175 / 223
帰って来た
またね!
しおりを挟む「ユースさん、嘘よくないですよ?」
と少しムッとしながら横目にユースさんを見ると
「いや、嘘ではなく…てかシャルちゃん含めて族長様方が光って見える時点でエルフなんだ!
そんな俺が代理なんて…それに!
俺には店番があるだろ!」
と凄く慌てた様子でユースさんがそう言った
するとそれを聞いていたお父さんが
「族長ってな、思っている以上にしないといけないことが多くてな
そしてユースは幼い頃から族長の仕事を見て来たし自由が好きだからね、嫌なんだ(笑)」
と教えてくれた
あ…なるほど
よくあるよね、一見お金持ちとかただただ羨ましい!って思うけど、いざ近くで働いて見ると、あ…今がいい
ってなる感じ。
「とにかく!
一刻でも早くお一人だけでもお帰りください!」
とユースさんが言った
まぁそんな上手くは行かないわけで、2人とも断固拒否。
どうしたらいいのかなぁと私も考えていたら
「ねぇ良かったら、制服は出来上がっても当日まで着ないで取っておいて
入学式の前日…それか厳しいようなら当日の朝にでも私がクリスが迎えに行くのはどうかしら?」
とエマさんが言ってくれた
神か⁉︎
神なのか⁉︎
なんて歓喜していたら、お父さんでもお母さんでもなく
「良いんですか⁉︎
ぜひ…ぜひお願いしますっ」
とユースさんが一瞬でエマさん達の前に移動してそうお礼を言った。
そんなに嫌だったのね(笑)
そんなわけで、今日は流石にゆっくりしよ?そしてせっかくなら3人で寝よ?
って事で私も一緒に宿に泊まる事になり、次の日の昼くらいにエマさんが2人を里へと送ってくれる事になった。
どっちかだけでもってなったけど、2人で何か話したかと思ったら“羨ましくてどっちも仕事ができなくなるし、2人なら早く仕事を進められるから”
という事で2人とも帰ってしまう事になった。
ちょっと寂しい…かな。
その日の夜、3人になってからお父さんとお母さんに、お礼を言った。
そしてお店のこれからの予定とかも、ユースさんも少し話してくれてたみたいだし、簡単にだけど話した
それにしても…直接お礼言えて…良かったや♪
そんなこんなで、他に私が帰った後の里の様子や2人の事なども聞きながらその日は気がついたら眠っていた。
そして次の日、朝ごはんは宿の一階で3人で食べて、それからクリスさんの家へと寄り道で買い物をしながら向かい
すこしミレイ達と話してからいつもの飛び立つ場所へと行き、2人を見送った
あ、、、そう言えば制服種類の事話すの忘れてたけど…まぁいっか!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
285
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる