10 / 223
転生
怖いよ…
しおりを挟む飛んで来た勢いの反射で目を瞑っていたのだが、見るのが怖いのと、いきなり襲われる怖さで心の中が凄いことになりつつ、そろ~っと目を開けてみたら
こちらをじーっと見つめる小さなドラゴンのような動物がいた。
え⁉︎あの…よくファンタジーモノに出てくるドラゴン様だったらする⁉︎
小さいし、子供だったり?
なんでテンションが一瞬上がっていたけど、それは直ぐに下がった。
何故なら…そのドラゴンと思われる動物が一歩こちらへ近づいて来たから、、、
そりゃ出会ってみたいとは思ってたけど、早いよ
てかこの状態でって、もう未来が見えなくなる答えしか出てこないけど、大丈夫そ⁉︎
それにしても…なんか神秘的な感じで綺麗なんだよなぁ
真っ白な身体に真っ白な目の色
そんな時
『あの…大丈夫ですか?』
と言う声が聞こえて来た
いや、この感じ…あの時は今以上に気が動転しててそこまで考えてなかったけど、あの時の神様とおんなじ声の聞こえ方なんだけど、、
頭に直接聞こえてくるような少し変な感じ。
『あのー』
そのもう一度話しかけられたタイミングでまた一歩こちらに歩み寄って来て
声は出せないから誰か尋ねる事も、助けを求める事も出来ず
逃げたいけど怖さはもちろんの事まだ私は歩く事さえやっとなので逃げるなんて出来るわけもなく
ただひたすら下を向いてビクビクしていると
『あの…怖がらないで?
僕何もしないよ?怖くないよ?』
と言う声が聞こえて来た。
え…?
もしや…
そんな思いで怖いけど前を見てみると、そこにはなんだかションボリしたようにも見える、肩を落とした様子でこちらを見ているドラゴンさん(?)がいた。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
285
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる