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転生したらまた魔女の男子だった件
92.前世の母と相談する
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晩ご飯を前に、僕はセイラン様と一緒に前世の母のいる孤児院に飛んだ。
孤児院では晩ご飯の支度をしているのか、いい匂いが漂ってきている。
孤児院の子どもが庭で遊んでいるのに声をかけるか迷っていると、子どもの方から声をかけて来た。
「魔女様の息子さんだよね?」
「来ると魔女様がすごく嬉しそうな顔をするから覚えちゃった」
遊んでいた子どもが僕に気付いてくれて前世の母を孤児院から呼んできてくれた。前世の母は庭に出て僕と向き合う。
セイラン様が涼しい風を吹かせているが、夏の夕暮れの庭は暑く、蝉が鳴いていた。
「母さん、このイヤリングを探しに男のひとが魔女の森に来たんだ」
「そのイヤリングの持ち主が分かったの?」
「大陸の国の国王陛下みたいなんだ。病気で命が危ないから、皇子の時代に愛した魔女と子どもを探しているんだって」
僕の言葉に前世の母の眉間に皺が寄る。前世の母は僕の見せた月の形のイヤリングを手に取って、握り締めた。
「恐らく、そんな簡単な話じゃないわ。感傷的な部分もあるのかもしれないけれど、これは後継者探しなのだと思う」
「え!?」
前世の母に言われて僕は息を飲む。
前世の父親が死ぬことばかり考えていたけれど、その可能性は大いにありうる。
前世の父親に子どもがいなかったり、男の子がいなかったりすれば、子どもを探して魔女の森まで使いが来たのも不思議はない。
「僕は前世の父親とは全く関わりがないよ」
「そうよ。だから行くことはないわ」
「でも……」
僕は迷っていた。
生まれ変わった息子が会いに来たところで、血縁はないし、僕に会ってくれるかも分からない。それでも、前世の父親というものに僕は淡い期待を抱いていたのだ。
エイゼン様というお父さんができても、僕にとっては血の繋がった本当の父親ではなかった。もちろん、お父さんのことは大好きだし、信頼もしているのだが、お父さんの前に出会った生物学上の父が酷すぎたのだ。
生物学上の父は大陸で土地神様を追い出そうとしていて、土地神様の代わりに魔女を捕らえて魔法で土地を治めようとしていた。その野望がついえたと知ったとき、生物学上の父は逆恨みをして魔女の長である母の元にやってきたのだ。
そして、リラをクロスボウで狙って、リラを庇った僕が死にかけた。
あのときのことを思うと、今でもお腹と胸の境目が痛むような気がする。
ものすごく痛かったし、しばらく痛みも続いたし、傷跡も今はもうほとんど見えないが、あのときには酷く残っていた。
今世の生物学上の父が酷かっただけに、前世の生物学上の父に期待するような気持が生まれたのかもしれない。
「僕は、会ってみたい」
会ったところで何かが変わるのか分からない。
会えば危険なことになるかもしれないのも分かっている。
それでも、僕は生物学上の父というものに希望を持ちたかったのだ。
「ラーイは生まれ変わっておるし、正確には息子ではないのだぞ?」
「だからこそ、会えるんじゃないですか。実の息子だったら、跡継ぎとして担ぎ上げられるかもしれない」
セイラン様の言葉に僕が言えば、セイラン様は難しい顔でため息を吐いた。
「王族をそんなに甘く見ない方がよいと思うのだが。生まれ変わっていようと、そんなことは無視をして、跡継ぎとして担ぎ上げられるかもしれないのだぞ?」
「生まれ変わっているから、血縁はないではないですか。血の繋がりのない子どもを後継者にするほど、王族も愚かとは思いません」
「国王が独断で決めてしまうこともありうる」
「僕が身分を明かさなければいいのではないですか? 前世のことを話さないで、母が行くのについて行くだけ。僕は母とは関係のない子どもだとして」
「そうなると、国王の元にまで通してもらえないかもしれない。それではラーイが行った意味がないだろう?」
セイラン様とこんなことで言い争うのは本意ではない。
僕はセイラン様にしがみ付く。
「会えないと言われれば、それで諦めます。僕にチャンスをください」
お願いする僕に、セイラン様も前世の母も難しい顔をしていた。
「もし行くとなれば、土地神様にも来ていただいた方がよさそうですね」
「私か……そうだな。ラーイを取り上げられそうになったら、ラーイは私の息子で婚約者だと言えばいいのだな」
「そうです。会えるかどうかは本当に分かりませんが」
土地神であるセイラン様が動くとなるとことが大きくなる。
僕はセイラン様を見上げた。
「セイラン様、いいのですか?」
「どうしてもラーイが行きたいというのならば、保護者として、婚約者として、ラーイを守らねばならぬだろう?」
「土地のことはどうするのですか?」
「その期間だけはレイリに任せる。そのための二人いる土地神だ」
一人が動いてももう一人が土地に残っていれば土地の平和は守られる。そのために、土地神は原則的に二人ずつで配属される。
僕のためにセイラン様まで巻き込んでしまうことになるとは思っていなかったので、僕は少し後悔していた。
「僕の我が儘のせいでごめんなさい」
「まずはレイリと話し合ってみよう。ラーイはエイゼンとアマリエと話し合うといい。二人にはまだ何も言っていないのであろう?」
冷静なセイラン様はその場で結論を出さずに、レイリ様や母やお父さんとも話し合う方向に持って行くようだ。
「母さん、ごめんなさい」
「いいのよ。私は会っても構わないのだから」
「孤児院はどうするの?」
「孤児院を手伝ってくれている大人が何人もいるから平気よ」
前世の母の孤児院は僕が知らない間に大規模なものになっていたようだ。前世の母以外の大人も手伝いに入っていて、子どもたちを一緒に育てている。
「お母さんにとっては興味のない相手じゃないの?」
「魔女の森に魔法がかけられていた時期は、妊娠すると魔女の森に戻らなければいけないという思いで、相手のことはほとんど記憶からなくなってしまっていたのよ。会えば思い出すかもしれないわ」
前世の母を愛して、僕と妹を生ませた皇子だったという今の国王が、どんな人物だったのか前世の母もほとんど覚えていない。思い出にとイヤリングを渡して、それに探知機を仕込んでいるくらいならば、もっと早くに探し出すこともできたのではないだろうか。
色んな憶測が胸を渦巻くが、とにかく会ってみなければどんな人物なのかは分からない。
時間はあまりない。
国王は病で命が危ないとされているのだから。
「セイラン様、今日は帰りましょう」
「そうだな。また来よう」
「母さん、また来るよ」
前世の母に手を振って、僕は社に戻った。
社ではリラが床の敷物の上に大の字で倒れていた。
「お腹空いたー! お兄ちゃん、どこに行ってたの?」
「待たせてごめんね。ちょっと知り合いのところに行っていたんだ」
「お兄ちゃんの知り合いで、私の知り合いじゃないひとがいるの?」
「まぁ、色々あってね」
言葉を濁して誤魔化してもリラは訝しそうに僕を見ている。僕はテーブルの上を見た。
鯛のお刺身と出汁の入ったお茶が用意されている。
「今日は鯛茶漬けにしようと思っていたんですよ。お茶を沸かして来ますね」
一度沸かしたのだろうがすっかり冷えてしまっている出汁の入ったお茶に、僕はマオさんとリラとレイリ様を長く待たせていたことを反省する。
「ごめんなさい、遅くなっちゃって」
「大事なお話だったのでしょう?」
僕が謝るとマオさんは笑顔で許してくれた。
鯛茶漬けを食べて僕とリラが順番にお風呂に入っている間に、セイラン様とレイリ様は話をしたようだ。
「ラーイ、セイラン兄上から話は聞きました。大陸に行くことが決まったら、セイラン兄上から絶対に離れないように」
真剣なレイリ様の表情に僕は頷く。
リラがレイリ様の言葉を聞いて大声を出した。
「お兄ちゃん、大陸に行くの?」
「今はまだ可能性の段階です」
「えー! 私も行きたい」
「僕は留守番ですよ」
「やっぱり、行かない。レイリ様といる」
手の平をくるくると返すリラは、レイリ様が一番大事なのだとよく伝わって来た。
