転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?

N

文字の大きさ
上 下
41 / 223
転生

ただいま!

しおりを挟む




 おそらくミレイが素の速さで飛んでいたらものの数分だ着いたであろう距離を15分ほどかけてゆ~っくり飛んでいき、やっとミレイの家へと着いた


 そして思ったことはただ一言。
 あまり大きくないな?


 いや、違うのよ
 ミレイの家がなんて失礼な意味でなく、周りの家も全部ドラゴンの家族が住むって考えると狭いと思うんだよね。

 そして、ドアが2種類あって、人が入る感じのドアとドラゴンが入る感じの大きなドア。

 この小さい方は誰用なんだろ…
 と思っていたら、何故かその小さい方のドアが空いて1人の女の人が出てきた



 えーっと誰⁉︎
 と思いきやさっきぶりの突撃ハグ…そして水色の髪。
 違う…よね?


 え?だって…ね?
 今もふもふのミレイに抱きついてるのは…完全に人だし、ね?違うよね??


 と思ったのも束の間
 落ち着いた様子のミレイが
『シャル、スイ
 さっきびっくりして紹介できなかったんだけど、僕のお母さんだよ

 お母さんは氷属性が得意なんだけど、真逆の火も使えて凄いんだ!


 そして、お母さんがね、さっきから謝りながら帰ってきてくれてありがう…って言ってくれてるんだっ』
 そう、だんだんと嬉しい涙を流しながら、言葉を詰まらせながらそう言った


 良かったね、ミレイ。

 ただごめん
 もちろんね、本当に良かったと思ってるし、ちょっぴり感動してる…んだけどさ、なんで人型なのって言う驚きが隠せないよ⁉︎


 でも、今はそんな事は言い出せず、スイをプニプニしながら静かに見守った


 少しすると何事もなかったかのようにスッと立ち上がって
「初めまして(ニコッ)
 あなたがシャルちゃんよね?」
 とミレイママさんがそう私に向かって言ってくれた


 もちろん話せないので、全力で頷くと

「あら可愛いわね
 遅くなったけど、ミレイと一緒に来てくれてありがとう

 シャルちゃんのおかげでミレイがここに帰ってくる機会が出来たって、本当にありがとね」
 とミレイママさんが泣きながら、私の手を握りそう言った





しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました

ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。 会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。 タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。

神に同情された転生者物語

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。 すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。 悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。

おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ

Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_ 【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】 後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。 目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。 そして若返った自分の身体。 美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。 これでワクワクしない方が嘘である。 そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。

異世界転生!俺はここで生きていく

おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。 同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。 今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。 だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。 意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった! 魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。 俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。 それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ! 小説家になろうでも投稿しています。 メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。 宜しくお願いします。

『転生したら「村」だった件 〜最強の移動要塞で世界を救います〜』

ソコニ
ファンタジー
29歳の過労死サラリーマン・御影要が目覚めたのは、なんと「村」として転生した姿だった。 誰もいない村の守護者となった要は、偶然迷い込んできた少年リオを最初の住民として迎え入れ、徐々に「村」としての力を開花させていく。【村レベル:1】【住民数:0】【スキル:基本生活機能】から始まった異世界生活。

異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~

樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。 無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。 そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。 そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。 色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。 ※この作品はカクヨム様でも掲載しています。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

処理中です...