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転生したらまた魔女の男子だった件
117.ナンシーちゃんの怒り
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冬休みが終わって高等学校が始まった。
冬休みから春休みまでの期間は短いので、ナンシーちゃんは毎日放課後に僕とリラに勉強を習うようになった。
その日に習ったことから、この一年で習ったことまで、僕もリラも復習になるので教えていてとても勉強になる。ナンシーちゃんからお礼をもらうのが申し訳ないくらいだ。
「春にはラーイくんとリラちゃんの妹のスリーズちゃんのお誕生日があるでしょう? そのときに、たくさんの苺をプレゼントしたいのよ」
「そんな悪いよ」
「でも、スリーズちゃんは苺が大好物だから、とても喜ぶと思うわ」
「そうでしょう? 私からのプレゼントでもあるの。遠慮せずに受け取ってね」
ナンシーちゃんは家のお手伝いをしている代りに、お父さんから果物をたくさんもらっているようだ。その中の苺をひと箱もらえるというのだから、僕とリラの教える手にも力が入る。
大好物の苺が大量に手に入ったらスリーズちゃんはきっと喜んでくれるだろう。前世ではさくらんぼが大好きだったが、今世では果物の美味しさに目覚めている。
前世では果物が簡単に手に入る環境ではなかったし、果物まで食べているだけの金銭的な余裕もなかった。
今世ではスリーズちゃんには好きなものをたくさん食べて、健やかに育って欲しいと兄として思わずにはいられないのだ。
リラのことを前世の妹と勘違いしていたことは今は忘れておく。
「お兄ちゃん、ちょっと、私、手を洗って来るわ。ペンのインクが漏れちゃったみたい」
勉強していると、リラが手をインクで汚して席を外した。空き教室には僕とナンシーちゃん二人きりになる。
ナンシーちゃんが僕に質問する。
「ラーイくん、この表なんだけど、どう読み説けばいいの?」
「これは、教科書に乗ってる、この公式を使うんだ」
「ちょっと待って、やってみるから、間違っていたら教えてね」
「分かったよ」
長い髪を耳にかけてナンシーちゃんが真剣な眼差しで表に書かれた問題を解いていく。それが合っているか見守る僕も真剣だ。
ナンシーちゃんに合っていることを告げようと顔を上げたときに、廊下から声が聞こえた。
「あの子、土地神様の許嫁じゃなかったの?」
「それなのに、高等学校では女遊びをしてるんだ」
「気楽でいいわね」
リラが席を外していてよかったとこれほど思ったことはない。
これをリラが聞いていたら即決闘になっていたことだろう。
無視をして僕が勉強を続けようとすると、窓からものすごい勢いで燕が飛び込んで来た。
燕は二回転半して、着地し、スリーズちゃんの姿になった。
「ばらーとめかめん、にぎょー!」
あ、まずいやつだ。
これは止めなければいけない。
素早く駆け寄って僕はスリーズちゃんを抱き上げた。
「にぃに! にぎょー、すゆの!」
「スリーズちゃん、落ち着いて!」
「にぃにに、やーなこと、ちたの! すー、ゆるたない!」
「スリーズちゃん、気にしないで! あなたたちは逃げて!」
僕が必死で逃がそうとしているのに、廊下を歩いていた女子生徒たちは戻ってきて僕がスリーズちゃんを押さえているのを笑いながら見ている。
「こんな小さい子に守られてるの?」
「おかしー! こんな赤ちゃんに負けるわけないし!」
「にぎょーとか言ってたわよ。マンドラゴラかしら」
けらけらと笑い声が響いた瞬間、ものすごい勢いでナンシーちゃんが教室から走り出た。
廊下に出たナンシーちゃんはポーチから手袋を出して、その女子生徒の顔に投げつける。手袋を投げつけられて怯んだ隙に、ナンシーちゃんの拳が一人の女子生徒の鳩尾にめり込んだ。
「決闘よ!」
「きゃー!? 不意打ちなんて卑怯だわ!」
「油断した方の負けに決まってるでしょう!」
