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転生したらまた魔女の男子だった件
2.セイラン様とレイリ様に魔力を封じられた僕と妹
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僕は前世の名前を覚えていない。
覚えていないので、セイラン様が僕のことを「ラーイ」と呼ぶのを簡単に受け入れることができた。
名前は覚えていなかったが、前世でのことはかなり覚えていた。
魔女の子どもは女性だけで魔女の森で育てられる。
魔女の森には魔力が空気の中にも食材にも満ち満ちていて、何もしなくても魔女の子どもは魔力を得て生きることができる。
魔女の中で男性に生まれてしまった僕は、そのせいで魔女の森を追われたために、魔力を供給してもらう方法がなかった。
土地神様のいる土地では、神力を分けてもらって何とか命を繋いでいたが、魔力の足りない僕と妹はとても病弱だった。何かあるごとに熱を出す僕と妹を叱咤して、母は逃げさせた。
魔力を足すための秘薬も煎じてくれたが、それが効いたかどうかは分からない。
前世の僕はずっと病弱で、母が隠れ家に連れて行ってくれるとそこで眠っていることが多かった。
旅の生活だったので荷物は多く持てないが、母は僕と妹のために魔法の本を一冊用意してくれた。魔法の本は開くたびに違う物語が浮かび上がるもので、僕と妹は夢中になってそれを読んで外の世界を想像した。
実際には僕と妹と母が暮らせるのは森の奥や、人里離れた山奥の小屋で、そこにも長期には滞在できなかったのだが。
今世の僕の母は、生まれる前から僕が男性だということに気付いていて、大きなお腹で土地神様の社を訪ねて来たのだという。
「土地神の子どもにすれば簡単には殺せぬからな」
「おかげで僕たちは親になれましたね」
酒を飲みながら僕を膝の上に乗せているセイラン様と、リラを膝の上に乗せているレイリ様が話しているのを聞いていた。
まだ生後一か月の僕は視界はぼんやりとしているが、耳はしっかりと聞こえていた。前世の記憶があるので、話を理解することもできる。
「生まれてすぐのラーイが胸に吸い付いたときは驚いたものだな」
「アマリエは生存本能でそうしたんだろうって言っていましたね」
「魔女の森で生きられぬから魔力を吸収することができぬ。その代わりに我らの生気を吸うておると言うていたな」
生まれ変わった体は生後一か月でも、僕の中身は十歳である。十歳なのにセイラン様の胸を吸うことに躊躇いがないのは、僕の生存本能だったのだ。セイラン様のお乳がないと僕はまた病弱に育ってしまう。
今の身体は魔力に満ち溢れていて、病気をしそうなところは全くなかった。
それも全部セイラン様のおかげだ。
妹のリラもレイリ様からお乳をもらって、すくすくと育っているようだ。
僕とリラはセイラン様とレイリ様に守られて育っていたが、セイラン様とレイリ様にも困ったことはあるようだ。
「もう少し育てば、乳以外のものも口にするようになるであろう」
「何を食べさせたらいいんでしょうね」
「白虎族は肉を食わせておけばよいからなぁ」
白虎族と違って、僕とリラは成人までは人間に近い成長をする。
離乳食を食べていた記憶はないのだが、そういうものを食べるのだということを僕は知識で知っていた。
「何か月から食べさせればよいのか分からぬし」
「僕たちだけでは子育ては無理がありますね」
そんなことを話していた矢先に、レイリ様が見回りから帰って来たときに、一人の女性を連れて来ていた。その女性は脂っぽくて何日もお風呂に入っていないような臭いがした。
僕は目はまだよく見えないが耳と鼻は鋭いようなのだ。
妹のリラは知らないひとに怯えて泣いてしまっている。僕もよく分からないけれど、涙が出て泣き声が漏れてしまう。
「ラーイ、リラ、泣くでない。お腹が空いたか?」
セイラン様に胸を差し出されると、僕は必死に乳首に吸い付く。お乳を目の前にして飲まない選択肢は僕にはなかった。リラにお乳をあげながらレイリ様が説明する。
「この子はマオ。幼くして結婚させられて、子どもを産んで失い、婚家から追い出され、実家からも絶縁されてしまって、川に飛び込んで死のうとしていたのです」
死のうとしていたマオを放っておくことができなかったとレイリ様は話している。セイラン様も僕にお乳をあげながら真剣な表情になっているようだ。
