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転生したらまた魔女の男子だった件
134.前世の母にみんなで会いに行く
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春休みになる前に、僕は母にお願いをしに行った。
僕一人ならともかく、小さなスリーズちゃんも連れて行くのだ。母に許可を取らないわけにはいかない。
僕とリラが行くと母はウッドデッキで縫物をしながら、スリーズちゃんとレオくんが遊んでいるのを見ていた。
最近はレオくんは応援用のポンポンを作ってもらっていた。母お手製のポンポンを振って、笛を吹いてスリーズちゃんを応援するレオくんの額に汗が光っている。
魔女の森も春になってかなり暖かくなっていた。
「お母さん、スリーズちゃんと一緒に前世の母のところに行きたいんだけど」
僕が申し出ると母は手を伸ばして僕の髪をくしゃりと撫でた。
「ラーイの行く場所に制限なんて付けられないわ。スリーズにとってもそのひとは前世のお母さんなのでしょう? 行ってらっしゃい」
一度は僕とリラの命を懸けて決闘をした相手である。母にとっては複雑な思いがないわけではないだろう。それでも母は快く僕とスリーズちゃんを送り出してくれる。
「お兄ちゃんとスリーズちゃんが会いに行くぜんざいのひと、私もまた会いたいわ」
「リラも前回会ってるはずだよ」
「お兄ちゃんとスリーズちゃんだけが会いに行くのに、私がいないのはちょっと嫌だわ」
リラは今世の僕の妹だが、僕はずっとリラが前世の妹でもあったと勘違いしていた。そのことも併せて、前世の母に話をした方がいいのかもしれない。
「リラも行く?」
「行きたいわ。お兄ちゃんの前世のお母さんなら、私にとっても、えぇっと、よく分からないけど、関係あるかもしれないし」
多分、関係はない。僕とスリーズちゃんだけが会っているのにリラが違和感を覚えるのならば前世の母と会わせた方がいいのだろう。
「私だけ仲間外れにされてるような気分になっちゃうし」
小さく呟いたリラの感想が本音だったのだろう。
僕はリラも前世の母のところに連れて行くことにした。
サンドバッグと案山子と戦って遊んでいるスリーズちゃんを呼ぶと、汗をかいている。母がスリーズちゃんの顔を拭いて、僕たちに冷たいフルーツティーを出してくれた。
よく冷えたフルーツティーは喉を通るときに心地よい。
フルーツティーを飲んでウッドデッキで寛ぎながら、僕はスリーズちゃんに言う。
「前世のお母さんに会いに行こう」
「かか! すー、あう!」
「スリーズちゃんの成長を喜んでくれると思うんだ」
「すー、おぼえてる。かか、やたちかった」
自分が食べる分を我慢して食べ物を僕たちにくれていた前世の母は痩せていた思い出がある。普通の食べ物だけでは僕も妹も足りなくて、魔力を欲しがって常に飢餓状態だったけれど、それでもお腹だけはいつも満たしてくれていた。
魔女の追手とも勇敢に戦って、前世の母は僕と妹を守ってくれた。
僕もスリーズちゃんも新しく母の元に生まれ変わったけれど、前世の母から受けた愛情は忘れていなかった。
夕暮れになると風が冷たく吹き始める。
風の中にセイラン様の気配を感じて、僕は手を伸ばして呟いた。
「セイラン様?」
僕の呟きに呼応するようにセイラン様が姿を現す。
「土地を見回っておったのだが、ラーイのことが心配で見に来てしまった」
「来て下さって嬉しいです」
僕の伸ばした手はセイラン様の着物の袖を掴んでいた。
袖を掴む手を取って、セイラン様が僕を抱き上げる。
「土地神の気配を読み取るとは、流石ラーイだな」
「なんとなく、セイラン様がいる気がしたのです」
「私とラーイは繋がりが深いから分かるのであろうな。リラは分からなかったであろう?」
「全然気付かなかったわ」
「リラもレイリならば気付いたであろうな」
僕とセイラン様には特別な絆があって、リラとレイリ様にも同じく特別な絆がある。それは生まれてからずっとお乳を飲ませてもらってきた結果なのではないだろうか。
マンドラゴラを食べ始めても、僕はお乳を飲むことをやめていなかった。セイラン様のお乳を飲まないでいるなんてできるわけがない。
スリーズちゃんは乳離れが進んでいるようだが、僕は乳離れなんてしたくなかった。
もしセイラン様のお腹に赤ちゃんができたら、そのときにはセイラン様のお乳を譲る。それまではセイラン様のお乳は僕のものだ。
「土地神様もフルーツティーでもいかが?」
「もらおうか」
ピッチャーを持った母に言われて、セイラン様はグラスを受け取っていた。
春休みになってから、僕とスリーズちゃんとリラとセイラン様とレイリ様で前世の母の孤児院に行った。
土地神様が二人揃っているので、孤児院は大騒ぎになっていた。
「土地神様がいらっしゃってる!」
「魔女様を呼べ!」
子どもたちは人間の姿のセイラン様とレイリ様を見上げてぽかんと口を開けているし、セイラン様とレイリ様の抱っこから降ろされた僕とリラとスリーズちゃんは子どもたちに囲まれてしまった。
「前に来たときは土地神様に乗ってたよね?」
「もう土地神様に乗らなくなったの?」
子どもたちの素朴な疑問に僕とリラが答える。
「僕たちは大きくなりすぎたから乗れないんだ」
「もう大人になったってことね」
お洒落な三つ編みにして服も可愛いチュニックとズボンを合わせたリラを子どもたちが羨望の眼差しで見ている。
「すー、おとな」
「スリーズちゃんは違うかな」
「すー、おとなよ! じゅっさいよ!」
肉体が次のお誕生日で四歳になるが、スリーズちゃんは精神が十歳なのでその乖離に苦しんでいるのかもしれない。
僕が何か言おうとしたら、スリーズちゃんの前に前世の母が現れた。
スリーズちゃんは飛び付いて抱き付いている。
「かか! かか!」
「ライラ! ……いけないわ、この名前で呼んでは駄目ね」
「いーよ。すー、ライラ」
「いいえ、あなたはスリーズちゃんとして人生を生きなければいけないわ」
前世の母に言われてスリーズちゃんの眉毛が八の字になって、口がへの字になる。
「まえのかかも、いまのかかも、すーのかか。すー、おぼえてる」
「覚えていてくれて嬉しいわ。でも、その記憶は本来はいらないものなのよ」
「いらなくない。かか、すー、だいすきよ?」
抱き付かれて必死に言うスリーズちゃんに、前世の母の目から涙がこぼれた。
僕も近寄って前世の母の肩に手を添えた。
「母さんが今、生きて幸せに暮らしてくれていることが僕は嬉しいんだ。僕と妹がいた時期は大変だったよね」
「大変だったけど、かけがえのない時間だったわ……。絶対にあなたたちを失いたくなかった」
「失ってしまったけれど、また出会えた。これは母さんと僕とスリーズちゃんの絆が強いからだと思うんだ」
ハンカチを差し出して母の涙を拭いて、僕はリラの方を見た。
リラは会話に入れなくてじっと後ろで待っている。
「僕の妹のリラも来ているんだ。前に挨拶したよね。 僕がずっとリラを前世の妹だと勘違いしていたことも知ってるよね」
「私は違うと思っていたのだけれどね」
「思い込みが激しいのかな。僕はすっかりそう思っちゃって」
苦笑する僕に前世の母もほんのりと笑みを浮かべた。
「あなたは賢いけれど、思い込むと一直線なところがあったわ。変わってないのね」
「お兄ちゃんの前世のお母さんは、お兄ちゃんやスリーズちゃんと暮らしたいと思わないの?」
リラの問いかけに前世の母がゆるゆると首を振る。
「これで十分。今の距離で満足しているわ」
「お泊り会をすればいいんじゃない? 私も参加してもいいわ」
提案するリラに前世の母は頑として首を縦に振らなかった。
「望み過ぎるとよくないというのは分かっているの。これで十分だと思わないと、次々と望んでしまう。私は前の魔女の長を殺して、魔女の長に成り代わっていた女よ。強欲なのよ」
そんな強欲なところを僕たちに見せたくない。
前世の母の気持ちに僕もスリーズちゃんも従うしかなかった。
「年に一度、いいえ、数年に一度でもいいわ。会いに来て。待っている」
母に送り出されて、僕は孤児院から帰った。
僕一人ならともかく、小さなスリーズちゃんも連れて行くのだ。母に許可を取らないわけにはいかない。
僕とリラが行くと母はウッドデッキで縫物をしながら、スリーズちゃんとレオくんが遊んでいるのを見ていた。
最近はレオくんは応援用のポンポンを作ってもらっていた。母お手製のポンポンを振って、笛を吹いてスリーズちゃんを応援するレオくんの額に汗が光っている。
魔女の森も春になってかなり暖かくなっていた。
「お母さん、スリーズちゃんと一緒に前世の母のところに行きたいんだけど」
僕が申し出ると母は手を伸ばして僕の髪をくしゃりと撫でた。
「ラーイの行く場所に制限なんて付けられないわ。スリーズにとってもそのひとは前世のお母さんなのでしょう? 行ってらっしゃい」
一度は僕とリラの命を懸けて決闘をした相手である。母にとっては複雑な思いがないわけではないだろう。それでも母は快く僕とスリーズちゃんを送り出してくれる。
「お兄ちゃんとスリーズちゃんが会いに行くぜんざいのひと、私もまた会いたいわ」
「リラも前回会ってるはずだよ」
「お兄ちゃんとスリーズちゃんだけが会いに行くのに、私がいないのはちょっと嫌だわ」
リラは今世の僕の妹だが、僕はずっとリラが前世の妹でもあったと勘違いしていた。そのことも併せて、前世の母に話をした方がいいのかもしれない。
「リラも行く?」
「行きたいわ。お兄ちゃんの前世のお母さんなら、私にとっても、えぇっと、よく分からないけど、関係あるかもしれないし」
多分、関係はない。僕とスリーズちゃんだけが会っているのにリラが違和感を覚えるのならば前世の母と会わせた方がいいのだろう。
「私だけ仲間外れにされてるような気分になっちゃうし」
小さく呟いたリラの感想が本音だったのだろう。
僕はリラも前世の母のところに連れて行くことにした。
サンドバッグと案山子と戦って遊んでいるスリーズちゃんを呼ぶと、汗をかいている。母がスリーズちゃんの顔を拭いて、僕たちに冷たいフルーツティーを出してくれた。
よく冷えたフルーツティーは喉を通るときに心地よい。
フルーツティーを飲んでウッドデッキで寛ぎながら、僕はスリーズちゃんに言う。
「前世のお母さんに会いに行こう」
「かか! すー、あう!」
「スリーズちゃんの成長を喜んでくれると思うんだ」
「すー、おぼえてる。かか、やたちかった」
自分が食べる分を我慢して食べ物を僕たちにくれていた前世の母は痩せていた思い出がある。普通の食べ物だけでは僕も妹も足りなくて、魔力を欲しがって常に飢餓状態だったけれど、それでもお腹だけはいつも満たしてくれていた。
魔女の追手とも勇敢に戦って、前世の母は僕と妹を守ってくれた。
僕もスリーズちゃんも新しく母の元に生まれ変わったけれど、前世の母から受けた愛情は忘れていなかった。
夕暮れになると風が冷たく吹き始める。
風の中にセイラン様の気配を感じて、僕は手を伸ばして呟いた。
「セイラン様?」
僕の呟きに呼応するようにセイラン様が姿を現す。
「土地を見回っておったのだが、ラーイのことが心配で見に来てしまった」
「来て下さって嬉しいです」
僕の伸ばした手はセイラン様の着物の袖を掴んでいた。
袖を掴む手を取って、セイラン様が僕を抱き上げる。
「土地神の気配を読み取るとは、流石ラーイだな」
「なんとなく、セイラン様がいる気がしたのです」
「私とラーイは繋がりが深いから分かるのであろうな。リラは分からなかったであろう?」
「全然気付かなかったわ」
「リラもレイリならば気付いたであろうな」
僕とセイラン様には特別な絆があって、リラとレイリ様にも同じく特別な絆がある。それは生まれてからずっとお乳を飲ませてもらってきた結果なのではないだろうか。
マンドラゴラを食べ始めても、僕はお乳を飲むことをやめていなかった。セイラン様のお乳を飲まないでいるなんてできるわけがない。
