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魔女(男)とこねこ(虎)たん
45.国王陛下とレオシュとの関係
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春になってやってきた国王陛下に、ルカーシュが真剣な顔で歩み出た。国王陛下のことはルカーシュは父親としては好きだと明言しているし、国王陛下もレオシュと違ってルカーシュは敵対するようなことをしてこないので、表情を緩めてルカーシュを迎え入れる。
抱き締めようとする国王陛下の手をルカーシュは逃れた。
「ちちうえは、どうしてレオシュにすかれないのか、わかる?」
急に切り出されたルカーシュの質問に、国王陛下が驚いているのが分かる。アデーラもルカーシュが父親と慕っている国王陛下にそんなことを言いだすなんて思わなかったから、驚いてしまった。
「レオシュのことを、私が育児放棄してしまったからだろうな」
「それ!」
「え?」
「ちちうえは、いうことばが、むずかしいんだよ!」
「育児放棄」という言葉がルカーシュには引っかかったようだ。
「アデーラおかあさんや、ダーシャおかあさんなら、『ながいじかんあわなくて、だっこもしなかった』っていうのに、ちちうえは、『いくじほうき』だよ? ぼくもすこしいみがわからなかったんだからね」
6歳のルカーシュにとっても「育児放棄」という言葉は難しい。それでも理解して言い換えたルカーシュは見事だった。
「ルカーシュ、よく言い換えられたね」
「ぼくはアデーラおかあさんのまねをしてるだけだよ。アデーラおかあさんはね、レオシュとフベルトくんがにわであそんでるときに、ことばのいみをきいても、ぜったいにわかるようにおしえてくれるんだよ」
「そ、そうか」
褒めるアデーラにルカーシュはちらりとアデーラの方を見たが、すぐに国王陛下に向き直る。向き直られて国王陛下は完全に気圧されていた。
「きょう、レオシュがおてあらいにいこうとしたときに、『まっま、べんきにうんちついてる!』ってさけんだの。アデーラおかあさんはどうしたとおもう?」
「掃除したんじゃないか?」
「そうだけど、『ごめんね、レオシュ。さきにみておけばよかったね。がまんできそう?』ってきいたんだよ。ちちうえには、そういうことばがでてくる?」
「い、いや、出てこないかもしれない」
「そもそも、ちちうえは、オムツをかえたことがあるの?」
「な、ない……」
完全に圧倒される国王陛下だが、必死に弁解しようとしている。
「今までしたことがないだけで、私にもお手洗いの汚れを掃除することも、オムツを替えることも、やろうと思えばできるだろう」
「そういうところ!」
「え?」
「よごれ、じゃなくて、うんち! そういわないと、レオシュはわからないの!」
鋭い指摘に国王陛下は戸惑っている。
「わ、私にそんな言葉を使えというのか!?」
「ちちうえは、レオシュとなかよくなりたくないの?」
「な、なりたい。なりたいと思っている。レオシュは私の可愛い息子だ」
「うんちくらい、いえないの?」
「い、言えるぞ。うんち、ほら」
国王陛下が権威をかなぐり捨てた瞬間をアデーラは見てしまった。離れの棟の子ども部屋で遊んでいたレオシュがルカーシュに呼ばれて連れて来られる。手を繋いで楽しそうにやってきたレオシュは、国王陛下を見た瞬間、全身の毛を逆立てた。
「ふしゃあああああ!」
「レオシュ、ちちうえとおはなし、してみて」
「やーの! がぶっ、しないけど、おはなしも、しないの!」
国王陛下と話をさせるならば店舗にはいないと、レオシュはさっさとルカーシュの手を振り払って離れの棟に帰って行った。ルカーシュのことは大好きなのだが、どれだけ好きな兄の願いでも、レオシュは国王陛下と向き合う気がそもそもないようだった。
「まっまー! おしっこでたー!」
「ふーも、でたー!」
離れの棟のドアを開けてレオシュとフベルトがアデーラを呼んでいる。アデーラはちらりと国王陛下に視線を向けた。
「オムツを替えられるんでしたよね?」
「で、できる!」
二人一度にオムツを替えるのは大変だし、ルカーシュがレオシュと国王陛下の和解をこれだけ望んでいるのならばアデーラも協力しないわけにはいかない。離れの棟に国王陛下を連れて行くと、アデーラがフベルトのオムツを脱がせて、国王陛下がレオシュのオムツに手をかけた。
「ふしゃああああ! さわらないでー!」
国王陛下の手を払ってレオシュが逃げ出す。脱がされかけたオムツはずり落ちて、下半身裸になりながら走るレオシュを国王陛下が追いかける。
「レオシュ、そのような格好で走ってはいけない」
「やー! ちちーえ、きらいー!」
「レオシュ、下半身が露出している!」
「ちちうえ、ちがうでしょう! おちんちんがまるみえだよ、っていわないと!」
「お、おちんちんが丸見えだ。レオシュ、オムツをはいてくれ」
ルカーシュに訂正されて、国王陛下が言い換えるが、レオシュは止まろうとしない。最終的にはフベルトのオムツを替え終えたアデーラのところまで走って来た。
「まっま、うんち、でそう」
「国王陛下、レオシュをお手洗いに連れて行ってください」
「やー! れー、まっまがいいのー!」
「レオシュ、国王陛下と行ってみてくれる?」
アデーラに頼まれてレオシュは渋々国王陛下とお手洗いに行くが、抱き上げようとする手を振り払って、踏み台を使ってさっさと便器に跨った。踏ん張って大便を出すと、レオシュがじっと国王陛下を見ている。
「ちちうえ、おしりをふいてあげないと!」
「え? そうなのか? ふけないのか?」
その一言がレオシュの胸に突き刺さったようだ。
「ふしゃあああああ! まっまはふいてくれるのにー! れー、できないんじゃないもん! れー、まだれんしゅうちゅうなだけだもん!」
できないことを指摘して国王陛下はレオシュの逆鱗に触れてしまったようだ。全身の毛を逆立てて威嚇するレオシュに国王陛下も手を出せない。
「レオシュ、私に拭かせてくれる?」
「まっま、してー!」
アデーラが声をかけるとレオシュは大人しくお尻を拭かせてくれた。お尻を拭いた後にレオシュのオムツをはかせようとする国王陛下を素通りして、レオシュは真っすぐにアデーラのところに来た。
「まっま、オムツ、して」
「レオシュ、今日はいいうんちがたくさん出たね。レオシュのお腹は元気だね。私も安心したよ」
「れーのうんち、いいうんち! まっま、ほめてくれる」
「お手洗いでできたのもすごかったね。レオシュ、最高! 可愛い! 大好き!」
「れーも、まっま、さいこう! だいすき!」
レオシュのお腹を撫でてくすぐって、オムツをはかせるアデーラを見て国王陛下が絶句している。呆然と立ちすくむ国王陛下に、ルカーシュがため息を吐いていた。
「ちちうえ、やっぱり、できなかったね」
「私はできると思っていたんだが……」
「ちちうえ、レオシュとなかよくなるためには、こういうことがだいじなんだよ」
6歳の息子に教えられて、国王陛下はしょんぼりと俯いていた。
店舗に戻った国王陛下に、アデーラは春のための新しい衣装の仕上げをしながら話しかける。
「ルカーシュはとても頭のいい子です。息子に教えられる気分はどうでしたか?」
「ルカーシュがあんなに私に向かって話してくれるだなんて思わなかった」
「ルカーシュはあなたのことを慕っています。レオシュのことも可愛がっています。レオシュとあなたに和解して欲しいのですよ」
アデーラとしては、国王陛下のことなどどうでもよかったが、ルカーシュが父親として慕っていて、弟のレオシュとの和解を望んでいるのならば、協力してあげたい気持ちがないわけではない。
ルカーシュにとっては、国王陛下は父親で、レオシュは弟で、どちらも大事な家族だった。家族が円満であることがルカーシュの望みならば、アデーラも考えなくはない。
「レオシュと触れ合う時間をもっと持てるようにしてはいかがですか?」
「私は……うんちだ、おちんちんだと、口に出すのも恥ずかしいようなことを、何度も言わなければいけないのでしょうか」
「子どもに分かりやすい言葉で話すことも、大事なのですよ」
「母上」を理解できなかったレオシュに「母親」だと言って、アデーラのことかと誤解させて噛まれた過去のある国王陛下。言葉の使い方に気を付けなければ、3歳のレオシュとの歩み寄りはできないとアデーラは思っていた。
「努力するから、私にも育児を教えてくださいませんか?」
レオシュが王宮を抜け出してからもうすぐ二年になる。
ようやく国王陛下の口から、アデーラに育児を教えてほしいと頼む言葉が出た。
抱き締めようとする国王陛下の手をルカーシュは逃れた。
「ちちうえは、どうしてレオシュにすかれないのか、わかる?」
急に切り出されたルカーシュの質問に、国王陛下が驚いているのが分かる。アデーラもルカーシュが父親と慕っている国王陛下にそんなことを言いだすなんて思わなかったから、驚いてしまった。
「レオシュのことを、私が育児放棄してしまったからだろうな」
「それ!」
「え?」
「ちちうえは、いうことばが、むずかしいんだよ!」
「育児放棄」という言葉がルカーシュには引っかかったようだ。
「アデーラおかあさんや、ダーシャおかあさんなら、『ながいじかんあわなくて、だっこもしなかった』っていうのに、ちちうえは、『いくじほうき』だよ? ぼくもすこしいみがわからなかったんだからね」
6歳のルカーシュにとっても「育児放棄」という言葉は難しい。それでも理解して言い換えたルカーシュは見事だった。
「ルカーシュ、よく言い換えられたね」
「ぼくはアデーラおかあさんのまねをしてるだけだよ。アデーラおかあさんはね、レオシュとフベルトくんがにわであそんでるときに、ことばのいみをきいても、ぜったいにわかるようにおしえてくれるんだよ」
「そ、そうか」
褒めるアデーラにルカーシュはちらりとアデーラの方を見たが、すぐに国王陛下に向き直る。向き直られて国王陛下は完全に気圧されていた。
「きょう、レオシュがおてあらいにいこうとしたときに、『まっま、べんきにうんちついてる!』ってさけんだの。アデーラおかあさんはどうしたとおもう?」
「掃除したんじゃないか?」
「そうだけど、『ごめんね、レオシュ。さきにみておけばよかったね。がまんできそう?』ってきいたんだよ。ちちうえには、そういうことばがでてくる?」
「い、いや、出てこないかもしれない」
「そもそも、ちちうえは、オムツをかえたことがあるの?」
「な、ない……」
完全に圧倒される国王陛下だが、必死に弁解しようとしている。
「今までしたことがないだけで、私にもお手洗いの汚れを掃除することも、オムツを替えることも、やろうと思えばできるだろう」
「そういうところ!」
「え?」
「よごれ、じゃなくて、うんち! そういわないと、レオシュはわからないの!」
鋭い指摘に国王陛下は戸惑っている。
「わ、私にそんな言葉を使えというのか!?」
「ちちうえは、レオシュとなかよくなりたくないの?」
「な、なりたい。なりたいと思っている。レオシュは私の可愛い息子だ」
「うんちくらい、いえないの?」
「い、言えるぞ。うんち、ほら」
国王陛下が権威をかなぐり捨てた瞬間をアデーラは見てしまった。離れの棟の子ども部屋で遊んでいたレオシュがルカーシュに呼ばれて連れて来られる。手を繋いで楽しそうにやってきたレオシュは、国王陛下を見た瞬間、全身の毛を逆立てた。
「ふしゃあああああ!」
「レオシュ、ちちうえとおはなし、してみて」
「やーの! がぶっ、しないけど、おはなしも、しないの!」
国王陛下と話をさせるならば店舗にはいないと、レオシュはさっさとルカーシュの手を振り払って離れの棟に帰って行った。ルカーシュのことは大好きなのだが、どれだけ好きな兄の願いでも、レオシュは国王陛下と向き合う気がそもそもないようだった。
「まっまー! おしっこでたー!」
「ふーも、でたー!」
離れの棟のドアを開けてレオシュとフベルトがアデーラを呼んでいる。アデーラはちらりと国王陛下に視線を向けた。
「オムツを替えられるんでしたよね?」
「で、できる!」
二人一度にオムツを替えるのは大変だし、ルカーシュがレオシュと国王陛下の和解をこれだけ望んでいるのならばアデーラも協力しないわけにはいかない。離れの棟に国王陛下を連れて行くと、アデーラがフベルトのオムツを脱がせて、国王陛下がレオシュのオムツに手をかけた。
「ふしゃああああ! さわらないでー!」
国王陛下の手を払ってレオシュが逃げ出す。脱がされかけたオムツはずり落ちて、下半身裸になりながら走るレオシュを国王陛下が追いかける。
「レオシュ、そのような格好で走ってはいけない」
「やー! ちちーえ、きらいー!」
「レオシュ、下半身が露出している!」
「ちちうえ、ちがうでしょう! おちんちんがまるみえだよ、っていわないと!」
「お、おちんちんが丸見えだ。レオシュ、オムツをはいてくれ」
ルカーシュに訂正されて、国王陛下が言い換えるが、レオシュは止まろうとしない。最終的にはフベルトのオムツを替え終えたアデーラのところまで走って来た。
「まっま、うんち、でそう」
「国王陛下、レオシュをお手洗いに連れて行ってください」
「やー! れー、まっまがいいのー!」
「レオシュ、国王陛下と行ってみてくれる?」
アデーラに頼まれてレオシュは渋々国王陛下とお手洗いに行くが、抱き上げようとする手を振り払って、踏み台を使ってさっさと便器に跨った。踏ん張って大便を出すと、レオシュがじっと国王陛下を見ている。
「ちちうえ、おしりをふいてあげないと!」
「え? そうなのか? ふけないのか?」
その一言がレオシュの胸に突き刺さったようだ。
「ふしゃあああああ! まっまはふいてくれるのにー! れー、できないんじゃないもん! れー、まだれんしゅうちゅうなだけだもん!」
できないことを指摘して国王陛下はレオシュの逆鱗に触れてしまったようだ。全身の毛を逆立てて威嚇するレオシュに国王陛下も手を出せない。
「レオシュ、私に拭かせてくれる?」
「まっま、してー!」
アデーラが声をかけるとレオシュは大人しくお尻を拭かせてくれた。お尻を拭いた後にレオシュのオムツをはかせようとする国王陛下を素通りして、レオシュは真っすぐにアデーラのところに来た。
「まっま、オムツ、して」
「レオシュ、今日はいいうんちがたくさん出たね。レオシュのお腹は元気だね。私も安心したよ」
「れーのうんち、いいうんち! まっま、ほめてくれる」
「お手洗いでできたのもすごかったね。レオシュ、最高! 可愛い! 大好き!」
「れーも、まっま、さいこう! だいすき!」
レオシュのお腹を撫でてくすぐって、オムツをはかせるアデーラを見て国王陛下が絶句している。呆然と立ちすくむ国王陛下に、ルカーシュがため息を吐いていた。
「ちちうえ、やっぱり、できなかったね」
「私はできると思っていたんだが……」
「ちちうえ、レオシュとなかよくなるためには、こういうことがだいじなんだよ」
6歳の息子に教えられて、国王陛下はしょんぼりと俯いていた。
店舗に戻った国王陛下に、アデーラは春のための新しい衣装の仕上げをしながら話しかける。
「ルカーシュはとても頭のいい子です。息子に教えられる気分はどうでしたか?」
「ルカーシュがあんなに私に向かって話してくれるだなんて思わなかった」
「ルカーシュはあなたのことを慕っています。レオシュのことも可愛がっています。レオシュとあなたに和解して欲しいのですよ」
アデーラとしては、国王陛下のことなどどうでもよかったが、ルカーシュが父親として慕っていて、弟のレオシュとの和解を望んでいるのならば、協力してあげたい気持ちがないわけではない。
ルカーシュにとっては、国王陛下は父親で、レオシュは弟で、どちらも大事な家族だった。家族が円満であることがルカーシュの望みならば、アデーラも考えなくはない。
「レオシュと触れ合う時間をもっと持てるようにしてはいかがですか?」
「私は……うんちだ、おちんちんだと、口に出すのも恥ずかしいようなことを、何度も言わなければいけないのでしょうか」
「子どもに分かりやすい言葉で話すことも、大事なのですよ」
「母上」を理解できなかったレオシュに「母親」だと言って、アデーラのことかと誤解させて噛まれた過去のある国王陛下。言葉の使い方に気を付けなければ、3歳のレオシュとの歩み寄りはできないとアデーラは思っていた。
「努力するから、私にも育児を教えてくださいませんか?」
レオシュが王宮を抜け出してからもうすぐ二年になる。
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