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転生したらまた魔女の男子だった件
10.トイレトレーニングの屈辱
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二歳の誕生日に母は僕とリラのために大量に服を作ってくれていた。
僕もリラもよく食べるので体がすぐに大きくなってしまうのだ。大きめに作られている服を着せてもらっていると、中に見たことのあるものがあるのに気付いた。
「ぱんちゅ! ぱんちゅ、ちる!」
「ラーイ、これを知っておるのか?」
「ぱんちゅ!」
オムツではなくトイレトレーニングのための厚手のパンツが中に入っていたのだ。僕はそれがはきたくてセイラン様にお願いした。
「ちたいのー!」
パンツをはきたい僕の気持ちはセイラン様に伝わったようだ。
セイラン様は僕のオムツを脱がせてパンツをはかせてくれた。
これまでごわごわとして、ぷっくりしていたお尻がすっきりとする。これが僕の求めていたものだったのだ。
オムツはもう卒業したい。
僕は早くトイレで排泄ができるようになりたかった。
「オムツを外すのならば、トイレに座ってみるか?」
「あい! しゅわる」
トイレに座らせてもらっても、僕の下半身から何か出る気配はない。まだ溜まっていないから出ないだけなのだろうと、僕はセイラン様に抱っこしてもらって便座から降ろしてもらった。
パンツを得た僕は意気揚々と靴を履いて庭に遊びに行った。
オムツのかさばる感じがないので、いつもより早く走れるような気がする。大喜びで走っていると、じわりと濡れた感触があった。
足元までびしょびしょになっている。
自分で出そうとしたときには出なかったのに、出そうとしていないのに勝手に漏れ出たおしっこに、僕はその場に突っ伏して泣いてしまった。
「うぇぇぇぇん! じぇったー!」
「ラーイ、おしっこが出たのか。パンツはまだ早かったかもしれぬな」
「いやああああ!」
パンツをはきたいけれど、盛大に水たまりを作ってお漏らしをしてしまうのはショックすぎる。僕は泣き喚いてセイラン様に抱き付いていた。セイラン様は自分の着物が濡れるのも気にせず僕を抱き締めてくれて、社の中に連れて行ってくれた。
シャワーでさっぱりと流して、着替えさせられたのはオムツである。
「おんちゅ、やー! ぱんちゅー!」
「ラーイ、まだパンツは早いぞ。そなたは二歳だぞ」
「ぱんちゅー! やー! やー! いやー!」
ひっくり返ってオムツを脱ごうとしても、しっかりとオムツカバーで留められていて脱ぐことができない。じたばたと手足を動かして泣いている僕のところにリラがやってくる。
「よちよち。にぃに、じょぶよ」
リラに撫でられて慰められてしまった。
パンツで漏らすのは恥ずかしいが、オムツは卒業したい。
二歳の僕は苦悩していた。
二歳になっても、僕はセイラン様のお乳を飲んでいた。
さすがに恥ずかしいのでどこででもセイラン様の胸に吸い付くようなことはなくなったが、お乳が欲しくなるとセイラン様の手を握って、セイラン様の部屋に行く。
「おっぱい、ちょーあい」
「仕方がないか。そなたは魔力を必要としておるのだからな」
魔女の森には潤沢にある魔力が、魔女の森を離れると受け取ることができない。代わりに僕とリラは土地神様であるセイラン様とレイリ様のお乳を飲んで、魔力を得ていた。
独り身の男性であるセイラン様とレイリ様の胸からお乳が出るようになったのも、恐らく僕とリラの生存本能で使った魔法のせいなのだ。
お乳を飲まなければ前世のような病弱な体に育ってしまう。
それだけではなくて、お乳を飲んでいる間は、僕はうっとりするような甘美な時間を味わっていた。お乳は美味しいし、セイラン様の胸は暖かい。ついつい空いている手でもう片方の乳首に触れて、セイラン様を困らせてしまうのだけれど、僕はそれがやめられなかった。
リラも部屋でレイリ様からお乳をもらっているようだった。
