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転生したらまた魔女の男子だった件
128.セイラン様のお乳
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セイラン様は温泉に行くのが好きだ。
僕も温泉に行くのが好きなので、セイラン様に誘われると嬉しくてすぐに返事をする。
「ラーイ、次の休みは温泉に行こうか?」
「はい、行きましょう」
リラとレイリ様はそういうときには別の場所に行くことになっている。リラはレイリ様と同じ温泉に入れないので、温泉がそれほど好きではないのだ。
「レイリ様、私もどこか一緒に行きたいわ」
「リヒが水脈を整えた場所があるんですよ。見回りについて来ますか?」
「見回りに?」
「その周辺では山菜と川魚が採れると聞いています」
「行くわ!」
山菜と川魚に惹かれたリラはすぐに返事をしていた。
最近はセイラン様とレイリ様はリヒ様に一部の水脈や地脈を任せて、整えさせてから、後で見回りに行って出来を見ているようなのだ。
リヒ様の修行も順調に進んでいると言えるだろう。
「セイラン様、リヒ様は後何年くらいで一人前になりますか?」
「そうだな……五年はかからないであろうな」
「そんなにかかるんですか?」
「神族の寿命にしてみれば短い方だぞ?」
五年と言えば、僕はもう十八歳になってしまう。
リラも十八歳。スリーズちゃんは八歳になっているだろう。
「アマリエはエイゼンが渡る神でなくなったら結婚式を挙げると言うておるようではないか。それならば、ラーイと私の結婚式と、アマリエとエイゼンの結婚式が一緒に挙げられるぞ?」
「え! それは嬉しいかも」
頬っぺたを押さえて僕はその場でくるくると回ってしまう。何より嬉しかったのは、セイラン様が当然のように僕と結婚することを考えてくださっていることだった。
秋も深まって風も冷たくなってきている。
こういうときに温泉の熱いお湯に入るととても気持ちいいのだ。
温泉に行く日、僕はセイラン様に縫い上がったばかりの着物を差し出した。セイラン様はそれを受け取って、その着物に着替えてくれた。
青い地に白い雪模様の染め付けられた着物は、セイラン様の銀と黒の髪、水色の目によく似合っている。
「セイラン様、格好いいです」
「将来の嫁からもらったと自慢するか」
「僕はお嫁さんですか?」
「違ったか? 婿かな?」
「どっちでもいいです」
嫁でも婿でも、セイラン様に僕の立場が認められていることが嬉しい。
にこにこしながらセイラン様の背中に跨ろうとすると、人間の姿のままセイラン様は僕を抱き上げた。
「そろそろ、背中に乗るには大きくなりすぎてしまったからな」
「僕はお背中には乗れませんか?」
「これからは抱き上げて連れて行こう」
セイラン様の周囲を風が舞い上がる。風に取り巻かれてセイラン様の体が地面から浮く。
白虎のときと変わらず空を駆けていくセイラン様の腕の中で、僕はしっかりとその胸に掴まっていた。
毎年のように来ている温泉旅館では、セイラン様を見ると歓迎してくれる。
浴場に行くと、服を脱いで、洗い場で体と髪を洗って、温泉に浸かる。長くなっている僕の髪も、セイラン様の長い髪も、高く括って湯船につかないようにしていた。
「いい湯ですね」
「極楽だな」
「はい、極楽です」
ちょっと熱いけれど気持ちいいお湯にゆったりと浸かった後には海の見える部屋で食事をする。
蟹鍋が出てきて、僕は一生懸命蟹の身を解していた。
「セイラン様も食べてください」
「ラーイが解したのだから、ラーイが食べるといい」
「僕だけではこんなに食べられません」
解した蟹の身が小山のように皿の上に盛り上がっている。
それを見てセイラン様も箸を取った。
絞った柚子に醤油を混ぜたものに、蟹の身をちょっとだけつけて食べるととても美味しい。
セイラン様は熱燗を飲んでいた。
「熱燗って、どれくらいの熱さなのですか?」
「器を持ってみるか?」
器を持たせてもらったら、結構熱くて、僕はびっくりしてしまった。
熱いお酒を飲みながら蟹の身を食べるセイラン様が色っぽい気がしてくる。胸元もちょっと着崩れている。
「セイラン様、袷を正してください。そんな姿、他のひとに見られたくないです」
「温泉に長く浸かりすぎたのか、熱くてな。ラーイはヤキモチ妬きだな」
「そうです。僕はヤキモチ妬きなんです」
だからヤキモチを妬かせないでください。
僕の言葉に笑いながらセイラン様は着物の袷を正した。
ちらりと見えていた白い胸に、僕は妙に喉が渇いたような感覚になっていた。
温泉から蟹をお土産に帰ると、マオさんが蟹を受け取って喜んでくれる。
「今日は蟹雑炊にしましょうか」
「それは美味しそう」
「私も少しもらって飲むかな」
温泉でも飲んでいたのにセイラン様はまだ飲むおつもりのようだ。
セイラン様にとって酒は水のようなものなのだろうが、それでも飲み過ぎている気がする。
「セイラン様、酔わないのですか?」
「私は酔ったことはないな。神族にとって酒は食事と変わらぬからな」
酔わないのならばいいけれど、食事を摂らない代わりに酒を飲む神族について僕は疑問に思っていることがあった。
「僕もセイラン様と結婚したら、神族の一員になるのですか?」
「神族と変わらなくなるな」
「それじゃ、美味しいご飯は食べられず、お酒だけになるのですか?」
今食べているマオさんのご飯も母のご飯もとても美味しい。それが食べられなくなる未来など、僕は考えたくなかった。
「十八で結婚しても、ラーイは二十歳までは酒は飲めぬし、酒を飲んでいるからと言って食事をしてはいけないわけではない。私とレイリは面倒くさいから食事を抜いて酒だけにしているだけで、食事は楽しみとして食べて構わないのだぞ」
セイラン様に説明してもらって僕はほっとしていた。
もうすぐ冬になる。
冬には冬休みがあって、セイラン様とレイリ様と過ごす時間も長くなる。
マンドラゴラの収穫もそろそろのはずだった。
獲れたマンドラゴラが運ばれて来れば、僕とリラは便宜上はお乳を飲まなくてもよくなる。対外的にそうするだけで、実際には飲んでもいいことを僕もリラも知っていた。
「山菜がいっぱい取れたわ。川魚も捕まえてきたわよ」
「リヒの水脈の補修は問題ないものでした。セイラン兄上、リヒは立派にやり遂げていますよ」
見回りから帰って来たリラとレイリ様は籠いっぱいの山菜とたくさんの川魚を持って帰って来ていた。
「山菜はあく抜きをして食べられるようにしましょう。川魚は飴煮にしましょうかね」
「飴煮はよいな」
「酒の肴にぴったりですね」
マオさんに渡された山菜と川魚の調理方法も決まったようだ。
今日の晩ご飯は蟹雑炊だし、楽しみだ。
晩ご飯までの間、僕はセイラン様と部屋に行っていた。
部屋でセイラン様の着物に手をかけて、袷を思い切り開くと、白い胸が見える。
乳首に吸い付くと、セイラン様が目を伏せる。
「あっ……」
「痛かったですか?」
「いや、平気だ……んんぅっ」
セイラン様の口から漏れる甘い吐息に僕は興奮してしまう。
セイラン様はお乳を飲まれることで感じるようになってしまったのだろうか。白い頬が赤いような気がして、僕はもう片方の乳首を指で捏ねながら、乳首を吸い続ける。
甘いお乳の味が口の中に広がって、捏ねている乳首からもたらたらとお乳が漏れてきて、セイラン様が美味しそうに見えて仕方がない。
垂れたお乳を舌で舐め取っていると、セイラン様の手が緩く僕の頭を押す。
「拭くから、舐めなくていい」
「もったいないのです。セイラン様のお乳が」
わき腹から胸までを舐め上げると、セイラン様がぶるりと震える。丁寧に一滴も無駄にしないように僕はセイラン様の体を舐めた。
お乳を飲み終わった後にはセイラン様はお風呂で軽く体を流していた。
僕は股間に熱が若干あるような気がしたけれど、それよりも満たされた喜びで胸がいっぱいだった。
セイラン様のお乳で僕は心の底から満たされていた。
もうすぐマンドラゴラが収穫されて社に納められる。
