105 / 180
転生したらまた魔女の男子だった件
105.リラとレイリ様に打ち明ける
しおりを挟む
スリーズちゃんがケーキと戦っている。
一歳のときにはケーキの上の苺を掴んで、それだけ食べて、クリームにもスポンジにも興味を示さなかったスリーズちゃんだが、今回はスポンジとクリームも食べようとしている。
フォークで刺して切ろうとするのだが、ボロボロに崩れてしまってうまくいかない。食べようとしてもフォークから落ちて口に入らない。
あれは僕も経験したことだ。
前世の記憶の中の僕は上手に食べられていたのに、生まれ変わった体ではうまくいかない。そのことが悔しくて僕は泣きそうになったことを思い出した。
「スリーズちゃん、悔しいよね……。僕に何かしてあげられたら」
「スリーズ、お手手で食べていいわよ」
あっさりと母がスリーズちゃんの手を拭いて伝える。許しを得たスリーズちゃんはフォークを投げ捨てて、素手でもりもりとケーキを食べていた。
フォークが使えなくて僕はものすごく悔しい思いをしたのに、スリーズちゃんはちゃんと順応している。もしかすると僕よりもスリーズちゃんの方が逞しいのではないか。
そんなことを思ったお誕生日だった。
お誕生日会が終わって、社に戻ると、僕はセイラン様とレイリ様とリラに集まってもらった。マオさんは迷ったけれど、闇雲に伝えても訳が分からなくなるので、レイリ様とリラだけにすることにした。
セイラン様に立ち会ってもらって、レイリ様とリラに僕は告白をする。
「僕は生まれて来る前に、魔女の男の子で、十歳まで生きた記憶があるんだ」
「お兄ちゃん、それ、どういうこと?」
リラの頭の上に大きなクエスチョンマークが浮かんでいるような気がする。リラはあまりややこしいことは分からないのだ。
「僕が生まれ変わったってことだよ」
「生まれ変わったって、生まれる前にもお兄ちゃんがいたってこと」
「そう。生まれる前にも僕がいたんだ」
前世の妹がリラであると信じ込んでいた僕は、このことをずっとリラに内緒にしていた。
「どうして話してくれなかったの? 双子でしょう?」
「僕はリラのことを前世の双子の妹だと思い込んでいたんだ。リラが何も覚えていないみたいだから、思い出させたら悪いと思って言わなかった」
「生まれ変わる前は大変だったの?」
「魔女の森の追手に追われていたし、魔力が足りなくていつも熱を出したり寝込んだりしていたし、最後は魔女族の長に殺された悲惨な人生だったよ」
それが前世の十歳の誕生日のこと。
その話をリラにすると、眉根を寄せている。
「お兄ちゃん、そんな記憶を持って生まれてきたのね」
「そうなんだ。それで、スリーズちゃんが前世の妹だということも分かったんだ。スリーズちゃんは僕を前世の名前で呼んだ。自分のことも前世の名前で呼んでいた」
二歳の語彙力で必死に伝えようとしたことを僕は受け止めた。
リラが前世の妹と信じ込んでいただけにスリーズちゃんだったのはショックだったが、それでも何とか今はそのことも受け止められていた。
「お兄ちゃんは昔から頭がいいと思ってたら、そういうことだったのね」
「そういうことだったんだ。ずっと黙っててごめんね。レイリ様も黙っていてごめんなさい」
「いいのですよ。僕は薄々そういうことではないかと思っていました」
僕の告白に対してレイリ様もリラも寛容だった。
許されてほっとしていると、リラが何かに気付いたように大きな声をあげる。
「ってことは、スリーズちゃんは十歳なのね! お兄ちゃんと同じで、今は二歳だけど十歳の記憶がある……ややこしくて分からなくなって来たわ」
「リラの言う通りだよ。スリーズちゃんは十歳の記憶を持って生まれ変わって来ているんだ」
前世の妹がリラではないので、僕は前世の妹と一緒に生まれ変われなかったことになる。それなのに、スリーズちゃんは僕の妹として生まれ変わって来てくれた。
前世でも僕は妹のことがとても可愛かったので、また一緒に過ごせるのはとても嬉しい。
