72 / 180
転生したらまた魔女の男子だった件
72.燕のスリーズちゃん
しおりを挟む
小学校の帰りに、僕とリラは母の家に寄った。
スリーズちゃんの顔が見られるとワクワクしながらベビーベッドを覗くと、スリーズちゃんの姿がない。
お乳を飲ませているのかと母を探すと、母は寝室で眠っていた。お産で消耗したので少しの時間も眠りたいのだろう。眠っている母を起こさないように寝室から出て、僕はアナ姉さんにスリーズちゃんのことを聞いてみた。
「スリーズちゃんがいないんだけど、どこかな?」
「私の可愛い妹はどこ?」
リラも気になっているようでそわそわしている。
アナ姉さんは僕とリラをベビーベッドのところに連れて行って、枕元にある丸い毛糸で編んだボールのようなものを見せた。上のところに大きな穴があって、その中を覗けば、小さな鳥の雛がいる。
雛は眠っているようだった。
「もしかして、スリーズちゃん?」
「そうなのよ。お父さんが燕でしょう? 似ちゃったみたいで、燕の姿になっちゃったのよ」
ベビーベッドに寝かせていたスリーズちゃんの姿が見えなくて、母はものすごく慌てたようだ。すぐにちよちよと鳴いている親指くらいの燕の雛を見付けて、母は考えた。
「このままじゃ、布団に溺れて死んじゃうわ。そうでなくとも、ベビーベッドの柵をすり抜けて落ちてしまう」
真剣に考えて母はすぐに毛糸でスリーズちゃんの巣を編んだ。スリーズちゃんは魔法をかけられた巣の中に、燕の姿になるとすぐに吸い込まれるようになったのだ。
巣の中でスリーズちゃんは目を閉じて眠っていた。
可愛いほよほよの人間の姿の赤ちゃんを想像していた僕とリラは、羽も生えていないスリーズちゃんの姿にちょっとがっかりしてしまう。
そっと巣を持たせてもらうと、スリーズちゃんが起きた。
「ちよちよ!」
脳天に響くような大きな声で鳴いている。
素早くアナ姉さんが動いて、スリーズちゃんの口にどろどろにした食べ物を、針を外した注射器で喉の奥に押し込んでいく。あまりに深く押し込んでいるので、吐き出さないか心配だったが、スリーズちゃんは大きく口を開けてそれを飲み込んでいるようだった。
「アナ姉さん、それは何?」
「白身魚や鳥のささ身を茹でてミルクと混ぜたものよ」
「もう離乳食を食べているの!?」
アナ姉さんの返事に僕は大きな声を出してしまった。声に驚くかと思っていたが、スリーズちゃんは落ち着いて離乳食を飲み込んだ後で、また大きく口を開けている。
「燕は肉食なのよ。虫をあげるわけにはいかないから、白身魚や鳥のささ身で代用しているの」
「なるほど……そんなに喉の奥に入れて大丈夫なの?」
「喉の奥に入れないと飲み込めないのよ。舌の上に置くと、呼吸を妨げて死なせてしまうってアンナマリ姉さんが言っていたから、気を付けて喉の奥に押し込んでいるの」
カルロッタ先生、せっかく赤ちゃんの発達を習いましたが、スリーズちゃんは全く違うようです。
「ここにあるのが、そのうっていう食べ物をため込む場所。ここがいっぱいになると、お腹がいっぱいになった証拠よ」
「胃袋が出てるの!?」
よく見れば首の横にスリーズちゃんは袋のようなものがついている。そこが離乳食をもらうたびに膨らんでいく。
そのうがいっぱいになると、スリーズちゃんはずりずりと後退して糞をして、体を丸めた。
糞はアナ姉さんがティッシュで片付ける。
「私、オムツを替えたり、ミルクをあげたりするのを想像してたわ……」
「想像とは違ったみたいね、リラ」
「アナお姉ちゃん、私にもその注射器の使い方を教えて!」
想像とは違う子育てになってしまっているが、リラは動じずにアナ姉さんに注射器の使い方を教えてもらっていた。
「喉の奥までぐっと押し込むのよ。スリーズはこれを見たら口を開けるから、しっかり食べさせてあげて」
「分かったわ」
「口の中の浅い位置で離乳食をあげてしまうと、呼吸器を塞ぐ恐れがあるから、思い切って口の中に入れるのよ」
「はい!」
巣の中で健やかに眠るスリーズちゃんに、僕は少し安心していた。
「燕の姿なら、お母さんがいなくてもご飯が食べられるね」
「そうね。母さんも平気だって言ってるけど、出産で身体にダメージを受けているのは変わりないからね」
「そんなに大変だったの?」
「全てのお産が、命懸けなのよ、ラーイ。命懸けで自分の身体を痛めながら、母親は子どもを産むの」
アナ姉さんに言われて僕はセイラン様のことを思い浮かべる。いつか僕もセイラン様と結婚して、子どもができるかもしれない。セイラン様はそのときに大変な思いをして出産するのだろうか。
「神族でも出産は大変なの?」
「神族でも変わりはないと思うわ」
セイラン様は僕を受け入れてくれるだろうか。僕の赤ちゃんを産んでくれるだろうか。
僕はセイラン様しか考えられないのだが、セイラン様がどうなのかは分からない。婚約を承諾してくれているのだから、僕のことが嫌いなわけはないとは思っているのだが、それが恋愛感情になるのかはまだ分からないのだ。
僕はずっとセイラン様しか見ていなかった。
セイラン様だけが僕の愛する相手だった。
「お兄ちゃん、スリーズちゃんはお口が大きくてとても可愛いわ」
「そうだね」
「お目目もくりくりしてるわ」
羽も生えていない不格好な燕の雛の姿でも、妹だと思うとリラには可愛く思えるようだ。僕もじっと巣の中にいるスリーズちゃんを見ているけれど、可愛いのかどうかは分からない。
できれば人間の姿になって欲しいのだが、人間の赤ん坊がどれだけ自由度が低いかは自分で経験して分かっているので、スリーズちゃんが燕の姿でいたがるのは理解できる。
燕の雛の姿ならば首は据わっているし、少しならば自分でも動くことができる。
人間の赤ちゃんの姿ならば顔に布がかかっても外すことができないくらい不自由な生活が続くし、五か月になるまでは離乳食も始められない。カルロッタ先生の授業で僕は学んでいた。
「スリーズちゃんは燕の姿で成長しても仕方がないのかな」
「巣ごとお手手で抱っこすればいいわ、お兄ちゃん」
「そうだね、リラ」
スリーズちゃんがどんな姿でも姉として愛しているリラの前向きな様子は、尊敬に値するものだった。僕もスリーズちゃんがどんな姿でも愛さなければいけない。
じっと見つめる先のスリーズちゃんは目を閉じて、瞼が眼球の形に飛び出ていて、口はがま口のように大きくて、いかにも燕の雛だった。
「リラはすごいな……僕はスリーズちゃんが燕の姿だってことにまだ慣れないよ」
「お父さんが燕だったんだから、そうでもおかしくないでしょう? どんな姿でも妹は妹よ」
明るく言うリラを僕は改めて尊敬した。
社に帰ってから、僕はセイラン様に報告した。
「小学校ではカルロッタ先生が赤ちゃんの発育を教えてくれました」
「カルロッタ先生はそのときに合った授業をしてくれるようでよかったな」
「お母さんの家に行ったら、スリーズちゃんは燕の雛の姿でした」
「私も幼い頃は白虎の姿しかとれなかった。スリーズもそうなのかもしれぬよ」
白虎族は小さい頃は白虎の姿で育つのだとセイラン様が言っていたのを思い出す。それを考えるとスリーズちゃんが燕の姿でもおかしくはなかった。
「セイラン様は白虎の姿で不便でしたか?」
「扉の開け閉めなどは不便だったな。体はすぐに大きくなったけれど、人間の姿になれるようになるまでは、十年近くかかった」
十年もの間、セイラン様は白虎の姿だけで育ってきた。スリーズちゃんも燕の姿だけで育つのかもしれない。
「ちょっとだけ覚悟ができました」
「燕は成長が早いから白虎ほど時間はかからないかもしれぬよ」
「スリーズちゃんがずっと燕の姿でも、お手手で抱っこして可愛がります」
いつかスリーズちゃんもお父さんのエイゼン様と同じように自由に飛び回るようになるのだろうか。幼いうちに飛び回るようになってしまったら、遠くに行かないように気を付けなければいけない。
それにしても、赤ちゃんの妹を抱っこできると思ったら、親指くらいの小さな燕の雛だったのは正直拍子抜けしてしまっていた。
「スリーズちゃん、ちょっとの間でも人間の赤ちゃんの姿になってくれたらいいのにな」
呟くとセイラン様が僕の髪を撫でる。
「燕の一族と白虎族は違うかもしれぬ。エイゼン殿が来たときに聞いてみればいい」
季節はまだ春だったが、後二か月もすれば初夏になる。
初夏には僕とリラのお誕生日もあるし、エイゼン様が夏を運んでやってくる。
エイゼン様の来訪が僕には楽しみでならなかった。
スリーズちゃんの顔が見られるとワクワクしながらベビーベッドを覗くと、スリーズちゃんの姿がない。
お乳を飲ませているのかと母を探すと、母は寝室で眠っていた。お産で消耗したので少しの時間も眠りたいのだろう。眠っている母を起こさないように寝室から出て、僕はアナ姉さんにスリーズちゃんのことを聞いてみた。
「スリーズちゃんがいないんだけど、どこかな?」
「私の可愛い妹はどこ?」
リラも気になっているようでそわそわしている。
アナ姉さんは僕とリラをベビーベッドのところに連れて行って、枕元にある丸い毛糸で編んだボールのようなものを見せた。上のところに大きな穴があって、その中を覗けば、小さな鳥の雛がいる。
雛は眠っているようだった。
「もしかして、スリーズちゃん?」
「そうなのよ。お父さんが燕でしょう? 似ちゃったみたいで、燕の姿になっちゃったのよ」
ベビーベッドに寝かせていたスリーズちゃんの姿が見えなくて、母はものすごく慌てたようだ。すぐにちよちよと鳴いている親指くらいの燕の雛を見付けて、母は考えた。
「このままじゃ、布団に溺れて死んじゃうわ。そうでなくとも、ベビーベッドの柵をすり抜けて落ちてしまう」
真剣に考えて母はすぐに毛糸でスリーズちゃんの巣を編んだ。スリーズちゃんは魔法をかけられた巣の中に、燕の姿になるとすぐに吸い込まれるようになったのだ。
巣の中でスリーズちゃんは目を閉じて眠っていた。
可愛いほよほよの人間の姿の赤ちゃんを想像していた僕とリラは、羽も生えていないスリーズちゃんの姿にちょっとがっかりしてしまう。
そっと巣を持たせてもらうと、スリーズちゃんが起きた。
「ちよちよ!」
脳天に響くような大きな声で鳴いている。
素早くアナ姉さんが動いて、スリーズちゃんの口にどろどろにした食べ物を、針を外した注射器で喉の奥に押し込んでいく。あまりに深く押し込んでいるので、吐き出さないか心配だったが、スリーズちゃんは大きく口を開けてそれを飲み込んでいるようだった。
「アナ姉さん、それは何?」
「白身魚や鳥のささ身を茹でてミルクと混ぜたものよ」
「もう離乳食を食べているの!?」
アナ姉さんの返事に僕は大きな声を出してしまった。声に驚くかと思っていたが、スリーズちゃんは落ち着いて離乳食を飲み込んだ後で、また大きく口を開けている。
「燕は肉食なのよ。虫をあげるわけにはいかないから、白身魚や鳥のささ身で代用しているの」
「なるほど……そんなに喉の奥に入れて大丈夫なの?」
「喉の奥に入れないと飲み込めないのよ。舌の上に置くと、呼吸を妨げて死なせてしまうってアンナマリ姉さんが言っていたから、気を付けて喉の奥に押し込んでいるの」
カルロッタ先生、せっかく赤ちゃんの発達を習いましたが、スリーズちゃんは全く違うようです。
「ここにあるのが、そのうっていう食べ物をため込む場所。ここがいっぱいになると、お腹がいっぱいになった証拠よ」
「胃袋が出てるの!?」
よく見れば首の横にスリーズちゃんは袋のようなものがついている。そこが離乳食をもらうたびに膨らんでいく。
そのうがいっぱいになると、スリーズちゃんはずりずりと後退して糞をして、体を丸めた。
糞はアナ姉さんがティッシュで片付ける。
「私、オムツを替えたり、ミルクをあげたりするのを想像してたわ……」
「想像とは違ったみたいね、リラ」
「アナお姉ちゃん、私にもその注射器の使い方を教えて!」
想像とは違う子育てになってしまっているが、リラは動じずにアナ姉さんに注射器の使い方を教えてもらっていた。
「喉の奥までぐっと押し込むのよ。スリーズはこれを見たら口を開けるから、しっかり食べさせてあげて」
「分かったわ」
「口の中の浅い位置で離乳食をあげてしまうと、呼吸器を塞ぐ恐れがあるから、思い切って口の中に入れるのよ」
「はい!」
巣の中で健やかに眠るスリーズちゃんに、僕は少し安心していた。
「燕の姿なら、お母さんがいなくてもご飯が食べられるね」
「そうね。母さんも平気だって言ってるけど、出産で身体にダメージを受けているのは変わりないからね」
「そんなに大変だったの?」
「全てのお産が、命懸けなのよ、ラーイ。命懸けで自分の身体を痛めながら、母親は子どもを産むの」
アナ姉さんに言われて僕はセイラン様のことを思い浮かべる。いつか僕もセイラン様と結婚して、子どもができるかもしれない。セイラン様はそのときに大変な思いをして出産するのだろうか。
「神族でも出産は大変なの?」
「神族でも変わりはないと思うわ」
セイラン様は僕を受け入れてくれるだろうか。僕の赤ちゃんを産んでくれるだろうか。