「ぎゃー!」
文句を言う女子生徒には顔面に頭突きをして、もう一人の女子生徒は回し蹴りで沈めてしまう。
床に落ちた手袋を拾ってナンシーちゃんはポーチの中に納めた。
「かっちょいー! おねたん、さんぎょー!」
「スリーズちゃん、私も仲間に加えてくれるの?」
「あい! さんぎょー!」
「よろしくね」
廊下で悶絶している女子生徒を見下ろしてナンシーちゃんとスリーズちゃんがハイタッチをしていると、リラが戻ってくる。
「ただいまー! これ、どうしたの? スリーズちゃん、来ちゃったの?」
「にぃに、ちんぴ! すー、きた」
「ちんぴ? 薬草の一種かしら?」
「ピンチのことだと思うよ」
「あぁ、ピンチね」
言い間違えをそっと僕が訂正するとリラが納得している。
ナンシーちゃんがリラに説明していた。
「ラーイくんと勉強してたら、このひとたちが、ラーイくんと私の仲を誤解して、変なことを言い出したのよ。ラーイくんを侮辱するような内容だったから、スリーズちゃんが来て、スリーズちゃんをラーイくんが止めてる間に、私が仕留めたわ!」
「さすが、ナンシーちゃん! 敵は確実に仕留めないとね!」
「そうよね、リラちゃん!」
僕の同級生と妹が怖いんですけど。
「すー、ちとめる!」
「あぁ! そうだった! スリーズちゃん、また家を抜け出して来ちゃったんだね? ごめん、ナンシーちゃん、スリーズちゃんを送っていくから、今日はこれで」
「分かったわ。ありがとう、ラーイくん、リラちゃん。このひとたちの後始末は私がしておくわ」
僕をからかった女子生徒の始末はナンシーちゃんがしておいてくれるようだ。ちょっと怖い気もしたけれど任せることにした。
僕とリラはスリーズちゃんを真ん中に手を繋いで母の家まで歩いて行った。スリーズちゃんは両側から手を繋がれて、楽しそうに歌っている。
「にぃにと、ねぇねー! すー、いっと!」
「しばらくスリーズちゃんと遊んでなかったからね」
「春休みにはいっぱい遊びましょうね」
「お誕生日も祝おうね」
「にぃに、ねぇね、だいすち!」
にこにこしているスリーズちゃんは、僕とリラに会いたくて高等学校に来たのかもしれない。母の家の近くに来ると、母がスリーズちゃんを探していた。
「スリーズ、どこに隠れたの? スリーズ?」
「かか! たらいま!」
「スリーズ! どこに行ってたの?」
「にぃに、あむない! すー、たつける!」
「高等学校に行ったの!?」
燕になれるスリーズちゃんにとっては大した距離ではないのかもしれないが、魔女の森の入口にある母の家から高等学校まではまだ三歳にならないスリーズちゃんの足ではかなり遠く感じられる。僕やリラも徒歩で十五分はかかる道のりだ。
「僕が危機に陥ると分かるみたいなんだ」
「すー、にぃにのいもと。まほーで、わかる」
スリーズちゃんには身内の危険が察知できる能力があるようだ。僕はそういう能力はなかったが、スリーズちゃんは半分神族なのでそれもあるのかもしれない。
「結界を張っても最近は逃げられてしまうし……スリーズが心配だわ」
一人で外に出てしまうのは母も確かに心配だろう。
僕はどうすればいいのか一生懸命考えた。
スリーズちゃんに神族の力があるから母の結界を抜けて一人で逃げられてしまうのならば、神族に頼ればいいのではないだろうか。
僕はこういうときに頼れる神族を知っていた。
「リヒ様、お願いがあります」
リヒ様のお宅に伺えば、リヒ様はすぐに母の家に来てくれた。
「燕の神族には、結界をすり抜ける能力があります。アマリエ殿もそれでお困りなのですね」
「スリーズが一人で出て行っては困るわ」
「燕取りの術をお教えしましょう」
「私にもできるかしら?」
「アマリエ殿ほどの魔女ならばできると思います」
燕の神族は子どもが遠くに行かないように術をかけておくのだという。それが燕取りの術なのだ。
リヒ様に習って、母はスリーズちゃんに燕取りの術をかけた。
「この術をかけておけば、どこに術をかけた相手がいるかすぐに分かりますし、呼び寄せることもできます」