でも、僕はマンドラゴラよりもセイラン様のお乳の方がずっと好きなのには変わりはなかった。
僕も温泉に行くのが好きなので、セイラン様に誘われると嬉しくてすぐに返事をする。
「ラーイ、次の休みは温泉に行こうか?」
「はい、行きましょう」
リラとレイリ様はそういうときには別の場所に行くことになっている。リラはレイリ様と同じ温泉に入れないので、温泉がそれほど好きではないのだ。
「レイリ様、私もどこか一緒に行きたいわ」
「リヒが水脈を整えた場所があるんですよ。見回りについて来ますか?」
「見回りに?」
「その周辺では山菜と川魚が採れると聞いています」
「行くわ!」
山菜と川魚に惹かれたリラはすぐに返事をしていた。
最近はセイラン様とレイリ様はリヒ様に一部の水脈や地脈を任せて、整えさせてから、後で見回りに行って出来を見ているようなのだ。
リヒ様の修行も順調に進んでいると言えるだろう。
「セイラン様、リヒ様は後何年くらいで一人前になりますか?」
「そうだな……五年はかからないであろうな」
「そんなにかかるんですか?」
「神族の寿命にしてみれば短い方だぞ?」
五年と言えば、僕はもう十八歳になってしまう。
リラも十八歳。スリーズちゃんは八歳になっているだろう。
「アマリエはエイゼンが渡る神でなくなったら結婚式を挙げると言うておるようではないか。それならば、ラーイと私の結婚式と、アマリエとエイゼンの結婚式が一緒に挙げられるぞ?」
「え! それは嬉しいかも」
頬っぺたを押さえて僕はその場でくるくると回ってしまう。何より嬉しかったのは、セイラン様が当然のように僕と結婚することを考えてくださっていることだった。
秋も深まって風も冷たくなってきている。
こういうときに温泉の熱いお湯に入るととても気持ちいいのだ。
温泉に行く日、僕はセイラン様に縫い上がったばかりの着物を差し出した。セイラン様はそれを受け取って、その着物に着替えてくれた。
青い地に白い雪模様の染め付けられた着物は、セイラン様の銀と黒の髪、水色の目によく似合っている。
「セイラン様、格好いいです」
「将来の嫁からもらったと自慢するか」
「僕はお嫁さんですか?」
「違ったか? 婿かな?」
「どっちでもいいです」
嫁でも婿でも、セイラン様に僕の立場が認められていることが嬉しい。
にこにこしながらセイラン様の背中に跨ろうとすると、人間の姿のままセイラン様は僕を抱き上げた。
「そろそろ、背中に乗るには大きくなりすぎてしまったからな」
「僕はお背中には乗れませんか?」
「これからは抱き上げて連れて行こう」
セイラン様の周囲を風が舞い上がる。風に取り巻かれてセイラン様の体が地面から浮く。
白虎のときと変わらず空を駆けていくセイラン様の腕の中で、僕はしっかりとその胸に掴まっていた。
毎年のように来ている温泉旅館では、セイラン様を見ると歓迎してくれる。
浴場に行くと、服を脱いで、洗い場で体と髪を洗って、温泉に浸かる。長くなっている僕の髪も、セイラン様の長い髪も、高く括って湯船につかないようにしていた。
「いい湯ですね」
「極楽だな」
「はい、極楽です」
ちょっと熱いけれど気持ちいいお湯にゆったりと浸かった後には海の見える部屋で食事をする。
蟹鍋が出てきて、僕は一生懸命蟹の身を解していた。
「セイラン様も食べてください」
「ラーイが解したのだから、ラーイが食べるといい」
「僕だけではこんなに食べられません」
解した蟹の身が小山のように皿の上に盛り上がっている。
それを見てセイラン様も箸を取った。
絞った柚子に醤油を混ぜたものに、蟹の身をちょっとだけつけて食べるととても美味しい。
セイラン様は熱燗を飲んでいた。
「熱燗って、どれくらいの熱さなのですか?」
「器を持ってみるか?」
器を持たせてもらったら、結構熱くて、僕はびっくりしてしまった。
熱いお酒を飲みながら蟹の身を食べるセイラン様が色っぽい気がしてくる。胸元もちょっと着崩れている。
「セイラン様、袷を正してください。そんな姿、他のひとに見られたくないです」
