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転生したらまた魔女の男子だった件
146.セイラン様の苦悩
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セイラン様は僕を見ると可愛さの余り噛み付きたくなったり、食べてしまいたくなったりするらしい。
その話を母にすると、母はきっぱりと告げた。
「それはキュートアグレッションね」
「キュートアグレッション?」
僕が聞き返すと母は説明してくれる。
「可愛いと思った対象に対して、強く抱き締めたり、噛み付いたり、摘まんだり、攻撃的な衝動を感じることを言うのよ。土地神様はそれだけラーイが可愛いのね」
普通は赤ん坊や動物の子どもにそういう衝動がわいてくるらしいのだが、セイラン様はもうすぐ十五歳の僕に対してそういう衝動がわいてくるという。それはセイラン様にとって僕が特別だということではないのだろうか。
「白虎族に本気で噛まれたら骨が砕ける程度じゃ済まないけど、流石にセイラン様もそこまではしないか」
「セイラン様は僕を傷付けたりしないよ」
「噛まれたら、冷静に対処するのよ?」
「分かった」
母に返事をして僕は縫物を少ししてから社に帰った。リラはスリーズちゃんとレオくんと庭で遊んでいたが、僕が呼ぶとすぐに来てくれて一緒に社に帰った。
「レイリ様にはないのかな? リラを噛みたい衝動とか」
「ないって昨日の夜言ってたじゃない」
「セイラン様だけなんだ」
セイラン様とレイリ様は双子だが性格も違うし、容貌も兄弟と思えるくらいには似ているけれど、一卵性双生児ほどは似ていない。セイラン様のさらさらの髪質と、レイリ様のちょっと癖のある髪質の違いや、セイラン様は銀と黒の模様なのに対して、レイリ様は白と濃い灰色の模様なのが違うし、完璧にそっくりではないのだ。
リラと母とアマンダ姉さんとアンナマリ姉さんとアナ姉さんはそっくりで大きくなったらリラも見分けがつかなくなるだろうが、そういう似方とも全く違う。
単純に兄弟として血の繋がりを感じる程度の似方しかしていない。
セイラン様にあって、レイリ様にないものが存在してもおかしくはなかった。
「セイラン様、キュートアグレッションというそうです」
「何のことだ、ラーイ?」
「僕を噛みたいという衝動の名前です」
帰ってからセイラン様と二人きりになって話してみるとセイラン様の顔がかぁっと赤くなった。
「ラーイ、誰かにそれを話したのか?」
「いけませんでしたか?」
「私とラーイとの間のことは、その……二人きりの秘密なのだと思っておった」
どうしよう。
僕は色々不安になってこれまでも何度もお父さんにセイラン様とのことを話している。母にも相談しているし、相談してはいけないという考えがなかった。
「すみません、両親に話すのは構わないかと思って、父や母に相談していました」
「エイゼンやアマリエに相談しておったのか!?」
セイラン様が片手で顔を押さえて天井を仰ぎ見る。僕はそんなに行けないことをしてしまったのかと慄いていた。
「土地神様の威厳を損なうようなことでしたか?」
「それもあるし、純粋に恥ずかしい……。私とラーイのことが、私の部下のような存在のエイゼンやアマリエに筒抜けというのは、余りにも恥ずかしい」
押さえている指の間から見える顔は真っ赤に染まっている。穏やかで落ち着いたセイラン様がこれだけ取り乱すのを見るのは初めてで、僕も戸惑っていた。
「これからは言いません。でも、言わなかったら、僕は誰に相談すればいいんでしょう?」
同級生と恋バナをするようにセイラン様とのことは話せない。セイラン様はこの土地の土地神様で、尊敬を集める存在なのだ。
それに同級生の恋と僕の恋は若干違う気がする。僕は七歳のときからセイラン様と婚約をして、神族である白虎族の村で受け入れられている状況なのだ。
七歳から婚約をしていて、今年で八年目なんていうのは、同級生にいるわけがない。
「相談が必要なことがあるくらい、私はラーイを不安にさせているか?」
「そういうわけじゃないですけど、知りたいことはあります。僕はまだ成人とは言えなくて、両親に判断を委ねたいときもあるのです」
僕が答えると、セイラン様は難しい顔で顎を撫でている。
「ラーイの両親はエイゼンとアマリエであるからなぁ。季節の渡る神と、魔女族の長。それが私の性事情を知っているとなると、私も顔が合わせづらくなる」
気まずいということがセイラン様にもあるだなんて、僕は全く考えていなかった。これだけ自信に溢れて堂々としているセイラン様が、母やお父さんと会うのが気まずくなるような状況を僕は想定していなかった。
「父と母には言いません。セイラン様がお嫌なら、僕はセイラン様にだけ相談します」
「そうしてくれるか?」
「セイラン様との時間が持てるのは嬉しいです。僕の悩みはセイラン様には小さなことかもしれないけれど、聞いてくださいますか?」
「もちろん、いつでも聞こう。何でも話してくれ、ラーイ」
抱き締められて僕はセイラン様の胸に顔を埋める。ふかふかの胸を揉んでいると、セイラン様がごろごろと喉を鳴らしているのが分かった。白虎族なのでセイラン様も猫のように喉を鳴らすのだ。
抱き締めるセイラン様の腕に力が入ったような気がする。
肩口に埋められたセイラン様の息が荒く、僕の匂いを嗅がれている。
「セイラン様?」
「ラーイ……食べてしまいたい……」
「セイラン様!?」
「あ、すまない! 痛かったか!?」
恍惚とした声が漏れたのでどきりとして強くセイラン様の名前を呼べば、我に返ったのかセイラン様が腕の中から逃してくれる。
そのままだったらセイラン様に噛まれていたかもしれないと思うとぞくりとするが、それが嫌ではないのが不思議だった。
セイラン様にならば噛まれても構わない。
「普通は可愛い赤ん坊や動物の子どもに沸き起こる衝動なのですが、セイラン様は僕に沸き起こるから、それだけ僕が可愛いってことですね」
「何のことだ?」
「キュートアグレッションです」
「あぁ、長いので覚えられぬな。きゅー……難しい」
誤魔化されてしまったような気がする。
セイラン様はその後も何度も「キュートアグレッション」と言おうとして上手く言えずに終わってしまった。
初夏が来て、お父さんがこの土地にやってきた。
僕とリラのお誕生日も同じころにやってくる。
僕とリラにとっては、お父さんが来るのが一番のお誕生日プレゼントだった。
「お父さん、お帰りなさい!」
「お父さん、待ってたわ!」
「とと、わたし、しょうがくせいになった!」
燕の姿で社に降り立ったお父さんに殺到していく僕とリラとスリーズちゃんに、お父さんは人間の姿に変わって三人纏めて抱き留めた。
さすがに僕とリラは大きくなっていたので倒れそうになりながらもなんとか受け止められて、そこにスリーズちゃんも挟まって、僕たちは団子のようになって再会を喜んだ。
社の厨房ではマオさんと母が僕とリラのお誕生日の準備をしている。
レオくんとナンシーちゃんもお祝いに来てくれていた。
「ラーイもリラもスリーズも少し待ってくれるかな? まずは土地神様にご挨拶をしなければいけないからね」
「はい、お父さん」
「行ってらっしゃい、お父さん」
「とと、まってるね」
社の中に入って行ったお父さんは膝をついて深く頭を下げて、セイラン様とレイリ様に挨拶をする。
「夏の渡る神、エイゼン、今年も参りました」
「エイゼンが来ねば秋の実りはないからな」
「リヒ殿の修行も順調です。来年には代替わりできるでしょう」
「ありがとうございます」
お父さんが来年には渡る神を代替わりしてずっとこの土地にいるようになる。
その知らせは僕にとってとても嬉しいものだった。
「かか! とと、らいねんにはだいがわりするって!」
「本当? スリーズ、ずっとエイゼンがいるわよ。嬉しいわね」
「わたし、うれしい! かかも、うれしい?」
「とても嬉しいわ」
