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第一部
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バシレオスは私の隣りの部屋に移動してきて、いつでも私が呼べば来てくれるようになった。私が取材に行っている間は、バシレオスには紙に箔押しをしてもらって、小説を書く準備をしていてもらうことにした。
シャムス様を迎えてお茶を入れるのは、毎朝の習慣になって来た。
今日は蜜の国のニキアス様のところに取材に行くつもりだった。
計画はしていたのだが、私はこの取材が本当に意味のあるものなのか疑問に思い始めていた。
「私は側室の方々を疑っていましたが、身分の低い妾の自殺未遂事件が起きて以降、皇帝陛下が千里様以外の方と褥を共にしたという話は聞いていません」
「そうなのだ。皇帝陛下は、どこまでも千里様だけを愛し続けており、側室や妾の部屋に行ってもお茶を飲んで話をして、夜には自分の寝室に戻って眠っておられたのだ」
側室や他の妾のことも気にかけているという気持ちを伝えるために、夜に部屋を訪ねて行っても、皇帝陛下はどの側室とも、妾達とも褥は共にせず、お茶するだけで自分の寝室に帰って眠っていた。
褥を共にするのは相変わらず千里様一人だけで、千里様が皇帝陛下の寵愛を独り占めしていることには変わりない。
「イフラース様が言っていたことも気になります。神の教えで『平等に愛せる限り、夫は何人でも持っていい』と」
平等に夫を愛しているかと言えば、皇帝陛下にそれができているとはとても言えない。皇帝陛下が愛しているのは正室の千里様だけなのだ。
形だけ別の側室や妾達の部屋に行っても、それで周囲が納得するとは思えないのだ。
「皇帝陛下の後宮でのあり方に、不満を抱いているのは、後宮の側室や妾だけではないということか」
「その可能性もあると思うのです」
皇帝陛下の後宮に自分の身内を送り込んだり、自分が教育した男性を送り込んだ立場とすれば、皇帝陛下の寵愛の偏りぶりは面白くないに違いない。
「アズハル様の母君は、この国の宰相だ。皇帝陛下が宰相に力を持たせるようなことはしていないが、それでも、国の権力者であることには変わりない」
「宰相閣下がこの件に関わっていると?」
「いや、可能性としての一例だ。イフサーン殿とイフラース殿を後宮に入れたのも、この国で一番の富を持っているという貴族であるし、ニキアス様は蜜の国の王族、ジェレミア様は太陽の国の王の一人息子だ」
宰相に、この国で一番の富を持っている貴族、蜜の国の王族、太陽の国の王。誰が後宮のあり方に不満を抱いていてもおかしくはない。
「後宮とは、絶対に必要なものなのですか?」
私の問いかけは間抜けなものだっただろう。シャムス様は私を笑ったりしなかった。ただ、苦いものを飲み込む表情になった。
「後宮を解体してしまえればと、皇帝陛下がお思いになっているのは分かっている。だが、後宮に入ったものには一人一人理由がある。後宮は人質を入れておく場所でもあるのだ」
皇帝陛下のお子のためだけでなく、後宮は人質の居場所としても月の帝国に必要なのだとシャムス様は苦く笑う。
後宮が解体されれば、人質も解放することになって、国同士の均衡が保てなくなるのだ。
「私は、やることを間違っていたのではないかと思い始めています」
「伝達殿?」
「自殺未遂事件はきっかけに過ぎなかった。私がすべきは、自殺未遂事件の真相を暴くことでもあるのですが、その後に、後宮を解体できるようにすることなのではないでしょうか?」
大それたことを口にしてしまっているという自覚はあった。
しかし、全ての側室と妾が幸せになれる方法があるとすれば、これしかないのではないだろうか。
「皇帝陛下は神に背いている。確かにその通りなのだ。伝達殿、私もそのことに気付いていた」
畏れ多くて口に出せなかっただけで。
シャムス様の小さく呟いた言葉を私はしっかりと聞き取った。
