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転生
契約
しおりを挟む単純な名前なら思いついたんだけど…もっと良いのあるか考えてたの!
って伝えたいのに言葉にできない、この辛さ(泣)
この子まだうるうる目だし!
『もしかして…名前で悩んでるの?
それなら…適当で大丈夫だよ
僕…今までずっと同じ種族の皆んなにも白いのって呼ばれてたから…名前を付けてもらえるだけで嬉しいんだ!
それにそれ以上の問題が残ってるしね!』
とこの子が言った
ん?それ以上の問題とは?
とコテンと首を傾げると
『ほら、良い匂いするし
直感で出来る!って信じてはいるんだけど…
スキル持ってる人って基本敵意が一切無い時は襲われにくいって聞くから
最初襲われてた…でしょ?』
と言われた。
うん、それ、無理なやつじゃない?
良い匂いはなんか嬉しいような気はするけど、多分それだけじゃ…
『とにかく!名前!浮かんだので良いから付けて!
(今まで無属性だからってずっとひとりぼっちだったんだ!
人に話しかけてみた事もあったけど、やっぱり真っ白だからって種族関係なく不吉みたいに逃げられちゃったし…
この子なら契約してくれそうだし、何より匂いもだけど少し前に急に何かに引き寄せられる感じがして気がついたらこの子の前にいたんだもん
絶対何かあるもん!!!)』
んーーー
ミレイ…でも良いのかなぁ
と考えた瞬間、ドラゴンさんの色が…変わった⁈
え????急にどうしたの?
そんな私のビックリした様子とは裏腹に
『やったー!
契約してくれてありがと♪
ミレイかぁ嬉しいなぁ』
とるんるんと飛び跳ねて喜んでいる…ミレイ。
可愛いなぁ
じゃなくって、その身体の色大丈夫⁉︎
白と真反対の真っ黒になってるけど…
てか名前声に出したっけ⁉︎
そんなあたふたしている様子をやっと見たミレイが
『ごめんごめん!
改めて名前ありがと♪
今まで自分のステータス見るの嫌でしかなったけど、初めて今幸せだよっ
それになんだか急に凄く身体が軽くな…あれ⁉︎
え?待って…なにこれっ』
その言葉と共にミレイが固まってしまった
応援ありがとうございます!
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