スリーズちゃんは乳離れが進んでいるようだが、僕は乳離れなんてしたくなかった。
もしセイラン様のお腹に赤ちゃんができたら、そのときにはセイラン様のお乳を譲る。それまではセイラン様のお乳は僕のものだ。
「土地神様もフルーツティーでもいかが?」
「もらおうか」
ピッチャーを持った母に言われて、セイラン様はグラスを受け取っていた。
春休みになってから、僕とスリーズちゃんとリラとセイラン様とレイリ様で前世の母の孤児院に行った。
土地神様が二人揃っているので、孤児院は大騒ぎになっていた。
「土地神様がいらっしゃってる!」
「魔女様を呼べ!」
子どもたちは人間の姿のセイラン様とレイリ様を見上げてぽかんと口を開けているし、セイラン様とレイリ様の抱っこから降ろされた僕とリラとスリーズちゃんは子どもたちに囲まれてしまった。
「前に来たときは土地神様に乗ってたよね?」
「もう土地神様に乗らなくなったの?」
子どもたちの素朴な疑問に僕とリラが答える。
「僕たちは大きくなりすぎたから乗れないんだ」
「もう大人になったってことね」
お洒落な三つ編みにして服も可愛いチュニックとズボンを合わせたリラを子どもたちが羨望の眼差しで見ている。
「すー、おとな」
「スリーズちゃんは違うかな」
「すー、おとなよ! じゅっさいよ!」
肉体が次のお誕生日で四歳になるが、スリーズちゃんは精神が十歳なのでその乖離に苦しんでいるのかもしれない。
僕が何か言おうとしたら、スリーズちゃんの前に前世の母が現れた。
スリーズちゃんは飛び付いて抱き付いている。
「かか! かか!」
「ライラ! ……いけないわ、この名前で呼んでは駄目ね」
「いーよ。すー、ライラ」
「いいえ、あなたはスリーズちゃんとして人生を生きなければいけないわ」
前世の母に言われてスリーズちゃんの眉毛が八の字になって、口がへの字になる。
「まえのかかも、いまのかかも、すーのかか。すー、おぼえてる」
「覚えていてくれて嬉しいわ。でも、その記憶は本来はいらないものなのよ」
「いらなくない。かか、すー、だいすきよ?」
抱き付かれて必死に言うスリーズちゃんに、前世の母の目から涙がこぼれた。
僕も近寄って前世の母の肩に手を添えた。
「母さんが今、生きて幸せに暮らしてくれていることが僕は嬉しいんだ。僕と妹がいた時期は大変だったよね」
「大変だったけど、かけがえのない時間だったわ……。絶対にあなたたちを失いたくなかった」
「失ってしまったけれど、また出会えた。これは母さんと僕とスリーズちゃんの絆が強いからだと思うんだ」
ハンカチを差し出して母の涙を拭いて、僕はリラの方を見た。
リラは会話に入れなくてじっと後ろで待っている。
「僕の妹のリラも来ているんだ。前に挨拶したよね。 僕がずっとリラを前世の妹だと勘違いしていたことも知ってるよね」
「私は違うと思っていたのだけれどね」
「思い込みが激しいのかな。僕はすっかりそう思っちゃって」
苦笑する僕に前世の母もほんのりと笑みを浮かべた。
「あなたは賢いけれど、思い込むと一直線なところがあったわ。変わってないのね」
「お兄ちゃんの前世のお母さんは、お兄ちゃんやスリーズちゃんと暮らしたいと思わないの?」
リラの問いかけに前世の母がゆるゆると首を振る。
「これで十分。今の距離で満足しているわ」
「お泊り会をすればいいんじゃない? 私も参加してもいいわ」
提案するリラに前世の母は頑として首を縦に振らなかった。
「望み過ぎるとよくないというのは分かっているの。これで十分だと思わないと、次々と望んでしまう。私は前の魔女の長を殺して、魔女の長に成り代わっていた女よ。強欲なのよ」
そんな強欲なところを僕たちに見せたくない。
前世の母の気持ちに僕もスリーズちゃんも従うしかなかった。
「年に一度、いいえ、数年に一度でもいいわ。会いに来て。待っている」
母に送り出されて、僕は孤児院から帰った。
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