「シャムス様、まずは自殺未遂事件の真相を暴きましょう。それができた暁には、後宮の解体を皇帝陛下に進言してみるのです」
「後宮にいる男が全員この国の貴族に下げ渡されれば、それも不可能ではないのではないだろうか」
シャムス様もやる気になってくれている。
私は明るい光が見えて来た気がしていた。
ニキアス様の部屋にはなかなか入れなかった。
ニキアス様が部屋の中でずっと抵抗しておられる様子だった。
「私は誰にも会わない! 月の帝国の言いなりにはならない! 皇帝陛下であろうとも、私の心には制約を課せない!」
このままでは時間が過ぎていくだけなので、私はシャムス様を廊下に待たせてニキアス様の部屋に入った。ニキアス様は従者に髪を隠すように布を渡されているが、それを絶対に身に着けない気でいたようだ。
女性のシャムス様は皇帝陛下の夫であるニキアス様の髪を見ることは許されていないが、男性の私ならば問題はない。
そう思って油断していた。
私が入って来た瞬間、ニキアス様は果物籠の横にあった果物ナイフを手に取って、私に襲い掛かって来たのだ。
果物ナイフで突き刺されそうになって、私は慌てて横に逃げる。素早い動きに髪を覆う布が乱れてしまった。
「ニキアス様、いけません!」
「嫌だああああ! 私に近寄るなぁぁ!」
果物ナイフを振り回して暴れるニキアス様に、シャムス様が異変に気付いて廊下から部屋の中に走り込んでくる。果物ナイフを無茶苦茶に振り回すニキアス様の手首を掴んで、シャムス様が果物ナイフを取り上げた。
「ニキアス様、失礼いたします」
「触るなぁぁ! 私に触るな!」
暴れるニキアス様の首の後ろにすこんっとシャムス様の手刀が入った。
ニキアス様はそのまま昏倒して倒れてしまった。
ニキアス様の部屋は蜜の国のような作りになっていて、テーブルと椅子がある。シャムス様はニキアス様を椅子に座らせて、布で髪を隠した。頬を叩かれて、ニキアス様が目を覚ます。
「皇帝陛下の乳姉妹ふぜいが……無礼な……」
けほけほと咳をしながらも、ニキアス様は少し落ち着いたようだった。従者がニキアス様にレモン水を持ってきている。
素焼きの壺に入ったレモン水は、壺の表面に無数の見えない穴が開いているので、常にそこから水が気化していて、中のレモン水は冷たく保たれているのだという。
私とシャムス様にもレモン水が出されたが、私もシャムス様も口を付けなかった。
「ニキアス様は、皇帝陛下がお渡りにならなくてもよいと思われているのですか?」
「蛮族の女に抱かれたくなどない!」
「ニキアス様! 皇帝陛下です!」
吐き捨てるニキアス様に、従者が慌てて言い直させようとしている。
「戦うことしかできない月の帝国と、我が故郷、蜜の国とは格が違うのだ」
「まだそんなことを仰って! ニキアス様は皇帝陛下の側室なのですよ」
「あんな蛮族の夫になりたくて生まれてきたのではない!」
ニキアス様は蜜の国から、辺境の異民族を月の帝国が倒す代わりに連れて来られた人質であり、誰よりもこの月の帝国に馴染んでいなかった。
「ニキアス様、デメトリオという名前をご存じですか?」
「知らぬ。そもそも、私はこの部屋から出ることはない。他の誰が何をしていようが、知ったことではない」
素っ気ない物言いに嘘はなさそうだが、ニキアス様が後宮を憎んでいるのは間違いなかった。
部屋に戻ってシャムス様を見送ってから、私はニキアス様の小説を考える。
小説を考えるのはこれまでの取材を頭の中で纏めるのにちょうどよかった。
隣りの部屋からバシレオスを呼んで、小説の構想を語る。
「ニキアス様のような気の強い方が抱かれる方が、皇帝陛下はお好きだと思うんだ」
「そうなのですね。気の強い方は、女性的なので抱く方だと思っていました」
「いや、皇帝陛下は身分の高いものが身分の低い者に抱かれたり、気の強いものが優しいものに抱かれたりするのがお好きなのだ」
これまでの傾向でそれは分かっていた。
今回はニキアス様を必死に庇っていた従者との間の恋にするのはどうだろう。