「つらい思いをしたな、マオ。この社に住んで心を癒すがいい」
「ですが、私は……」
「僕たちは初めての子育てで、分からないことがたくさんなんです。離乳食はいつ上げればいいのか、何を上げればいいのか、何も分かりません。マオ、僕たちを助けてくれませんか?」
セイラン様とレイリ様の申し出に、マオという名の女性は納得したようだった。
「私は土地神様の下働きとして雇われるのですね。精一杯働きます。ここに置いてください」
マオさんもこの暮らしに加わった。
マオさんが来てから、僕とリラの生活は非常に快適になった。
セイラン様とレイリ様はマオさんに日当たりのいい奥の部屋を準備して、そこに鍵がかかるようにしたようだ。
「ベッドも机も灯りもある。箪笥もありました。なんて贅沢なのでしょう」
婚家の自分の部屋よりもずっと豪華だというマオさんは、それまで冷遇されていたようだ。
セイラン様もレイリ様もマオさんに惜しみなく服や食材を与えて、料理の本も渡していた。
マオさんは土地神様であるセイラン様とレイリ様から乳が出るのに驚いていたが、それにもすぐ慣れた。
マオさんが吹く笛の音を聞きながら僕とリラは手足をバタバタさせて楽しんだ。
社の中も綺麗に掃除がされて、僕やリラの服やオムツもしっかりと洗濯がされるようになった。それまでは何となくオムツや服が匂う日もあったのだが、それがなくなった。
布団も外に干してくれたのか、ふかふかになって寝やすくなった。
「マオは働き者よな」
「マオがいてくれてよかったですね」
セイラン様もレイリ様もマオさんの働きぶりに満足している。
セイラン様とレイリ様とマオさんに育てられて、僕とリラは大きくなった。
お座りができるようになった頃に、マオさんは僕とリラのために潰した野菜や煮て解した魚、どろどろの粥を作ってくれた。
僕はセイラン様のお膝が一番安心するので座ってお口を開けていると、セイラン様が食べさせてくれる。お出汁の味がしっかりとついていて、どれも美味しかった。
リラはレイリ様に食べさせてもらっている。
離乳食を食べてからお乳を飲んで、僕とリラは眠りにつく。
早く僕はセイラン様と話したい気持ちでいっぱいだった。
セイラン様は僕が生まれ変わったのだということを信じてくれるだろうか。
その話ではなくても、セイラン様とは言葉を交わしたい。
「んまー! んまー!」
「どうした、ラーイ?」
「ふぇぇぇぇ!」
セイラン様とお名前をお呼びしたいのに、僕の口からはよく分からない言葉しか出てこない。
「まーまー!」
「ママではないぞ?」
「まー! まー!」
なんで自分の体がこんなに自由にならないのだろう。
オムツを替えてもらうときもそうなのだが、十歳だった記憶があるだけに僕は動きにくい自分の体に焦れていた。
魔法を使って浮き上がろうとすると、セイラン様に止められる。
「そなたたちは人間の子どもとして育てておるのだ。正体が露見すれば、魔女たちも黙ってはおらぬからな」
セイラン様の治める土地と隣接した場所に魔女の森がある。魔女たちも土地神であるセイラン様とレイリ様に手を出すことはできないが、セイラン様とレイリ様が僕という男性の魔女を育てていることを知ったら、引き渡せと要求して来るかもしれない。
男性の魔女は魔女族を滅ぼす災厄の子だ。
そんなことが長年言われて、女性ばかりが生まれる魔女族でも僅かに生まれることのある男性の子どもはみんな殺されてきたと前世の母が僕に語ってくれた。
母も僕を産むまでは、魔女族としてその掟に従わされてきたのだ。
僕を産んでから母は魔女族から逃げ出し、僕を生かそうと十年もの間妹と一緒に連れ回した。
あの悪夢が蘇らないようにしたいのだが、僕は魔法を使うのが息をするくらいに自然で、どうしても使ってしまう。
「ラーイの魔法を封じようと思う」
「僕もリラの魔法を封じようと思っていました」
夢心地で抱き上げられて居間に連れて行かれた僕は、セイラン様の言葉を聞く。
セイラン様は僕の額に指で何か模様を描いたようだった。レイリ様はリラの額に指で模様を描く。
薄く目を開いて見たリラの額には赤い花の模様が入っていた。僕の額にも同じものが入っているのだろう。
僕は魔法を封じられた。
とはいえ、セイラン様は白虎の姿で僕をお腹に乗せて眠ってくれるのは変わらないし、僕はもふもふの毛皮に包まれて幸せに眠ることができているのも変わらない。
セイラン様のそばにいれば殺されることはない。
魔力を封じられても、セイラン様にくっ付いていれば安心だった。
覚えていないので、セイラン様が僕のことを「ラーイ」と呼ぶのを簡単に受け入れることができた。
名前は覚えていなかったが、前世でのことはかなり覚えていた。
魔女の子どもは女性だけで魔女の森で育てられる。
魔女の森には魔力が空気の中にも食材にも満ち満ちていて、何もしなくても魔女の子どもは魔力を得て生きることができる。
魔女の中で男性に生まれてしまった僕は、そのせいで魔女の森を追われたために、魔力を供給してもらう方法がなかった。
土地神様のいる土地では、神力を分けてもらって何とか命を繋いでいたが、魔力の足りない僕と妹はとても病弱だった。何かあるごとに熱を出す僕と妹を叱咤して、母は逃げさせた。
魔力を足すための秘薬も煎じてくれたが、それが効いたかどうかは分からない。
前世の僕はずっと病弱で、母が隠れ家に連れて行ってくれるとそこで眠っていることが多かった。
旅の生活だったので荷物は多く持てないが、母は僕と妹のために魔法の本を一冊用意してくれた。魔法の本は開くたびに違う物語が浮かび上がるもので、僕と妹は夢中になってそれを読んで外の世界を想像した。
実際には僕と妹と母が暮らせるのは森の奥や、人里離れた山奥の小屋で、そこにも長期には滞在できなかったのだが。
今世の僕の母は、生まれる前から僕が男性だということに気付いていて、大きなお腹で土地神様の社を訪ねて来たのだという。
「土地神の子どもにすれば簡単には殺せぬからな」
「おかげで僕たちは親になれましたね」
酒を飲みながら僕を膝の上に乗せているセイラン様と、リラを膝の上に乗せているレイリ様が話しているのを聞いていた。
まだ生後一か月の僕は視界はぼんやりとしているが、耳はしっかりと聞こえていた。前世の記憶があるので、話を理解することもできる。
「生まれてすぐのラーイが胸に吸い付いたときは驚いたものだな」
「アマリエは生存本能でそうしたんだろうって言っていましたね」
「魔女の森で生きられぬから魔力を吸収することができぬ。その代わりに我らの生気を吸うておると言うていたな」
生まれ変わった体は生後一か月でも、僕の中身は十歳である。十歳なのにセイラン様の胸を吸うことに躊躇いがないのは、僕の生存本能だったのだ。セイラン様のお乳がないと僕はまた病弱に育ってしまう。
今の身体は魔力に満ち溢れていて、病気をしそうなところは全くなかった。
それも全部セイラン様のおかげだ。
妹のリラもレイリ様からお乳をもらって、すくすくと育っているようだ。
僕とリラはセイラン様とレイリ様に守られて育っていたが、セイラン様とレイリ様にも困ったことはあるようだ。
「もう少し育てば、乳以外のものも口にするようになるであろう」
「何を食べさせたらいいんでしょうね」
「白虎族は肉を食わせておけばよいからなぁ」
白虎族と違って、僕とリラは成人までは人間に近い成長をする。
離乳食を食べていた記憶はないのだが、そういうものを食べるのだということを僕は知識で知っていた。
「何か月から食べさせればよいのか分からぬし」
「僕たちだけでは子育ては無理がありますね」
そんなことを話していた矢先に、レイリ様が見回りから帰って来たときに、一人の女性を連れて来ていた。その女性は脂っぽくて何日もお風呂に入っていないような臭いがした。
僕は目はまだよく見えないが耳と鼻は鋭いようなのだ。
妹のリラは知らないひとに怯えて泣いてしまっている。僕もよく分からないけれど、涙が出て泣き声が漏れてしまう。
「ラーイ、リラ、泣くでない。お腹が空いたか?」
セイラン様に胸を差し出されると、僕は必死に乳首に吸い付く。お乳を目の前にして飲まない選択肢は僕にはなかった。リラにお乳をあげながらレイリ様が説明する。
「この子はマオ。幼くして結婚させられて、子どもを産んで失い、婚家から追い出され、実家からも絶縁されてしまって、川に飛び込んで死のうとしていたのです」
死のうとしていたマオを放っておくことができなかったとレイリ様は話している。セイラン様も僕にお乳をあげながら真剣な表情になっているようだ。
「つらい思いをしたな、マオ。この社に住んで心を癒すがいい」
「ですが、私は……」
「僕たちは初めての子育てで、分からないことがたくさんなんです。離乳食はいつ上げればいいのか、何を上げればいいのか、何も分かりません。マオ、僕たちを助けてくれませんか?」
セイラン様とレイリ様の申し出に、マオという名の女性は納得したようだった。
「私は土地神様の下働きとして雇われるのですね。精一杯働きます。ここに置いてください」
マオさんもこの暮らしに加わった。
マオさんが来てから、僕とリラの生活は非常に快適になった。
セイラン様とレイリ様はマオさんに日当たりのいい奥の部屋を準備して、そこに鍵がかかるようにしたようだ。
「ベッドも机も灯りもある。箪笥もありました。なんて贅沢なのでしょう」
婚家の自分の部屋よりもずっと豪華だというマオさんは、それまで冷遇されていたようだ。
セイラン様もレイリ様もマオさんに惜しみなく服や食材を与えて、料理の本も渡していた。
マオさんは土地神様であるセイラン様とレイリ様から乳が出るのに驚いていたが、それにもすぐ慣れた。
マオさんが吹く笛の音を聞きながら僕とリラは手足をバタバタさせて楽しんだ。
社の中も綺麗に掃除がされて、僕やリラの服やオムツもしっかりと洗濯がされるようになった。それまでは何となくオムツや服が匂う日もあったのだが、それがなくなった。
布団も外に干してくれたのか、ふかふかになって寝やすくなった。
「マオは働き者よな」
「マオがいてくれてよかったですね」
セイラン様もレイリ様もマオさんの働きぶりに満足している。
セイラン様とレイリ様とマオさんに育てられて、僕とリラは大きくなった。
お座りができるようになった頃に、マオさんは僕とリラのために潰した野菜や煮て解した魚、どろどろの粥を作ってくれた。
僕はセイラン様のお膝が一番安心するので座ってお口を開けていると、セイラン様が食べさせてくれる。お出汁の味がしっかりとついていて、どれも美味しかった。
リラはレイリ様に食べさせてもらっている。
離乳食を食べてからお乳を飲んで、僕とリラは眠りにつく。
早く僕はセイラン様と話したい気持ちでいっぱいだった。
セイラン様は僕が生まれ変わったのだということを信じてくれるだろうか。
その話ではなくても、セイラン様とは言葉を交わしたい。
「んまー! んまー!」
「どうした、ラーイ?」
「ふぇぇぇぇ!」
セイラン様とお名前をお呼びしたいのに、僕の口からはよく分からない言葉しか出てこない。
「まーまー!」
「ママではないぞ?」
「まー! まー!」
なんで自分の体がこんなに自由にならないのだろう。
オムツを替えてもらうときもそうなのだが、十歳だった記憶があるだけに僕は動きにくい自分の体に焦れていた。
魔法を使って浮き上がろうとすると、セイラン様に止められる。
「そなたたちは人間の子どもとして育てておるのだ。正体が露見すれば、魔女たちも黙ってはおらぬからな」
セイラン様の治める土地と隣接した場所に魔女の森がある。魔女たちも土地神であるセイラン様とレイリ様に手を出すことはできないが、セイラン様とレイリ様が僕という男性の魔女を育てていることを知ったら、引き渡せと要求して来るかもしれない。
男性の魔女は魔女族を滅ぼす災厄の子だ。
そんなことが長年言われて、女性ばかりが生まれる魔女族でも僅かに生まれることのある男性の子どもはみんな殺されてきたと前世の母が僕に語ってくれた。
母も僕を産むまでは、魔女族としてその掟に従わされてきたのだ。
僕を産んでから母は魔女族から逃げ出し、僕を生かそうと十年もの間妹と一緒に連れ回した。
あの悪夢が蘇らないようにしたいのだが、僕は魔法を使うのが息をするくらいに自然で、どうしても使ってしまう。
「ラーイの魔法を封じようと思う」
「僕もリラの魔法を封じようと思っていました」
夢心地で抱き上げられて居間に連れて行かれた僕は、セイラン様の言葉を聞く。
セイラン様は僕の額に指で何か模様を描いたようだった。レイリ様はリラの額に指で模様を描く。
薄く目を開いて見たリラの額には赤い花の模様が入っていた。僕の額にも同じものが入っているのだろう。
僕は魔法を封じられた。
とはいえ、セイラン様は白虎の姿で僕をお腹に乗せて眠ってくれるのは変わらないし、僕はもふもふの毛皮に包まれて幸せに眠ることができているのも変わらない。
セイラン様のそばにいれば殺されることはない。
魔力を封じられても、セイラン様にくっ付いていれば安心だった。
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