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6年後

まさかのぶりっ子…に?

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「バルド、君の膝の上にいるじゃないか」
 とクリスさんがクスッと笑いながらそういうと


 少し固まってから私の方を見て
「嬢ちゃん…ドラゴンと…契約したのかい?

 でも…近くにいないよな??」
 と聞いて来た


「横にいるよっ
 ね?ミレイ」
 そう横に座っているミレイに声をかけると

 ミレイも元気に
「うん!
 僕ミレイ!よろしくねっ」
 と笑顔でバルドさん…でいいのかな(?)にそう言った


「ん⁉︎えーーーっと、この嬢ちゃんが契約者でこの坊やが…ドラゴンなのか⁉︎

 人型になれるドラゴン族の方が契約を結ぶことももちろん珍しいが…それ以前にこんな小さくて…可愛い嬢ちゃんが…」
 とまで言ったと思ったら、またも頭をよしよしされた

 これは…この世界の今でならっ
 ぶりっ子になって甘えても…許されるのでは⁉︎

 なんて悪意に満ちまくった考えがよぎった瞬間
『僕もいるもん!』
 とスイが鞄から飛び出して膝の上に乗った


「もちろん分かってるよ!
 バルド…さん?
 この子私のもう1人のか家族のスイって言うのっ」
 そうバルドさんにスイを紹介すると


「そうか…ドラゴンだけじゃなかったのか
 この歳で舞台と契約できるなんて凄いなぁ、ほんとに。」
 そう言い、私の頭を相変わらずよしよししながら、上を向いて何やら呟き始めた



「シャルちゃん、ミレイちゃん
 2人ともこっちへいらっしゃい」
 と手招きをしながらエマさんが私たちを呼んだので

 2人で顔を合わせてチラッとバルドさんを見たら、いまだに上を向いて固まっていたので、そっと膝から降りて2人でエマさん達の方へ駆け寄った。


 すると、エマさんの膝の上に私とスイが
 クリスさんの膝の上にミレイが座らされて頭をなでなでされた


 そんなこんなでしばらく待っていると
「すまない、まず一つ聞きたいんだが
 シャルでいいんだよな?

 嬢ちゃんはテイマースキルのレベルはいくつなんだ??」
 とバルドさんに聞かれた





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