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転生したらまた魔女の男子だった件
12.魔法の対価
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魔法を使った後はものすごく疲れて、僕はセイラン様のお乳が欲しくなっていた。リラもレイリ様のお乳が欲しくて、部屋まで我慢できずに居間で胸に吸い付いている。
僕は分別ある十歳なので部屋までは我慢したが、セイラン様の部屋に入ると着物の袷を開いて胸に吸い付いていた。
ものすごく飢えていたので、お乳が甘く美味しく感じる。
魔力が満ち満ちて、染みわたるようだった。
お乳を飲みながら、僕は疲れて眠ってしまった。
新しい門出に立ったタオくんとナナちゃんに、立ち塞がったのは元の両親だった。社の庭でタオくんとナナちゃんと遊んでいると、タオくんとナナちゃんの両親がやってくる。
「私の息子と娘を返してください」
「土地神様と言えども、息子と娘を奪うのは横暴です!」
直訴しに来たタオくんとナナちゃんの本当の両親を、セイラン様とレイリ様は鼻で笑う。
「子どもの面倒も見ず、暴力を振るって、労働力にするようなものを親とは言わぬ」
「お前たちには親の資格はない!」
「土地神様と言えども、子どもを奪うのは酷すぎる!」
「返してください」
話は平行線になっている。両親がやって来て怯えるタオくんとナナちゃんの前にはマオさんが立って、盾になって二人を守っている。
せっかく幸せを掴もうとしているのにそれを邪魔しようとするタオくんとナナちゃんの両親が僕は許せなかった。僕は魔法を使うことにした。リラを見ればリラもこくりと頷いている。
「もう戻りたくないよ」
「ここにいたいよ」
「大丈夫よ、土地神様が守ってくれるわ」
マオさんの方に来ようとするタオくんとナナちゃんの両親の前に、僕とリラが割って入る。
僕とリラは拳を握り締めてタオとナナの両親を威嚇する。
「えい! つる!」
「えい! えい!」
拳を振っていつでも殴れるというのを見せている僕とリラに、タオくんとナナちゃんの両親の腰が引ける。既にタオくんとナナちゃんの両親は僕とリラの拳を受けてぼこぼこにされているのだ。
鼻血を吹いて倒れたあの状態にまた戻りたくないだろう。
「その二人は私の子ども……」
「奪うのは許さない……」
「ちやう! おともらち!」
「りーのこぶん! えい!」
僕とリラにとってタオくんとナナちゃんを大事な友達だった。友達を守るのは当然のことだ。リラは子分と言っているがどういうことなのだろう。リラのことは僕にはよく分からない。
シャドウボクシングのように拳を振る僕とリラに、タオくんとナナちゃんの両親は近寄れない。
「立ち去れ。ここはそなたたちのいていい場所ではない」
「帰らないのなら、風で飛ばしてしまうよ。どこに行くのか分からないけどね」
セイラン様とレイリ様の言葉に、タオくんとナナちゃんの両親は負けを認めて帰って行った。
これでもうタオくんとナナちゃんの両親はタオくんとナナちゃんを迎えにやってこないだろう。
誇らしい気持ちで、拳を振るっていた僕とリラはタオくんとナナちゃんに近寄る。
「ありがとうございました、ライ様、リラ様」
「助かりました」
「いーよ」
「りー、たーたんとなーたん、すちよ」
「俺もライ様とリラ様が好きです」
「また一緒に遊びましょうね」
お礼を言われて僕とリラは満足して、セイラン様とレイリ様の元に駆けて行った。
僕とリラの実の母は、月に一度は社を訪れる。
少しずつリラとも距離を縮めて、最近はリラも母に抱っこされるようになっていた。
「こえ、おなじ」
「私が施した刺繍だからね」
「りーもおなじ」
「怪我や病気から身を守る魔法がかけられているんだよ」
「まほー、ちゅかう」
「りーも」
タオくんとナナちゃんを助けるために魔法を使った僕の額からは、赤い花の模様が消えていた。リラの額からはずっと前に赤い花の模様は消えている。
