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転生したらまた魔女の男子だった件
149.セイラン様の選択
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セイラン様の部屋は言ってしまえば殺風景だ。
僕とセイラン様が寝るためのベッドがあるだけで、後は床に絨毯が敷いてあって、座布団とクッションが少しあるけれど、家具らしいものはない。
白虎族であるセイラン様は頻繁に着替える必要もないし、金銭の類は懐に入れておけばいいし、それ以外に必要なものがないのだ。
逆に僕の部屋には勉強するための机や椅子、僕は寝ないけれど僕のためのベッド、箪笥にクローゼットと揃っている。
リラの部屋も勉強するための机や椅子、箪笥やクローゼットが揃っているが、ベッドはレイリ様の部屋に運び込まれているので存在しない。
一人部屋で寝る選択をする時期に、僕もリラもそれができなくて、セイラン様とレイリ様とどうにかして眠ることを選んだのだ。
絨毯の上に座布団を敷いて座ると、セイラン様も座布団を敷いて座っている。僕は正座で、セイラン様は胡坐をかいていた。
「以前にラーイと話したことがあったと思う」
「はい、何でしょう」
「私が抱かれるか、ラーイが抱かれるかということだ」
その話については結論が出ていなかった。僕はセイラン様を抱きたいというのを譲れなかったし、セイラン様も僕に抱かれることは考えられないご様子だったのだ。
お父さんにそのことを相談したら、そのときになって、セイラン様を受け入れたいと思ったら抱かれて、セイラン様に受け入れられたいと思ったら抱けばいいということを言われて、焦って答えを出さなくていいと助言してもらった。
助言の通りにそれ以後はその話題を口にしないようには気を付けていたのだが、セイラン様の口からその話題が出て来るとは思わなかった。
「今回のことで私はよく考えたのだ。私がラーイを抱いてしまったら、衝動を抑えきれずにラーイを嚙み殺してしまうのではないだろうかと」
「セイラン様はそんなことは致しません!」
「ラーイはそう言ってくれるが、私は怖いのだ。実際に、ラーイと口付けを交わしただけなのに、私は自分が抑えきれなくて、ラーイの肩に噛み付いてしまった」
セイラン様にとって、僕の肩に噛み付いたという事実はとても重いもののようだった。傷跡も綺麗に消えて、今後も消す方法は分かったのだから、僕は気にしていなかった。
何より、セイラン様は強い衝動が来ても、僕の皮膚を食い破るような乱暴な噛み方はしなかった。痕は残ったが、これは甘噛みの範囲内だ。
「セイラン様は僕を傷付けていません。セイラン様が本気になれば、僕の肩の骨など噛み砕いているし、腕も取れていたでしょう。セイラン様はそれを抑えてくれたのです」
「口付け程度だったから抑えられたのだ。関係がこれ以上に進めば、私はどうなってしまうか分からない。ラーイを傷付けたくないのだ」
水色の目に深い憂いが宿る。そんな顔をさせたくなくて、僕はセイラン様の膝の上に乗り上げて頬を撫でて額を合わせた。間近にセイラン様の顔が見える。
銀色と黒の艶やかな髪の下の鋭い目が、今は光を失っている。
「セイラン様、僕は平気です。僕は魔女で、すぐには死んだりしません」
「ラーイ……私を怖がらないでくれるのか?」
「セイラン様を怖いと思ったりしません」
間近にある目を覗き込んで伝えれば、セイラン様が頬を赤くした。
「私が抱かれる方ならば、まだマシなのではないかと……」
「え!?」
「私は抱かれる方がラーイを傷付けずに済むのではないかと思ったのだ」
僕がセイラン様を抱くか、セイラン様が僕を抱くかの問題に決着がつこうとしている。
思わず身を乗り出して、僕はセイラン様と額を思い切りぶつけてしまった。額を押さえてころりんとセイラン様の膝から転がり落ちる僕を、セイラン様が抱き寄せてくれる。