僕はセイラン様しか考えられないのだが、セイラン様がどうなのかは分からない。婚約を承諾してくれているのだから、僕のことが嫌いなわけはないとは思っているのだが、それが恋愛感情になるのかはまだ分からないのだ。
僕はずっとセイラン様しか見ていなかった。
セイラン様だけが僕の愛する相手だった。
「お兄ちゃん、スリーズちゃんはお口が大きくてとても可愛いわ」
「そうだね」
「お目目もくりくりしてるわ」
羽も生えていない不格好な燕の雛の姿でも、妹だと思うとリラには可愛く思えるようだ。僕もじっと巣の中にいるスリーズちゃんを見ているけれど、可愛いのかどうかは分からない。
できれば人間の姿になって欲しいのだが、人間の赤ん坊がどれだけ自由度が低いかは自分で経験して分かっているので、スリーズちゃんが燕の姿でいたがるのは理解できる。
燕の雛の姿ならば首は据わっているし、少しならば自分でも動くことができる。
人間の赤ちゃんの姿ならば顔に布がかかっても外すことができないくらい不自由な生活が続くし、五か月になるまでは離乳食も始められない。カルロッタ先生の授業で僕は学んでいた。
「スリーズちゃんは燕の姿で成長しても仕方がないのかな」
「巣ごとお手手で抱っこすればいいわ、お兄ちゃん」
「そうだね、リラ」
スリーズちゃんがどんな姿でも姉として愛しているリラの前向きな様子は、尊敬に値するものだった。僕もスリーズちゃんがどんな姿でも愛さなければいけない。
じっと見つめる先のスリーズちゃんは目を閉じて、瞼が眼球の形に飛び出ていて、口はがま口のように大きくて、いかにも燕の雛だった。
「リラはすごいな……僕はスリーズちゃんが燕の姿だってことにまだ慣れないよ」
「お父さんが燕だったんだから、そうでもおかしくないでしょう? どんな姿でも妹は妹よ」
明るく言うリラを僕は改めて尊敬した。
社に帰ってから、僕はセイラン様に報告した。
「小学校ではカルロッタ先生が赤ちゃんの発育を教えてくれました」
「カルロッタ先生はそのときに合った授業をしてくれるようでよかったな」
「お母さんの家に行ったら、スリーズちゃんは燕の雛の姿でした」
「私も幼い頃は白虎の姿しかとれなかった。スリーズもそうなのかもしれぬよ」
白虎族は小さい頃は白虎の姿で育つのだとセイラン様が言っていたのを思い出す。それを考えるとスリーズちゃんが燕の姿でもおかしくはなかった。
「セイラン様は白虎の姿で不便でしたか?」
「扉の開け閉めなどは不便だったな。体はすぐに大きくなったけれど、人間の姿になれるようになるまでは、十年近くかかった」
十年もの間、セイラン様は白虎の姿だけで育ってきた。スリーズちゃんも燕の姿だけで育つのかもしれない。
「ちょっとだけ覚悟ができました」
「燕は成長が早いから白虎ほど時間はかからないかもしれぬよ」
「スリーズちゃんがずっと燕の姿でも、お手手で抱っこして可愛がります」
いつかスリーズちゃんもお父さんのエイゼン様と同じように自由に飛び回るようになるのだろうか。幼いうちに飛び回るようになってしまったら、遠くに行かないように気を付けなければいけない。
それにしても、赤ちゃんの妹を抱っこできると思ったら、親指くらいの小さな燕の雛だったのは正直拍子抜けしてしまっていた。
「スリーズちゃん、ちょっとの間でも人間の赤ちゃんの姿になってくれたらいいのにな」
呟くとセイラン様が僕の髪を撫でる。
「燕の一族と白虎族は違うかもしれぬ。エイゼン殿が来たときに聞いてみればいい」
季節はまだ春だったが、後二か月もすれば初夏になる。
初夏には僕とリラのお誕生日もあるし、エイゼン様が夏を運んでやってくる。
エイゼン様の来訪が僕には楽しみでならなかった。
5
お気に入りに追加
123
あなたにおすすめの小説
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
47歳のおじさんが異世界に召喚されたら不動明王に化身して感謝力で無双しまくっちゃう件!
のんたろう
ファンタジー
異世界マーラに召喚された凝流(しこる)は、
ハサンと名を変えて異世界で
聖騎士として生きることを決める。
ここでの世界では
感謝の力が有効と知る。
魔王スマターを倒せ!
不動明王へと化身せよ!
聖騎士ハサン伝説の伝承!
略称は「しなおじ」!
年内書籍化予定!
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる