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転生したらまた魔女の男子だった件
24.僕とリラの五歳のお誕生日
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白虎族の村では僕とリラは歓待を受けた。
人間の姿になった若者たちが僕とリラのために肉を焼いてくれる。肉が白虎族のご馳走のようだった。
ヤギの乳で煮出した濃いお茶と一緒に肉を齧るのだが、なかなか噛み切れない。
「んぎぎぎぎぎ!」
「んぐぐぐぐぐ!」
肉と格闘する僕とリラに、セイラン様とレイリ様が肉を小さく切ってくれる。小さく切られた肉でも、弾力があってずっと噛んでいないと飲み込むことができない。
お茶は癖があって、飲もうとすると咽てしまう。
白虎族の料理は、セイラン様とレイリ様の土地の料理に慣れた僕とリラには口に合わなかった。
「んぐぐぐぐぐ」
「んごごごご」
一生懸命噛んでいる僕とリラに、セイラン様がそっと懐からおにぎりを出してくれた。
「白虎族の食事は人間のものと全く違うからな」
「ありがとうございます、セイランさま」
「おにぎりー! たべるー!」
僕とリラは大喜びでおにぎりにかぶり付いた。お茶も口に合わなかったので、レイリ様が山の冷たい湧水を汲んで来てくれた。
水は冷えていて美味しく喉を通った。
おにぎりと水だけのご飯では足りなくて、お乳が欲しくなるけれど、ここはセイラン様とレイリ様の社ではない。セイラン様とレイリ様にお乳をもらうことは難しい。
ぐっと耐える僕に構わず、リラはレイリ様の胸を探ろうとしている。
「リラ、だめだよ」
「なんで? おっぱい、のみたい!」
「レイリさまがはずかしいでしょう? レイリさまにはじをかかせてはいけないよ」
僕が言い聞かせるとリラは渋々レイリ様の胸から手を引いていた。視線は未練がましくずっとレイリ様の胸を見ている。
「よんさいにもなって、ふつうのこはおっぱいをのまないんだよ」
「ふつうってなに? わたしはわたしよ!」
「それはそうだけど……」
ダメだ。
四歳のリラの迫力に僕は負けてしまう。
一緒に生まれたとはいえ一応僕の方がお兄ちゃんで、中身は十歳なのに。
リラはどうしてこんなに気が強いのだろう。
顔はとても可愛いのに、魔女族の長の代替わりのリングに自分が上がって戦いたがるほど強く育ってしまった。僕の方は殴り合いがショックで怖くて漏らしてしまったのに。
「みんな、歓待ありがとう」
「子どもたちが眠くなる前に土地に帰ります」
「また来る。そのときにはよろしく」
「今日はありがとうございました」
食べた量が足りなかったので、お腹がいっぱいにならずに僕もリラもまだ眠気は来ていなかった。白虎の姿に戻ったセイラン様とレイリ様の背中に乗って、僕とリラは社まで帰る。
社ではマオさんが晩ご飯を作って待っていてくれた。
「お帰りなさいませ、セイラン様、レイリ様、ラーイ様、リラ様」
「マオさん、おなかすいたー!」
「マオおねえちゃん、ごはんなぁに?」
せっかく歓待してもらったが、白虎族と僕とリラの食べているものは違い過ぎた。白虎族の食べる肉は、僕とリラには硬すぎて咀嚼できなかったのだ。
「卵とベーコンを焼いて、お味噌汁とご飯を用意していますよ」
「やったー! たまごだー!」
「マオさん、ありがとう」
相当物足りなかったのだろう、飛び跳ねて喜んでいるリラと内心嬉しくて堪らない僕は、椅子に座って晩ご飯を食べ直した。ご飯は少なめにしたが、卵とベーコンはたっぷり食べて、お味噌汁も全部飲んでしまう。
「おなかいっぱい」
「わたし、おトイレー!」
「ぼくもー!」
食べ終わるとトイレに行きたくなって、僕とリラは順番に用を足した。お風呂に入れてもらって、リラはレイリ様に連れられて部屋に、僕はセイラン様の手を引いて部屋に行った。
「おっぱい、ください」
「やはり飲むのだな」
「だめですか?」
上目遣いにセイラン様を見ると、仕方なさそうに着物の袷をはだけてくれる。胸に吸い付いてお乳を飲む甘美な時間に僕は酔いしれた。
お乳を飲み終わってから、白虎の姿になったセイラン様のお腹の上に乗って僕は眠りにつく。寝付くまでの間、セイラン様と話をするのも、僕の楽しみだった。