「祖国からニキアス様をずっとお守りしてきた従者に、ニキアス様が実は恋をしていて、それで皇帝陛下すら拒んでいるのだとしたら……」
「待ってください、紙とペンを用意します」
「よし、頼む」
机についたバシレオスに、私は今日の小説を書いてもらっていた。
シャムス様を迎えてお茶を入れるのは、毎朝の習慣になって来た。
今日は蜜の国のニキアス様のところに取材に行くつもりだった。
計画はしていたのだが、私はこの取材が本当に意味のあるものなのか疑問に思い始めていた。
「私は側室の方々を疑っていましたが、身分の低い妾の自殺未遂事件が起きて以降、皇帝陛下が千里様以外の方と褥を共にしたという話は聞いていません」
「そうなのだ。皇帝陛下は、どこまでも千里様だけを愛し続けており、側室や妾の部屋に行ってもお茶を飲んで話をして、夜には自分の寝室に戻って眠っておられたのだ」
側室や他の妾のことも気にかけているという気持ちを伝えるために、夜に部屋を訪ねて行っても、皇帝陛下はどの側室とも、妾達とも褥は共にせず、お茶するだけで自分の寝室に帰って眠っていた。
褥を共にするのは相変わらず千里様一人だけで、千里様が皇帝陛下の寵愛を独り占めしていることには変わりない。
「イフラース様が言っていたことも気になります。神の教えで『平等に愛せる限り、夫は何人でも持っていい』と」
平等に夫を愛しているかと言えば、皇帝陛下にそれができているとはとても言えない。皇帝陛下が愛しているのは正室の千里様だけなのだ。
形だけ別の側室や妾達の部屋に行っても、それで周囲が納得するとは思えないのだ。
「皇帝陛下の後宮でのあり方に、不満を抱いているのは、後宮の側室や妾だけではないということか」
「その可能性もあると思うのです」
皇帝陛下の後宮に自分の身内を送り込んだり、自分が教育した男性を送り込んだ立場とすれば、皇帝陛下の寵愛の偏りぶりは面白くないに違いない。
「アズハル様の母君は、この国の宰相だ。皇帝陛下が宰相に力を持たせるようなことはしていないが、それでも、国の権力者であることには変わりない」
「宰相閣下がこの件に関わっていると?」
「いや、可能性としての一例だ。イフサーン殿とイフラース殿を後宮に入れたのも、この国で一番の富を持っているという貴族であるし、ニキアス様は蜜の国の王族、ジェレミア様は太陽の国の王の一人息子だ」
宰相に、この国で一番の富を持っている貴族、蜜の国の王族、太陽の国の王。誰が後宮のあり方に不満を抱いていてもおかしくはない。
「後宮とは、絶対に必要なものなのですか?」
私の問いかけは間抜けなものだっただろう。シャムス様は私を笑ったりしなかった。ただ、苦いものを飲み込む表情になった。
「後宮を解体してしまえればと、皇帝陛下がお思いになっているのは分かっている。だが、後宮に入ったものには一人一人理由がある。後宮は人質を入れておく場所でもあるのだ」
皇帝陛下のお子のためだけでなく、後宮は人質の居場所としても月の帝国に必要なのだとシャムス様は苦く笑う。
後宮が解体されれば、人質も解放することになって、国同士の均衡が保てなくなるのだ。
「私は、やることを間違っていたのではないかと思い始めています」
「伝達殿?」
「自殺未遂事件はきっかけに過ぎなかった。私がすべきは、自殺未遂事件の真相を暴くことでもあるのですが、その後に、後宮を解体できるようにすることなのではないでしょうか?」
大それたことを口にしてしまっているという自覚はあった。
しかし、全ての側室と妾が幸せになれる方法があるとすれば、これしかないのではないだろうか。
「皇帝陛下は神に背いている。確かにその通りなのだ。伝達殿、私もそのことに気付いていた」
畏れ多くて口に出せなかっただけで。
シャムス様の小さく呟いた言葉を私はしっかりと聞き取った。
「シャムス様、まずは自殺未遂事件の真相を暴きましょう。それができた暁には、後宮の解体を皇帝陛下に進言してみるのです」
「後宮にいる男が全員この国の貴族に下げ渡されれば、それも不可能ではないのではないだろうか」
