見送ってくれた。


 丁度ミレイも終わったみたいなのでまた2人で一緒に中へと歩いていくと、、、凄い人!


 そして看板を持って人が何人か立っていて
「会場はあっちだよ~」
 と少し大きめの声でそう言ってくれていた。


 まだ時間に余裕はあるし本当ら少し見てまわりたい、けどこれで道に迷って遅刻なんて事になったら目立つに決まっているので、ミレイと少し相談して結局見回るのは諦めて会場の中へと進んで行った


 中に入ると凄く広くて、2階の席もあった
 けどせっかくなら近くで見てみたくない⁉︎

 と思って前の方2人で行ってみたら、早めに来たにも関わらず空いてなくて、、それなら一階の後ろ~の方より2階の方がステージもしっかり見えそうだし、何より楽しそう

 という事で、2階の席へと移動した。







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