「セイランさまのごりょうしんは、ぼくとセイランさまのけっこんをゆるしてくれましたよ」
「ラーイ、そなたはまだ四つ。結婚を決めるのは早すぎる」
「セイランさまがだいすきなことはずっとかわらないとおもいます。それに、ぼくはじゅっさいです」
「十歳であろうとも、結婚は早い」
そう言いながらもセイラン様は僕の前髪を撫でて、額を露わにする。額を撫でられていると、僕はとろんと瞼が重くなる。
「十歳で殺されたなど、なんと哀れな。苦しかったろう、つらかったろう。そんな記憶を持っていることもつらいであろうに」
「でも、セイランさまとであえたから……」
十歳で殺された記憶を持ったまま生まれ変わった僕は確かにつらかったけれど、セイラン様に育てられて、幸運だったとも言える。また魔女の男の子に生まれなければ、セイラン様とは出会っていない。
「セイランさま、だいすきです……」
「私もラーイが大好きだぞ」
僕の好きが恋愛感情で、セイラン様の好きが息子に対するものだとしても、今はそれで満足するしかない。僕は結婚できるような年ではないのだし、セイラン様も四歳の子どもの言葉を真剣には取り合ってくれないだろう。
目を閉じると、僕はふかふかのセイラン様のお腹に顔を埋めた。
季節が過ぎていく。
冬が過ぎ、春が来て、僕は五歳直前になっていた。
五歳が近くなってからますます身体を動かすのが楽になって、自由になってきている。
タオくんとナナちゃんからいい情報も仕入れていた。
「六歳になると学校に通えるんですよ」
「土地神様はきっと、ラーイ様とリラ様を学校に通わせてくれます」
「俺はちょっと遅く学校に入ったから卒業が遅れるけど、十二歳まで学校に通うんです」
「字を習ったり、計算を習ったり、歴史を習ったりするんですよ」
六歳になれば学校に通える。
前世では逃げ回る生活だったので、僕は学校になど通っていなかった。前世の母は僕の才能を見抜いて学校に行かせてやりたいと嘆いていたのだが、僕が学校に通うことはなかった。
「がっこうか……いきたいな」
「わたしもいく!」
「リラ、まだだよ。つぎで、ごさい、そのつぎのろくさいになってからだからね?」
「えぇ!? こんどのおたんじょうびでいけるんじゃないの!?」
リラは話を聞いてすっかり学校に行く気になっていたが、まだそれまでには時間がありすぎた。
僕とリラは次のお誕生日でやっと五歳になる。
五歳と言えば、僕が前世で生きて来た年月の半分だ。
これでようやく半分なのだから、十歳に辿り着くまでどれだけかかるのかと気が遠くなる。更にセイラン様と結婚するには十八歳にならないといけない。
子どもが早く結婚しすぎないようにセイラン様とレイリ様は土地のものに言い聞かせている。
セイラン様とレイリ様が決めたことを僕が破るわけにはいかないのだ。
「ラーイ、リラ、お誕生日おめでとう」
今年もお誕生日には母がケーキを持って来てくれた。
僕がサクランボのパイが好きだと知っているので、艶々の半分に切られて種が外されたサクランボがたくさん乗っているパイを持って来てくれたのだ。
「わたし、これ、だいすき!」
「ぼくも、だいすき! ママ……じゃない、おかあさん、ありがとう」
「おかあさんかぁ。ママじゃないなら、よんでもいいわ。おかあさん!」
リラも妥協するということを覚えたようだ。
レイリ様はリラにとって永遠に「ママ」ではあるが、「ママ」ではなく「お母さん」という呼び方なら母にしてもいいと決めた。
リラに「お母さん」と呼ばれて母はとても嬉しそうだった。
サクランボのパイは大きくて、タオくんとナナちゃんの分もあった。タオくんとナナちゃんにも一緒に食べてもらうことになった。
「お誕生日おめでとう、ラーイ、リラ」
「これからも元気で大きくなってくださいね」
セイラン様とレイリ様に祝われるのは何よりも嬉しい。
「おめでとうございます、ラーイ様、リラ様」
「来年は学校ですね」
「待ち遠しいですね」
マオさんにもタオくんにもナナちゃんにも祝われる。
「新しい服を作ってやらないといけないね。また背が伸びたみたいだ」
母は僕とリラに新しい服を作ってくれると約束した。
牛乳とサクランボのパイでおやつにする。
フォークで切って食べるのだが、サクランボは零れてしまうし、パイ生地は砕けてしまうし、大変だった。
それでも、サクランボのパイは最高に美味しかった。
人間の姿になった若者たちが僕とリラのために肉を焼いてくれる。肉が白虎族のご馳走のようだった。
ヤギの乳で煮出した濃いお茶と一緒に肉を齧るのだが、なかなか噛み切れない。
「んぎぎぎぎぎ!」
「んぐぐぐぐぐ!」
肉と格闘する僕とリラに、セイラン様とレイリ様が肉を小さく切ってくれる。小さく切られた肉でも、弾力があってずっと噛んでいないと飲み込むことができない。
お茶は癖があって、飲もうとすると咽てしまう。
白虎族の料理は、セイラン様とレイリ様の土地の料理に慣れた僕とリラには口に合わなかった。
「んぐぐぐぐぐ」
「んごごごご」
一生懸命噛んでいる僕とリラに、セイラン様がそっと懐からおにぎりを出してくれた。
「白虎族の食事は人間のものと全く違うからな」
「ありがとうございます、セイランさま」
「おにぎりー! たべるー!」
僕とリラは大喜びでおにぎりにかぶり付いた。お茶も口に合わなかったので、レイリ様が山の冷たい湧水を汲んで来てくれた。
水は冷えていて美味しく喉を通った。
おにぎりと水だけのご飯では足りなくて、お乳が欲しくなるけれど、ここはセイラン様とレイリ様の社ではない。セイラン様とレイリ様にお乳をもらうことは難しい。
ぐっと耐える僕に構わず、リラはレイリ様の胸を探ろうとしている。
「リラ、だめだよ」
「なんで? おっぱい、のみたい!」
「レイリさまがはずかしいでしょう? レイリさまにはじをかかせてはいけないよ」
僕が言い聞かせるとリラは渋々レイリ様の胸から手を引いていた。視線は未練がましくずっとレイリ様の胸を見ている。
「よんさいにもなって、ふつうのこはおっぱいをのまないんだよ」
「ふつうってなに? わたしはわたしよ!」
「それはそうだけど……」
ダメだ。
四歳のリラの迫力に僕は負けてしまう。
一緒に生まれたとはいえ一応僕の方がお兄ちゃんで、中身は十歳なのに。
リラはどうしてこんなに気が強いのだろう。
顔はとても可愛いのに、魔女族の長の代替わりのリングに自分が上がって戦いたがるほど強く育ってしまった。僕の方は殴り合いがショックで怖くて漏らしてしまったのに。
「みんな、歓待ありがとう」
「子どもたちが眠くなる前に土地に帰ります」
「また来る。そのときにはよろしく」
「今日はありがとうございました」
食べた量が足りなかったので、お腹がいっぱいにならずに僕もリラもまだ眠気は来ていなかった。白虎の姿に戻ったセイラン様とレイリ様の背中に乗って、僕とリラは社まで帰る。
社ではマオさんが晩ご飯を作って待っていてくれた。
「お帰りなさいませ、セイラン様、レイリ様、ラーイ様、リラ様」
「マオさん、おなかすいたー!」
「マオおねえちゃん、ごはんなぁに?」
せっかく歓待してもらったが、白虎族と僕とリラの食べているものは違い過ぎた。白虎族の食べる肉は、僕とリラには硬すぎて咀嚼できなかったのだ。
「卵とベーコンを焼いて、お味噌汁とご飯を用意していますよ」
「やったー! たまごだー!」
「マオさん、ありがとう」
相当物足りなかったのだろう、飛び跳ねて喜んでいるリラと内心嬉しくて堪らない僕は、椅子に座って晩ご飯を食べ直した。ご飯は少なめにしたが、卵とベーコンはたっぷり食べて、お味噌汁も全部飲んでしまう。
「おなかいっぱい」
「わたし、おトイレー!」
「ぼくもー!」
食べ終わるとトイレに行きたくなって、僕とリラは順番に用を足した。お風呂に入れてもらって、リラはレイリ様に連れられて部屋に、僕はセイラン様の手を引いて部屋に行った。
「おっぱい、ください」
「やはり飲むのだな」
「だめですか?」
上目遣いにセイラン様を見ると、仕方なさそうに着物の袷をはだけてくれる。胸に吸い付いてお乳を飲む甘美な時間に僕は酔いしれた。
お乳を飲み終わってから、白虎の姿になったセイラン様のお腹の上に乗って僕は眠りにつく。寝付くまでの間、セイラン様と話をするのも、僕の楽しみだった。
「セイランさまのごりょうしんは、ぼくとセイランさまのけっこんをゆるしてくれましたよ」
「ラーイ、そなたはまだ四つ。結婚を決めるのは早すぎる」
「セイランさまがだいすきなことはずっとかわらないとおもいます。それに、ぼくはじゅっさいです」
「十歳であろうとも、結婚は早い」
そう言いながらもセイラン様は僕の前髪を撫でて、額を露わにする。額を撫でられていると、僕はとろんと瞼が重くなる。
「十歳で殺されたなど、なんと哀れな。苦しかったろう、つらかったろう。そんな記憶を持っていることもつらいであろうに」
「でも、セイランさまとであえたから……」
十歳で殺された記憶を持ったまま生まれ変わった僕は確かにつらかったけれど、セイラン様に育てられて、幸運だったとも言える。また魔女の男の子に生まれなければ、セイラン様とは出会っていない。
「セイランさま、だいすきです……」
「私もラーイが大好きだぞ」
僕の好きが恋愛感情で、セイラン様の好きが息子に対するものだとしても、今はそれで満足するしかない。僕は結婚できるような年ではないのだし、セイラン様も四歳の子どもの言葉を真剣には取り合ってくれないだろう。
目を閉じると、僕はふかふかのセイラン様のお腹に顔を埋めた。
季節が過ぎていく。
冬が過ぎ、春が来て、僕は五歳直前になっていた。
五歳が近くなってからますます身体を動かすのが楽になって、自由になってきている。
タオくんとナナちゃんからいい情報も仕入れていた。
「六歳になると学校に通えるんですよ」
「土地神様はきっと、ラーイ様とリラ様を学校に通わせてくれます」
「俺はちょっと遅く学校に入ったから卒業が遅れるけど、十二歳まで学校に通うんです」
「字を習ったり、計算を習ったり、歴史を習ったりするんですよ」
六歳になれば学校に通える。
前世では逃げ回る生活だったので、僕は学校になど通っていなかった。前世の母は僕の才能を見抜いて学校に行かせてやりたいと嘆いていたのだが、僕が学校に通うことはなかった。
「がっこうか……いきたいな」
「わたしもいく!」
「リラ、まだだよ。つぎで、ごさい、そのつぎのろくさいになってからだからね?」
「えぇ!? こんどのおたんじょうびでいけるんじゃないの!?」
リラは話を聞いてすっかり学校に行く気になっていたが、まだそれまでには時間がありすぎた。
僕とリラは次のお誕生日でやっと五歳になる。
五歳と言えば、僕が前世で生きて来た年月の半分だ。
これでようやく半分なのだから、十歳に辿り着くまでどれだけかかるのかと気が遠くなる。更にセイラン様と結婚するには十八歳にならないといけない。
子どもが早く結婚しすぎないようにセイラン様とレイリ様は土地のものに言い聞かせている。
セイラン様とレイリ様が決めたことを僕が破るわけにはいかないのだ。
「ラーイ、リラ、お誕生日おめでとう」
今年もお誕生日には母がケーキを持って来てくれた。
僕がサクランボのパイが好きだと知っているので、艶々の半分に切られて種が外されたサクランボがたくさん乗っているパイを持って来てくれたのだ。
「わたし、これ、だいすき!」
「ぼくも、だいすき! ママ……じゃない、おかあさん、ありがとう」
「おかあさんかぁ。ママじゃないなら、よんでもいいわ。おかあさん!」
リラも妥協するということを覚えたようだ。
レイリ様はリラにとって永遠に「ママ」ではあるが、「ママ」ではなく「お母さん」という呼び方なら母にしてもいいと決めた。
リラに「お母さん」と呼ばれて母はとても嬉しそうだった。
サクランボのパイは大きくて、タオくんとナナちゃんの分もあった。タオくんとナナちゃんにも一緒に食べてもらうことになった。
「お誕生日おめでとう、ラーイ、リラ」
「これからも元気で大きくなってくださいね」
セイラン様とレイリ様に祝われるのは何よりも嬉しい。
「おめでとうございます、ラーイ様、リラ様」
「来年は学校ですね」
「待ち遠しいですね」
マオさんにもタオくんにもナナちゃんにも祝われる。
「新しい服を作ってやらないといけないね。また背が伸びたみたいだ」
母は僕とリラに新しい服を作ってくれると約束した。
牛乳とサクランボのパイでおやつにする。
フォークで切って食べるのだが、サクランボは零れてしまうし、パイ生地は砕けてしまうし、大変だった。
それでも、サクランボのパイは最高に美味しかった。
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