「助かるわ。スリーズはどこに行ってしまうか分からないから」
母はリヒ様に感謝して頭を下げていた。
冬休みから春休みまでの期間は短いので、ナンシーちゃんは毎日放課後に僕とリラに勉強を習うようになった。
その日に習ったことから、この一年で習ったことまで、僕もリラも復習になるので教えていてとても勉強になる。ナンシーちゃんからお礼をもらうのが申し訳ないくらいだ。
「春にはラーイくんとリラちゃんの妹のスリーズちゃんのお誕生日があるでしょう? そのときに、たくさんの苺をプレゼントしたいのよ」
「そんな悪いよ」
「でも、スリーズちゃんは苺が大好物だから、とても喜ぶと思うわ」
「そうでしょう? 私からのプレゼントでもあるの。遠慮せずに受け取ってね」
ナンシーちゃんは家のお手伝いをしている代りに、お父さんから果物をたくさんもらっているようだ。その中の苺をひと箱もらえるというのだから、僕とリラの教える手にも力が入る。
大好物の苺が大量に手に入ったらスリーズちゃんはきっと喜んでくれるだろう。前世ではさくらんぼが大好きだったが、今世では果物の美味しさに目覚めている。
前世では果物が簡単に手に入る環境ではなかったし、果物まで食べているだけの金銭的な余裕もなかった。
今世ではスリーズちゃんには好きなものをたくさん食べて、健やかに育って欲しいと兄として思わずにはいられないのだ。
リラのことを前世の妹と勘違いしていたことは今は忘れておく。
「お兄ちゃん、ちょっと、私、手を洗って来るわ。ペンのインクが漏れちゃったみたい」
勉強していると、リラが手をインクで汚して席を外した。空き教室には僕とナンシーちゃん二人きりになる。
ナンシーちゃんが僕に質問する。
「ラーイくん、この表なんだけど、どう読み説けばいいの?」
「これは、教科書に乗ってる、この公式を使うんだ」
「ちょっと待って、やってみるから、間違っていたら教えてね」
「分かったよ」
長い髪を耳にかけてナンシーちゃんが真剣な眼差しで表に書かれた問題を解いていく。それが合っているか見守る僕も真剣だ。
ナンシーちゃんに合っていることを告げようと顔を上げたときに、廊下から声が聞こえた。
「あの子、土地神様の許嫁じゃなかったの?」
「それなのに、高等学校では女遊びをしてるんだ」
「気楽でいいわね」
リラが席を外していてよかったとこれほど思ったことはない。
これをリラが聞いていたら即決闘になっていたことだろう。
無視をして僕が勉強を続けようとすると、窓からものすごい勢いで燕が飛び込んで来た。
燕は二回転半して、着地し、スリーズちゃんの姿になった。
「ばらーとめかめん、にぎょー!」
あ、まずいやつだ。
これは止めなければいけない。
素早く駆け寄って僕はスリーズちゃんを抱き上げた。
「にぃに! にぎょー、すゆの!」
「スリーズちゃん、落ち着いて!」
「にぃにに、やーなこと、ちたの! すー、ゆるたない!」
「スリーズちゃん、気にしないで! あなたたちは逃げて!」
僕が必死で逃がそうとしているのに、廊下を歩いていた女子生徒たちは戻ってきて僕がスリーズちゃんを押さえているのを笑いながら見ている。
「こんな小さい子に守られてるの?」
「おかしー! こんな赤ちゃんに負けるわけないし!」
「にぎょーとか言ってたわよ。マンドラゴラかしら」
けらけらと笑い声が響いた瞬間、ものすごい勢いでナンシーちゃんが教室から走り出た。
廊下に出たナンシーちゃんはポーチから手袋を出して、その女子生徒の顔に投げつける。手袋を投げつけられて怯んだ隙に、ナンシーちゃんの拳が一人の女子生徒の鳩尾にめり込んだ。
「決闘よ!」
「きゃー!? 不意打ちなんて卑怯だわ!」
「油断した方の負けに決まってるでしょう!」
「ぎゃー!」
文句を言う女子生徒には顔面に頭突きをして、もう一人の女子生徒は回し蹴りで沈めてしまう。
床に落ちた手袋を拾ってナンシーちゃんはポーチの中に納めた。
「かっちょいー! おねたん、さんぎょー!」
