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転生したらまた魔女の男子だった件
109.夏休みのデート
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夏休みになった。
夏休みでも僕は魔女の森の母の家に行く。お父さんは夏の間の三か月しかこの土地にいられないのでお父さんとの時間を大事にしたいのだ。
それと同時にセイラン様との時間も大事にしたい。
僕はセイラン様とお父さんの間で揺れ動いていた。
子どもとしての僕はお父さんにたくさん甘えたい。
男としての僕はセイラン様と甘い時間を過ごしたい。
考えた末に、僕は夏休みの半分は母の家、残りは社で過ごすことにした。
リラに相談すると賛成してくれる。
「私もレイリ様と長い時間を過ごしたいのよね」
「セイラン様との時間を大事にしたい」
母にもお父さんにも、セイラン様にもレイリ様にも相談して、夏休みの計画が決まった。
「セイラン様、温泉に行きませんか?」
「リラとレイリも誘うか?」
「セイラン様、私とレイリ様はいいわ。私だけ女湯でつまらないんだもの。レイリ様、山に遊びに行かない?」
「いいですね。山の上の方ならば涼しいでしょう」
セイラン様と過ごすのでも、僕とリラは別行動になりそうだった。二人きりでのお出かけなんて胸が高鳴る。
「デートですね」
「デートとは?」
「好きなひととの特別なお出かけのことです」
「ラーイは私と出かけるのをデートと思っているのか」
「そうですよ、セイラン様」
僕とセイラン様が話していると、隣りでリラとレイリ様も話している。
「お弁当作って行きましょうね」
「お弁当作り、手伝いますよ」
「いいのよ。私にさせて。レイリ様に喜んで欲しいの」
リラとレイリ様もデートのような雰囲気を醸し出している。
僕はセイラン様とデートができて嬉しいし、リラはレイリ様とデートができて嬉しい。リラとは幼い頃からずっと一緒だったが、別々の方が嬉しいのは初めてだった。
家族なのだし、双子なのだから、行動を共にするのが当然だと思っていた。
別々に行動するのも大人に近付いた証なのかもしれない。
夏休みのよく晴れた日に、僕はセイラン様と二人きりで温泉に行った。前回行ったときには冬だったので、寒かったが、今回は真夏。暑くて既に汗をかいている。
温泉宿の大浴場に服を脱いで入ると、セイラン様が僕を椅子に座らせて、髪を洗ってくれる。洗面器で何回もお湯をかけられて、僕はうっとりと目をつぶっていた。
身体も洗い終えて、髪をセイラン様が括ってくれて湯船に入る。お湯は熱くて汗が滲み出る。
「熱いですね」
「あっちに水風呂があるぞ。行ってみるか?」
冬に来たときには気付かなかったが、水風呂があるようだ。水風呂に足を浸すと冷たさに全身が震える。
「冷たいです」
「熱いのと冷たいのを交互に入るのが気持ちいいのだ」
豪快に水風呂に入ってしまうセイラン様に、驚きつつ、おっかなびっくり僕も入る。冷たくて歯がかちかちと鳴っている。
体が冷えたところでもう一度熱いお湯に入ると心地よい。
「セイラン様、気持ちいいです」
「こういうときは、『極楽、極楽』と言うのだ」
「極楽、極楽です」
「ラーイは素直だな」
笑われた気がしたけれど、セイラン様と二人きりで嬉しいので僕は気にしなかった。
お湯の中で腰のバスタオルを取ったセイラン様のものが大きいのをちらりと確認して、セイラン様の白い胸と引き締まった腰にどきどきして、股間がむずむずとしてくる。
股間の熱を冷ますように僕はもう一度水風呂に入った。セイラン様も水風呂に移動して入っている。
「冷たーい!」
「周囲の水が温まってすぐに適温になる」
「ひゃー!」
悲鳴を上げつつ楽しんで、水風呂から普通の温泉に戻る。
熱いお湯に入ってぬくもってから、僕とセイラン様は温泉から出た。
温泉から出るとセイラン様はふんどしを締めて、渋い青色の着物を着る。僕は半袖のシャツとハーフパンツを身に着けた。
「土地神様、お部屋の用意ができていますよ」
「あぁ、ありがとう」
前回来たときのようにセイラン様は温泉宿に部屋を借りてくれていたようだ。
障子を開けるとガラス窓の向こうに海の見える部屋で、僕とセイラン様が畳の上の座布団に座ると、料理が運ばれて来る。
「今は巨大海老の季節ではないのですが、季節外れに獲れたものを少しですがお持ちしました。お召し上がりください」
「あり難くいただこう」