「いいのですか!?」
「ラーイが私を抱くのに抵抗がなければの話だ。それに、まだ三年も先の話だが」
「僕はセイラン様を抱きたいです。ずっとそう思っていました」
厄介だと思っていたキュートアグレッションという衝動が、こんないい方向に転がるなんて僕は思いもしなかった。
セイラン様は僕に抱かれてもいいと思ってくださっている。僕はセイラン様を抱きたいのだから、それは当然嬉しいことだ。
「セイラン様、大好きです」
「私もラーイが好きだ。無意識にマーキングしてしまうほどに」
抱き締め合うとセイラン様の心臓も早く脈打っているのが分かる。セイラン様も僕にドキドキしてくれているのだ。
「セイラン様、お風呂に入りたいんですが」
「私が舐めたままであったな」
膝の上に抱きかかえられている僕がセイラン様に言うと、セイラン様が僕を抱き上げて風呂場に連れて行ってくれる。湯船にお湯を溜めると、セイラン様も着物を脱いで、僕と一緒に湯船に入ってくれた。
一緒に入りたいという僕の希望は叶えられているのだ。
セイラン様の足の間に座って、もう傷跡の消えた肩から鎖骨を指で辿る。ぽたりと雫が落ちたので後ろを振り向くと、セイラン様が僕を覗き込んでいた。
セイラン様の前髪からぽとぽとと雫が落ちている。
「セイラン様、お乳が飲みたいです」
「最近は飲んでいなかったのに、久しぶりだな」
「セイラン様のお胸を見たら飲みたくなりました」
甘えてセイラン様の胸に擦り寄ると、セイラン様が足を開いてその間に僕を入れてくれる。湯船の中でセイラン様と向き合って、僕はセイラン様の乳首に吸い付いた。
マンドラゴラを食べているし、毎日魔女の森にも行っているので、最近はあまりセイラン様のお乳を飲んでいなかったが、久しぶりに飲むと甘くて幸福の味がする。
久しぶりなので出の悪い胸を揉んで、乳首を甘噛みしていると、セイラン様が小さく声を出す。
「んあっ! ラーイ、悪戯はやめてくれ」
「お乳が出ないのです、セイラン様」
「そろそろ乳離れしろということではないのか?」
言われて僕は意地になってセイラン様の胸を弄って、お乳を出そうとするけれど、滲み出るくらいにしかお乳は出ない。
「ふっ……ぐぁっ! ラーイ、やめて……」
「痛かったですか?」
「そうではないが……」
気が付けば湯船の中でセイラン様の中心が反応している。僕の腕程もありそうなそこは、硬く勃ち上がっていた。
「胸、感じるのですか?」
「ラーイ、これ以上は……あぁっ!」
くりくりと指で乳首を捏ねていると、セイラン様が切ない声をあげる。そのままセイラン様が達するのを見たかったが、セイラン様は僕を押し退けてお手洗いに行ってしまった。
湯船の中に取り残された僕は、セイラン様の色っぽい姿に自分も反応してしまって、どうすればいいのか分からなくて半泣きになっていた。
精通が来てから僕は中心が反応したときには、それがおさまるのを待つか、セイラン様に処理してもらうかしかしていない。
おさまるのを待つには僕の中心は硬く勃ち上がって期待していた。
湯船の中でぐすぐすと洟を啜っていると、セイラン様が戻って来て僕の脇の下に手を入れて抱き上げて、膝の上に抱き締めてくれる。
「悪戯をするし、自分では処理できないし、ラーイは本当にイケない子だな」
「セイランさまぁ」
「そろそろ自分でできるようになった方がいいのではないか?」
「セイラン様じゃないと、無理ですぅ」
泣き付く僕の中心を握って、セイラン様が扱き上げる。大きな手に握られて、僕は呆気なく達していた。
風呂から出ると、居間で虎の姿になったセイラン様に寄りかかってくったりとしている僕を、リラが目を皿のようにして見て来る。
「お兄ちゃん、セイラン様とお風呂に入るようになったの?」
「そうだよ。セイラン様にお願いしたんだ」
「羨ましいー! 私もレイリ様と入りたいー!」
視線を向けられてレイリ様が笑顔で、「それは無理です」と答えている。
「ずるいずるいずるいー!」
リラに言われながらも、僕は火照った体をセイラン様の起こす風の術で冷やしていた。
僕とセイラン様が寝るためのベッドがあるだけで、後は床に絨毯が敷いてあって、座布団とクッションが少しあるけれど、家具らしいものはない。
白虎族であるセイラン様は頻繁に着替える必要もないし、金銭の類は懐に入れておけばいいし、それ以外に必要なものがないのだ。
逆に僕の部屋には勉強するための机や椅子、僕は寝ないけれど僕のためのベッド、箪笥にクローゼットと揃っている。
リラの部屋も勉強するための机や椅子、箪笥やクローゼットが揃っているが、ベッドはレイリ様の部屋に運び込まれているので存在しない。
一人部屋で寝る選択をする時期に、僕もリラもそれができなくて、セイラン様とレイリ様とどうにかして眠ることを選んだのだ。
絨毯の上に座布団を敷いて座ると、セイラン様も座布団を敷いて座っている。僕は正座で、セイラン様は胡坐をかいていた。
「以前にラーイと話したことがあったと思う」
「はい、何でしょう」
「私が抱かれるか、ラーイが抱かれるかということだ」
その話については結論が出ていなかった。僕はセイラン様を抱きたいというのを譲れなかったし、セイラン様も僕に抱かれることは考えられないご様子だったのだ。
お父さんにそのことを相談したら、そのときになって、セイラン様を受け入れたいと思ったら抱かれて、セイラン様に受け入れられたいと思ったら抱けばいいということを言われて、焦って答えを出さなくていいと助言してもらった。
助言の通りにそれ以後はその話題を口にしないようには気を付けていたのだが、セイラン様の口からその話題が出て来るとは思わなかった。
「今回のことで私はよく考えたのだ。私がラーイを抱いてしまったら、衝動を抑えきれずにラーイを嚙み殺してしまうのではないだろうかと」
「セイラン様はそんなことは致しません!」
「ラーイはそう言ってくれるが、私は怖いのだ。実際に、ラーイと口付けを交わしただけなのに、私は自分が抑えきれなくて、ラーイの肩に噛み付いてしまった」
セイラン様にとって、僕の肩に噛み付いたという事実はとても重いもののようだった。傷跡も綺麗に消えて、今後も消す方法は分かったのだから、僕は気にしていなかった。
何より、セイラン様は強い衝動が来ても、僕の皮膚を食い破るような乱暴な噛み方はしなかった。痕は残ったが、これは甘噛みの範囲内だ。
「セイラン様は僕を傷付けていません。セイラン様が本気になれば、僕の肩の骨など噛み砕いているし、腕も取れていたでしょう。セイラン様はそれを抑えてくれたのです」
「口付け程度だったから抑えられたのだ。関係がこれ以上に進めば、私はどうなってしまうか分からない。ラーイを傷付けたくないのだ」
水色の目に深い憂いが宿る。そんな顔をさせたくなくて、僕はセイラン様の膝の上に乗り上げて頬を撫でて額を合わせた。間近にセイラン様の顔が見える。
銀色と黒の艶やかな髪の下の鋭い目が、今は光を失っている。
「セイラン様、僕は平気です。僕は魔女で、すぐには死んだりしません」
「ラーイ……私を怖がらないでくれるのか?」
「セイラン様を怖いと思ったりしません」
間近にある目を覗き込んで伝えれば、セイラン様が頬を赤くした。
「私が抱かれる方ならば、まだマシなのではないかと……」
「え!?」
「私は抱かれる方がラーイを傷付けずに済むのではないかと思ったのだ」
僕がセイラン様を抱くか、セイラン様が僕を抱くかの問題に決着がつこうとしている。
思わず身を乗り出して、僕はセイラン様と額を思い切りぶつけてしまった。額を押さえてころりんとセイラン様の膝から転がり落ちる僕を、セイラン様が抱き寄せてくれる。
「いいのですか!?」
「ラーイが私を抱くのに抵抗がなければの話だ。それに、まだ三年も先の話だが」
