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帰って来た
え⁉︎…え?
しおりを挟む「シャル、貴方はね、世界樹の子でもあるの
私たちは世界樹から貴方を授かったのよ」
とお母さんが一言言った。
え…………どう言う事?
本当に私、お父さんとお母さんの子供じゃなかったって…事?
「でも、水晶反応…したよっ
私2人の子供だよ?」
と泣きたくないのに涙が自然と出て来そうで、でもなんとか耐えながら、2人にこう聞くと
2人ともすごく慌てた様子で
「シャル違うのよ⁉︎
シャルが私達から産まれた本当の子なのは事実なの!
だから安心して?」
とお母さんが言ってくれ、お父さんもぎゅっと抱きしめてくれた
なので
「ほんと?ならなんでそんな事言うの?」
そう尋ねると
「私達はね、、ずっと子供を授かる事が出来なかったのよ
そんな時当時の族長様が特別に許可してくださって、世界樹様に直接2人だけでお願いしに行ったの、“私達に子供を授かる権利をください”ってね」
とお母さんが言った
それは、つまりそれで願いが叶ったからさっきあんな言い方をって…事かな?
けど多分だけどそれは偶然なだけじゃ……
そんなふうに思ってた、この瞬間は。
「それでな、その時世界樹様が輝いてな、、、
それでその光に包まれたかと思ったら少し気を失ったんだ」
とお父さんが言った
え⁉︎それ大丈夫なの?
とびっくりしてお父さんとお母さんを交互に見ると
「気を失ったのは大丈夫だったのよ」
とお母さんが微笑むように優しくそう言ってくれた
「ほんと?」
とお父さんにも確認すると
「あぁ本当だ
その気を失っている時に俺たちは世界樹の声を聞いたんだよ
そして目が覚めた時、その声の通りシャルがソフィのお腹の中にいたんだ」
とお父さんが微笑みながら優しくそう…言った
え………嘘だよね?
え……本当にそうなら、さすが異世界というべきか?
いや、何より…気を失ってる間にって………
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