「こんなに小さいのだが、ライとリラに魔法を使わせても平気なのだろうか」
「魔力を使ったら、補給しなければいけないだろうけどね」
「補給とは……乳か!?」
「そうだよ。土地神様の生気でこの子たちは魔力を補給しているから」
僕もリラも魔法を使いたい。それが魔女として生まれたライとリラには普通の形なのだが、魔力を使うたびに確かにお腹が空いてお乳が欲しくなる。
セイラン様とレイリ様はいつ僕とリラの魔法の封印を解くか考えていた。
「まほー、ちゅかう」
「ないないよ」
もう額に赤い花の模様はないし、魔法も使えると自己主張するとセイラン様とレイリ様は難しい顔になっている。
「魔法を使わせてやりたいが……」
「お乳が必要となると困りましたね」
僕とリラはもう二歳で乳離れしてもいい年齢なのだが、魔力を補うためにセイラン様とレイリ様のお乳を飲まなければいけない。
セイラン様とレイリ様にとっては、魔法を使い出せば頻繁にお乳を飲むようになるので魔法を使わせるかは悩みどころのようだ。
セイラン様とレイリ様が考えている間に、マオさんが母に話しかけている。
「アマリエ様、お願いがあるのです」
「なんだ、マオよ」
「私がセイラン様とレイリ様のブラジャーを作ったのですが、素人でうまくいかなくて。アマリエ様ならば素晴らしいものを作れるでしょう?」
「土地神様にブラジャーを?」
「セイラン様とレイリ様はラーイ様とリラ様にお乳をあげています。お胸も豊かで揺れると痛いかと思うのです。乳帯があった方がよいのではないかと思いまして」
真剣に頼んでいるマオさんに、母が笑っているような気がする。
セイラン様とレイリ様は話を聞いて驚いていた。
「マオ、そんなものを作っていたのか?」
「縫物が下手で上手に作れなかったのですが」
よく見てみればマオさんの指にはたくさんの針の刺し傷がある。恥ずかしそうに持ち出して来たブラジャーは、確かに布を継ぎ合わせたもので、できは綺麗とは言えなかった。
「豪奢なレースを編んでもいいね。付け心地のいいように土地神様の胸周りを計らなくては」
「いや、私たちはブラジャーは特に必要としていない」
「遠慮します」
「マオの善意を否定するのかい?」
「そ、それは……」
「い、いや……」
マオさんの顔を見てみれば、とても真面目にセイラン様とレイリ様を見詰めている。
これは真剣な勝負になりそうだ。
「さぁ、採寸しようか、土地神様」
じりじりと近付く母から、セイラン様もレイリ様も逃げられないようだった。
「ラーイ様、リラ様、遊びましょう」
「タオとナナが来ましたよ」
元気に呼ばれて僕とリラはマオさんに靴をはかせてもらって、雪の中外に出て行く。外は寒いけれど、タオくんとナナちゃんと遊ぶのは楽しい。
「雪だるまを作りましょう」
「だうま」
「ころころ」
「そうです。雪玉をコロコロして大きくしていくのです」
小さな手はすぐに冷たくなってしまうけれど、僕とリラは雪を丸めて転がして雪だるまを作った。
セイラン様とレイリ様の採寸を終えた母が、僕とリラを見に来て、小さな手が真っ赤になっているのを両手で挟んで温めてくれた。
「ラーイとリラには手袋を作ってやらないといけないね。そっちの子どもたちにも」
「魔女様の手袋を俺たちが使えるんですか?」
「手袋なんて使ったことない」
手袋を作ってくれるという母に目を輝かせているタオくんとナナちゃんに、母も微笑んでいる。
手袋があれば雪遊びがこれからますます楽しくなるだろう。
「ママ、あいがちょ」
「りー、ママ、ちやう」
「ママよ?」
リラにとってはレイリ様がママのようだが、僕にとっては今世の母はこのアマリエさんだ。母として僕を可愛がってくれていて、僕に愛情のこもった服を作ってくれているのは感じている。
「ラーイ、いいのよ。リラに母親と思われていなくても、ラーイは私を母親と思ってくれる」
一緒に暮らすことも、お乳をあげることもできなかった。
後悔しているような母の言葉に、僕は手を伸ばして母の手をぎゅっと握った。僕とリラと暮らせなかったのは母が悪いのではない。魔女の森の掟が悪いのだ。
「ママ、すち」
「ママ、ちやう。すち」
ママではないけれど好きだとリラも言っている。
僕とリラを抱き締めて母はしばらくじっとしていた。
僕は分別ある十歳なので部屋までは我慢したが、セイラン様の部屋に入ると着物の袷を開いて胸に吸い付いていた。
ものすごく飢えていたので、お乳が甘く美味しく感じる。
魔力が満ち満ちて、染みわたるようだった。
お乳を飲みながら、僕は疲れて眠ってしまった。
新しい門出に立ったタオくんとナナちゃんに、立ち塞がったのは元の両親だった。社の庭でタオくんとナナちゃんと遊んでいると、タオくんとナナちゃんの両親がやってくる。
「私の息子と娘を返してください」
「土地神様と言えども、息子と娘を奪うのは横暴です!」
直訴しに来たタオくんとナナちゃんの本当の両親を、セイラン様とレイリ様は鼻で笑う。
「子どもの面倒も見ず、暴力を振るって、労働力にするようなものを親とは言わぬ」
「お前たちには親の資格はない!」
「土地神様と言えども、子どもを奪うのは酷すぎる!」
「返してください」
話は平行線になっている。両親がやって来て怯えるタオくんとナナちゃんの前にはマオさんが立って、盾になって二人を守っている。
せっかく幸せを掴もうとしているのにそれを邪魔しようとするタオくんとナナちゃんの両親が僕は許せなかった。僕は魔法を使うことにした。リラを見ればリラもこくりと頷いている。
「もう戻りたくないよ」
「ここにいたいよ」
「大丈夫よ、土地神様が守ってくれるわ」
マオさんの方に来ようとするタオくんとナナちゃんの両親の前に、僕とリラが割って入る。
僕とリラは拳を握り締めてタオとナナの両親を威嚇する。
「えい! つる!」
「えい! えい!」
拳を振っていつでも殴れるというのを見せている僕とリラに、タオくんとナナちゃんの両親の腰が引ける。既にタオくんとナナちゃんの両親は僕とリラの拳を受けてぼこぼこにされているのだ。
鼻血を吹いて倒れたあの状態にまた戻りたくないだろう。
「その二人は私の子ども……」
「奪うのは許さない……」
「ちやう! おともらち!」
「りーのこぶん! えい!」
僕とリラにとってタオくんとナナちゃんを大事な友達だった。友達を守るのは当然のことだ。リラは子分と言っているがどういうことなのだろう。リラのことは僕にはよく分からない。
シャドウボクシングのように拳を振る僕とリラに、タオくんとナナちゃんの両親は近寄れない。
「立ち去れ。ここはそなたたちのいていい場所ではない」
「帰らないのなら、風で飛ばしてしまうよ。どこに行くのか分からないけどね」
セイラン様とレイリ様の言葉に、タオくんとナナちゃんの両親は負けを認めて帰って行った。
これでもうタオくんとナナちゃんの両親はタオくんとナナちゃんを迎えにやってこないだろう。
誇らしい気持ちで、拳を振るっていた僕とリラはタオくんとナナちゃんに近寄る。
「ありがとうございました、ライ様、リラ様」
「助かりました」
「いーよ」
「りー、たーたんとなーたん、すちよ」
「俺もライ様とリラ様が好きです」
「また一緒に遊びましょうね」
お礼を言われて僕とリラは満足して、セイラン様とレイリ様の元に駆けて行った。
僕とリラの実の母は、月に一度は社を訪れる。
少しずつリラとも距離を縮めて、最近はリラも母に抱っこされるようになっていた。
「こえ、おなじ」
「私が施した刺繍だからね」
「りーもおなじ」
「怪我や病気から身を守る魔法がかけられているんだよ」
「まほー、ちゅかう」
「りーも」
タオくんとナナちゃんを助けるために魔法を使った僕の額からは、赤い花の模様が消えていた。リラの額からはずっと前に赤い花の模様は消えている。
「こんなに小さいのだが、ライとリラに魔法を使わせても平気なのだろうか」
「魔力を使ったら、補給しなければいけないだろうけどね」
「補給とは……乳か!?」
「そうだよ。土地神様の生気でこの子たちは魔力を補給しているから」
僕もリラも魔法を使いたい。それが魔女として生まれたライとリラには普通の形なのだが、魔力を使うたびに確かにお腹が空いてお乳が欲しくなる。
セイラン様とレイリ様はいつ僕とリラの魔法の封印を解くか考えていた。
「まほー、ちゅかう」
「ないないよ」
もう額に赤い花の模様はないし、魔法も使えると自己主張するとセイラン様とレイリ様は難しい顔になっている。
「魔法を使わせてやりたいが……」
「お乳が必要となると困りましたね」
僕とリラはもう二歳で乳離れしてもいい年齢なのだが、魔力を補うためにセイラン様とレイリ様のお乳を飲まなければいけない。
セイラン様とレイリ様にとっては、魔法を使い出せば頻繁にお乳を飲むようになるので魔法を使わせるかは悩みどころのようだ。
セイラン様とレイリ様が考えている間に、マオさんが母に話しかけている。
「アマリエ様、お願いがあるのです」
「なんだ、マオよ」
「私がセイラン様とレイリ様のブラジャーを作ったのですが、素人でうまくいかなくて。アマリエ様ならば素晴らしいものを作れるでしょう?」
「土地神様にブラジャーを?」
「セイラン様とレイリ様はラーイ様とリラ様にお乳をあげています。お胸も豊かで揺れると痛いかと思うのです。乳帯があった方がよいのではないかと思いまして」
真剣に頼んでいるマオさんに、母が笑っているような気がする。
セイラン様とレイリ様は話を聞いて驚いていた。
「マオ、そんなものを作っていたのか?」
「縫物が下手で上手に作れなかったのですが」
よく見てみればマオさんの指にはたくさんの針の刺し傷がある。恥ずかしそうに持ち出して来たブラジャーは、確かに布を継ぎ合わせたもので、できは綺麗とは言えなかった。
「豪奢なレースを編んでもいいね。付け心地のいいように土地神様の胸周りを計らなくては」
「いや、私たちはブラジャーは特に必要としていない」
「遠慮します」
「マオの善意を否定するのかい?」
「そ、それは……」
「い、いや……」
マオさんの顔を見てみれば、とても真面目にセイラン様とレイリ様を見詰めている。
これは真剣な勝負になりそうだ。
「さぁ、採寸しようか、土地神様」
じりじりと近付く母から、セイラン様もレイリ様も逃げられないようだった。
「ラーイ様、リラ様、遊びましょう」
「タオとナナが来ましたよ」
元気に呼ばれて僕とリラはマオさんに靴をはかせてもらって、雪の中外に出て行く。外は寒いけれど、タオくんとナナちゃんと遊ぶのは楽しい。
「雪だるまを作りましょう」
「だうま」
「ころころ」
「そうです。雪玉をコロコロして大きくしていくのです」
小さな手はすぐに冷たくなってしまうけれど、僕とリラは雪を丸めて転がして雪だるまを作った。
セイラン様とレイリ様の採寸を終えた母が、僕とリラを見に来て、小さな手が真っ赤になっているのを両手で挟んで温めてくれた。
「ラーイとリラには手袋を作ってやらないといけないね。そっちの子どもたちにも」
「魔女様の手袋を俺たちが使えるんですか?」
「手袋なんて使ったことない」
手袋を作ってくれるという母に目を輝かせているタオくんとナナちゃんに、母も微笑んでいる。
手袋があれば雪遊びがこれからますます楽しくなるだろう。
「ママ、あいがちょ」
「りー、ママ、ちやう」
「ママよ?」
リラにとってはレイリ様がママのようだが、僕にとっては今世の母はこのアマリエさんだ。母として僕を可愛がってくれていて、僕に愛情のこもった服を作ってくれているのは感じている。
「ラーイ、いいのよ。リラに母親と思われていなくても、ラーイは私を母親と思ってくれる」
一緒に暮らすことも、お乳をあげることもできなかった。
後悔しているような母の言葉に、僕は手を伸ばして母の手をぎゅっと握った。僕とリラと暮らせなかったのは母が悪いのではない。魔女の森の掟が悪いのだ。
「ママ、すち」
「ママ、ちやう。すち」
ママではないけれど好きだとリラも言っている。
僕とリラを抱き締めて母はしばらくじっとしていた。
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