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転生
これから
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「よし、お主ら一度ドラゴンの里に行かないか?
他にも理由は…まぁあるんだが、ミレイをな…一度連れて返ってやりたいのは少し前から考えて居たんだ
ミレイが飛び出してからな、里の皆んなは後悔して居たんだぞ?
まぁ我らドラゴンは自分より弱いものには基本強いところだけを見せる、力だけで無く心もだ
だから、皆中々言葉には出して居なかったが…後悔しているのは聞かずともわかったのだ
だからこそ今まではミレイをもし連れて返ったとしても、プライドが付き纏う我ら種族では、きっと和解できなかった
けど今は白い毛の意味がわかったんだ、それなら帰れば和解もできるし、今後生まれてくるかもしれない同族の為に一度帰ってくれんか?
…ハイエルフとなると寿命も長く、次にいつ帰れるか分からぬだろう?」
と赤ドラさんが真剣な瞳でそう言った
なんか…怪しい雰囲気もある気がするけど。。
『シャル…行っても…いい?
僕、お父さんとお母さんに会いたいっ
ほんとはね、寂しかったの
でもねそんなの言えなかった…でもシャルには甘えてもいいんだよね⁉︎
だってシャルは僕と契約してくれたし同じ立場が上の立場だから、弱さを見せてもいいんだよね?
ならお願い、僕…認められたいとか、謝って欲しいとか
そんなんじゃなくって、ただお父さんとお母さんに会ってもう一回また帰るって意味を込めてお別れしたい』
とうるうるしながらもすごく真剣で強い瞳をしながらミレイがそう言ってくれた
そんな事言われたら…てか言われなくても…もちろんいいとも!
てかむしろ仲直りしてきて欲しいもん
『いいに決まってるよっ
ただ一つだけ心配があるんだけど…』
そう、私とスイにとって1番大切な問題
『ほんと⁉︎
ありがとっ
心配…ってなぁに?』
そうミレイが喜びつつ、少しドキドキした様子でそう聞いてくれた。
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