季節ではないのに巨大海老が食べられる。
「蟹鍋も用意しております」
「すまないな」
「この土地の恵みがあるのは土地神様のおかげです。たくさん食べていかれてください」
僕にはお茶が、セイラン様にはお酒が出される。土地神様としてセイラン様はあまり料理には手を付けないが、お酒はよく飲むのでお好きなのだろう。
「セイラン様、お酒、お注ぎしましょうか?」
「ラーイ、未成年が軽々しくそんなことを言ってはいけないよ」
「セイラン様だからお注ぎしたいのです」
「それでは、甘えようか」
僕が未成年であることを気にしてくれるセイラン様の優しさに感謝しつつ、それでも僕はセイラン様にお酒をお注ぎしたかったので、徳利を持たせてもらった。盃にお酒を注ぐと、セイラン様が零れそうになったお酒を盃に口をつけて吸い取ってしまう。
セイラン様の唇に目が行って僕は胸がドキドキしてきた。
薄めのセイラン様の唇は、成人男性の背が高いものよりも頭一つは大きい厳つい体なのに、すごく柔らかそうに見える。
あの唇に触れてみたいと思うのは、僕の欲望だ。こんな欲望をセイラン様に押し付けることはできない。
「とても美味しそうです。いただきます」
「たくさんお食べ、ラーイ」
お酒を飲みながらセイラン様は箸を取った僕を目を細めて見ている。
ご飯も来ていたので、巨大海老のお刺身とご飯を一緒に食べる。蟹は身を解すのが大変だったが、セイラン様が備え付けてあるハサミで蟹の殻を割って取り出しやすくしてくれた。
蟹鍋はカボスを絞った醤油で食べるととても美味しい。
「セイラン様も食べてください。美味しいですよ」
「ラーイが解したのにいいのか?」
「セイラン様が殻を割ってくれました」
僕が解した身をセイラン様のお皿に入れると、お酒を飲みながらセイラン様が蟹を食べている。
「ラーイが解してくれたから特に美味しいな」
「蟹の味には変わりはありませんよ」
「いや、ラーイがしてくれると美味しい」
真剣に言うセイラン様に僕も笑ってしまう。
温泉旅行は楽しい思い出になった。
温泉旅行から帰った僕は、山から帰って来たリラに話を聞いていた。少し日に焼けてリラは鼻の頭が赤くなっている。
「山はどうだった?」
「登るときには暑かったけど、頂上に登ったら、風が涼しくて気持ちよかったわ。レイリ様と山の頂上でお弁当を一緒に食べたのよ」
「リラが全部作ったの?」
「そうよ。今日は全部私が作らせてもらったわ。おにぎりを海苔で虎の形にしておいたの。お弁当箱を開けて、レイリ様すごく驚いていたわ。食べるのがもったいないなんて仰るのよ」
喋るのが止まらないリラも山登りが楽しかったようだ。山から帰ってすぐにお風呂に入ったのだろう、髪を複雑に編んでいなくて、横で一つに括っていた。
「お兄ちゃんはどうだったのよ?」
「あの温泉、水風呂があったんだ。セイラン様と、水風呂と熱い風呂を行ったり来たりした」
「水風呂もあったのね!」
「ご馳走も食べたし、セイラン様と二人きりですごく楽しかった」
別々の場所に行ってもお互いのことが気になるのは、双子だからかもしれない。
話をしてから、僕はふと母とお父さんとスリーズちゃんのことを思い出す。
「スリーズちゃんとお母さんとお父さんと温泉に行ってもいいかもしれないね」
「スリーズちゃんとお母さんが一緒なら、私も行ってもいいわ」
「明日、お母さんとお父さんに相談してみようか?」
「スリーズちゃんにも相談しなきゃ。スリーズちゃんは十歳の女の子なんでしょう?」
そうなのだ。
無邪気にしているから忘れてしまいそうになるけれど、スリーズちゃんは身体は二歳でも精神は前世の記憶があるから十歳なのだ。
僕もそうだったのに、その時期が過ぎてしまうと忘れそうになっている。
前世を忘れても構わないと思うくらい、僕は今世で幸せなのだ。
「ラーイ、温泉に頻繁に行くのならば、浴衣を作ってはどうだろうか?」
「浴衣ですか?」
「温泉の後で浴衣を着ると涼しくて心地よいぞ」
セイラン様に提案されて、僕はセイラン様の浴衣の色を考える。夏だから明るい色でもいいのではないだろうか。
「セイラン様の普段着ている着流しも、僕が新しく作ってもいいですか?」
「いいのか、ラーイ?」
「僕の作ったものを着て欲しいんです」
「それでは、任せようかな」
「色は?」
「ラーイに任せる。この着物も、この土地に来たときに奉納されたもので、私が選んだのではない」
この辺りはセイラン様は間違いなく神だった。
土地神様として土地の人間がくれたものを大事に着る。
セイラン様には何色が似合うだろう。
