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転生したらまた魔女の男子だった件
55.大陸の変化と僕とリラの八歳のお誕生日
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大陸では土地神様と貴族たちの戦いが始まっていた。
一度は土地を追い出された土地神様が帰って来て、干ばつや大水を治める。干ばつや大水を治めてくれた土地神様に対して、土地のひとたちは感謝し、再び信仰心を取り戻す。
信仰心を取り戻した土地のひとたちと共に土地神様が土地を治める貴族を追い落とす。
貴族が追い落とされた後で、土地神様の重要性を改めて知った土地のひとたちは、今後は土地神様を重んじる貴族しか受け入れないと誓う。
「結局、貴族が土地の所有者のように見えて、土地を動かしているのは土地の人間だったってことだよ」
大陸の変化を受けて母は刺繍をしながらそう語ってくれた。
「僕もそう思う。土地のひとたちにとっては、貴族も土地神様も、自分たちの利益になるから敬っているだけで、利益にならなくなったら、あっさり捨ててしまえるものだと思う」
非常にドライな考え方だが、僕は人間というものがそんなものだと考えていた。一度追い出した土地神様を、干ばつや大水を治めてくれるから受け入れるだなんて、手の平返しも甚だしい。
そんな土地のひとたちでも、土地神様は守ろうとしている。
神とはとても慈悲深いのだと僕は思わずにいられなかった。
春休みが終わって、僕とリラは四年生になった。
四年生になっても担任はミネルヴァ先生で、教室の場所も変わらない。男子用のトイレがこの教室の前にしかないので、小学校側が僕がトイレに行きやすいように六年間この教室を使うと決めてくれているのだ。
四年生になって、クラスの女の子たちはますます大きくなった気がしていた。僕とリラは二年年下なので二人ともちまっとしている気がする。
生まれの早いナンシーちゃんはもう十歳になっていた。
「ナンシーちゃんお誕生日おめでとう!」
「ナンシーちゃん、十歳おめでとう!」
クラスの女の子たちに囲まれてお誕生日を祝われているナンシーちゃんにリラも近寄って行く。リラは母が作ったマーガレットの造花の髪飾りをナンシーちゃんに渡していた。
「ナンシーちゃん、お誕生日おめでとう! これからも仲良くしてね」
「もちろんよ、リラちゃん」
僕はナンシーちゃんに自分で刺繍を入れたポーチを渡した。
「ナンシーちゃん、リラと仲良くしてあげてね」
「これ、ラーイくんが刺繍したの?」
「そうだよ。お母さんに習ってるんだ」
「すごいわね。ありがとう」
可愛げのある刺繍はまだできなくて、災いや怪我や病気を避ける蔦模様の刺繍のポーチだったが、ナンシーちゃんは喜んで受け取ってくれた。
その後、小学校で妙な噂が流れた。
「四年生のラーイくんはナンシーちゃんと付き合ってるんでしょう?」
「男の子が一人きりだから四年生では取り合いになっているって?」
他の学年の女の子が言っていたのを聞いたのだが、僕は驚いてしまった。
僕はナンシーちゃんと付き合っていないし、クラスの女の子は僕が二歳年下で小さいのを知っているので、僕なんて相手にしていない。
「ごめんね、ナンシーちゃん。僕がお誕生日お祝いを上げたから、変な噂になって」
「魔女の森では男のひとも暮らすようになったから、みんな恋愛に興味を持っているのよ。冷やかしだから気にしなくていいわよ」
謝る僕にナンシーちゃんは冷静で落ち着いていた。ナンシーちゃんはゆっくりしているところはあるが、そこが逆に長所になっていて、いつも慌てずに落ち着いているのだ。
体育のときに着替えが遅かったりするけれど、ナンシーちゃんのおっとりしたところに僕は救われていた。
「お兄ちゃん、デマを流す奴らは、バラ乙女仮面がやっつけるわ」
「やっつけないで、リラ!」
「えー? ダメなの?」
拳を握って戦う気満々のリラを僕は止めたのだった。