「スリーズちゃん、私も仲間に加えてくれるの?」
「あい! さんぎょー!」
「よろしくね」
廊下で悶絶している女子生徒を見下ろしてナンシーちゃんとスリーズちゃんがハイタッチをしていると、リラが戻ってくる。
「ただいまー! これ、どうしたの? スリーズちゃん、来ちゃったの?」
「にぃに、ちんぴ! すー、きた」
「ちんぴ? 薬草の一種かしら?」
「ピンチのことだと思うよ」
「あぁ、ピンチね」
言い間違えをそっと僕が訂正するとリラが納得している。
ナンシーちゃんがリラに説明していた。
「ラーイくんと勉強してたら、このひとたちが、ラーイくんと私の仲を誤解して、変なことを言い出したのよ。ラーイくんを侮辱するような内容だったから、スリーズちゃんが来て、スリーズちゃんをラーイくんが止めてる間に、私が仕留めたわ!」
「さすが、ナンシーちゃん! 敵は確実に仕留めないとね!」
「そうよね、リラちゃん!」
僕の同級生と妹が怖いんですけど。
「すー、ちとめる!」
「あぁ! そうだった! スリーズちゃん、また家を抜け出して来ちゃったんだね? ごめん、ナンシーちゃん、スリーズちゃんを送っていくから、今日はこれで」
「分かったわ。ありがとう、ラーイくん、リラちゃん。このひとたちの後始末は私がしておくわ」
僕をからかった女子生徒の始末はナンシーちゃんがしておいてくれるようだ。ちょっと怖い気もしたけれど任せることにした。
僕とリラはスリーズちゃんを真ん中に手を繋いで母の家まで歩いて行った。スリーズちゃんは両側から手を繋がれて、楽しそうに歌っている。
「にぃにと、ねぇねー! すー、いっと!」
「しばらくスリーズちゃんと遊んでなかったからね」
「春休みにはいっぱい遊びましょうね」
「お誕生日も祝おうね」
「にぃに、ねぇね、だいすち!」
にこにこしているスリーズちゃんは、僕とリラに会いたくて高等学校に来たのかもしれない。母の家の近くに来ると、母がスリーズちゃんを探していた。
「スリーズ、どこに隠れたの? スリーズ?」
「かか! たらいま!」
「スリーズ! どこに行ってたの?」
「にぃに、あむない! すー、たつける!」
「高等学校に行ったの!?」
燕になれるスリーズちゃんにとっては大した距離ではないのかもしれないが、魔女の森の入口にある母の家から高等学校まではまだ三歳にならないスリーズちゃんの足ではかなり遠く感じられる。僕やリラも徒歩で十五分はかかる道のりだ。
「僕が危機に陥ると分かるみたいなんだ」
「すー、にぃにのいもと。まほーで、わかる」
スリーズちゃんには身内の危険が察知できる能力があるようだ。僕はそういう能力はなかったが、スリーズちゃんは半分神族なのでそれもあるのかもしれない。
「結界を張っても最近は逃げられてしまうし……スリーズが心配だわ」
一人で外に出てしまうのは母も確かに心配だろう。
僕はどうすればいいのか一生懸命考えた。
スリーズちゃんに神族の力があるから母の結界を抜けて一人で逃げられてしまうのならば、神族に頼ればいいのではないだろうか。
僕はこういうときに頼れる神族を知っていた。
「リヒ様、お願いがあります」
リヒ様のお宅に伺えば、リヒ様はすぐに母の家に来てくれた。
「燕の神族には、結界をすり抜ける能力があります。アマリエ殿もそれでお困りなのですね」
「スリーズが一人で出て行っては困るわ」
「燕取りの術をお教えしましょう」
「私にもできるかしら?」
「アマリエ殿ほどの魔女ならばできると思います」
燕の神族は子どもが遠くに行かないように術をかけておくのだという。それが燕取りの術なのだ。
リヒ様に習って、母はスリーズちゃんに燕取りの術をかけた。
「この術をかけておけば、どこに術をかけた相手がいるかすぐに分かりますし、呼び寄せることもできます」
「助かるわ。スリーズはどこに行ってしまうか分からないから」
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