シャムス様もやる気になってくれている。
私は明るい光が見えて来た気がしていた。
ニキアス様の部屋にはなかなか入れなかった。
ニキアス様が部屋の中でずっと抵抗しておられる様子だった。
「私は誰にも会わない! 月の帝国の言いなりにはならない! 皇帝陛下であろうとも、私の心には制約を課せない!」
このままでは時間が過ぎていくだけなので、私はシャムス様を廊下に待たせてニキアス様の部屋に入った。ニキアス様は従者に髪を隠すように布を渡されているが、それを絶対に身に着けない気でいたようだ。
女性のシャムス様は皇帝陛下の夫であるニキアス様の髪を見ることは許されていないが、男性の私ならば問題はない。
そう思って油断していた。
私が入って来た瞬間、ニキアス様は果物籠の横にあった果物ナイフを手に取って、私に襲い掛かって来たのだ。
果物ナイフで突き刺されそうになって、私は慌てて横に逃げる。素早い動きに髪を覆う布が乱れてしまった。
「ニキアス様、いけません!」
「嫌だああああ! 私に近寄るなぁぁ!」
果物ナイフを振り回して暴れるニキアス様に、シャムス様が異変に気付いて廊下から部屋の中に走り込んでくる。果物ナイフを無茶苦茶に振り回すニキアス様の手首を掴んで、シャムス様が果物ナイフを取り上げた。
「ニキアス様、失礼いたします」
「触るなぁぁ! 私に触るな!」
暴れるニキアス様の首の後ろにすこんっとシャムス様の手刀が入った。
ニキアス様はそのまま昏倒して倒れてしまった。
ニキアス様の部屋は蜜の国のような作りになっていて、テーブルと椅子がある。シャムス様はニキアス様を椅子に座らせて、布で髪を隠した。頬を叩かれて、ニキアス様が目を覚ます。
「皇帝陛下の乳姉妹ふぜいが……無礼な……」
けほけほと咳をしながらも、ニキアス様は少し落ち着いたようだった。従者がニキアス様にレモン水を持ってきている。
素焼きの壺に入ったレモン水は、壺の表面に無数の見えない穴が開いているので、常にそこから水が気化していて、中のレモン水は冷たく保たれているのだという。
私とシャムス様にもレモン水が出されたが、私もシャムス様も口を付けなかった。
「ニキアス様は、皇帝陛下がお渡りにならなくてもよいと思われているのですか?」
「蛮族の女に抱かれたくなどない!」
「ニキアス様! 皇帝陛下です!」
吐き捨てるニキアス様に、従者が慌てて言い直させようとしている。
「戦うことしかできない月の帝国と、我が故郷、蜜の国とは格が違うのだ」
「まだそんなことを仰って! ニキアス様は皇帝陛下の側室なのですよ」
「あんな蛮族の夫になりたくて生まれてきたのではない!」
ニキアス様は蜜の国から、辺境の異民族を月の帝国が倒す代わりに連れて来られた人質であり、誰よりもこの月の帝国に馴染んでいなかった。
「ニキアス様、デメトリオという名前をご存じですか?」
「知らぬ。そもそも、私はこの部屋から出ることはない。他の誰が何をしていようが、知ったことではない」
素っ気ない物言いに嘘はなさそうだが、ニキアス様が後宮を憎んでいるのは間違いなかった。
部屋に戻ってシャムス様を見送ってから、私はニキアス様の小説を考える。
小説を考えるのはこれまでの取材を頭の中で纏めるのにちょうどよかった。
隣りの部屋からバシレオスを呼んで、小説の構想を語る。
「ニキアス様のような気の強い方が抱かれる方が、皇帝陛下はお好きだと思うんだ」
「そうなのですね。気の強い方は、女性的なので抱く方だと思っていました」
「いや、皇帝陛下は身分の高いものが身分の低い者に抱かれたり、気の強いものが優しいものに抱かれたりするのがお好きなのだ」
これまでの傾向でそれは分かっていた。
今回はニキアス様を必死に庇っていた従者との間の恋にするのはどうだろう。
「祖国からニキアス様をずっとお守りしてきた従者に、ニキアス様が実は恋をしていて、それで皇帝陛下すら拒んでいるのだとしたら……」
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