初夏になって、僕とリラのお誕生日が近付いてきた。
母の縫った僕とリラの服に、僕は一生懸命刺繍を入れていた。リラは花が好きだから、赤紫の布の襟高で袷が斜めになっているシャツに、花の模様を入れていく。
これは僕が蔦模様以外に挑戦する初めての図案だった。
僕のシャツはリラとお揃いの色違いで青紫にしている。
丁寧に刺繍を施していくと、手に取って母が確かめてくれる。
「とてもよくできているよ。疲れただろう。休憩にしようか」
「もう少し。後花を一つ縫うまでは」
「あまり根詰めるんじゃないよ」
新しい図案が縫えるのは嬉しいことで僕は夢中になっていた。
夢中になりすぎて、縫い終わる頃には指先が震えて、体が寒くなっていた。気温は初夏で暖かいはずなのに、震えが止まらない。
「お母さん、体が震えて、倒れそう」
「蜂蜜レモン水を作ってあげよう。飲んでご覧」
母にグラスを渡されて蜂蜜レモン水を飲む。蜂蜜の甘さとレモンの酸っぱさで口の中がすっきりするし、寒かった体が温まる気がする。
飲み終わる頃には僕はすっかり震えが止まっていた。
「今のは何だったの? 風邪の引き始め?」
「低血糖だと思うよ。集中しすぎて、エネルギーがなくなったんだよ」
低血糖。
そんなこともあるのかと僕は驚いてしまう。自分の中のエネルギーを使い尽くすまで僕は集中してしまったようだ。
「これからは小まめに休憩を入れるんだよ」
「はい」
母に言われて、僕は素直に返事をした。
八歳のお誕生日には、僕とリラでお揃いの色違いの服を着た。
襟が高くて袷が斜めになっていて、裾にスリットの入ったシャツとズボン。どちらにも花の模様の刺繍が入っている。
「お兄ちゃん、とても可愛い服。ありがとう」
「僕からリラへのお誕生日プレゼントだよ」
「とっても嬉しい」
花の刺繍の入った服を着てリラはくるくる回ってレイリ様に見せていた。
僕もセイラン様の前に立つと、抱き締められる。
「ラーイ、とても可愛いぞ。お誕生日おめでとう」
「ありがとうございます、セイラン様」
「もう八つか。早いものだな」
「残り十年もあっという間かもしれませんよ」
悪戯っぽく笑って僕が言うと、セイラン様が目を見開く。
十年経てば僕は成人して結婚できる年になる。
結婚できる年になるのを僕は楽しみにしているのだ。
「まずは、二年だな」
「二年ですね」
二年後には僕は十歳になる。
その二年を超えなければ、僕にとって今世での人生は始まらないような気がしているのだ。
「お兄ちゃん、セイラン様、何を話していたの?」
僕の前世のことを知らないリラは金色のお目目をくりくりさせて問いかける。僕とセイラン様は顔を見合わせて笑った。
「内緒だな」
「セイラン様とのヒミツです」
くすくすと笑っているセイラン様と僕に、リラがほっぺたを膨らませる。
「なんか、ずるーい!」
「いいではないですか、リラ。僕たちにも秘密はあるのですから」
「そうね、レイリ様」
拗ねてしまいそうなリラの機嫌を直したのは、レイリ様だった。
「さぁ、お誕生日のケーキだよ。今年のケーキは去年とは違うよ」
白い大きな箱を持って来た母がテーブルの上に箱を置く。
箱から出てきたのは、艶々のサクランボがきっしりと上に乗ったタルトだった。
「サクランボの下にはヨーグルトのムースが敷いてあるよ」
「私、ヨーグルト大好き!」
「サクランボ、僕好きなんだ」
僕の好きなサクランボとリラの好きなヨーグルトをどっちとも入れるという粋なことをしてくれる母に感謝しながら、僕はケーキを食べる。母がミルクティーを入れてくれた。
「サクランボもヨーグルトもさっぱりして美味しい!」
「タルト生地もサクサクだわ!」
美味しさにあっという間に食べてしまう僕とリラを母とセイラン様とレイリ様が見守っている。マオさんは毎年一緒にケーキを食べてくれていた。
「とても美味しいですね。こんなに美味しいものをいただけて幸せです」
「マオさんも家族だからね」
「セイラン様もレイリ様も食べてみてよ。美味しいわよ」
リラに進められてセイラン様もレイリ様もお皿の上に小さな一切れを取って食べている。