「リラは覚えてる? お母さんが戦った、前の魔女族の長に成り代わった魔女のこと」
「なんとなく覚えているわ」
「あのひとが僕とスリーズちゃんの前世の母親なんだ」
「え!? そうなの!?」
「セイラン様と二人きりで出かけていたのは、あのひとに会うためだったんだよ。大陸にもあのひとと一緒に行った。前世の父親に会うためにね」
もう隠すことは何もない。
全部話してしまうと、リラは納得していた。
「お兄ちゃんは、私を生まれ変わる前の妹と思っていたから、私の記憶が戻らないように前のお母さんやお父さんに会わせないようにしたのね」
「そうなんだよ。でも、僕の完全な勘違いだった」
セイラン様とレイリ様のご両親も魂の輝きが違うのはスリーズちゃんでリラには何も感じないと言っていたし、前世の母もリラには何も感じていなかった。スリーズちゃんは「りーにぃ」と拙いながらに僕を呼んで必死に伝えようとしてくれていた。
それを全く聞いていなくて、リラが前世の妹だと思い込み続けていたのは恥ずかしすぎる。
「私、言ったわよね。生まれる前の記憶は、お母さんのお腹の中にいた記憶しかないって」
「そうなんだよ! リラもそう言っていたのに、僕は思い込んでしまって」
「私、一度も生まれ変わったとか言ってないわよね?」
「そうなんだよー!」
僕は床の上をごろごろと転げ回りたいくらい恥ずかしい気持ちでいっぱいだった。リラは一貫して前世の記憶など語っていなくて、生まれる前の記憶を聞いたら、今世の始まりの記憶を話していたのに、それも僕は真面目に聞いていなかった。
他人の話はよく聞きましょうというが、僕はそれが一番できていなかったのだ。
「リラ、そう言ってやるな。ラーイも前世は十歳で、今世でも十一歳なのだ。子どもの万能感で思い込んでしまったのだろう」
「いつも賢いお兄ちゃんがこういうときだけポンコツになっちゃうとは思わなかったわ」
「そこまで言うー!?」
その通りなのだがリラに言われてしまって僕は恥ずかしくてセイラン様に抱き付いた。半泣きになっている僕をセイラン様は抱き締めてくれる。
「思い込みが激しいところがあるもんね、お兄ちゃんは。今度からは気をつけるのよ」
「はい……」
妹に諭されてしまった。
リラとレイリ様に説明を終えると、僕はセイラン様にお願いしたいことがあった。スリーズちゃんの件だ。
「セイラン様、スリーズちゃんは僕の前世の妹だということが分かりました。スリーズちゃんも前世の母に会わせてあげることはできないでしょうか?」
スリーズちゃんが生まれ変わって記憶を持っていて、前世の母も生きているのならばお互いに会いたいことだろう。僕のお願いにセイラン様は顎を撫でる。
「アマリエが気にしないのであれば会わせることもできるだろうが……」
「あ、そうですよね」
母はスリーズちゃんを産んだ今世の母だ。前世の母と僕やスリーズちゃんが会うのは快く思わないかもしれない。
僕は生まれたときからセイラン様に預けられていて、ほとんどセイラン様の子どものようなものだから、セイラン様の判断で前世の母に会わせることもできるのだが、スリーズちゃんは僕とは少し違う。生まれたときから母が育てていて、夏だけしかこの土地にいられないがお父さんもいて、スリーズちゃんは両親に愛されて育っている。
前世の母がそこに入って行けるかというと疑問だった。
「母に聞いてみます」
「大丈夫よ、お兄ちゃん。お母さんならきっと『いいわよ』って言ってくれる」
明るいリラの声に励まされて、僕は次の日の高等学校の帰りに母の家に寄って、母に話をした。
「スリーズちゃんが前世の妹だという話はしたよね。前世の母が魔女の森から離れて孤児院を開いているんだ。前世の母に僕は時々会っているし、大陸にも一緒に行った。スリーズちゃんも前世の母に会わせてあげられないかな?」
僕のお願いに、母はスリーズちゃんを抱き上げる。
「前世のお母さんに会いたい?」
