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転生したらまた魔女の男子だった件
9.僕と妹の二歳の誕生日
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魔女の長に僕とリラのことがバレているのならば、母が社に来ても同じことだ。土地神様に守られている限りは、僕もリラも殺されない。
土地神様の子どもになっている僕とリラを殺すということは、魔女族が白虎族に戦争を仕掛けるのと同じなのだ。
この大陸で唯一魔法を使える魔女族は、人間と神族の間にいるような存在で、神族ほどではないが長い年月を生きる。魔女族の長が何歳くらいで、どれくらい前から長の座についたのか分からないが、僕は魔女族の長を怪しいと思っていた。
社に来たときに魔女族の長から黒い靄のような禍々しい邪気が立ち上っていた。
あれが災厄を導くものでないならば、なんなのだろう。
災厄は僕が導くものではない。僕を殺そうとする魔女族の長が導いているものではないのだろうか。
魔女族の長と僕の母以外の魔女に会ったことはないが、僕は魔女族の長が謎の手がかりを握っている気がしてならなかった。
そのことを母とセイラン様とレイリ様と話し合いたいが、僕にはあまりにも語彙がない。頭の中では文章は組み立てられているのだが、いざ口にしようとすると、うまく言葉にならないのだ。
「せーたま、こあーい」
「ラーイ、何も怖いことはないぞ。私がおる」
「せーたま……」
二歳を目前にして、僕はやっとセイラン様を「ママ」ではなく「せーたま」と呼ぶことができるようになっていた。幼児には口にしやすい「ま」という単語にどれだけ苦しめられてきたことか。
それでも、魔女の森の上空に湧き出る邪気が、魔女族の長からも出ていて、それが災いの元ではないのかと言いたいのに、口から出るのは「こあい」の三文字だった。
どうしても僕にはよく回る舌が足りない。
もっと上手に話したいのに、短い単語しか口にできない上に、全然違う意味のことを口に出してしまう。
「せーたまぁ! うぇぇぇぇ!」
伝わらないもどかしさに床に這いつくばって泣く僕が、どれだけ苦悩しているかセイラン様には伝わらない。伝わらないけれどセイラン様は優しく僕を抱き上げて、ぽんぽんと背中を叩いてくれる。
セイラン様に背中を叩かれていると眠くなってきて、全てが有耶無耶になってしまう。
二歳直前の僕の身体は、まだまだ体力がなくてすぐに眠くなってしまうのだった。
二歳の誕生日には、母が大きなケーキを持って来てくれた。
白い箱の中には桃のショートケーキが入っていて、僕もリラも涎が止まらなかった。
早く食べたくてご飯を放り出してしまうリラの口に、レイリ様が辛抱強くご飯を運んで行く。僕は早く食べ終わりたくて、口いっぱいに頬張って、咽てしまった。
ゲホゲホと咳き込みながら口の中のものを吐きだす僕に、セイラン様が手で吐き出したものを受け止めてくれる。口の中のものがなくなると、セイラン様は僕に麦茶を飲ませて口の中をすっきりさせてくれた。
セイラン様の手に吐き出したことに青ざめている僕を、セイラン様は全く構わず、手を洗ってケーキを切ってお皿に乗せてくれた。
口から吐き出したものも気にせず受け止めてくれるセイラン様は、本当に僕のことを自分の子どものように思ってくれているのだろう。僕はありがたさに涙が出て来る。
桃のショートケーキのお皿を前に涙をぽろぽろ流している僕に、セイラン様が涙を拭いて、洟も拭いてくれる。
「ご飯が食べられなかったのが悔しかったのか? 無理をせずともよいのだぞ」
「せーたま、あいがちょ」
「気にすることはない。ラーイはいい子だな」
髪を撫でられて、僕はやっと涙を止めて桃のショートケーキを食べることができた。
母はフォークを用意してきてくれたけれど、二歳児の手ではうまく使えない。ケーキは切れないし、桃は落ちて行くし、フォークで突き刺したと思ったらスポンジは落下する。
全く口に入らない桃のショートケーキに焦れてリラが泣き出している。泣いているリラの手助けをレイリ様がしようとしても、リラは小さな手で払っていた。
「りー、すゆ! すゆのー!」
自分ですると言って聞かないリラの口には全くケーキは入らない。それどころかどんどん床に落ちて行ってしまう。涙をいっぱいに溜めて必死にケーキを食べようとするリラに、レイリ様はリラからフォークを取り上げて、リラの両手を拭いてあげた。
「いいですよ、リラ。素手で食べなさい。あなたが自分でしたいのなら、自分で頑張ってみなさい」
「ママー!」
素手で食べることを許されたリラは、新しいケーキをもらって、素手で掴んでもりもりと食べている。やっと口に入ってリラも満足そうだし、レイリ様も安心したようだ。
僕の方は素手で食べたくなかったが、フォークは難しすぎて口に入らない。困っていると、セイラン様がフォークを持って僕の口に運んでくれる。
「ラーイ、あーんだ」
「あー!」
お口を開けていると食べ物が運ばれて来るのは幸せだが、ちょっとだけ恥ずかしい僕だった。
食べ終わるとシャワーを浴びて着替えてセイラン様のお膝の上に座る。魔法の本を開いて読んでいると、瞼が重くなって眠気が襲ってくる。
レイリ様の膝の上でリラはぐっすり眠り込んでいた。
「これでラーイとリラも二歳か。私が産んでから二年……土地神様はよく育ててくださった」
「可愛い我が子だと思っておる」
「いつか魔女の森に帰れる日が来ればいいとは思っていますが……実際にその日が来ると寂しいでしょうね」
しんみりとしているレイリ様に、眠りかけながら僕は気付く。
魔女の森で僕が災厄の子だと認識されなくなれば、僕は魔女の森に帰ることができる。母と一緒に暮らすことができるのだ。
それが自然な形だと分かっているが、セイラン様と離れるのは悲しくつらい。
僕はセイラン様と離れたくなかった。
「ふぇ……せーたま……」
悲しくなると僕は涙が出てきてしまう。感情が上手く制御できないのも二歳児の問題点だった。涙を流しながら寝る僕を、セイラン様が優しく抱き上げる。
「眠っていても聞こえておるのかな。ラーイも寂しがっておるようだ」
セイラン様の言葉にますます涙が出てきて止まらない。
「一度は死んだと思って土地神様に預けた子。魔女の森の問題が片付いたとしても、土地神様から子を引き離すことはできない」
「よいのか、それで?」
「まずは、この子らが命を狙われなくするのが一番だが、それが何とかなっても、この子たちは土地神様といるのが幸せだろう」
それに、今のように会いにくればいい。
母はセイラン様とレイリ様の気持ちに寄り添って、理解のあることを言っていた。こんな母ならば僕も安心だ。
母が恋しくないわけではなかったが、それよりも僕の中ではセイラン様の存在が大きくなっている。リラにとってはレイリ様の存在が大きくなっているだろう。
眠りそうになって前のめりになった僕が、本の角で額を打ちそうになるのを、セイラン様が大きな手で僕の額を庇って止めてくれる。前髪が持ち上げられて、額が露わになった。
「その赤い花の模様……魔力を封じているのか?」
「魔女の子だと気付かれるとよくないと思って、魔力を封じておる。封じても使えるようだがな」
「土地神様の封印を破ってまで魔法が使えるほど、ラーイの魔力は高いのか」
僕の額の赤い花の模様を見て母は僕が魔力を封じられていることに気付いたようだ。リラの方は額の赤い模様が消えてしまっていた。
「リラにも封印を施していたのですが、破られて消えてしまいました」
「魔力の高い子……そういう意味で魔女族の長が恐れているというのならば意味が分かる」
魔女族の男性は必ず姉妹と双子で生まれる。
双子で生まれた男性と姉妹は、尋常ならざる強い魔力を持っている。
その魔力を恐れて、いつか魔女族に仇成すのではないかと魔女族の長が魔女族の男性と姉妹を狩っているのならば、それはそれで筋道が通る。
母の説明に僕は眠い目を必死に擦りながら聞き入る。
「高い魔力も、使い方を誤らなければ何の問題もなかろう」
「それを歪めて、使い方を誤ると決めつけているのではないだろうか」
「そんな決めつけで命を奪われるなんて、理不尽です」
セイラン様もレイリ様も僕とリラの味方だったが、母は不安そうにしている。
「愛されて育っているラーイとリラが道を誤るとは考えづらいのは確かだ」
「ラーイもリラも生まれる時代も場所も選べなかった。自分で選べなかったことで殺されるのはあまりにも惨い」
「僕たちはラーイとリラを全力で守るつもりですよ」
僕もリラも、生まれたくて魔女族に生まれたわけではない。自分で選んで魔女族に生まれたわけではない。そのことはセイラン様もよく分かっていてくれた。
レイリ様も僕たちを守ってくれると言っている。
「魔女族の長が怪しいんだね。調べてみよう」
「これまでに殺された男の子の母親にも聞いてみるといい」
「男の子の魔女は魔力が強かったのか、確かめたいものですね」
母が魔女族の謎を解くために動き出した。
これは僕がずっと望んでいたことだった。
コミュニケーションが取れなくても、母はセイラン様とレイリ様と話し合うことで魔女族の謎を解く方向に向かってくれた。
これは僕にとって大きな一歩だった。
土地神様の子どもになっている僕とリラを殺すということは、魔女族が白虎族に戦争を仕掛けるのと同じなのだ。
この大陸で唯一魔法を使える魔女族は、人間と神族の間にいるような存在で、神族ほどではないが長い年月を生きる。魔女族の長が何歳くらいで、どれくらい前から長の座についたのか分からないが、僕は魔女族の長を怪しいと思っていた。
社に来たときに魔女族の長から黒い靄のような禍々しい邪気が立ち上っていた。
あれが災厄を導くものでないならば、なんなのだろう。
災厄は僕が導くものではない。僕を殺そうとする魔女族の長が導いているものではないのだろうか。
魔女族の長と僕の母以外の魔女に会ったことはないが、僕は魔女族の長が謎の手がかりを握っている気がしてならなかった。
そのことを母とセイラン様とレイリ様と話し合いたいが、僕にはあまりにも語彙がない。頭の中では文章は組み立てられているのだが、いざ口にしようとすると、うまく言葉にならないのだ。
「せーたま、こあーい」
「ラーイ、何も怖いことはないぞ。私がおる」
「せーたま……」
二歳を目前にして、僕はやっとセイラン様を「ママ」ではなく「せーたま」と呼ぶことができるようになっていた。幼児には口にしやすい「ま」という単語にどれだけ苦しめられてきたことか。
それでも、魔女の森の上空に湧き出る邪気が、魔女族の長からも出ていて、それが災いの元ではないのかと言いたいのに、口から出るのは「こあい」の三文字だった。
どうしても僕にはよく回る舌が足りない。
もっと上手に話したいのに、短い単語しか口にできない上に、全然違う意味のことを口に出してしまう。
「せーたまぁ! うぇぇぇぇ!」
伝わらないもどかしさに床に這いつくばって泣く僕が、どれだけ苦悩しているかセイラン様には伝わらない。伝わらないけれどセイラン様は優しく僕を抱き上げて、ぽんぽんと背中を叩いてくれる。
セイラン様に背中を叩かれていると眠くなってきて、全てが有耶無耶になってしまう。
二歳直前の僕の身体は、まだまだ体力がなくてすぐに眠くなってしまうのだった。
二歳の誕生日には、母が大きなケーキを持って来てくれた。
白い箱の中には桃のショートケーキが入っていて、僕もリラも涎が止まらなかった。
早く食べたくてご飯を放り出してしまうリラの口に、レイリ様が辛抱強くご飯を運んで行く。僕は早く食べ終わりたくて、口いっぱいに頬張って、咽てしまった。
ゲホゲホと咳き込みながら口の中のものを吐きだす僕に、セイラン様が手で吐き出したものを受け止めてくれる。口の中のものがなくなると、セイラン様は僕に麦茶を飲ませて口の中をすっきりさせてくれた。
セイラン様の手に吐き出したことに青ざめている僕を、セイラン様は全く構わず、手を洗ってケーキを切ってお皿に乗せてくれた。
口から吐き出したものも気にせず受け止めてくれるセイラン様は、本当に僕のことを自分の子どものように思ってくれているのだろう。僕はありがたさに涙が出て来る。
桃のショートケーキのお皿を前に涙をぽろぽろ流している僕に、セイラン様が涙を拭いて、洟も拭いてくれる。
「ご飯が食べられなかったのが悔しかったのか? 無理をせずともよいのだぞ」
「せーたま、あいがちょ」
「気にすることはない。ラーイはいい子だな」
髪を撫でられて、僕はやっと涙を止めて桃のショートケーキを食べることができた。
母はフォークを用意してきてくれたけれど、二歳児の手ではうまく使えない。ケーキは切れないし、桃は落ちて行くし、フォークで突き刺したと思ったらスポンジは落下する。
全く口に入らない桃のショートケーキに焦れてリラが泣き出している。泣いているリラの手助けをレイリ様がしようとしても、リラは小さな手で払っていた。
「りー、すゆ! すゆのー!」
自分ですると言って聞かないリラの口には全くケーキは入らない。それどころかどんどん床に落ちて行ってしまう。涙をいっぱいに溜めて必死にケーキを食べようとするリラに、レイリ様はリラからフォークを取り上げて、リラの両手を拭いてあげた。
「いいですよ、リラ。素手で食べなさい。あなたが自分でしたいのなら、自分で頑張ってみなさい」
「ママー!」
素手で食べることを許されたリラは、新しいケーキをもらって、素手で掴んでもりもりと食べている。やっと口に入ってリラも満足そうだし、レイリ様も安心したようだ。
僕の方は素手で食べたくなかったが、フォークは難しすぎて口に入らない。困っていると、セイラン様がフォークを持って僕の口に運んでくれる。
「ラーイ、あーんだ」
「あー!」
お口を開けていると食べ物が運ばれて来るのは幸せだが、ちょっとだけ恥ずかしい僕だった。
食べ終わるとシャワーを浴びて着替えてセイラン様のお膝の上に座る。魔法の本を開いて読んでいると、瞼が重くなって眠気が襲ってくる。
レイリ様の膝の上でリラはぐっすり眠り込んでいた。
「これでラーイとリラも二歳か。私が産んでから二年……土地神様はよく育ててくださった」
「可愛い我が子だと思っておる」
「いつか魔女の森に帰れる日が来ればいいとは思っていますが……実際にその日が来ると寂しいでしょうね」
しんみりとしているレイリ様に、眠りかけながら僕は気付く。
魔女の森で僕が災厄の子だと認識されなくなれば、僕は魔女の森に帰ることができる。母と一緒に暮らすことができるのだ。
それが自然な形だと分かっているが、セイラン様と離れるのは悲しくつらい。
僕はセイラン様と離れたくなかった。
「ふぇ……せーたま……」
悲しくなると僕は涙が出てきてしまう。感情が上手く制御できないのも二歳児の問題点だった。涙を流しながら寝る僕を、セイラン様が優しく抱き上げる。
「眠っていても聞こえておるのかな。ラーイも寂しがっておるようだ」
セイラン様の言葉にますます涙が出てきて止まらない。
「一度は死んだと思って土地神様に預けた子。魔女の森の問題が片付いたとしても、土地神様から子を引き離すことはできない」
「よいのか、それで?」
「まずは、この子らが命を狙われなくするのが一番だが、それが何とかなっても、この子たちは土地神様といるのが幸せだろう」
それに、今のように会いにくればいい。
母はセイラン様とレイリ様の気持ちに寄り添って、理解のあることを言っていた。こんな母ならば僕も安心だ。
母が恋しくないわけではなかったが、それよりも僕の中ではセイラン様の存在が大きくなっている。リラにとってはレイリ様の存在が大きくなっているだろう。
眠りそうになって前のめりになった僕が、本の角で額を打ちそうになるのを、セイラン様が大きな手で僕の額を庇って止めてくれる。前髪が持ち上げられて、額が露わになった。
「その赤い花の模様……魔力を封じているのか?」
「魔女の子だと気付かれるとよくないと思って、魔力を封じておる。封じても使えるようだがな」
「土地神様の封印を破ってまで魔法が使えるほど、ラーイの魔力は高いのか」
僕の額の赤い花の模様を見て母は僕が魔力を封じられていることに気付いたようだ。リラの方は額の赤い模様が消えてしまっていた。
「リラにも封印を施していたのですが、破られて消えてしまいました」
「魔力の高い子……そういう意味で魔女族の長が恐れているというのならば意味が分かる」
魔女族の男性は必ず姉妹と双子で生まれる。
双子で生まれた男性と姉妹は、尋常ならざる強い魔力を持っている。
その魔力を恐れて、いつか魔女族に仇成すのではないかと魔女族の長が魔女族の男性と姉妹を狩っているのならば、それはそれで筋道が通る。
母の説明に僕は眠い目を必死に擦りながら聞き入る。
「高い魔力も、使い方を誤らなければ何の問題もなかろう」
「それを歪めて、使い方を誤ると決めつけているのではないだろうか」
「そんな決めつけで命を奪われるなんて、理不尽です」
セイラン様もレイリ様も僕とリラの味方だったが、母は不安そうにしている。
「愛されて育っているラーイとリラが道を誤るとは考えづらいのは確かだ」
「ラーイもリラも生まれる時代も場所も選べなかった。自分で選べなかったことで殺されるのはあまりにも惨い」
「僕たちはラーイとリラを全力で守るつもりですよ」
僕もリラも、生まれたくて魔女族に生まれたわけではない。自分で選んで魔女族に生まれたわけではない。そのことはセイラン様もよく分かっていてくれた。
レイリ様も僕たちを守ってくれると言っている。
「魔女族の長が怪しいんだね。調べてみよう」
「これまでに殺された男の子の母親にも聞いてみるといい」
「男の子の魔女は魔力が強かったのか、確かめたいものですね」
母が魔女族の謎を解くために動き出した。
これは僕がずっと望んでいたことだった。
コミュニケーションが取れなくても、母はセイラン様とレイリ様と話し合うことで魔女族の謎を解く方向に向かってくれた。
これは僕にとって大きな一歩だった。
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