「僕はセイラン様を抱きたいです。ずっとそう思っていました」
厄介だと思っていたキュートアグレッションという衝動が、こんないい方向に転がるなんて僕は思いもしなかった。
セイラン様は僕に抱かれてもいいと思ってくださっている。僕はセイラン様を抱きたいのだから、それは当然嬉しいことだ。
「セイラン様、大好きです」
「私もラーイが好きだ。無意識にマーキングしてしまうほどに」
抱き締め合うとセイラン様の心臓も早く脈打っているのが分かる。セイラン様も僕にドキドキしてくれているのだ。
「セイラン様、お風呂に入りたいんですが」
「私が舐めたままであったな」
膝の上に抱きかかえられている僕がセイラン様に言うと、セイラン様が僕を抱き上げて風呂場に連れて行ってくれる。湯船にお湯を溜めると、セイラン様も着物を脱いで、僕と一緒に湯船に入ってくれた。
一緒に入りたいという僕の希望は叶えられているのだ。
セイラン様の足の間に座って、もう傷跡の消えた肩から鎖骨を指で辿る。ぽたりと雫が落ちたので後ろを振り向くと、セイラン様が僕を覗き込んでいた。
セイラン様の前髪からぽとぽとと雫が落ちている。
「セイラン様、お乳が飲みたいです」
「最近は飲んでいなかったのに、久しぶりだな」
「セイラン様のお胸を見たら飲みたくなりました」
甘えてセイラン様の胸に擦り寄ると、セイラン様が足を開いてその間に僕を入れてくれる。湯船の中でセイラン様と向き合って、僕はセイラン様の乳首に吸い付いた。
マンドラゴラを食べているし、毎日魔女の森にも行っているので、最近はあまりセイラン様のお乳を飲んでいなかったが、久しぶりに飲むと甘くて幸福の味がする。
久しぶりなので出の悪い胸を揉んで、乳首を甘噛みしていると、セイラン様が小さく声を出す。
「んあっ! ラーイ、悪戯はやめてくれ」
「お乳が出ないのです、セイラン様」
「そろそろ乳離れしろということではないのか?」
言われて僕は意地になってセイラン様の胸を弄って、お乳を出そうとするけれど、滲み出るくらいにしかお乳は出ない。
「ふっ……ぐぁっ! ラーイ、やめて……」
「痛かったですか?」
「そうではないが……」
気が付けば湯船の中でセイラン様の中心が反応している。僕の腕程もありそうなそこは、硬く勃ち上がっていた。
「胸、感じるのですか?」
「ラーイ、これ以上は……あぁっ!」
くりくりと指で乳首を捏ねていると、セイラン様が切ない声をあげる。そのままセイラン様が達するのを見たかったが、セイラン様は僕を押し退けてお手洗いに行ってしまった。
湯船の中に取り残された僕は、セイラン様の色っぽい姿に自分も反応してしまって、どうすればいいのか分からなくて半泣きになっていた。
精通が来てから僕は中心が反応したときには、それがおさまるのを待つか、セイラン様に処理してもらうかしかしていない。
おさまるのを待つには僕の中心は硬く勃ち上がって期待していた。
湯船の中でぐすぐすと洟を啜っていると、セイラン様が戻って来て僕の脇の下に手を入れて抱き上げて、膝の上に抱き締めてくれる。
「悪戯をするし、自分では処理できないし、ラーイは本当にイケない子だな」
「セイランさまぁ」
「そろそろ自分でできるようになった方がいいのではないか?」
「セイラン様じゃないと、無理ですぅ」
泣き付く僕の中心を握って、セイラン様が扱き上げる。大きな手に握られて、僕は呆気なく達していた。
風呂から出ると、居間で虎の姿になったセイラン様に寄りかかってくったりとしている僕を、リラが目を皿のようにして見て来る。
「お兄ちゃん、セイラン様とお風呂に入るようになったの?」
「そうだよ。セイラン様にお願いしたんだ」
「羨ましいー! 私もレイリ様と入りたいー!」
視線を向けられてレイリ様が笑顔で、「それは無理です」と答えている。
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