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転生したらまた魔女の男子だった件
18.四歳の誕生日
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子どもの成長は著しい。
三歳から四歳の間に僕はできることがものすごく増えた。
呂律の回らなかった舌も動くようになって、かなり鮮明に話せるようになった。トイレトレーニングも失敗しなくなった。走るのも早くなって、長時間走れるようになった。
悲しいときにはすぐに涙が出てしまうし、お尻はまだ自分で拭けなかったが、僕はセイラン様とのコミュニケーションが取れるようになった。
「セイランさま、ぼくはまじょのおさをはじめてみたとき、みおぼえがあるようなきがしたのです」
文章で話せている。
これは僕の前世の記憶があるからで、リラの方はまだ文章で流暢には話せなかった。
「自分を殺した相手だったのだな」
「そこまではよくおぼえていないけど、サクランボのパイのことをいっていたので、そうだとおもいます」
僕が説明すればセイラン様は不思議そうな顔をする。
「サクランボのパイが何の関係があるのだ?」
「ぜんせのぼくは、おたんじょうびにころされました。ははにサクランボのパイをかってきてほしいとたのんだのです」
やっとこれだけ話せるようになって嬉しいのだが、話していると疲れて来る。
セイラン様と二人きりの部屋で、寝る前に話しているのだが、僕は瞼が重くなってきていた。
眠い。
もっともっとセイラン様に話したいのに、これ以上は話せない。
「ラーイ、寝たのか」
「ふぇ……」
寝たくないのに眠ってしまう自分が悔しくて涙が出るが、セイラン様は白虎の姿で僕をお腹に乗せて眠ってくれた。
四歳のお誕生日には母はサクランボのパイを焼いて来てくれた。
艶々のサクランボが半分に切られて種を外されたパイは、見ているだけで涎が出てきそうになる。つらい記憶はあったが、僕にとってサクランボのパイはやはり大好物だった。
「ぼくのだいこうぶつ。どうしてわかったの?」
「土地神様から聞いたよ。ラーイはサクランボのパイが好きだって」
「わざわざつくってきてくれたの? ありがとう、ママ」
今世の母も、やはり僕の母だ。嬉しくて抱き付くと、リラも母に抱き付いている。
初めて見る相手はリラは大いに警戒するが、母にはリラはすっかりと慣れていた。
「ママじゃないけど、ありがとう!」
「リラを産んだのは私だよ?」
「わたしのママは、レイリさま!」
そこは譲れないリラに、母が苦笑している。レイリ様も「ママ」と言われて微妙な顔になっているが、リラを育てたのはレイリ様であることは間違いなかった。
サクランボのパイは一人一個ずつある。
サクサクのパイ生地に艶々のサクランボがぎっしりと乗せられていて、僕は前世の母を思い出した。
母はサクランボのパイを買いに行ったきり戻らなかった。
きっと僕と妹を殺しに来た魔女に殺されたのだろう。
マントのフードを目深に被った魔女は、魔女族の長と同じ顔だっただろうか。
僕は前世の僕の顔も、妹の顔も、母の顔も鮮明に思い出せなくなっていた。記憶に靄がかかったかのように、上手く映像が浮かばない。
前世の僕の髪の色は何色だったんだろう。妹の髪の色は、母の髪の色は。全然思い出せない。
前世の記憶はあるのだが僕の記憶には欠けた部分があるようだ。
サクランボのパイに齧り付くと、セイラン様が僕のカップに牛乳を入れてくれる。レイリ様はリラのカップに牛乳を注いでいた。
牛乳で口の周りを白くして、サクランボでは服を赤くして、僕とリラは食べる。まだ四歳なのでぽろぽろとサクランボやパイ生地が落ちるのも、服が汚れるのも仕方がない。
上手く食べられないことは僕にとっては悔しいことではあるが、セイラン様もレイリ様もそういうことを咎めたりしないので、安心して食べることができた。
「サクランボがこんなにいっぱい乗っています。しかも、サクランボが大きい」
驚いているマオさんは、魔女の森で母が仕入れたサクランボは見たことのない品種だったようだ。この地方のサクランボはもっと小さくて色が薄いのだとマオさんに教えてもらう。
「魔女の森には色んな食材が集まるからね。魔女の森から持って来た食材を食べていれば、ラーイもリラも、少しは魔力を補えるかもしれない」
「セイランさまのおちちをのまなくてもいいの?」
「全く飲まないわけにはいかないかもしれないが、飲む回数を減らせるかもしれないよ」
母の提案は僕にもセイラン様にも希望を与えた。
「レイリさまのおちち、のむぅー!」
「リラ、大きくなるにつれて乳離れをしなくてはいけないのですよ」
「やー! レイリさまのおちち、わたしはのむのぉー!」
リラは嫌がっているが、テーブルの上に母が食材を並べていくと、じっとそこから視線が離れなくなっている。
小麦粉やお米や香辛料、卵に牛乳に野菜類、ベーコンもソーセージもある。
これまで食べていたご飯とお味噌汁と煮魚の生活とは食生活が一転しそうだ。
「あれ、なぁに? あれ、たべる!」
「これはオレンジと桃だね。リラはもうサクランボのパイを食べたから、また明日にしなさい」
「やー! たべるぅー!」
リラは四歳になってイヤイヤ期に到達したようで、何でも最初は嫌だという。魔女の森の食材を嫌だと言って、次は母の持って来たオレンジと桃を食べないと嫌だという。
難しい年頃のリラにもレイリ様は落ち着いて接していた。
「おや、この桃はまだ熟れていませんね」
「うれる? なぁに?」
「桃は熟れると甘く蕩けるようになるのですよ。この桃はまだ硬いようです」
「あまぁいもも、たべたい」
「それなら、熟れるまで待ちましょうか」
「うれる……うん、まつ」
桃を手に取って匂いを嗅いでレイリ様が冷静に言うのに、リラも納得している。レイリ様はさすがだと僕は感心してしまった。
食べ終わると僕とリラは順番でトイレに行って、手を洗って着替える。
下半身裸にされたリラは、僕がトイレで用を足している間に、その場で盛大に漏らしてしまっていた。
「リラ、間に合いませんでしたか。先にしてあげればよかったですね」
「レイリさま、でちゃった」
「シャワーで流して着替えましょうね」
床を拭いてレイリ様はリラの下半身をシャワーで流す。気持ちいいのかテンションが上がって水しぶきを飛ばすリラに、レイリ様は風で身を守って濡れないようにしている。
トイレとバスルームが隣りにあると便利なのだと僕は思う。
「ラーイ、いい便が出たな。お尻を拭こう」
お尻を見せてと言われて、僕は恥ずかしさに両手で顔を覆う。自分でお尻を吹きたいのだが、僕はお尻によく手が届かないし、どこを拭いていいのかいまいちよく分からないのだ。
そんな状態でお尻を拭いても、手について大惨事になるだけだし、練習はしているが、僕はまだ完全にお尻を拭くことができずにセイラン様に拭いてもらっている。大好きなひとにお尻を拭いてもらわなければいけないなんて、なんていう屈辱なのだろう。
お尻を拭いてもらった後は涙目で屈辱に震える僕を、手を洗ったセイラン様が抱き締めてくれる。
「ラーイは四歳なのだ。仕方がない」
「セイランさま……」
身体は四歳でも魂は十歳。十歳の僕には恥ずかしすぎた。
涙を拭われて、垂れていた洟も拭かれる。優しいセイラン様に抱っこされていると、お腹もいっぱいでとろんと眠くなってくる。
僕は何歳になればお昼寝をしないでも済むのだろう。
夜ももっとセイラン様と話したいのに、すぐに眠気が来てしまう。
「おきていたい……」
「成長中の体が眠りを求めているのだよ。お休み、ラーイ」
「セイランさまとおはなししたい」
前世のことは少しずつセイラン様に話してきたが、やっと長い文章で喋れるようになったのだから、もっともっとセイラン様と話したくてたまらなかった。
僕はどんどん強欲になってきている気がする。
セイラン様の部屋のベッドに寝かされると、僕は我慢できずに目を閉じてしまった。
夢の中で、僕はセイラン様に今よりももっと流暢な言葉で話していた。
三歳から四歳の間に僕はできることがものすごく増えた。
呂律の回らなかった舌も動くようになって、かなり鮮明に話せるようになった。トイレトレーニングも失敗しなくなった。走るのも早くなって、長時間走れるようになった。
悲しいときにはすぐに涙が出てしまうし、お尻はまだ自分で拭けなかったが、僕はセイラン様とのコミュニケーションが取れるようになった。
「セイランさま、ぼくはまじょのおさをはじめてみたとき、みおぼえがあるようなきがしたのです」
文章で話せている。
これは僕の前世の記憶があるからで、リラの方はまだ文章で流暢には話せなかった。
「自分を殺した相手だったのだな」
「そこまではよくおぼえていないけど、サクランボのパイのことをいっていたので、そうだとおもいます」
僕が説明すればセイラン様は不思議そうな顔をする。
「サクランボのパイが何の関係があるのだ?」
「ぜんせのぼくは、おたんじょうびにころされました。ははにサクランボのパイをかってきてほしいとたのんだのです」
やっとこれだけ話せるようになって嬉しいのだが、話していると疲れて来る。
セイラン様と二人きりの部屋で、寝る前に話しているのだが、僕は瞼が重くなってきていた。
眠い。
もっともっとセイラン様に話したいのに、これ以上は話せない。
「ラーイ、寝たのか」
「ふぇ……」
寝たくないのに眠ってしまう自分が悔しくて涙が出るが、セイラン様は白虎の姿で僕をお腹に乗せて眠ってくれた。
四歳のお誕生日には母はサクランボのパイを焼いて来てくれた。
艶々のサクランボが半分に切られて種を外されたパイは、見ているだけで涎が出てきそうになる。つらい記憶はあったが、僕にとってサクランボのパイはやはり大好物だった。
「ぼくのだいこうぶつ。どうしてわかったの?」
「土地神様から聞いたよ。ラーイはサクランボのパイが好きだって」
「わざわざつくってきてくれたの? ありがとう、ママ」
今世の母も、やはり僕の母だ。嬉しくて抱き付くと、リラも母に抱き付いている。
初めて見る相手はリラは大いに警戒するが、母にはリラはすっかりと慣れていた。
「ママじゃないけど、ありがとう!」
「リラを産んだのは私だよ?」
「わたしのママは、レイリさま!」
そこは譲れないリラに、母が苦笑している。レイリ様も「ママ」と言われて微妙な顔になっているが、リラを育てたのはレイリ様であることは間違いなかった。
サクランボのパイは一人一個ずつある。
サクサクのパイ生地に艶々のサクランボがぎっしりと乗せられていて、僕は前世の母を思い出した。
母はサクランボのパイを買いに行ったきり戻らなかった。
きっと僕と妹を殺しに来た魔女に殺されたのだろう。
マントのフードを目深に被った魔女は、魔女族の長と同じ顔だっただろうか。
僕は前世の僕の顔も、妹の顔も、母の顔も鮮明に思い出せなくなっていた。記憶に靄がかかったかのように、上手く映像が浮かばない。
前世の僕の髪の色は何色だったんだろう。妹の髪の色は、母の髪の色は。全然思い出せない。
前世の記憶はあるのだが僕の記憶には欠けた部分があるようだ。
サクランボのパイに齧り付くと、セイラン様が僕のカップに牛乳を入れてくれる。レイリ様はリラのカップに牛乳を注いでいた。
牛乳で口の周りを白くして、サクランボでは服を赤くして、僕とリラは食べる。まだ四歳なのでぽろぽろとサクランボやパイ生地が落ちるのも、服が汚れるのも仕方がない。
上手く食べられないことは僕にとっては悔しいことではあるが、セイラン様もレイリ様もそういうことを咎めたりしないので、安心して食べることができた。
「サクランボがこんなにいっぱい乗っています。しかも、サクランボが大きい」
驚いているマオさんは、魔女の森で母が仕入れたサクランボは見たことのない品種だったようだ。この地方のサクランボはもっと小さくて色が薄いのだとマオさんに教えてもらう。