母の作るケーキも料理もいつも美味しくて、母は料理の才能もあるのではないかと思った僕だった。
一度は土地を追い出された土地神様が帰って来て、干ばつや大水を治める。干ばつや大水を治めてくれた土地神様に対して、土地のひとたちは感謝し、再び信仰心を取り戻す。
信仰心を取り戻した土地のひとたちと共に土地神様が土地を治める貴族を追い落とす。
貴族が追い落とされた後で、土地神様の重要性を改めて知った土地のひとたちは、今後は土地神様を重んじる貴族しか受け入れないと誓う。
「結局、貴族が土地の所有者のように見えて、土地を動かしているのは土地の人間だったってことだよ」
大陸の変化を受けて母は刺繍をしながらそう語ってくれた。
「僕もそう思う。土地のひとたちにとっては、貴族も土地神様も、自分たちの利益になるから敬っているだけで、利益にならなくなったら、あっさり捨ててしまえるものだと思う」
非常にドライな考え方だが、僕は人間というものがそんなものだと考えていた。一度追い出した土地神様を、干ばつや大水を治めてくれるから受け入れるだなんて、手の平返しも甚だしい。
そんな土地のひとたちでも、土地神様は守ろうとしている。
神とはとても慈悲深いのだと僕は思わずにいられなかった。
春休みが終わって、僕とリラは四年生になった。
四年生になっても担任はミネルヴァ先生で、教室の場所も変わらない。男子用のトイレがこの教室の前にしかないので、小学校側が僕がトイレに行きやすいように六年間この教室を使うと決めてくれているのだ。
四年生になって、クラスの女の子たちはますます大きくなった気がしていた。僕とリラは二年年下なので二人ともちまっとしている気がする。
生まれの早いナンシーちゃんはもう十歳になっていた。
「ナンシーちゃんお誕生日おめでとう!」
「ナンシーちゃん、十歳おめでとう!」
クラスの女の子たちに囲まれてお誕生日を祝われているナンシーちゃんにリラも近寄って行く。リラは母が作ったマーガレットの造花の髪飾りをナンシーちゃんに渡していた。
「ナンシーちゃん、お誕生日おめでとう! これからも仲良くしてね」
「もちろんよ、リラちゃん」
僕はナンシーちゃんに自分で刺繍を入れたポーチを渡した。
「ナンシーちゃん、リラと仲良くしてあげてね」
「これ、ラーイくんが刺繍したの?」
「そうだよ。お母さんに習ってるんだ」
「すごいわね。ありがとう」
可愛げのある刺繍はまだできなくて、災いや怪我や病気を避ける蔦模様の刺繍のポーチだったが、ナンシーちゃんは喜んで受け取ってくれた。
その後、小学校で妙な噂が流れた。
「四年生のラーイくんはナンシーちゃんと付き合ってるんでしょう?」
「男の子が一人きりだから四年生では取り合いになっているって?」
他の学年の女の子が言っていたのを聞いたのだが、僕は驚いてしまった。
僕はナンシーちゃんと付き合っていないし、クラスの女の子は僕が二歳年下で小さいのを知っているので、僕なんて相手にしていない。
「ごめんね、ナンシーちゃん。僕がお誕生日お祝いを上げたから、変な噂になって」
「魔女の森では男のひとも暮らすようになったから、みんな恋愛に興味を持っているのよ。冷やかしだから気にしなくていいわよ」
謝る僕にナンシーちゃんは冷静で落ち着いていた。ナンシーちゃんはゆっくりしているところはあるが、そこが逆に長所になっていて、いつも慌てずに落ち着いているのだ。
体育のときに着替えが遅かったりするけれど、ナンシーちゃんのおっとりしたところに僕は救われていた。
「お兄ちゃん、デマを流す奴らは、バラ乙女仮面がやっつけるわ」
「やっつけないで、リラ!」
「えー? ダメなの?」
拳を握って戦う気満々のリラを僕は止めたのだった。
初夏になって、僕とリラのお誕生日が近付いてきた。
母の縫った僕とリラの服に、僕は一生懸命刺繍を入れていた。リラは花が好きだから、赤紫の布の襟高で袷が斜めになっているシャツに、花の模様を入れていく。
これは僕が蔦模様以外に挑戦する初めての図案だった。