レイリ様にも新しい着物をお揃いで作りたい。
僕は夏休みの課題が増えた思いだった。
夏休みでも僕は魔女の森の母の家に行く。お父さんは夏の間の三か月しかこの土地にいられないのでお父さんとの時間を大事にしたいのだ。
それと同時にセイラン様との時間も大事にしたい。
僕はセイラン様とお父さんの間で揺れ動いていた。
子どもとしての僕はお父さんにたくさん甘えたい。
男としての僕はセイラン様と甘い時間を過ごしたい。
考えた末に、僕は夏休みの半分は母の家、残りは社で過ごすことにした。
リラに相談すると賛成してくれる。
「私もレイリ様と長い時間を過ごしたいのよね」
「セイラン様との時間を大事にしたい」
母にもお父さんにも、セイラン様にもレイリ様にも相談して、夏休みの計画が決まった。
「セイラン様、温泉に行きませんか?」
「リラとレイリも誘うか?」
「セイラン様、私とレイリ様はいいわ。私だけ女湯でつまらないんだもの。レイリ様、山に遊びに行かない?」
「いいですね。山の上の方ならば涼しいでしょう」
セイラン様と過ごすのでも、僕とリラは別行動になりそうだった。二人きりでのお出かけなんて胸が高鳴る。
「デートですね」
「デートとは?」
「好きなひととの特別なお出かけのことです」
「ラーイは私と出かけるのをデートと思っているのか」
「そうですよ、セイラン様」
僕とセイラン様が話していると、隣りでリラとレイリ様も話している。
「お弁当作って行きましょうね」
「お弁当作り、手伝いますよ」
「いいのよ。私にさせて。レイリ様に喜んで欲しいの」
リラとレイリ様もデートのような雰囲気を醸し出している。
僕はセイラン様とデートができて嬉しいし、リラはレイリ様とデートができて嬉しい。リラとは幼い頃からずっと一緒だったが、別々の方が嬉しいのは初めてだった。
家族なのだし、双子なのだから、行動を共にするのが当然だと思っていた。
別々に行動するのも大人に近付いた証なのかもしれない。
夏休みのよく晴れた日に、僕はセイラン様と二人きりで温泉に行った。前回行ったときには冬だったので、寒かったが、今回は真夏。暑くて既に汗をかいている。
温泉宿の大浴場に服を脱いで入ると、セイラン様が僕を椅子に座らせて、髪を洗ってくれる。洗面器で何回もお湯をかけられて、僕はうっとりと目をつぶっていた。
身体も洗い終えて、髪をセイラン様が括ってくれて湯船に入る。お湯は熱くて汗が滲み出る。
「熱いですね」
「あっちに水風呂があるぞ。行ってみるか?」
冬に来たときには気付かなかったが、水風呂があるようだ。水風呂に足を浸すと冷たさに全身が震える。
「冷たいです」
「熱いのと冷たいのを交互に入るのが気持ちいいのだ」
豪快に水風呂に入ってしまうセイラン様に、驚きつつ、おっかなびっくり僕も入る。冷たくて歯がかちかちと鳴っている。
体が冷えたところでもう一度熱いお湯に入ると心地よい。
「セイラン様、気持ちいいです」
「こういうときは、『極楽、極楽』と言うのだ」
「極楽、極楽です」
「ラーイは素直だな」
笑われた気がしたけれど、セイラン様と二人きりで嬉しいので僕は気にしなかった。
お湯の中で腰のバスタオルを取ったセイラン様のものが大きいのをちらりと確認して、セイラン様の白い胸と引き締まった腰にどきどきして、股間がむずむずとしてくる。
股間の熱を冷ますように僕はもう一度水風呂に入った。セイラン様も水風呂に移動して入っている。
「冷たーい!」
「周囲の水が温まってすぐに適温になる」
「ひゃー!」
悲鳴を上げつつ楽しんで、水風呂から普通の温泉に戻る。
熱いお湯に入ってぬくもってから、僕とセイラン様は温泉から出た。
温泉から出るとセイラン様はふんどしを締めて、渋い青色の着物を着る。僕は半袖のシャツとハーフパンツを身に着けた。
「土地神様、お部屋の用意ができていますよ」
「あぁ、ありがとう」
前回来たときのようにセイラン様は温泉宿に部屋を借りてくれていたようだ。
障子を開けるとガラス窓の向こうに海の見える部屋で、僕とセイラン様が畳の上の座布団に座ると、料理が運ばれて来る。
「今は巨大海老の季節ではないのですが、季節外れに獲れたものを少しですがお持ちしました。お召し上がりください」
「あり難くいただこう」
季節ではないのに巨大海老が食べられる。
「蟹鍋も用意しております」
「すまないな」
「この土地の恵みがあるのは土地神様のおかげです。たくさん食べていかれてください」
僕にはお茶が、セイラン様にはお酒が出される。土地神様としてセイラン様はあまり料理には手を付けないが、お酒はよく飲むのでお好きなのだろう。
「セイラン様、お酒、お注ぎしましょうか?」
「ラーイ、未成年が軽々しくそんなことを言ってはいけないよ」
「セイラン様だからお注ぎしたいのです」
「それでは、甘えようか」
僕が未成年であることを気にしてくれるセイラン様の優しさに感謝しつつ、それでも僕はセイラン様にお酒をお注ぎしたかったので、徳利を持たせてもらった。盃にお酒を注ぐと、セイラン様が零れそうになったお酒を盃に口をつけて吸い取ってしまう。
セイラン様の唇に目が行って僕は胸がドキドキしてきた。
薄めのセイラン様の唇は、成人男性の背が高いものよりも頭一つは大きい厳つい体なのに、すごく柔らかそうに見える。
あの唇に触れてみたいと思うのは、僕の欲望だ。こんな欲望をセイラン様に押し付けることはできない。
「とても美味しそうです。いただきます」
「たくさんお食べ、ラーイ」
お酒を飲みながらセイラン様は箸を取った僕を目を細めて見ている。
ご飯も来ていたので、巨大海老のお刺身とご飯を一緒に食べる。蟹は身を解すのが大変だったが、セイラン様が備え付けてあるハサミで蟹の殻を割って取り出しやすくしてくれた。
蟹鍋はカボスを絞った醤油で食べるととても美味しい。
「セイラン様も食べてください。美味しいですよ」
「ラーイが解したのにいいのか?」
「セイラン様が殻を割ってくれました」
僕が解した身をセイラン様のお皿に入れると、お酒を飲みながらセイラン様が蟹を食べている。
「ラーイが解してくれたから特に美味しいな」
「蟹の味には変わりはありませんよ」
「いや、ラーイがしてくれると美味しい」
真剣に言うセイラン様に僕も笑ってしまう。
温泉旅行は楽しい思い出になった。
温泉旅行から帰った僕は、山から帰って来たリラに話を聞いていた。少し日に焼けてリラは鼻の頭が赤くなっている。
「山はどうだった?」
「登るときには暑かったけど、頂上に登ったら、風が涼しくて気持ちよかったわ。レイリ様と山の頂上でお弁当を一緒に食べたのよ」
「リラが全部作ったの?」
「そうよ。今日は全部私が作らせてもらったわ。おにぎりを海苔で虎の形にしておいたの。お弁当箱を開けて、レイリ様すごく驚いていたわ。食べるのがもったいないなんて仰るのよ」
喋るのが止まらないリラも山登りが楽しかったようだ。山から帰ってすぐにお風呂に入ったのだろう、髪を複雑に編んでいなくて、横で一つに括っていた。
「お兄ちゃんはどうだったのよ?」
「あの温泉、水風呂があったんだ。セイラン様と、水風呂と熱い風呂を行ったり来たりした」
「水風呂もあったのね!」
「ご馳走も食べたし、セイラン様と二人きりですごく楽しかった」
別々の場所に行ってもお互いのことが気になるのは、双子だからかもしれない。
話をしてから、僕はふと母とお父さんとスリーズちゃんのことを思い出す。
「スリーズちゃんとお母さんとお父さんと温泉に行ってもいいかもしれないね」
「スリーズちゃんとお母さんが一緒なら、私も行ってもいいわ」
「明日、お母さんとお父さんに相談してみようか?」
「スリーズちゃんにも相談しなきゃ。スリーズちゃんは十歳の女の子なんでしょう?」
そうなのだ。
無邪気にしているから忘れてしまいそうになるけれど、スリーズちゃんは身体は二歳でも精神は前世の記憶があるから十歳なのだ。
僕もそうだったのに、その時期が過ぎてしまうと忘れそうになっている。
前世を忘れても構わないと思うくらい、僕は今世で幸せなのだ。
「ラーイ、温泉に頻繁に行くのならば、浴衣を作ってはどうだろうか?」
「浴衣ですか?」
「温泉の後で浴衣を着ると涼しくて心地よいぞ」
セイラン様に提案されて、僕はセイラン様の浴衣の色を考える。夏だから明るい色でもいいのではないだろうか。
「セイラン様の普段着ている着流しも、僕が新しく作ってもいいですか?」
「いいのか、ラーイ?」
「僕の作ったものを着て欲しいんです」
「それでは、任せようかな」
「色は?」
「ラーイに任せる。この着物も、この土地に来たときに奉納されたもので、私が選んだのではない」
この辺りはセイラン様は間違いなく神だった。
土地神様として土地の人間がくれたものを大事に着る。
セイラン様には何色が似合うだろう。
レイリ様にも新しい着物をお揃いで作りたい。
僕は夏休みの課題が増えた思いだった。
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