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転生したらまた魔女の男子だった件
5.僕と妹のおたふく風邪
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社には毎日たくさんの人々が来る。
流行病にかかったものが助けを求めて来たり、子どもが生まれたものが祝福を受けに来たり、田畑の農作物が豊作になれば納めに来たり、セイラン様とレイリ様の社はひとで溢れていた。
小さな靴を買ってもらって、僕とリラも庭で遊ぶようになっていた。
「この子たちが土地神様のお子か」
「可愛い子たちですね」
「額に土地神様の赤い花の印がある」
土地のひとたちに声をかけられて、驚いて僕はセイラン様の足元に逃げてしまったが、リラは人懐っこく挨拶している。
「りー! りー!」
「自分はリラ様と仰ってます」
マオさんが通訳すると、土地のひとの視線はマオさんに向いた。
「土地神様の世話役になった方ですな」
「これから土地神様をよろしくお願いします」
「いえ、私はただの下働きで……」
「土地神様は私らがどれだけ言っても世話役を受け入れてくださらなかった」
「お社の管理もこれでできるでしょう」
頭を下げられて、マオさんは恐縮している。
僕にとっても、リラにとっても、マオさんは大事な「ねぇね」だったし、いないことは考えられないので、僕もリラもマオさんに近寄って着物の裾を掴む。
「ねぇね!」
「だいすち、ねぇね!」
「土地神様のお子にもこんなに愛されて」
「これからも土地神様をよろしくお願いします」
「何か足りないものがあればいつでも言ってください。好物は何ですか?」
マオさんは好物などを聞かれて、持ってくると約束して土地のひとたちは帰っていく。
「私などがよろしかったのでしょうか?」
「ライもリラもマオに懐いておる」
「マオはライとリラにとって大事な家族だよ」
セイラン様もレイリ様も微笑んでいた。
マオさんは僕とリラが「ねぇね」と呼ぶのが嬉しいようだ。
「私がねぇねだなんて、なんて幸せなんでしょう」
「ねぇね!」
「ねぇ!」
涙ぐんで僕とリラを抱き締めるマオさんにはつらい過去がある。その過去が僕とリラの存在で少しでも癒されればいいのだがと思ってしまう。
社に庭には子どもを連れて来る親もいた。
幼子にセイラン様とレイリ様は祝福を授ける。この土地に生まれて来た全ての命を祝福して、大事にするのがセイラン様とレイリ様の信念だ。
その信念のおかげで僕もリラも命を救われた。
僕の母である魔女は、出産時に土地神様の社に逃げてきて、そこで僕とリラを産んだらしいのだ。産み落とせば性別が分かって殺されてしまうから、内密に産むためにセイラン様とレイリ様の手を借りた。
産んだ後は、子どもは死んだことにして魔女の森に帰り、仕立て屋の仕事を続けながら、男性の魔女がどうして災厄の子だと言われて殺されるのかを探っているのだという。
母が謎を解くことができれば、僕とリラは魔女の森に戻れるかもしれない。
今の暮らしに満足して戻りたいとは思っていないのだが、命を狙われている現状には満足するはずもない。命を狙われずに安心して暮らしたい気持ちが僕にもある。
母には頑張ってもらうとして、僕はセイラン様との暮らしを楽しんでいた。
朝起きると、ほっぺたが痛くて口が開かなかった。
頬に手を当ててみると腫れている気がする。
痛くて泣き出した僕に、起きたセイラン様が額に手をやる。セイラン様の手が冷たく感じたので熱があるのだろう。
耳の下を触られると、痛くて泣いてしまう。
「いちゃいー! びええええ!」
居間に出て来たリラもほっぺたを腫らしていた。
「おたふく風邪だな……。耳の下が腫れている」
同年齢の子とも庭で遊んだから移されたようだ。
「マオはおたふく風邪にかかったことがあるか?」
「私は小さいときに弟妹と一緒にかかりました」
「よかった……マオまでかかられると大変だった」
心配して問いかけるセイラン様にマオさんが答える。
マオさんは一度おたふく風邪にかかったことがあるので、免疫ができていてもうかかることはないようだ。
セイラン様とレイリ様は白虎族で神族なので人間や魔女がかかる伝染病にはかからない。
ほっぺたが痛くて固形物が全く食べられない。水を飲もうとしても、口が上手く開かなくて零してしまう。
零してびしょ濡れになった服が悲しくて、目の前に出された料理を食べられないのが悔しくて、また涙が出る。
泣いている僕をセイラン様は抱き上げてくれた。僕は必死に慰めを求めてセイラン様の着物の袷を開いて、胸に吸い付く。
お乳は問題なく飲むことができた。
必死にセイラン様の胸を吸っていると、マオさんが席を外すのが分かる。リラもレイリ様の胸を吸っていた。
ほっぺたが痛くてお乳しか飲めなくなった僕とリラに、セイラン様とレイリ様も困ったようだ。もう一歳を過ぎている僕とリラはお乳だけでは栄養が足りない。お腹も空くので、ずっと吸っている。吸われているセイラン様とレイリ様は見回りにも行くことができない。
これでは土地の運営にも問題が出ると、セイラン様が僕を引き離した。熱で浮かされている僕は嫌がって暴れる。
「ママー! ママー! びえええええ!」
大声で泣く僕をレイリ様が抱き締めるが、仰け反って僕は逃れようとする。
病気でつらくて、苦しいのに、セイラン様に置いて行かれたくない。心細くてセイラン様から離れることができない。
「すまぬ、ラーイ。すぐに戻る」
「びええええええ! ママー!」
セイラン様を求める僕に謝って、セイラン様は白虎の姿で土地の見回りに行ってしまった。
レイリ様の腕の中で僕が泣くと、リラもつられて泣く。二人で泣いていると、泣き疲れて眠くなってくる。
顔は涙と洟でぐしゃぐしゃのまま、僕とリラは眠りについていた。
眠りに落ちた僕は夢を見ていた。
僕は前世の姿で、母と妹と一緒に乗合馬車に揺られていた。
乗合馬車は同じ行先のひとたちが乗る馬車で、隠れて移動するにはもってこいの乗り物だった。
「母さん、どうして男の魔女は追われなければいけないの?」
小声で問いかける僕に、母は答えに困っていた。
「魔女族には女しか生まれないはずなのよ。それなのに生まれて来る男の魔女は、災いをもたらすと聞かされていたわ」
「男の魔女が魔女族になにかしたの?」
「それは……」
そんな記録は聞いたことがないと母は答えた記憶がある。
これまで一度もそんなことがなかったのに、男性として生まれてきただけで僕は命を狙われていた。
僕が魔女族を滅ぼそうと考えるならば、魔女族が僕を殺そうとするからだとしか思えない。
母や妹に手を出されたら、僕はきっとどんなことをしても魔女族に復讐をするだろう。
目を覚ますと、セイラン様が帰って来ていて、僕の顔を濡れたタオルで拭いてくれていた。涙と洟の跡でかぴかぴになっていた僕の顔は綺麗になる。
冷水に浸したタオルを頬につけて冷やしてもらうと、頬の痛さも少しはましになる。
抱っこしていないと泣いてしまって寝ることもできない僕とリラに、セイラン様とレイリ様はひたすら抱き上げて揺らし、お乳をくれた。
乳を飲んでは高熱の中うとうとと眠る僕とリラ。
顎を痛くて固形物は食べられない。熱があるので苦しくて寝られない。それを分かってくれているから、セイラン様とレイリ様は、僕とリラにお乳をやることも、抱っこで寝かせることも拒まなかった。
白虎の姿になって僕をお腹に乗せて眠るセイラン様に、僕は必死に胸を探ってお乳を吸っていた。リラも同じだっただろう。
その間の着替えさせた僕とリラの服とオムツの洗濯や、社に訪れるひとの対応はマオさんが請け負ってくれていたようだ。
腫れていた頬も戻っても、しばらくの間僕とリラは赤ちゃん返りをしてしまって、セイラン様とレイリ様の胸を吸ってばかりいた。あれだけ食いしん坊だったのに、出されたおにぎりやみそ汁や焼き魚に目もくれず胸を吸っている僕とリラをセイラン様とレイリ様は心配していた。
「まだラーイは調子が悪いのであろうか」
「リラはお乳しか飲んでくれません」
そこでマオさんが考えたのが、カステラを作ることだった。
お誕生日に作ってもらったカステラを僕もリラもものすごく喜んで食べていた。
厨房から流れて来るカステラの甘く香ばしい匂い。
胸から口を外した僕は、やっと椅子に座ってカステラに向き合うことができた。リラも目を輝かせてカステラを食べていた。
流行病にかかったものが助けを求めて来たり、子どもが生まれたものが祝福を受けに来たり、田畑の農作物が豊作になれば納めに来たり、セイラン様とレイリ様の社はひとで溢れていた。
小さな靴を買ってもらって、僕とリラも庭で遊ぶようになっていた。
「この子たちが土地神様のお子か」
「可愛い子たちですね」
「額に土地神様の赤い花の印がある」
土地のひとたちに声をかけられて、驚いて僕はセイラン様の足元に逃げてしまったが、リラは人懐っこく挨拶している。
「りー! りー!」
「自分はリラ様と仰ってます」
マオさんが通訳すると、土地のひとの視線はマオさんに向いた。
「土地神様の世話役になった方ですな」
「これから土地神様をよろしくお願いします」
「いえ、私はただの下働きで……」
「土地神様は私らがどれだけ言っても世話役を受け入れてくださらなかった」
「お社の管理もこれでできるでしょう」
頭を下げられて、マオさんは恐縮している。
僕にとっても、リラにとっても、マオさんは大事な「ねぇね」だったし、いないことは考えられないので、僕もリラもマオさんに近寄って着物の裾を掴む。
「ねぇね!」
「だいすち、ねぇね!」
「土地神様のお子にもこんなに愛されて」
「これからも土地神様をよろしくお願いします」
「何か足りないものがあればいつでも言ってください。好物は何ですか?」
マオさんは好物などを聞かれて、持ってくると約束して土地のひとたちは帰っていく。
「私などがよろしかったのでしょうか?」
「ライもリラもマオに懐いておる」
「マオはライとリラにとって大事な家族だよ」
セイラン様もレイリ様も微笑んでいた。
マオさんは僕とリラが「ねぇね」と呼ぶのが嬉しいようだ。
「私がねぇねだなんて、なんて幸せなんでしょう」
「ねぇね!」
「ねぇ!」
涙ぐんで僕とリラを抱き締めるマオさんにはつらい過去がある。その過去が僕とリラの存在で少しでも癒されればいいのだがと思ってしまう。
社に庭には子どもを連れて来る親もいた。
幼子にセイラン様とレイリ様は祝福を授ける。この土地に生まれて来た全ての命を祝福して、大事にするのがセイラン様とレイリ様の信念だ。
その信念のおかげで僕もリラも命を救われた。
僕の母である魔女は、出産時に土地神様の社に逃げてきて、そこで僕とリラを産んだらしいのだ。産み落とせば性別が分かって殺されてしまうから、内密に産むためにセイラン様とレイリ様の手を借りた。
産んだ後は、子どもは死んだことにして魔女の森に帰り、仕立て屋の仕事を続けながら、男性の魔女がどうして災厄の子だと言われて殺されるのかを探っているのだという。
母が謎を解くことができれば、僕とリラは魔女の森に戻れるかもしれない。
今の暮らしに満足して戻りたいとは思っていないのだが、命を狙われている現状には満足するはずもない。命を狙われずに安心して暮らしたい気持ちが僕にもある。
母には頑張ってもらうとして、僕はセイラン様との暮らしを楽しんでいた。
朝起きると、ほっぺたが痛くて口が開かなかった。
頬に手を当ててみると腫れている気がする。
痛くて泣き出した僕に、起きたセイラン様が額に手をやる。セイラン様の手が冷たく感じたので熱があるのだろう。
耳の下を触られると、痛くて泣いてしまう。
「いちゃいー! びええええ!」
居間に出て来たリラもほっぺたを腫らしていた。
「おたふく風邪だな……。耳の下が腫れている」
同年齢の子とも庭で遊んだから移されたようだ。
「マオはおたふく風邪にかかったことがあるか?」
「私は小さいときに弟妹と一緒にかかりました」
「よかった……マオまでかかられると大変だった」
心配して問いかけるセイラン様にマオさんが答える。
マオさんは一度おたふく風邪にかかったことがあるので、免疫ができていてもうかかることはないようだ。
セイラン様とレイリ様は白虎族で神族なので人間や魔女がかかる伝染病にはかからない。
ほっぺたが痛くて固形物が全く食べられない。水を飲もうとしても、口が上手く開かなくて零してしまう。
零してびしょ濡れになった服が悲しくて、目の前に出された料理を食べられないのが悔しくて、また涙が出る。
泣いている僕をセイラン様は抱き上げてくれた。僕は必死に慰めを求めてセイラン様の着物の袷を開いて、胸に吸い付く。
お乳は問題なく飲むことができた。
必死にセイラン様の胸を吸っていると、マオさんが席を外すのが分かる。リラもレイリ様の胸を吸っていた。
ほっぺたが痛くてお乳しか飲めなくなった僕とリラに、セイラン様とレイリ様も困ったようだ。もう一歳を過ぎている僕とリラはお乳だけでは栄養が足りない。お腹も空くので、ずっと吸っている。吸われているセイラン様とレイリ様は見回りにも行くことができない。
これでは土地の運営にも問題が出ると、セイラン様が僕を引き離した。熱で浮かされている僕は嫌がって暴れる。
「ママー! ママー! びえええええ!」
大声で泣く僕をレイリ様が抱き締めるが、仰け反って僕は逃れようとする。
病気でつらくて、苦しいのに、セイラン様に置いて行かれたくない。心細くてセイラン様から離れることができない。
「すまぬ、ラーイ。すぐに戻る」
「びええええええ! ママー!」
セイラン様を求める僕に謝って、セイラン様は白虎の姿で土地の見回りに行ってしまった。
レイリ様の腕の中で僕が泣くと、リラもつられて泣く。二人で泣いていると、泣き疲れて眠くなってくる。
顔は涙と洟でぐしゃぐしゃのまま、僕とリラは眠りについていた。
眠りに落ちた僕は夢を見ていた。
僕は前世の姿で、母と妹と一緒に乗合馬車に揺られていた。
乗合馬車は同じ行先のひとたちが乗る馬車で、隠れて移動するにはもってこいの乗り物だった。
「母さん、どうして男の魔女は追われなければいけないの?」
小声で問いかける僕に、母は答えに困っていた。
「魔女族には女しか生まれないはずなのよ。それなのに生まれて来る男の魔女は、災いをもたらすと聞かされていたわ」
「男の魔女が魔女族になにかしたの?」
「それは……」
そんな記録は聞いたことがないと母は答えた記憶がある。
これまで一度もそんなことがなかったのに、男性として生まれてきただけで僕は命を狙われていた。
僕が魔女族を滅ぼそうと考えるならば、魔女族が僕を殺そうとするからだとしか思えない。
母や妹に手を出されたら、僕はきっとどんなことをしても魔女族に復讐をするだろう。
目を覚ますと、セイラン様が帰って来ていて、僕の顔を濡れたタオルで拭いてくれていた。涙と洟の跡でかぴかぴになっていた僕の顔は綺麗になる。
冷水に浸したタオルを頬につけて冷やしてもらうと、頬の痛さも少しはましになる。
抱っこしていないと泣いてしまって寝ることもできない僕とリラに、セイラン様とレイリ様はひたすら抱き上げて揺らし、お乳をくれた。
乳を飲んでは高熱の中うとうとと眠る僕とリラ。
顎を痛くて固形物は食べられない。熱があるので苦しくて寝られない。それを分かってくれているから、セイラン様とレイリ様は、僕とリラにお乳をやることも、抱っこで寝かせることも拒まなかった。
白虎の姿になって僕をお腹に乗せて眠るセイラン様に、僕は必死に胸を探ってお乳を吸っていた。リラも同じだっただろう。
その間の着替えさせた僕とリラの服とオムツの洗濯や、社に訪れるひとの対応はマオさんが請け負ってくれていたようだ。
腫れていた頬も戻っても、しばらくの間僕とリラは赤ちゃん返りをしてしまって、セイラン様とレイリ様の胸を吸ってばかりいた。あれだけ食いしん坊だったのに、出されたおにぎりやみそ汁や焼き魚に目もくれず胸を吸っている僕とリラをセイラン様とレイリ様は心配していた。
「まだラーイは調子が悪いのであろうか」
「リラはお乳しか飲んでくれません」
そこでマオさんが考えたのが、カステラを作ることだった。
お誕生日に作ってもらったカステラを僕もリラもものすごく喜んで食べていた。
厨房から流れて来るカステラの甘く香ばしい匂い。
胸から口を外した僕は、やっと椅子に座ってカステラに向き合うことができた。リラも目を輝かせてカステラを食べていた。
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