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転生したらまた魔女の男子だった件
16.姉の来訪と僕の秘密
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僕がずっと望んでいたことが叶った。
魔女族の姉たちが社を訪ねて来てくれたのだ。
姉たちはみんな大人の女性で、黒髪に金色の目で母とよく似ていた。
「長女のアマンダよ」
「次女のアンナマリです」
「三女のアナよ」
三人は僕とリラに会いに来てくれたのだ。
母も三人と一緒に来ていた。
「私とアマンダとアンナマリとアナで魔女の森のことを調べている」
「魔女族の長は長く生きていて謎の多い方だけれど、噂があるのを聞いたわ」
「魔女族の長も、長になる前の若い時期に男の子を生んで、その子と双子の妹を殺されているというのです」
「自分も殺されたのならば、男の子を生む魔女の気持ちが分かるだろうに」
母とアマンダ姉さんとアンナマリ姉さんとアナ姉さんの言葉に、僕は魔女族の長から立ち上る黒い瘴気を思い出していた。
あの瘴気が魔女の森の上空にわき出しているとしか思えない。
「くろいの、ぶわー! こわーい、おた、おかちい」
三歳児なりに意見を述べるとセイラン様が聞いてくれる。
「魔女族の長からは黒い邪気が立ち上っていた。魔女の森の上空にも邪気が立ち上っているが、あれは魔女族の長から出たものではないだろうか」
黒い邪気に関しては、母たちも気付いていたようだ。
「魔女族の長はあれは男の魔女が生きているから出ているのだと言っているよ」
「ここにいるこの子からは全然邪気なんて感じないわ」
「可愛いですね。私たちの弟ですよ」
「この子を守ってあげたい」
母も姉たちも僕を大事に思ってくれている。
涙が出そうなくらい嬉しくて母と姉たちに近寄る僕に、リラは人見知りしてしまってレイリ様の後ろに隠れている。
「男の子がラーイ、女の子がリラだ」
「ラーイというのね」
「初めまして、ラーイ」
「よろしく、ラーイ、リラ」
姉たちに挨拶をしてもらって僕はぺこりと頭を下げる。
「ラーイでつ」
話しているセイラン様の膝の上に座ると、レイリ様もリラを膝の上に乗せている。リラは姉たちをじっと見て神妙な顔付きになっていた。
「まじょのおた、おかちい。ぼく、なにもちてない。ぼく、ころたれたくない」
回らない舌で必死に長文を喋ると、セイラン様も母も姉たちも驚いている。三歳の僕が自分の運命を理解しているとは思わなかったのだろう。
「ラーイは賢いのだな」
「せいたま、ぼく、ちにたくない。りーも、ちなてたくない」
僕は自分が死にたくないし、リラのことも死なせたくない。
真剣に言えば、母が難しい顔をしている。
「三歳の子がこんなことを言うなんて思わなかったわ。ラーイは特別に賢い子なのかもしれないわね」
「状況を把握しているのね」
「賢い子だから、魔女族の長が警戒しているというのはあるのかもしれません」
「この賢さを災厄だというのなら、それは何か間違っているわ」
母も姉たちも僕を庇ってくれているが、僕は前世の記憶があるから色んなことが理解できているのだ。三歳で、自分が魔女族の長から狙われている状況で、土地神様の守護がなければ自分も妹も命が危ないなど、理解できるはずがない。
僕は生まれ変わったから知識があるのだと言おうとして、僕はリラのことを考える。リラには前世の記憶がない。
追いかけられる生活で、病弱な体を抱えて、最後には殺された記憶など、持っていない方が幸せになれるのかもしれない。
僕が前世の記憶のことを言ってしまうと、リラにも影響があるのではないだろうか。
何よりも、僕は上手く説明できる自信がない。
「まじょのおた、たおつ。ぼく、ちなない」
短絡的かもしれないが、魔女族の長を倒すことができれば僕は死なないのではないか。
僕の言葉に母も姉たちも頷いている。
「男の子殺しに執着しているのは、魔女族の長なのよね」
「魔女族の長を引きずり降ろすことができれば、ラーイとリラは安全になるかもしれない」
「今の私たちではまだ難しいですが」
「魔女族の中にも男の子を殺された魔女や、今の長のやっていることを正しいと思わない魔女がいるわ。その魔女たちと協力していきましょう」