僕が見た限りではリラも魔力に満ち溢れて健康に育っている。
お乳を吸われることに関して、セイラン様とレイリ様も考えることがないわけではないようだった。
「いつまで乳をやればよいのであろう」
「魔女の森でこの子たちは育っていませんからね」
母が来たときにセイラン様とレイリ様が聞いてみると、母は微妙に笑っているような顔で答える。
「成人するまでじゃないかね」
「成人するまで!?」
「十八歳くらいまでってことですか!?」
「そこまではいかないけど、十五歳くらいまでは必要かも」
十五歳になってもセイラン様の胸を吸う僕。想像してみるととてもシュールなのだけれど、セイラン様のお乳を飲まないことは考えられない。
魔力の足りない病弱な体で生きた十歳までの前世はつらかった。母と妹と生きるためにはそれしか方法はなかったのだが、ずっと飢えているような感覚で、満たされることなく、少しのことで熱を出し寝込んでいた。
それは妹も同じだった。妹も僕も寝込んでいる日々が長くて、魔法の本だけが心の支えだった。
あんな生活には戻りたくない。
セイラン様には甘えてしまうことになるが、僕はセイラン様のお乳を飲み続けたかった。
魔女の森に帰ることができればいいのかもしれないが、正直なところ、魔女の森に帰れる状況になっても、僕はセイラン様から離れたくなかった。
「せーたま、いーの!」
ぎゅっとセイラン様の広い背中に抱き付くと、セイラン様が手を伸ばして僕を膝の上に乗せてくれる。
「ラーイは私がいいと言ってくれるのか」
セイラン様の水色の目が優しく僕を映している。
「れーたま、いーの! すち!」
「リラは僕が好きなのですね。嬉しいです」
レイリ様に抱き付いたリラは、膝の上に抱き寄せられている。
「可愛がられてないとこんなに懐いてないだろうからね。土地神様には本当に感謝しているよ」
母が少し寂しそうに言う。
母のことも大事にしたい気持ちがないわけではなかったが、僕はセイラン様から離れることは考えられなかった。
季節が巡って冬が来る。
僕とリラは少しずつトイレトレーニングをして、失敗しつつ、時々成功するようになっていた。
トイレで排泄ができたときにはものすごく誇らしい気持ちになる。
ただ、問題が一つあった。
僕はお尻が自分で拭けない。
二歳の手は自分のお尻まで届かないのだ。
うんちがトイレで成功するのは本当に稀なのだが、そのときに僕はセイラン様にお尻を拭いてもらうしかない。オムツを替えられていたときにもお尻は洗ってもらっていたけれど、それとまた違う恥ずかしさを味合わなければいけない。
リラの方は前世の記憶がないので、全く気にせずにお尻も拭いてもらっているし、なんなら下半身裸で脱走していくくらいだった。僕もリラのように二歳児らしく振舞えればいいのだが、十歳まで生きた記憶があるだけに恥ずかしくて涙ぐんでしまう。
「お腹が痛かったか? 便は緩くないな」
「ふぇぇぇ!」
泣いてしまう僕に、お尻を拭いた手を洗って、パンツをはかせてセイラン様が抱っこしてくれる。僕とリラは日中はパンツで、夜はオムツで過ごすようになっていた。
社の中ではパンツだが、出かけるときにはオムツをはかされる。
少しでもパンツをはいてトイレトレーニングが前進していることは喜ばしいのだが、漏らしたときの恥ずかしさや気持ち悪さはどうしようもない。
「土地の方たちがお餅を持って来てくれましたよ」
「今年もそんな時期か」
「お餅はよく噛んで食べてくださいね」
土地のひとたちへの対応は、マオさんが引き受けてくれるようになっていた。マオさんはすっかりと土地のひとたちに信頼されている。
「私には弟と妹がいます。あの子たちがどうなっているのか知りたいのです」
年の瀬にマオさんが口にしたのは珍しく実家のことだった。
マオさんは社に来てからずっと実家のことは話していなかった。
マオさんのためにも弟さんと妹さんに会わせてあげたい。
セイラン様もレイリ様もそう思ったようだ。
「年が明けたらマオの生まれた村に行こう」
「一度顔を出さないといけないと思っていたんですよね。十五で子どもを結婚させる風習がある村は変えさせなければ」
セイラン様とレイリ様の言葉に、マオさんはぎゅっと拳を握り締めていた。
僕もリラもよく食べるので体がすぐに大きくなってしまうのだ。大きめに作られている服を着せてもらっていると、中に見たことのあるものがあるのに気付いた。
「ぱんちゅ! ぱんちゅ、ちる!」
「ラーイ、これを知っておるのか?」
「ぱんちゅ!」
オムツではなくトイレトレーニングのための厚手のパンツが中に入っていたのだ。僕はそれがはきたくてセイラン様にお願いした。
「ちたいのー!」
パンツをはきたい僕の気持ちはセイラン様に伝わったようだ。
セイラン様は僕のオムツを脱がせてパンツをはかせてくれた。
これまでごわごわとして、ぷっくりしていたお尻がすっきりとする。これが僕の求めていたものだったのだ。
オムツはもう卒業したい。
僕は早くトイレで排泄ができるようになりたかった。
「オムツを外すのならば、トイレに座ってみるか?」
「あい! しゅわる」
トイレに座らせてもらっても、僕の下半身から何か出る気配はない。まだ溜まっていないから出ないだけなのだろうと、僕はセイラン様に抱っこしてもらって便座から降ろしてもらった。
パンツを得た僕は意気揚々と靴を履いて庭に遊びに行った。
オムツのかさばる感じがないので、いつもより早く走れるような気がする。大喜びで走っていると、じわりと濡れた感触があった。
足元までびしょびしょになっている。
自分で出そうとしたときには出なかったのに、出そうとしていないのに勝手に漏れ出たおしっこに、僕はその場に突っ伏して泣いてしまった。
「うぇぇぇぇん! じぇったー!」
「ラーイ、おしっこが出たのか。パンツはまだ早かったかもしれぬな」
「いやああああ!」
パンツをはきたいけれど、盛大に水たまりを作ってお漏らしをしてしまうのはショックすぎる。僕は泣き喚いてセイラン様に抱き付いていた。セイラン様は自分の着物が濡れるのも気にせず僕を抱き締めてくれて、社の中に連れて行ってくれた。
シャワーでさっぱりと流して、着替えさせられたのはオムツである。
「おんちゅ、やー! ぱんちゅー!」
「ラーイ、まだパンツは早いぞ。そなたは二歳だぞ」
「ぱんちゅー! やー! やー! いやー!」
ひっくり返ってオムツを脱ごうとしても、しっかりとオムツカバーで留められていて脱ぐことができない。じたばたと手足を動かして泣いている僕のところにリラがやってくる。
「よちよち。にぃに、じょぶよ」
リラに撫でられて慰められてしまった。
パンツで漏らすのは恥ずかしいが、オムツは卒業したい。
二歳の僕は苦悩していた。
二歳になっても、僕はセイラン様のお乳を飲んでいた。
さすがに恥ずかしいのでどこででもセイラン様の胸に吸い付くようなことはなくなったが、お乳が欲しくなるとセイラン様の手を握って、セイラン様の部屋に行く。
「おっぱい、ちょーあい」
「仕方がないか。そなたは魔力を必要としておるのだからな」
魔女の森には潤沢にある魔力が、魔女の森を離れると受け取ることができない。代わりに僕とリラは土地神様であるセイラン様とレイリ様のお乳を飲んで、魔力を得ていた。
独り身の男性であるセイラン様とレイリ様の胸からお乳が出るようになったのも、恐らく僕とリラの生存本能で使った魔法のせいなのだ。
お乳を飲まなければ前世のような病弱な体に育ってしまう。
それだけではなくて、お乳を飲んでいる間は、僕はうっとりするような甘美な時間を味わっていた。お乳は美味しいし、セイラン様の胸は暖かい。ついつい空いている手でもう片方の乳首に触れて、セイラン様を困らせてしまうのだけれど、僕はそれがやめられなかった。
リラも部屋でレイリ様からお乳をもらっているようだった。
僕が見た限りではリラも魔力に満ち溢れて健康に育っている。
お乳を吸われることに関して、セイラン様とレイリ様も考えることがないわけではないようだった。
「いつまで乳をやればよいのであろう」
「魔女の森でこの子たちは育っていませんからね」
母が来たときにセイラン様とレイリ様が聞いてみると、母は微妙に笑っているような顔で答える。
「成人するまでじゃないかね」
「成人するまで!?」
「十八歳くらいまでってことですか!?」
「そこまではいかないけど、十五歳くらいまでは必要かも」
十五歳になってもセイラン様の胸を吸う僕。想像してみるととてもシュールなのだけれど、セイラン様のお乳を飲まないことは考えられない。
魔力の足りない病弱な体で生きた十歳までの前世はつらかった。母と妹と生きるためにはそれしか方法はなかったのだが、ずっと飢えているような感覚で、満たされることなく、少しのことで熱を出し寝込んでいた。
それは妹も同じだった。妹も僕も寝込んでいる日々が長くて、魔法の本だけが心の支えだった。
あんな生活には戻りたくない。
セイラン様には甘えてしまうことになるが、僕はセイラン様のお乳を飲み続けたかった。
魔女の森に帰ることができればいいのかもしれないが、正直なところ、魔女の森に帰れる状況になっても、僕はセイラン様から離れたくなかった。
「せーたま、いーの!」
ぎゅっとセイラン様の広い背中に抱き付くと、セイラン様が手を伸ばして僕を膝の上に乗せてくれる。
「ラーイは私がいいと言ってくれるのか」
セイラン様の水色の目が優しく僕を映している。
「れーたま、いーの! すち!」
「リラは僕が好きなのですね。嬉しいです」
レイリ様に抱き付いたリラは、膝の上に抱き寄せられている。
「可愛がられてないとこんなに懐いてないだろうからね。土地神様には本当に感謝しているよ」
母が少し寂しそうに言う。
母のことも大事にしたい気持ちがないわけではなかったが、僕はセイラン様から離れることは考えられなかった。
季節が巡って冬が来る。
僕とリラは少しずつトイレトレーニングをして、失敗しつつ、時々成功するようになっていた。
トイレで排泄ができたときにはものすごく誇らしい気持ちになる。
ただ、問題が一つあった。
僕はお尻が自分で拭けない。
二歳の手は自分のお尻まで届かないのだ。
うんちがトイレで成功するのは本当に稀なのだが、そのときに僕はセイラン様にお尻を拭いてもらうしかない。オムツを替えられていたときにもお尻は洗ってもらっていたけれど、それとまた違う恥ずかしさを味合わなければいけない。
リラの方は前世の記憶がないので、全く気にせずにお尻も拭いてもらっているし、なんなら下半身裸で脱走していくくらいだった。僕もリラのように二歳児らしく振舞えればいいのだが、十歳まで生きた記憶があるだけに恥ずかしくて涙ぐんでしまう。
「お腹が痛かったか? 便は緩くないな」
「ふぇぇぇ!」
泣いてしまう僕に、お尻を拭いた手を洗って、パンツをはかせてセイラン様が抱っこしてくれる。僕とリラは日中はパンツで、夜はオムツで過ごすようになっていた。
社の中ではパンツだが、出かけるときにはオムツをはかされる。
少しでもパンツをはいてトイレトレーニングが前進していることは喜ばしいのだが、漏らしたときの恥ずかしさや気持ち悪さはどうしようもない。
「土地の方たちがお餅を持って来てくれましたよ」
「今年もそんな時期か」
「お餅はよく噛んで食べてくださいね」
土地のひとたちへの対応は、マオさんが引き受けてくれるようになっていた。マオさんはすっかりと土地のひとたちに信頼されている。
「私には弟と妹がいます。あの子たちがどうなっているのか知りたいのです」
年の瀬にマオさんが口にしたのは珍しく実家のことだった。
マオさんは社に来てからずっと実家のことは話していなかった。
マオさんのためにも弟さんと妹さんに会わせてあげたい。
セイラン様もレイリ様もそう思ったようだ。
「年が明けたらマオの生まれた村に行こう」
「一度顔を出さないといけないと思っていたんですよね。十五で子どもを結婚させる風習がある村は変えさせなければ」
セイラン様とレイリ様の言葉に、マオさんはぎゅっと拳を握り締めていた。
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