スリーズちゃんを抱き上げた母が幸せそうにくるくると回って踊っているのを見ながら、僕は来年には母の結婚式のドレスを作りたいと思っていた。
僕とリラは十五歳。
成人まで残り三年になった。
その話を母にすると、母はきっぱりと告げた。
「それはキュートアグレッションね」
「キュートアグレッション?」
僕が聞き返すと母は説明してくれる。
「可愛いと思った対象に対して、強く抱き締めたり、噛み付いたり、摘まんだり、攻撃的な衝動を感じることを言うのよ。土地神様はそれだけラーイが可愛いのね」
普通は赤ん坊や動物の子どもにそういう衝動がわいてくるらしいのだが、セイラン様はもうすぐ十五歳の僕に対してそういう衝動がわいてくるという。それはセイラン様にとって僕が特別だということではないのだろうか。
「白虎族に本気で噛まれたら骨が砕ける程度じゃ済まないけど、流石にセイラン様もそこまではしないか」
「セイラン様は僕を傷付けたりしないよ」
「噛まれたら、冷静に対処するのよ?」
「分かった」
母に返事をして僕は縫物を少ししてから社に帰った。リラはスリーズちゃんとレオくんと庭で遊んでいたが、僕が呼ぶとすぐに来てくれて一緒に社に帰った。
「レイリ様にはないのかな? リラを噛みたい衝動とか」
「ないって昨日の夜言ってたじゃない」
「セイラン様だけなんだ」
セイラン様とレイリ様は双子だが性格も違うし、容貌も兄弟と思えるくらいには似ているけれど、一卵性双生児ほどは似ていない。セイラン様のさらさらの髪質と、レイリ様のちょっと癖のある髪質の違いや、セイラン様は銀と黒の模様なのに対して、レイリ様は白と濃い灰色の模様なのが違うし、完璧にそっくりではないのだ。
リラと母とアマンダ姉さんとアンナマリ姉さんとアナ姉さんはそっくりで大きくなったらリラも見分けがつかなくなるだろうが、そういう似方とも全く違う。
単純に兄弟として血の繋がりを感じる程度の似方しかしていない。
セイラン様にあって、レイリ様にないものが存在してもおかしくはなかった。
「セイラン様、キュートアグレッションというそうです」
「何のことだ、ラーイ?」
「僕を噛みたいという衝動の名前です」
帰ってからセイラン様と二人きりになって話してみるとセイラン様の顔がかぁっと赤くなった。
「ラーイ、誰かにそれを話したのか?」
「いけませんでしたか?」
「私とラーイとの間のことは、その……二人きりの秘密なのだと思っておった」
どうしよう。
僕は色々不安になってこれまでも何度もお父さんにセイラン様とのことを話している。母にも相談しているし、相談してはいけないという考えがなかった。
「すみません、両親に話すのは構わないかと思って、父や母に相談していました」
「エイゼンやアマリエに相談しておったのか!?」
セイラン様が片手で顔を押さえて天井を仰ぎ見る。僕はそんなに行けないことをしてしまったのかと慄いていた。
「土地神様の威厳を損なうようなことでしたか?」
「それもあるし、純粋に恥ずかしい……。私とラーイのことが、私の部下のような存在のエイゼンやアマリエに筒抜けというのは、余りにも恥ずかしい」
押さえている指の間から見える顔は真っ赤に染まっている。穏やかで落ち着いたセイラン様がこれだけ取り乱すのを見るのは初めてで、僕も戸惑っていた。
「これからは言いません。でも、言わなかったら、僕は誰に相談すればいいんでしょう?」
同級生と恋バナをするようにセイラン様とのことは話せない。セイラン様はこの土地の土地神様で、尊敬を集める存在なのだ。
それに同級生の恋と僕の恋は若干違う気がする。僕は七歳のときからセイラン様と婚約をして、神族である白虎族の村で受け入れられている状況なのだ。
七歳から婚約をしていて、今年で八年目なんていうのは、同級生にいるわけがない。
「相談が必要なことがあるくらい、私はラーイを不安にさせているか?」
「そういうわけじゃないですけど、知りたいことはあります。僕はまだ成人とは言えなくて、両親に判断を委ねたいときもあるのです」