母と姉たちが魔女族の中で仲間を集めて魔女族の長を引きずり降ろしてくれるのならば、それよりありがたいことはない。
僕は魔法が使えるとはいえ、魔女族の長は僕よりももっと魔力が強いだろう。三歳の僕では太刀打ちできないに違いない。
「ママ、ねぇね、おねちまつ」
「お願いされたら頑張らないといけないわね」
「可愛い弟と妹のため」
「ラーイとリラは土地神様に守られているのですよ」
「きっと私たちがどうにかしてあげる」
それが大人として当然の行いだから。
母と姉たちの言葉に僕は全身から力が抜けるような気がしていた。
僕が魔女族の謎を解かなければいけないと、どこかで気を張っていた気がしていた。僕は小さいけれど、魂は十歳なのでなんとか頑張らなければいけないと。
母と姉たちは、そんな僕に頼っていいと言ってくれる。
大人として子どもを守るのは当然だと態度で示してくれている。
「ママ、ねぇね、ありがと」
涙ぐんでお礼を言えば、母と姉たちに代わる代わる撫でられた。リラの方も撫でられて目をぐるぐると回している。
「やーの! れーたま! いやーの!」
怖がっているリラに僕はセイラン様の膝から降りて説明してあげる。
「りー、ねぇねよ。やたちいよ」
「ちらない! れーたま、いーの!」
普通の三歳児は初めて会った相手に心を許したりしないようだ。レイリ様にへばりついて離れないリラを、レイリ様がしっかりと抱き締めていた。リラが泣きそうになるので母も姉たちも仕方なく離れていた。
姉たちが帰ってから、セイラン様は僕を膝の上に乗せて髪を撫でながら語り掛ける。
「ラーイはどうしてこんなに賢いのであろうな」
僕はセイラン様に打ち明けるかどうか迷う。
リラは余程怖かったのか、レイリ様と一緒に部屋に戻っていた。怖かったので慰めにお乳をもらっているのかもしれない。
「ぼく、ちんだ」
「え? どういうことだ?」
「ママ、ぼく、うむ。そのまえ、ぼく、じっさい、ちんだ」
母が僕を産む前に僕は十歳の男の子で死んだのだと伝えてみると、セイラン様は僕の言ったことの意味を考えている。
「ラーイは前世の記憶を持っていると言うのか?」
「ぼく、まじょのおとこのこ、ころたれた。ママ、ぼくとりー、うんだ」
僕は前世も魔女の男の子で、十歳で殺されたこと。その後で僕とリラは今の母から生まれてここにいること。
どこまでセイラン様に伝わったか分からない。
しかし、セイラン様は真剣に僕の話を聞いてくれていた。
「生まれ変わりというものがあるのだと聞いたことがある。ラーイは十歳の魔女の男の子だったのだな」
通じた!
僕の拙い言葉でも、セイラン様は必死に意味をくみ取ってくれて伝わった。
「あい。そーよ」
答えるとセイラン様が僕を抱き締める。
「十歳で殺されたとはなんという惨いことを。つらい記憶を持っていたのだな。夜によく魘されて胸に吸い付いておると思ったら、そういう理由だったのか」
セイラン様に理解されて僕は涙がぽろぽろと零れ出て来た。泣いている僕をセイラン様は抱き締めて、涙と洟を拭いてくれる。
「せいたま、だいすき……」
「私もラーイが大好きだ」
抱き締め合っている僕の大好きと、セイラン様の大好きの意味が違っても、僕は今、幸せだった。
「ラーイ、今世ではそなたは三歳なのだから、甘えてよいのだからな」
「あ、あい」
「無理に十歳として振舞うことはないのだぞ」
僕の前世も尊重してくれるセイラン様だが、今世の年齢もきっちりと考慮してくれる。僕はまだ排泄で失敗することも多いし、寝ているときはオムツだし、三歳だということも受け入れなければ今世で生きにくいとセイラン様は分かって言ってくれるのだろう。
ずっと伝えられなかったことを伝えられて、僕は胸がすっきりしていた。
これから母と姉たちが魔女族の長を探ってくれて、事態が変わって行けばいい。僕とリラが狙われることがなくなって、自由に暮らせるようになればいい。
それはそれとして、僕はたくさん喋って、たくさん考えたので疲れ切っていた。
「せいたま、おっぱい、ちょーあい」
「部屋で飲ませてやろうな」
自分が十歳だと知られるとお乳を欲しがるのも恥ずかしいのだが、疲れ切っていて僕の身体はセイラン様のお乳を欲しがっているので仕方がない。
部屋に行くとセイラン様がブラジャーを外して僕にお乳を飲ませてくれた。甘く心地よく、甘美な時間だった。
魔女族の姉たちが社を訪ねて来てくれたのだ。
姉たちはみんな大人の女性で、黒髪に金色の目で母とよく似ていた。
「長女のアマンダよ」
「次女のアンナマリです」
「三女のアナよ」
三人は僕とリラに会いに来てくれたのだ。
母も三人と一緒に来ていた。
「私とアマンダとアンナマリとアナで魔女の森のことを調べている」
「魔女族の長は長く生きていて謎の多い方だけれど、噂があるのを聞いたわ」
「魔女族の長も、長になる前の若い時期に男の子を生んで、その子と双子の妹を殺されているというのです」
「自分も殺されたのならば、男の子を生む魔女の気持ちが分かるだろうに」
母とアマンダ姉さんとアンナマリ姉さんとアナ姉さんの言葉に、僕は魔女族の長から立ち上る黒い瘴気を思い出していた。
あの瘴気が魔女の森の上空にわき出しているとしか思えない。
「くろいの、ぶわー! こわーい、おた、おかちい」
三歳児なりに意見を述べるとセイラン様が聞いてくれる。
「魔女族の長からは黒い邪気が立ち上っていた。魔女の森の上空にも邪気が立ち上っているが、あれは魔女族の長から出たものではないだろうか」
黒い邪気に関しては、母たちも気付いていたようだ。
「魔女族の長はあれは男の魔女が生きているから出ているのだと言っているよ」
「ここにいるこの子からは全然邪気なんて感じないわ」
「可愛いですね。私たちの弟ですよ」
「この子を守ってあげたい」
母も姉たちも僕を大事に思ってくれている。
涙が出そうなくらい嬉しくて母と姉たちに近寄る僕に、リラは人見知りしてしまってレイリ様の後ろに隠れている。
「男の子がラーイ、女の子がリラだ」
「ラーイというのね」
「初めまして、ラーイ」
「よろしく、ラーイ、リラ」
姉たちに挨拶をしてもらって僕はぺこりと頭を下げる。
「ラーイでつ」
話しているセイラン様の膝の上に座ると、レイリ様もリラを膝の上に乗せている。リラは姉たちをじっと見て神妙な顔付きになっていた。
「まじょのおた、おかちい。ぼく、なにもちてない。ぼく、ころたれたくない」
回らない舌で必死に長文を喋ると、セイラン様も母も姉たちも驚いている。三歳の僕が自分の運命を理解しているとは思わなかったのだろう。
「ラーイは賢いのだな」
「せいたま、ぼく、ちにたくない。りーも、ちなてたくない」
僕は自分が死にたくないし、リラのことも死なせたくない。
真剣に言えば、母が難しい顔をしている。
「三歳の子がこんなことを言うなんて思わなかったわ。ラーイは特別に賢い子なのかもしれないわね」
「状況を把握しているのね」
「賢い子だから、魔女族の長が警戒しているというのはあるのかもしれません」
「この賢さを災厄だというのなら、それは何か間違っているわ」
母も姉たちも僕を庇ってくれているが、僕は前世の記憶があるから色んなことが理解できているのだ。三歳で、自分が魔女族の長から狙われている状況で、土地神様の守護がなければ自分も妹も命が危ないなど、理解できるはずがない。
僕は生まれ変わったから知識があるのだと言おうとして、僕はリラのことを考える。リラには前世の記憶がない。
追いかけられる生活で、病弱な体を抱えて、最後には殺された記憶など、持っていない方が幸せになれるのかもしれない。
僕が前世の記憶のことを言ってしまうと、リラにも影響があるのではないだろうか。
何よりも、僕は上手く説明できる自信がない。
「まじょのおた、たおつ。ぼく、ちなない」
短絡的かもしれないが、魔女族の長を倒すことができれば僕は死なないのではないか。
僕の言葉に母も姉たちも頷いている。
「男の子殺しに執着しているのは、魔女族の長なのよね」
「魔女族の長を引きずり降ろすことができれば、ラーイとリラは安全になるかもしれない」
「今の私たちではまだ難しいですが」
「魔女族の中にも男の子を殺された魔女や、今の長のやっていることを正しいと思わない魔女がいるわ。その魔女たちと協力していきましょう」
母と姉たちが魔女族の中で仲間を集めて魔女族の長を引きずり降ろしてくれるのならば、それよりありがたいことはない。
僕は魔法が使えるとはいえ、魔女族の長は僕よりももっと魔力が強いだろう。三歳の僕では太刀打ちできないに違いない。
