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帰って来た
嘘でしょ⁉︎
しおりを挟むそれから、お父さんが帰って来て私の横に座ったと思ったら
「さっ、それじゃあ久しぶりに、家族3人で夕ご飯を食べようか。
シャルの好きなものが分からなかったから、色々なフルーツも用意してみたんだ!
そう言えば…事前に調味料も準備を頼んでおいたのだが…さっき聞いた話からして、きっとそれがシャルの作った調味料だったんだよな⁉︎
私たちはしばらく食べられてなくて、今日食べられるのがより一層楽しみになったよ」
と頭を撫でながらそう言ってくれた。
そして
「そうね⁉︎
そんな話を聞いたら…私も沢山食べられそうな気がして来たわ♪」
とお母さんも嬉しそうにそう言ってくれた
けど、、、色々心配だよっ
久しぶりのご飯にいきなりステーキもだけど、案外フルーツも消化に体力使うって聞いたことあるし…
お粥とか、うどんとか……そう言えば…この世界そんなのなかったね⁉︎
なんて心配していた私は、びっくりした。。。
夜3人でご飯を食べた時は、確かにお母さんはまだ体調がかなり悪そうで
「この味噌汁という物すごく美味しいわ!」
と喜んでくれはしたけど、やっぱりまだあまり食べられそうになく、ステーキに至っては一口で気持ち悪い様子だった
心配で、お父さんとお母さんはもう少し話したいと言ってくれたけど
「明日沢山話したいので!
その為にも今日は早く寝よ?」
と言い、川の字になって早々に眠り。
そして次の日の朝。
目を開けると、横には昨日より更になんか…肌艶のいい…元からお父さんかっこいいなぁくらいだったのに、そこから
え?イケオジじゃね?みたいな感じになったお父さんと
昨日の体調の悪かった状態ですら綺麗な人だったのに、更に毛穴あります??くらい肌艶のいい、どちゃくそ美人っ!
なんておばさんかな?みたいな事を考えながら2人の顔を見ていたら
「おはようシャル
一晩で全ての気が戻ったみたい…
おかげさまで…凄く、本当に凄く身体が軽いわ♪」
とお母さんがパチっと目を覚まして、ニコッと微笑みながらそう言った。
いや、一晩であれほど衰弱してたのに…気(?)が全部戻るわけ…無いでしょ⁉︎
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