「温泉に長く浸かりすぎたのか、熱くてな。ラーイはヤキモチ妬きだな」
「そうです。僕はヤキモチ妬きなんです」
だからヤキモチを妬かせないでください。
僕の言葉に笑いながらセイラン様は着物の袷を正した。
ちらりと見えていた白い胸に、僕は妙に喉が渇いたような感覚になっていた。
温泉から蟹をお土産に帰ると、マオさんが蟹を受け取って喜んでくれる。
「今日は蟹雑炊にしましょうか」
「それは美味しそう」
「私も少しもらって飲むかな」
温泉でも飲んでいたのにセイラン様はまだ飲むおつもりのようだ。
セイラン様にとって酒は水のようなものなのだろうが、それでも飲み過ぎている気がする。
「セイラン様、酔わないのですか?」
「私は酔ったことはないな。神族にとって酒は食事と変わらぬからな」
酔わないのならばいいけれど、食事を摂らない代わりに酒を飲む神族について僕は疑問に思っていることがあった。
「僕もセイラン様と結婚したら、神族の一員になるのですか?」
「神族と変わらなくなるな」
「それじゃ、美味しいご飯は食べられず、お酒だけになるのですか?」
今食べているマオさんのご飯も母のご飯もとても美味しい。それが食べられなくなる未来など、僕は考えたくなかった。
「十八で結婚しても、ラーイは二十歳までは酒は飲めぬし、酒を飲んでいるからと言って食事をしてはいけないわけではない。私とレイリは面倒くさいから食事を抜いて酒だけにしているだけで、食事は楽しみとして食べて構わないのだぞ」
セイラン様に説明してもらって僕はほっとしていた。
もうすぐ冬になる。
冬には冬休みがあって、セイラン様とレイリ様と過ごす時間も長くなる。
マンドラゴラの収穫もそろそろのはずだった。
獲れたマンドラゴラが運ばれて来れば、僕とリラは便宜上はお乳を飲まなくてもよくなる。対外的にそうするだけで、実際には飲んでもいいことを僕もリラも知っていた。
「山菜がいっぱい取れたわ。川魚も捕まえてきたわよ」
「リヒの水脈の補修は問題ないものでした。セイラン兄上、リヒは立派にやり遂げていますよ」
見回りから帰って来たリラとレイリ様は籠いっぱいの山菜とたくさんの川魚を持って帰って来ていた。
「山菜はあく抜きをして食べられるようにしましょう。川魚は飴煮にしましょうかね」
「飴煮はよいな」
「酒の肴にぴったりですね」
マオさんに渡された山菜と川魚の調理方法も決まったようだ。
今日の晩ご飯は蟹雑炊だし、楽しみだ。
晩ご飯までの間、僕はセイラン様と部屋に行っていた。
部屋でセイラン様の着物に手をかけて、袷を思い切り開くと、白い胸が見える。
乳首に吸い付くと、セイラン様が目を伏せる。
「あっ……」
「痛かったですか?」
「いや、平気だ……んんぅっ」
セイラン様の口から漏れる甘い吐息に僕は興奮してしまう。
セイラン様はお乳を飲まれることで感じるようになってしまったのだろうか。白い頬が赤いような気がして、僕はもう片方の乳首を指で捏ねながら、乳首を吸い続ける。
甘いお乳の味が口の中に広がって、捏ねている乳首からもたらたらとお乳が漏れてきて、セイラン様が美味しそうに見えて仕方がない。
垂れたお乳を舌で舐め取っていると、セイラン様の手が緩く僕の頭を押す。
「拭くから、舐めなくていい」
「もったいないのです。セイラン様のお乳が」
わき腹から胸までを舐め上げると、セイラン様がぶるりと震える。丁寧に一滴も無駄にしないように僕はセイラン様の体を舐めた。
お乳を飲み終わった後にはセイラン様はお風呂で軽く体を流していた。
僕は股間に熱が若干あるような気がしたけれど、それよりも満たされた喜びで胸がいっぱいだった。
セイラン様のお乳で僕は心の底から満たされていた。
もうすぐマンドラゴラが収穫されて社に納められる。
でも、僕はマンドラゴラよりもセイラン様のお乳の方がずっと好きなのには変わりはなかった。
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