セイラン様とレイリ様との間では話し合いが行われた。
後は母とお父さんだ。
僕は明日は母とお父さんに話をすることを決めていた。
孤児院では晩ご飯の支度をしているのか、いい匂いが漂ってきている。
孤児院の子どもが庭で遊んでいるのに声をかけるか迷っていると、子どもの方から声をかけて来た。
「魔女様の息子さんだよね?」
「来ると魔女様がすごく嬉しそうな顔をするから覚えちゃった」
遊んでいた子どもが僕に気付いてくれて前世の母を孤児院から呼んできてくれた。前世の母は庭に出て僕と向き合う。
セイラン様が涼しい風を吹かせているが、夏の夕暮れの庭は暑く、蝉が鳴いていた。
「母さん、このイヤリングを探しに男のひとが魔女の森に来たんだ」
「そのイヤリングの持ち主が分かったの?」
「大陸の国の国王陛下みたいなんだ。病気で命が危ないから、皇子の時代に愛した魔女と子どもを探しているんだって」
僕の言葉に前世の母の眉間に皺が寄る。前世の母は僕の見せた月の形のイヤリングを手に取って、握り締めた。
「恐らく、そんな簡単な話じゃないわ。感傷的な部分もあるのかもしれないけれど、これは後継者探しなのだと思う」
「え!?」
前世の母に言われて僕は息を飲む。
前世の父親が死ぬことばかり考えていたけれど、その可能性は大いにありうる。
前世の父親に子どもがいなかったり、男の子がいなかったりすれば、子どもを探して魔女の森まで使いが来たのも不思議はない。
「僕は前世の父親とは全く関わりがないよ」
「そうよ。だから行くことはないわ」
「でも……」
僕は迷っていた。
生まれ変わった息子が会いに来たところで、血縁はないし、僕に会ってくれるかも分からない。それでも、前世の父親というものに僕は淡い期待を抱いていたのだ。
エイゼン様というお父さんができても、僕にとっては血の繋がった本当の父親ではなかった。もちろん、お父さんのことは大好きだし、信頼もしているのだが、お父さんの前に出会った生物学上の父が酷すぎたのだ。
生物学上の父は大陸で土地神様を追い出そうとしていて、土地神様の代わりに魔女を捕らえて魔法で土地を治めようとしていた。その野望がついえたと知ったとき、生物学上の父は逆恨みをして魔女の長である母の元にやってきたのだ。
そして、リラをクロスボウで狙って、リラを庇った僕が死にかけた。
あのときのことを思うと、今でもお腹と胸の境目が痛むような気がする。
ものすごく痛かったし、しばらく痛みも続いたし、傷跡も今はもうほとんど見えないが、あのときには酷く残っていた。
今世の生物学上の父が酷かっただけに、前世の生物学上の父に期待するような気持が生まれたのかもしれない。
「僕は、会ってみたい」
会ったところで何かが変わるのか分からない。
会えば危険なことになるかもしれないのも分かっている。
それでも、僕は生物学上の父というものに希望を持ちたかったのだ。
「ラーイは生まれ変わっておるし、正確には息子ではないのだぞ?」
「だからこそ、会えるんじゃないですか。実の息子だったら、跡継ぎとして担ぎ上げられるかもしれない」
セイラン様の言葉に僕が言えば、セイラン様は難しい顔でため息を吐いた。
「王族をそんなに甘く見ない方がよいと思うのだが。生まれ変わっていようと、そんなことは無視をして、跡継ぎとして担ぎ上げられるかもしれないのだぞ?」
「生まれ変わっているから、血縁はないではないですか。血の繋がりのない子どもを後継者にするほど、王族も愚かとは思いません」
「国王が独断で決めてしまうこともありうる」
「僕が身分を明かさなければいいのではないですか? 前世のことを話さないで、母が行くのについて行くだけ。僕は母とは関係のない子どもだとして」
「そうなると、国王の元にまで通してもらえないかもしれない。それではラーイが行った意味がないだろう?」
セイラン様とこんなことで言い争うのは本意ではない。
僕はセイラン様にしがみ付く。
「会えないと言われれば、それで諦めます。僕にチャンスをください」
お願いする僕に、セイラン様も前世の母も難しい顔をしていた。
「もし行くとなれば、土地神様にも来ていただいた方がよさそうですね」