僕が答えると、セイラン様は難しい顔で顎を撫でている。
「ラーイの両親はエイゼンとアマリエであるからなぁ。季節の渡る神と、魔女族の長。それが私の性事情を知っているとなると、私も顔が合わせづらくなる」
気まずいということがセイラン様にもあるだなんて、僕は全く考えていなかった。これだけ自信に溢れて堂々としているセイラン様が、母やお父さんと会うのが気まずくなるような状況を僕は想定していなかった。
「父と母には言いません。セイラン様がお嫌なら、僕はセイラン様にだけ相談します」
「そうしてくれるか?」
「セイラン様との時間が持てるのは嬉しいです。僕の悩みはセイラン様には小さなことかもしれないけれど、聞いてくださいますか?」
「もちろん、いつでも聞こう。何でも話してくれ、ラーイ」
抱き締められて僕はセイラン様の胸に顔を埋める。ふかふかの胸を揉んでいると、セイラン様がごろごろと喉を鳴らしているのが分かった。白虎族なのでセイラン様も猫のように喉を鳴らすのだ。
抱き締めるセイラン様の腕に力が入ったような気がする。
肩口に埋められたセイラン様の息が荒く、僕の匂いを嗅がれている。
「セイラン様?」
「ラーイ……食べてしまいたい……」
「セイラン様!?」
「あ、すまない! 痛かったか!?」
恍惚とした声が漏れたのでどきりとして強くセイラン様の名前を呼べば、我に返ったのかセイラン様が腕の中から逃してくれる。
そのままだったらセイラン様に噛まれていたかもしれないと思うとぞくりとするが、それが嫌ではないのが不思議だった。
セイラン様にならば噛まれても構わない。
「普通は可愛い赤ん坊や動物の子どもに沸き起こる衝動なのですが、セイラン様は僕に沸き起こるから、それだけ僕が可愛いってことですね」
「何のことだ?」
「キュートアグレッションです」
「あぁ、長いので覚えられぬな。きゅー……難しい」
誤魔化されてしまったような気がする。
セイラン様はその後も何度も「キュートアグレッション」と言おうとして上手く言えずに終わってしまった。
初夏が来て、お父さんがこの土地にやってきた。
僕とリラのお誕生日も同じころにやってくる。
僕とリラにとっては、お父さんが来るのが一番のお誕生日プレゼントだった。
「お父さん、お帰りなさい!」
「お父さん、待ってたわ!」
「とと、わたし、しょうがくせいになった!」
燕の姿で社に降り立ったお父さんに殺到していく僕とリラとスリーズちゃんに、お父さんは人間の姿に変わって三人纏めて抱き留めた。
さすがに僕とリラは大きくなっていたので倒れそうになりながらもなんとか受け止められて、そこにスリーズちゃんも挟まって、僕たちは団子のようになって再会を喜んだ。
社の厨房ではマオさんと母が僕とリラのお誕生日の準備をしている。
レオくんとナンシーちゃんもお祝いに来てくれていた。
「ラーイもリラもスリーズも少し待ってくれるかな? まずは土地神様にご挨拶をしなければいけないからね」
「はい、お父さん」
「行ってらっしゃい、お父さん」
「とと、まってるね」
社の中に入って行ったお父さんは膝をついて深く頭を下げて、セイラン様とレイリ様に挨拶をする。
「夏の渡る神、エイゼン、今年も参りました」
「エイゼンが来ねば秋の実りはないからな」
「リヒ殿の修行も順調です。来年には代替わりできるでしょう」
「ありがとうございます」
お父さんが来年には渡る神を代替わりしてずっとこの土地にいるようになる。
その知らせは僕にとってとても嬉しいものだった。
「かか! とと、らいねんにはだいがわりするって!」
「本当? スリーズ、ずっとエイゼンがいるわよ。嬉しいわね」
「わたし、うれしい! かかも、うれしい?」
「とても嬉しいわ」
スリーズちゃんを抱き上げた母が幸せそうにくるくると回って踊っているのを見ながら、僕は来年には母の結婚式のドレスを作りたいと思っていた。
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