「ママ、ねぇね、おねちまつ」
「お願いされたら頑張らないといけないわね」
「可愛い弟と妹のため」
「ラーイとリラは土地神様に守られているのですよ」
「きっと私たちがどうにかしてあげる」
それが大人として当然の行いだから。
母と姉たちの言葉に僕は全身から力が抜けるような気がしていた。
僕が魔女族の謎を解かなければいけないと、どこかで気を張っていた気がしていた。僕は小さいけれど、魂は十歳なのでなんとか頑張らなければいけないと。
母と姉たちは、そんな僕に頼っていいと言ってくれる。
大人として子どもを守るのは当然だと態度で示してくれている。
「ママ、ねぇね、ありがと」
涙ぐんでお礼を言えば、母と姉たちに代わる代わる撫でられた。リラの方も撫でられて目をぐるぐると回している。
「やーの! れーたま! いやーの!」
怖がっているリラに僕はセイラン様の膝から降りて説明してあげる。
「りー、ねぇねよ。やたちいよ」
「ちらない! れーたま、いーの!」
普通の三歳児は初めて会った相手に心を許したりしないようだ。レイリ様にへばりついて離れないリラを、レイリ様がしっかりと抱き締めていた。リラが泣きそうになるので母も姉たちも仕方なく離れていた。
姉たちが帰ってから、セイラン様は僕を膝の上に乗せて髪を撫でながら語り掛ける。
「ラーイはどうしてこんなに賢いのであろうな」
僕はセイラン様に打ち明けるかどうか迷う。
リラは余程怖かったのか、レイリ様と一緒に部屋に戻っていた。怖かったので慰めにお乳をもらっているのかもしれない。
「ぼく、ちんだ」
「え? どういうことだ?」
「ママ、ぼく、うむ。そのまえ、ぼく、じっさい、ちんだ」
母が僕を産む前に僕は十歳の男の子で死んだのだと伝えてみると、セイラン様は僕の言ったことの意味を考えている。
「ラーイは前世の記憶を持っていると言うのか?」
「ぼく、まじょのおとこのこ、ころたれた。ママ、ぼくとりー、うんだ」
僕は前世も魔女の男の子で、十歳で殺されたこと。その後で僕とリラは今の母から生まれてここにいること。
どこまでセイラン様に伝わったか分からない。
しかし、セイラン様は真剣に僕の話を聞いてくれていた。
「生まれ変わりというものがあるのだと聞いたことがある。ラーイは十歳の魔女の男の子だったのだな」
通じた!
僕の拙い言葉でも、セイラン様は必死に意味をくみ取ってくれて伝わった。
「あい。そーよ」
答えるとセイラン様が僕を抱き締める。
「十歳で殺されたとはなんという惨いことを。つらい記憶を持っていたのだな。夜によく魘されて胸に吸い付いておると思ったら、そういう理由だったのか」
セイラン様に理解されて僕は涙がぽろぽろと零れ出て来た。泣いている僕をセイラン様は抱き締めて、涙と洟を拭いてくれる。
「せいたま、だいすき……」
「私もラーイが大好きだ」
抱き締め合っている僕の大好きと、セイラン様の大好きの意味が違っても、僕は今、幸せだった。
「ラーイ、今世ではそなたは三歳なのだから、甘えてよいのだからな」
「あ、あい」
「無理に十歳として振舞うことはないのだぞ」
僕の前世も尊重してくれるセイラン様だが、今世の年齢もきっちりと考慮してくれる。僕はまだ排泄で失敗することも多いし、寝ているときはオムツだし、三歳だということも受け入れなければ今世で生きにくいとセイラン様は分かって言ってくれるのだろう。
ずっと伝えられなかったことを伝えられて、僕は胸がすっきりしていた。
これから母と姉たちが魔女族の長を探ってくれて、事態が変わって行けばいい。僕とリラが狙われることがなくなって、自由に暮らせるようになればいい。
それはそれとして、僕はたくさん喋って、たくさん考えたので疲れ切っていた。
「せいたま、おっぱい、ちょーあい」
「部屋で飲ませてやろうな」
自分が十歳だと知られるとお乳を欲しがるのも恥ずかしいのだが、疲れ切っていて僕の身体はセイラン様のお乳を欲しがっているので仕方がない。
部屋に行くとセイラン様がブラジャーを外して僕にお乳を飲ませてくれた。甘く心地よく、甘美な時間だった。
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