「私か……そうだな。ラーイを取り上げられそうになったら、ラーイは私の息子で婚約者だと言えばいいのだな」
「そうです。会えるかどうかは本当に分かりませんが」
土地神であるセイラン様が動くとなるとことが大きくなる。
僕はセイラン様を見上げた。
「セイラン様、いいのですか?」
「どうしてもラーイが行きたいというのならば、保護者として、婚約者として、ラーイを守らねばならぬだろう?」
「土地のことはどうするのですか?」
「その期間だけはレイリに任せる。そのための二人いる土地神だ」
一人が動いてももう一人が土地に残っていれば土地の平和は守られる。そのために、土地神は原則的に二人ずつで配属される。
僕のためにセイラン様まで巻き込んでしまうことになるとは思っていなかったので、僕は少し後悔していた。
「僕の我が儘のせいでごめんなさい」
「まずはレイリと話し合ってみよう。ラーイはエイゼンとアマリエと話し合うといい。二人にはまだ何も言っていないのであろう?」
冷静なセイラン様はその場で結論を出さずに、レイリ様や母やお父さんとも話し合う方向に持って行くようだ。
「母さん、ごめんなさい」
「いいのよ。私は会っても構わないのだから」
「孤児院はどうするの?」
「孤児院を手伝ってくれている大人が何人もいるから平気よ」
前世の母の孤児院は僕が知らない間に大規模なものになっていたようだ。前世の母以外の大人も手伝いに入っていて、子どもたちを一緒に育てている。
「お母さんにとっては興味のない相手じゃないの?」
「魔女の森に魔法がかけられていた時期は、妊娠すると魔女の森に戻らなければいけないという思いで、相手のことはほとんど記憶からなくなってしまっていたのよ。会えば思い出すかもしれないわ」
前世の母を愛して、僕と妹を生ませた皇子だったという今の国王が、どんな人物だったのか前世の母もほとんど覚えていない。思い出にとイヤリングを渡して、それに探知機を仕込んでいるくらいならば、もっと早くに探し出すこともできたのではないだろうか。
色んな憶測が胸を渦巻くが、とにかく会ってみなければどんな人物なのかは分からない。
時間はあまりない。
国王は病で命が危ないとされているのだから。
「セイラン様、今日は帰りましょう」
「そうだな。また来よう」
「母さん、また来るよ」
前世の母に手を振って、僕は社に戻った。
社ではリラが床の敷物の上に大の字で倒れていた。
「お腹空いたー! お兄ちゃん、どこに行ってたの?」
「待たせてごめんね。ちょっと知り合いのところに行っていたんだ」
「お兄ちゃんの知り合いで、私の知り合いじゃないひとがいるの?」
「まぁ、色々あってね」
言葉を濁して誤魔化してもリラは訝しそうに僕を見ている。僕はテーブルの上を見た。
鯛のお刺身と出汁の入ったお茶が用意されている。
「今日は鯛茶漬けにしようと思っていたんですよ。お茶を沸かして来ますね」
一度沸かしたのだろうがすっかり冷えてしまっている出汁の入ったお茶に、僕はマオさんとリラとレイリ様を長く待たせていたことを反省する。
「ごめんなさい、遅くなっちゃって」
「大事なお話だったのでしょう?」
僕が謝るとマオさんは笑顔で許してくれた。
鯛茶漬けを食べて僕とリラが順番にお風呂に入っている間に、セイラン様とレイリ様は話をしたようだ。
「ラーイ、セイラン兄上から話は聞きました。大陸に行くことが決まったら、セイラン兄上から絶対に離れないように」
真剣なレイリ様の表情に僕は頷く。
リラがレイリ様の言葉を聞いて大声を出した。
「お兄ちゃん、大陸に行くの?」
「今はまだ可能性の段階です」
「えー! 私も行きたい」
「僕は留守番ですよ」
「やっぱり、行かない。レイリ様といる」
手の平をくるくると返すリラは、レイリ様が一番大事なのだとよく伝わって来た。
セイラン様とレイリ様との間では話し合いが行われた。
後は母とお父さんだ。
僕は明日は母とお父さんに話をすることを決めていた。
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