「魔女の森には色んな食材が集まるからね。魔女の森から持って来た食材を食べていれば、ラーイもリラも、少しは魔力を補えるかもしれない」
「セイランさまのおちちをのまなくてもいいの?」
「全く飲まないわけにはいかないかもしれないが、飲む回数を減らせるかもしれないよ」
母の提案は僕にもセイラン様にも希望を与えた。
「レイリさまのおちち、のむぅー!」
「リラ、大きくなるにつれて乳離れをしなくてはいけないのですよ」
「やー! レイリさまのおちち、わたしはのむのぉー!」
リラは嫌がっているが、テーブルの上に母が食材を並べていくと、じっとそこから視線が離れなくなっている。
小麦粉やお米や香辛料、卵に牛乳に野菜類、ベーコンもソーセージもある。
これまで食べていたご飯とお味噌汁と煮魚の生活とは食生活が一転しそうだ。
「あれ、なぁに? あれ、たべる!」
「これはオレンジと桃だね。リラはもうサクランボのパイを食べたから、また明日にしなさい」
「やー! たべるぅー!」
リラは四歳になってイヤイヤ期に到達したようで、何でも最初は嫌だという。魔女の森の食材を嫌だと言って、次は母の持って来たオレンジと桃を食べないと嫌だという。
難しい年頃のリラにもレイリ様は落ち着いて接していた。
「おや、この桃はまだ熟れていませんね」
「うれる? なぁに?」
「桃は熟れると甘く蕩けるようになるのですよ。この桃はまだ硬いようです」
「あまぁいもも、たべたい」
「それなら、熟れるまで待ちましょうか」
「うれる……うん、まつ」
桃を手に取って匂いを嗅いでレイリ様が冷静に言うのに、リラも納得している。レイリ様はさすがだと僕は感心してしまった。
食べ終わると僕とリラは順番でトイレに行って、手を洗って着替える。
下半身裸にされたリラは、僕がトイレで用を足している間に、その場で盛大に漏らしてしまっていた。
「リラ、間に合いませんでしたか。先にしてあげればよかったですね」
「レイリさま、でちゃった」
「シャワーで流して着替えましょうね」
床を拭いてレイリ様はリラの下半身をシャワーで流す。気持ちいいのかテンションが上がって水しぶきを飛ばすリラに、レイリ様は風で身を守って濡れないようにしている。
トイレとバスルームが隣りにあると便利なのだと僕は思う。
「ラーイ、いい便が出たな。お尻を拭こう」
お尻を見せてと言われて、僕は恥ずかしさに両手で顔を覆う。自分でお尻を吹きたいのだが、僕はお尻によく手が届かないし、どこを拭いていいのかいまいちよく分からないのだ。
そんな状態でお尻を拭いても、手について大惨事になるだけだし、練習はしているが、僕はまだ完全にお尻を拭くことができずにセイラン様に拭いてもらっている。大好きなひとにお尻を拭いてもらわなければいけないなんて、なんていう屈辱なのだろう。
お尻を拭いてもらった後は涙目で屈辱に震える僕を、手を洗ったセイラン様が抱き締めてくれる。
「ラーイは四歳なのだ。仕方がない」
「セイランさま……」
身体は四歳でも魂は十歳。十歳の僕には恥ずかしすぎた。
涙を拭われて、垂れていた洟も拭かれる。優しいセイラン様に抱っこされていると、お腹もいっぱいでとろんと眠くなってくる。
僕は何歳になればお昼寝をしないでも済むのだろう。
夜ももっとセイラン様と話したいのに、すぐに眠気が来てしまう。
「おきていたい……」
「成長中の体が眠りを求めているのだよ。お休み、ラーイ」
「セイランさまとおはなししたい」
前世のことは少しずつセイラン様に話してきたが、やっと長い文章で喋れるようになったのだから、もっともっとセイラン様と話したくてたまらなかった。
僕はどんどん強欲になってきている気がする。
セイラン様の部屋のベッドに寝かされると、僕は我慢できずに目を閉じてしまった。
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