僕のシャツはリラとお揃いの色違いで青紫にしている。
丁寧に刺繍を施していくと、手に取って母が確かめてくれる。
「とてもよくできているよ。疲れただろう。休憩にしようか」
「もう少し。後花を一つ縫うまでは」
「あまり根詰めるんじゃないよ」
新しい図案が縫えるのは嬉しいことで僕は夢中になっていた。
夢中になりすぎて、縫い終わる頃には指先が震えて、体が寒くなっていた。気温は初夏で暖かいはずなのに、震えが止まらない。
「お母さん、体が震えて、倒れそう」
「蜂蜜レモン水を作ってあげよう。飲んでご覧」
母にグラスを渡されて蜂蜜レモン水を飲む。蜂蜜の甘さとレモンの酸っぱさで口の中がすっきりするし、寒かった体が温まる気がする。
飲み終わる頃には僕はすっかり震えが止まっていた。
「今のは何だったの? 風邪の引き始め?」
「低血糖だと思うよ。集中しすぎて、エネルギーがなくなったんだよ」
低血糖。
そんなこともあるのかと僕は驚いてしまう。自分の中のエネルギーを使い尽くすまで僕は集中してしまったようだ。
「これからは小まめに休憩を入れるんだよ」
「はい」
母に言われて、僕は素直に返事をした。
八歳のお誕生日には、僕とリラでお揃いの色違いの服を着た。
襟が高くて袷が斜めになっていて、裾にスリットの入ったシャツとズボン。どちらにも花の模様の刺繍が入っている。
「お兄ちゃん、とても可愛い服。ありがとう」
「僕からリラへのお誕生日プレゼントだよ」
「とっても嬉しい」
花の刺繍の入った服を着てリラはくるくる回ってレイリ様に見せていた。
僕もセイラン様の前に立つと、抱き締められる。
「ラーイ、とても可愛いぞ。お誕生日おめでとう」
「ありがとうございます、セイラン様」
「もう八つか。早いものだな」
「残り十年もあっという間かもしれませんよ」
悪戯っぽく笑って僕が言うと、セイラン様が目を見開く。
十年経てば僕は成人して結婚できる年になる。
結婚できる年になるのを僕は楽しみにしているのだ。
「まずは、二年だな」
「二年ですね」
二年後には僕は十歳になる。
その二年を超えなければ、僕にとって今世での人生は始まらないような気がしているのだ。
「お兄ちゃん、セイラン様、何を話していたの?」
僕の前世のことを知らないリラは金色のお目目をくりくりさせて問いかける。僕とセイラン様は顔を見合わせて笑った。
「内緒だな」
「セイラン様とのヒミツです」
くすくすと笑っているセイラン様と僕に、リラがほっぺたを膨らませる。
「なんか、ずるーい!」
「いいではないですか、リラ。僕たちにも秘密はあるのですから」
「そうね、レイリ様」
拗ねてしまいそうなリラの機嫌を直したのは、レイリ様だった。
「さぁ、お誕生日のケーキだよ。今年のケーキは去年とは違うよ」
白い大きな箱を持って来た母がテーブルの上に箱を置く。
箱から出てきたのは、艶々のサクランボがきっしりと上に乗ったタルトだった。
「サクランボの下にはヨーグルトのムースが敷いてあるよ」
「私、ヨーグルト大好き!」
「サクランボ、僕好きなんだ」
僕の好きなサクランボとリラの好きなヨーグルトをどっちとも入れるという粋なことをしてくれる母に感謝しながら、僕はケーキを食べる。母がミルクティーを入れてくれた。
「サクランボもヨーグルトもさっぱりして美味しい!」
「タルト生地もサクサクだわ!」
美味しさにあっという間に食べてしまう僕とリラを母とセイラン様とレイリ様が見守っている。マオさんは毎年一緒にケーキを食べてくれていた。
「とても美味しいですね。こんなに美味しいものをいただけて幸せです」
「マオさんも家族だからね」
「セイラン様もレイリ様も食べてみてよ。美味しいわよ」
リラに進められてセイラン様もレイリ様もお皿の上に小さな一切れを取って食べている。
母の作るケーキも料理もいつも美味しくて、母は料理の才能もあるのではないかと思った僕だった。
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