「かか! すち! じぇんてのかか、すち!」
「私のことは好きだけど、前世のお母さんにも会いたいのね?」
「かか、だいすち!」
今世の母も前世の母も同じく好きだというスリーズちゃんに、母が笑顔になる。
「仕方がないわね。セイラン様とラーイに連れて行ってもらいなさい」
「かかは?」
「私がいると、前世のお母さんが気まずいでしょう?」
それはそうだ。
前世の母は魔女族の長に成り代わって、僕とリラの命を狙い、今世の母と殴り合いの決闘をして負けている。幸い殺した子どもはいないけれど、前の魔女族の長を殺していて、決闘に負けて僕が前世を語った後は、僕と妹の弔いをすると言って魔女の森を出て、孤児院を開いて子どもたちを育てている。
もう自分の子どもを持つ気はなくて、血の繋がっていない身寄りのない子どもや、親が育てられない子どもを引き取って孤児院で育てることが母の喜びなのだ。
「スリーズちゃん、僕とセイラン様と行こう」
「あい、らーにぃに!」
可愛くお手手を上げて返事をするスリーズちゃんに、僕は頬が緩んでしまった。
一歳のときにはケーキの上の苺を掴んで、それだけ食べて、クリームにもスポンジにも興味を示さなかったスリーズちゃんだが、今回はスポンジとクリームも食べようとしている。
フォークで刺して切ろうとするのだが、ボロボロに崩れてしまってうまくいかない。食べようとしてもフォークから落ちて口に入らない。
あれは僕も経験したことだ。
前世の記憶の中の僕は上手に食べられていたのに、生まれ変わった体ではうまくいかない。そのことが悔しくて僕は泣きそうになったことを思い出した。
「スリーズちゃん、悔しいよね……。僕に何かしてあげられたら」
「スリーズ、お手手で食べていいわよ」
あっさりと母がスリーズちゃんの手を拭いて伝える。許しを得たスリーズちゃんはフォークを投げ捨てて、素手でもりもりとケーキを食べていた。
フォークが使えなくて僕はものすごく悔しい思いをしたのに、スリーズちゃんはちゃんと順応している。もしかすると僕よりもスリーズちゃんの方が逞しいのではないか。
そんなことを思ったお誕生日だった。
お誕生日会が終わって、社に戻ると、僕はセイラン様とレイリ様とリラに集まってもらった。マオさんは迷ったけれど、闇雲に伝えても訳が分からなくなるので、レイリ様とリラだけにすることにした。
セイラン様に立ち会ってもらって、レイリ様とリラに僕は告白をする。
「僕は生まれて来る前に、魔女の男の子で、十歳まで生きた記憶があるんだ」
「お兄ちゃん、それ、どういうこと?」
リラの頭の上に大きなクエスチョンマークが浮かんでいるような気がする。リラはあまりややこしいことは分からないのだ。
「僕が生まれ変わったってことだよ」
「生まれ変わったって、生まれる前にもお兄ちゃんがいたってこと」
「そう。生まれる前にも僕がいたんだ」
前世の妹がリラであると信じ込んでいた僕は、このことをずっとリラに内緒にしていた。
「どうして話してくれなかったの? 双子でしょう?」
「僕はリラのことを前世の双子の妹だと思い込んでいたんだ。リラが何も覚えていないみたいだから、思い出させたら悪いと思って言わなかった」
「生まれ変わる前は大変だったの?」
「魔女の森の追手に追われていたし、魔力が足りなくていつも熱を出したり寝込んだりしていたし、最後は魔女族の長に殺された悲惨な人生だったよ」
それが前世の十歳の誕生日のこと。
その話をリラにすると、眉根を寄せている。
「お兄ちゃん、そんな記憶を持って生まれてきたのね」
「そうなんだ。それで、スリーズちゃんが前世の妹だということも分かったんだ。スリーズちゃんは僕を前世の名前で呼んだ。自分のことも前世の名前で呼んでいた」
二歳の語彙力で必死に伝えようとしたことを僕は受け止めた。
リラが前世の妹と信じ込んでいただけにスリーズちゃんだったのはショックだったが、それでも何とか今はそのことも受け止められていた。
「お兄ちゃんは昔から頭がいいと思ってたら、そういうことだったのね」
「そういうことだったんだ。ずっと黙っててごめんね。レイリ様も黙っていてごめんなさい」
「いいのですよ。僕は薄々そういうことではないかと思っていました」
僕の告白に対してレイリ様もリラも寛容だった。
許されてほっとしていると、リラが何かに気付いたように大きな声をあげる。
「ってことは、スリーズちゃんは十歳なのね! お兄ちゃんと同じで、今は二歳だけど十歳の記憶がある……ややこしくて分からなくなって来たわ」
「リラの言う通りだよ。スリーズちゃんは十歳の記憶を持って生まれ変わって来ているんだ」
前世の妹がリラではないので、僕は前世の妹と一緒に生まれ変われなかったことになる。それなのに、スリーズちゃんは僕の妹として生まれ変わって来てくれた。
前世でも僕は妹のことがとても可愛かったので、また一緒に過ごせるのはとても嬉しい。
「リラは覚えてる? お母さんが戦った、前の魔女族の長に成り代わった魔女のこと」
「なんとなく覚えているわ」
「あのひとが僕とスリーズちゃんの前世の母親なんだ」
「え!? そうなの!?」
「セイラン様と二人きりで出かけていたのは、あのひとに会うためだったんだよ。大陸にもあのひとと一緒に行った。前世の父親に会うためにね」
もう隠すことは何もない。
全部話してしまうと、リラは納得していた。
「お兄ちゃんは、私を生まれ変わる前の妹と思っていたから、私の記憶が戻らないように前のお母さんやお父さんに会わせないようにしたのね」
「そうなんだよ。でも、僕の完全な勘違いだった」
セイラン様とレイリ様のご両親も魂の輝きが違うのはスリーズちゃんでリラには何も感じないと言っていたし、前世の母もリラには何も感じていなかった。スリーズちゃんは「りーにぃ」と拙いながらに僕を呼んで必死に伝えようとしてくれていた。
それを全く聞いていなくて、リラが前世の妹だと思い込み続けていたのは恥ずかしすぎる。
「私、言ったわよね。生まれる前の記憶は、お母さんのお腹の中にいた記憶しかないって」
「そうなんだよ! リラもそう言っていたのに、僕は思い込んでしまって」
「私、一度も生まれ変わったとか言ってないわよね?」
「そうなんだよー!」
僕は床の上をごろごろと転げ回りたいくらい恥ずかしい気持ちでいっぱいだった。リラは一貫して前世の記憶など語っていなくて、生まれる前の記憶を聞いたら、今世の始まりの記憶を話していたのに、それも僕は真面目に聞いていなかった。
他人の話はよく聞きましょうというが、僕はそれが一番できていなかったのだ。
「リラ、そう言ってやるな。ラーイも前世は十歳で、今世でも十一歳なのだ。子どもの万能感で思い込んでしまったのだろう」
「いつも賢いお兄ちゃんがこういうときだけポンコツになっちゃうとは思わなかったわ」
「そこまで言うー!?」
その通りなのだがリラに言われてしまって僕は恥ずかしくてセイラン様に抱き付いた。半泣きになっている僕をセイラン様は抱き締めてくれる。
「思い込みが激しいところがあるもんね、お兄ちゃんは。今度からは気をつけるのよ」
「はい……」
妹に諭されてしまった。
リラとレイリ様に説明を終えると、僕はセイラン様にお願いしたいことがあった。スリーズちゃんの件だ。
「セイラン様、スリーズちゃんは僕の前世の妹だということが分かりました。スリーズちゃんも前世の母に会わせてあげることはできないでしょうか?」
スリーズちゃんが生まれ変わって記憶を持っていて、前世の母も生きているのならばお互いに会いたいことだろう。僕のお願いにセイラン様は顎を撫でる。
「アマリエが気にしないのであれば会わせることもできるだろうが……」
「あ、そうですよね」
母はスリーズちゃんを産んだ今世の母だ。前世の母と僕やスリーズちゃんが会うのは快く思わないかもしれない。
僕は生まれたときからセイラン様に預けられていて、ほとんどセイラン様の子どものようなものだから、セイラン様の判断で前世の母に会わせることもできるのだが、スリーズちゃんは僕とは少し違う。生まれたときから母が育てていて、夏だけしかこの土地にいられないがお父さんもいて、スリーズちゃんは両親に愛されて育っている。
前世の母がそこに入って行けるかというと疑問だった。
「母に聞いてみます」
「大丈夫よ、お兄ちゃん。お母さんならきっと『いいわよ』って言ってくれる」
明るいリラの声に励まされて、僕は次の日の高等学校の帰りに母の家に寄って、母に話をした。
「スリーズちゃんが前世の妹だという話はしたよね。前世の母が魔女の森から離れて孤児院を開いているんだ。前世の母に僕は時々会っているし、大陸にも一緒に行った。スリーズちゃんも前世の母に会わせてあげられないかな?」
僕のお願いに、母はスリーズちゃんを抱き上げる。
「前世のお母さんに会いたい?」
「かか! すち! じぇんてのかか、すち!」
「私のことは好きだけど、前世のお母さんにも会いたいのね?」
「かか、だいすち!」
今世の母も前世の母も同じく好きだというスリーズちゃんに、母が笑顔になる。
「仕方がないわね。セイラン様とラーイに連れて行ってもらいなさい」
「かかは?」
「私がいると、前世のお母さんが気まずいでしょう?」
それはそうだ。
前世の母は魔女族の長に成り代わって、僕とリラの命を狙い、今世の母と殴り合いの決闘をして負けている。幸い殺した子どもはいないけれど、前の魔女族の長を殺していて、決闘に負けて僕が前世を語った後は、僕と妹の弔いをすると言って魔女の森を出て、孤児院を開いて子どもたちを育てている。
もう自分の子どもを持つ気はなくて、血の繋がっていない身寄りのない子どもや、親が育てられない子どもを引き取って孤児院で育てることが母の喜びなのだ。
「スリーズちゃん、僕とセイラン様と行こう」
「あい、らーにぃに!」
可愛くお手手を上げて返事をするスリーズちゃんに、僕は頬が緩んでしまった。
3
お気に入りに追加
122
あなたにおすすめの小説
某国の皇子、冒険者となる
くー
BL
俺が転生したのは、とある帝国という国の皇子だった。
転生してから10年、19歳になった俺は、兄の反対を無視して従者とともに城を抜け出すことにした。
俺の本当の望み、冒険者になる夢を叶えるために……
異世界転生主人公がみんなから愛され、冒険を繰り広げ、成長していく物語です。
主人公は魔法使いとして、仲間と力をあわせて魔物や敵と戦います。
※ BL要素は控えめです。
2020年1月30日(木)完結しました。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
未来の地球と辺境の星から 趣味のコスプレのせいで帝のお妃候補になりました。初めての恋でどうしたら良いのか分かりません!
西野歌夏
ファンタジー
恋を知らない奇妙で野暮な忍び女子#
仕事:奉行所勤め#
今まで彼氏なし#
恋に興味なし#
趣味:コスプレ#
ー時は数億年先の地球ー
そんな主人公が問題を起こし、陰謀に巻き込まれ、成り行きで帝のお妃候補になる話。
帝に愛されるも、辺境の星から、過去の地球から、あちこちから刺客が送り込まれて騒ぎになる話。
数億年前の地球の「中世ヨーロッパ」の伯爵家を起点とする秘密のゲームに参加したら、代々続く由緒正しい地主だった実家に、ある縁談が持ち込まれた。父上が私の嫁入りの話を持ってきたのだ。23歳の忍びの私は帝のお妃候補になってしまった。プテラノドン、レエリナサウラ、ミクロラプトルなどと共存する忍びの国で、二つの秘密結社の陰謀に巻き込まれることになる。
帝と力を合わせて事件を切り抜けて行くうちに、帝に愛され、私は帝にとってなくてはならない存在にー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる