16 / 20
不憫大臣編
6.初夜
しおりを挟む
結婚式の日からヴァルネリのフェロモンの香りが濃くなって、数日後、目が覚めたら物凄い甘い香りが部屋中に充満していた。
オメガのフェロモンは苦手で胃が弱かったこともあって吐いてしまうのだが、ヴァリネリのフェロモンは甘く頭の芯が痺れるようになってしまう。発情期のヴァリネリは、くたくたのドロドロになって、マティアスを受け入れるのを待っているのかと寝顔を覗いてみたら、ぱっちりと青い目が開いた。
「朝ご飯を食べましょう」
「ふぇ!? もう、マティアスくんのマティアスくん、臨戦態勢なのに?」
「だからこそ、だよ。これから、たっぷり搾り取られるんだから、食べておかないとダメ」
優しく宥められて、甘い香りの中朝食をとる。何を食べたかも覚えていないままに食事を終えると、ヴァルネリがマティアスを抱き上げてベッドに連れて行った。
アルファのマティアスがリードすべきなのだろうが、年上であるし、ヴァルネリのこういう包容力のある所にも惚れていたので、されるがままにシーツの上に下ろされる。軽く口付けを交わして、ヴァルネリはマティアスに布団をかけた。
「シャワーを浴びて準備してくるね」
「え? 俺も、一緒に入りたいです」
「綺麗にしてくるから、ちょっと時間がかかるの。寒くないようにして待ってて」
愛するひとが、自分に抱かれるためにシャワーを浴びて身体を綺麗にしてくる。考えただけでフェロモンの香りもあって股間がそそり立って、たまらない。もじもじと脚を擦り合わせて待っていると、しばらくして暖かな湯気を上げたヴァルネリがバスローブで戻って来た。
バスローブの合わせから覗く白い胸が、今にも食べてくださいと言わんばかりに白く美しい。布団を剥がしてマティアスにキスをするヴァルネリの胸に手を這わせると、咎められることなく、バスローブを大きく乱して胸を晒してくれた。
ずっと触りたくてたまらなかった白い肌、淡く色付く胸の尖り。夢中になって揉んで、吸っていると、ヴァルネリがマティアスの顔中にキスを落とす。
「可愛いね。ずっと君のこと、可愛いと思ってた」
「ヴァルネリさんは、めちゃくちゃ美しいです」
「僕を美しいなんて言うのは、君だけだよ?」
悪戯に笑まれて、胸をマティアスに好きにさせたままで、ヴァルネリはバスローブを脱ぎ捨ててしまう。均整の取れた分厚い筋肉に覆われた体に、王子と似ているが雰囲気は全く違う整った顔立ち。見惚れている間に、ヴァルネリはマティアスのパジャマも脱がせてしまった。
下着が脚から引き抜かれて、勃ち上がって雫を零している中心が露わになる。
「もう、いれたくてぇ」
じんじんと痛むほど下着の中で圧迫されていたそこを、ヴァルネリがまじまじと見つめた。
「凄いね……大きい」
「な、なにか、ダメでした?」
「いや、ごめんね、僕も初めてだから、この大きさだと、簡単には入らないかも」
手伝ってと言われて、マティアスはヴァルネリのよく鍛え上げられた双丘に手を回した。揉みしだきながら、後孔を指が掠めると、びくりとヴァルネリの身体が震えるのが分かる。
指を差し込んで、ぐちぐちと拓いて慣らしていくのだが、中心の方が我慢できずに達しそうになっていた。
「ふぇ、出てしまう……ヴァリネリさんの中に入る前にぃ」
「泣かないで、もう、入る、かも……」
腰に跨って、息をつめてヴァリネリが先端を後孔に宛がう。くちゅっと吸い付くように先端が少しだけ入りそうになったところで、マティアスは限界を迎えてしまった。
達した瞬間に外れてしまって、びゅくびゅくと迸る白濁が、ヴァリネリの白い双丘と背中までを濡らす。中で達せなかったと泣き出してしまったマティアスに、ヴァリネリが顔中にキスの雨を降らせる。
「もう一回、今度はちゃんと、全部飲み込んであげるから」
「ヴァルネリさぁん、んっ! あぁっ!」
泣き付いて胸に吸い付くマティアスの髪を撫でて、ヴァルネリは今度は慎重に腰を落としていった。先端の一番太い部分を飲み込んでしまうと、後はスムーズに中に納まる。
全部納まった感激に、また涙が出て止まらないマティアスは、ヴァルネリのフェロモンに溺れていたのかもしれない。腰を動かすヴァルネリに合わせて、マティアスも突き上げる。
柔らかく熱い内壁に引き絞られるように締め付けられて、マティアスは二度目の絶頂を迎えていた。
「俺がアルファのはずなのにぃ! ひぁぁ!?」
「王家のオメガは、発情期が特殊みたいなんだよね」
王子は自分の望んだ相手の前でしか発情しないように制御できるし、ヴァルネリは理性を失うようなことがない。もちろん、欲望はあるのだが、それも他のオメガのように苦しかったり、狂ったようにアルファを求めて身体が疼くほどではない。
「それなのに、フェロモンは出るから、会ったら、マティアスくんを苦しめちゃうと思ってたんだ」
「俺のためにぃ?」
「ごめんね、でも、これからは発情期もそうじゃないときも、ずっと一緒にいようね」
体を繋げられないのにフェロモンに当てられて反応してしまうマティアスを気遣って、発情期の間身体はさほどつらくなかったが会わない選択をしてくれていたというヴァルネリ。その優しさに、涙しつつも、マティアスはまだ中に入ったままの中心が、また力を取り戻していることに気付いていた。
ヴァルネリのフェロモンは、確かにマティアスに効いている。
「もっと、孕むまでちょうだい?」
「んぁあっ! ぜんぶ、ヴァルネリさんにぃ、あげるぅ!」
骨まで食い尽くされても構わない。
愛した相手と身体を交わす悦びに、達してはまた中心が力を持つ。最終的に、ほとんど出なくなっても、マティアスはヴァルネリを突き上げ続けた。
濃厚に身体を交わした後は、疲れ切って眠りかけているマティアスを抱き上げて、ヴァルネリがお風呂に入れてくれる。お湯を張ったバスタブに座らされて、後ろからヴァルネリに抱き締められて、マティアスは幸せで恍惚としていた。
「ひと眠りしたら、遅いお昼ご飯にしようね」
「ふぁい……」
「発情期、一週間続くから、倒れちゃだめだよ?」
「はぁい」
眠りかけてお湯の中に沈みそうになったマティアスを、ヴァルネリは抱き上げて救い出してくれた。
交換された清潔なシーツに倒れ込んで、バスローブのままで二人で抱き合って仮眠を取る。体力のあるヴァルネリはともかく、マティアスの方は眠くてたまらなかった。
甘い香りがマティアスを包んでいる。それにももう反応しないくらい、中心は白濁を吐き出し続けた。
「赤ちゃんができたら、君に似てるといいな」
「ヴァルネリさんに似てるといいれす」
眠くてろれつが回らないが、喋れるならば、ヴァルネリがどれだけ優しくて、包容力があって、強く、気高く、マティアスを支えて守り続けてくれたかを語りたいくらいだった。
初めて出会ってから9年、プロポーズを受けてもらってから6年、長く待たせてしまったし、マティアス自身も我慢の連続だったが、その結果が今の穏やかな暮らしならば、めでたしめでたしなのだろう。
「王子様も、同じ頃に出産だったりしてね」
「ぎゃっ!?」
もう思い出したくもない王子の伴侶を探し続けた生活を掘り返されて、マティアスはヴァルネリの胸に顔を埋めて泣き出しそうになってしまった。
「ヴァルネリさんといると、俺は泣き虫になる気がします……」
「それだけ、僕には感情を隠していないってことでしょう?」
王子の前での取り繕った生活も、王宮での大臣として足をとられないための処世術も、ヴァルネリの前では何もいらない。初対面で吐いて倒れるという醜態を見せたのに、ヴァルネリはマティアスを愛してくれた。
愛するひとと二人きり、王都を遠く離れた出世から外れた地で、それでも、マティアスにとってはこれが大団円に違いなかった。
オメガのフェロモンは苦手で胃が弱かったこともあって吐いてしまうのだが、ヴァリネリのフェロモンは甘く頭の芯が痺れるようになってしまう。発情期のヴァリネリは、くたくたのドロドロになって、マティアスを受け入れるのを待っているのかと寝顔を覗いてみたら、ぱっちりと青い目が開いた。
「朝ご飯を食べましょう」
「ふぇ!? もう、マティアスくんのマティアスくん、臨戦態勢なのに?」
「だからこそ、だよ。これから、たっぷり搾り取られるんだから、食べておかないとダメ」
優しく宥められて、甘い香りの中朝食をとる。何を食べたかも覚えていないままに食事を終えると、ヴァルネリがマティアスを抱き上げてベッドに連れて行った。
アルファのマティアスがリードすべきなのだろうが、年上であるし、ヴァルネリのこういう包容力のある所にも惚れていたので、されるがままにシーツの上に下ろされる。軽く口付けを交わして、ヴァルネリはマティアスに布団をかけた。
「シャワーを浴びて準備してくるね」
「え? 俺も、一緒に入りたいです」
「綺麗にしてくるから、ちょっと時間がかかるの。寒くないようにして待ってて」
愛するひとが、自分に抱かれるためにシャワーを浴びて身体を綺麗にしてくる。考えただけでフェロモンの香りもあって股間がそそり立って、たまらない。もじもじと脚を擦り合わせて待っていると、しばらくして暖かな湯気を上げたヴァルネリがバスローブで戻って来た。
バスローブの合わせから覗く白い胸が、今にも食べてくださいと言わんばかりに白く美しい。布団を剥がしてマティアスにキスをするヴァルネリの胸に手を這わせると、咎められることなく、バスローブを大きく乱して胸を晒してくれた。
ずっと触りたくてたまらなかった白い肌、淡く色付く胸の尖り。夢中になって揉んで、吸っていると、ヴァルネリがマティアスの顔中にキスを落とす。
「可愛いね。ずっと君のこと、可愛いと思ってた」
「ヴァルネリさんは、めちゃくちゃ美しいです」
「僕を美しいなんて言うのは、君だけだよ?」
悪戯に笑まれて、胸をマティアスに好きにさせたままで、ヴァルネリはバスローブを脱ぎ捨ててしまう。均整の取れた分厚い筋肉に覆われた体に、王子と似ているが雰囲気は全く違う整った顔立ち。見惚れている間に、ヴァルネリはマティアスのパジャマも脱がせてしまった。
下着が脚から引き抜かれて、勃ち上がって雫を零している中心が露わになる。
「もう、いれたくてぇ」
じんじんと痛むほど下着の中で圧迫されていたそこを、ヴァルネリがまじまじと見つめた。
「凄いね……大きい」
「な、なにか、ダメでした?」
「いや、ごめんね、僕も初めてだから、この大きさだと、簡単には入らないかも」
手伝ってと言われて、マティアスはヴァルネリのよく鍛え上げられた双丘に手を回した。揉みしだきながら、後孔を指が掠めると、びくりとヴァルネリの身体が震えるのが分かる。
指を差し込んで、ぐちぐちと拓いて慣らしていくのだが、中心の方が我慢できずに達しそうになっていた。
「ふぇ、出てしまう……ヴァリネリさんの中に入る前にぃ」
「泣かないで、もう、入る、かも……」
腰に跨って、息をつめてヴァリネリが先端を後孔に宛がう。くちゅっと吸い付くように先端が少しだけ入りそうになったところで、マティアスは限界を迎えてしまった。
達した瞬間に外れてしまって、びゅくびゅくと迸る白濁が、ヴァリネリの白い双丘と背中までを濡らす。中で達せなかったと泣き出してしまったマティアスに、ヴァリネリが顔中にキスの雨を降らせる。
「もう一回、今度はちゃんと、全部飲み込んであげるから」
「ヴァルネリさぁん、んっ! あぁっ!」
泣き付いて胸に吸い付くマティアスの髪を撫でて、ヴァルネリは今度は慎重に腰を落としていった。先端の一番太い部分を飲み込んでしまうと、後はスムーズに中に納まる。
全部納まった感激に、また涙が出て止まらないマティアスは、ヴァルネリのフェロモンに溺れていたのかもしれない。腰を動かすヴァルネリに合わせて、マティアスも突き上げる。
柔らかく熱い内壁に引き絞られるように締め付けられて、マティアスは二度目の絶頂を迎えていた。
「俺がアルファのはずなのにぃ! ひぁぁ!?」
「王家のオメガは、発情期が特殊みたいなんだよね」
王子は自分の望んだ相手の前でしか発情しないように制御できるし、ヴァルネリは理性を失うようなことがない。もちろん、欲望はあるのだが、それも他のオメガのように苦しかったり、狂ったようにアルファを求めて身体が疼くほどではない。
「それなのに、フェロモンは出るから、会ったら、マティアスくんを苦しめちゃうと思ってたんだ」
「俺のためにぃ?」
「ごめんね、でも、これからは発情期もそうじゃないときも、ずっと一緒にいようね」
体を繋げられないのにフェロモンに当てられて反応してしまうマティアスを気遣って、発情期の間身体はさほどつらくなかったが会わない選択をしてくれていたというヴァルネリ。その優しさに、涙しつつも、マティアスはまだ中に入ったままの中心が、また力を取り戻していることに気付いていた。
ヴァルネリのフェロモンは、確かにマティアスに効いている。
「もっと、孕むまでちょうだい?」
「んぁあっ! ぜんぶ、ヴァルネリさんにぃ、あげるぅ!」
骨まで食い尽くされても構わない。
愛した相手と身体を交わす悦びに、達してはまた中心が力を持つ。最終的に、ほとんど出なくなっても、マティアスはヴァルネリを突き上げ続けた。
濃厚に身体を交わした後は、疲れ切って眠りかけているマティアスを抱き上げて、ヴァルネリがお風呂に入れてくれる。お湯を張ったバスタブに座らされて、後ろからヴァルネリに抱き締められて、マティアスは幸せで恍惚としていた。
「ひと眠りしたら、遅いお昼ご飯にしようね」
「ふぁい……」
「発情期、一週間続くから、倒れちゃだめだよ?」
「はぁい」
眠りかけてお湯の中に沈みそうになったマティアスを、ヴァルネリは抱き上げて救い出してくれた。
交換された清潔なシーツに倒れ込んで、バスローブのままで二人で抱き合って仮眠を取る。体力のあるヴァルネリはともかく、マティアスの方は眠くてたまらなかった。
甘い香りがマティアスを包んでいる。それにももう反応しないくらい、中心は白濁を吐き出し続けた。
「赤ちゃんができたら、君に似てるといいな」
「ヴァルネリさんに似てるといいれす」
眠くてろれつが回らないが、喋れるならば、ヴァルネリがどれだけ優しくて、包容力があって、強く、気高く、マティアスを支えて守り続けてくれたかを語りたいくらいだった。
初めて出会ってから9年、プロポーズを受けてもらってから6年、長く待たせてしまったし、マティアス自身も我慢の連続だったが、その結果が今の穏やかな暮らしならば、めでたしめでたしなのだろう。
「王子様も、同じ頃に出産だったりしてね」
「ぎゃっ!?」
もう思い出したくもない王子の伴侶を探し続けた生活を掘り返されて、マティアスはヴァルネリの胸に顔を埋めて泣き出しそうになってしまった。
「ヴァルネリさんといると、俺は泣き虫になる気がします……」
「それだけ、僕には感情を隠していないってことでしょう?」
王子の前での取り繕った生活も、王宮での大臣として足をとられないための処世術も、ヴァルネリの前では何もいらない。初対面で吐いて倒れるという醜態を見せたのに、ヴァルネリはマティアスを愛してくれた。
愛するひとと二人きり、王都を遠く離れた出世から外れた地で、それでも、マティアスにとってはこれが大団円に違いなかった。
11
お気に入りに追加
314
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
孤独の王と後宮の青葉
秋月真鳥
BL
塔に閉じ込められた居場所のない妾腹の王子は、15歳になってもバース性が判明していなかった。美少女のような彼を、父親はオメガと決め付けて遠い異国の後宮に入れる。
異国の王は孤独だった。誰もが彼をアルファと信じているのに、本当はオメガでそのことを明かすことができない。
筋骨隆々としたアルファらしい孤独なオメガの王と、美少女のようなオメガらしいアルファの王子は、互いの孤独を埋め合い、愛し合う。
※ムーンライトノベルズ様にも投稿しています。
※完結まで予約投稿しています。
死に戻り騎士は、今こそ駆け落ち王子を護ります!
時雨
BL
「駆け落ちの供をしてほしい」
すべては真面目な王子エリアスの、この一言から始まった。
王子に”国を捨てても一緒になりたい人がいる”と打ち明けられた、護衛騎士ランベルト。
発表されたばかりの公爵家令嬢との婚約はなんだったのか!?混乱する騎士の気持ちなど関係ない。
国境へ向かう二人を追う影……騎士ランベルトは追手の剣に倒れた。
後悔と共に途切れた騎士の意識は、死亡した時から三年も前の騎士団の寮で目覚める。
――二人に追手を放った犯人は、一体誰だったのか?
容疑者が浮かんでは消える。そもそも犯人が三年先まで何もしてこない保証はない。
怪しいのは、王位を争う第一王子?裏切られた公爵令嬢?…正体不明の駆け落ち相手?
今度こそ王子エリアスを護るため、過去の記憶よりも積極的に王子に関わるランベルト。
急に距離を縮める騎士を、はじめは警戒するエリアス。ランベルトの昔と変わらぬ態度に、徐々にその警戒も解けていって…?
過去にない行動で変わっていく事象。動き出す影。
ランベルトは今度こそエリアスを護りきれるのか!?
負けず嫌いで頑固で堅実、第二王子(年下) × 面倒見の良い、気の長い一途騎士(年上)のお話です。
-------------------------------------------------------------------
主人公は頑な、王子も頑固なので、ゆるい気持ちで見守っていただけると幸いです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
魔術師の卵は憧れの騎士に告白したい
朏猫(ミカヅキネコ)
BL
魔術学院に通うクーノは小さい頃助けてくれた騎士ザイハムに恋をしている。毎年バレンタインの日にチョコを渡しているものの、ザイハムは「いまだにお礼なんて律儀な子だな」としか思っていない。ザイハムの弟で重度のブラコンでもあるファルスの邪魔を躱しながら、今年は別の想いも胸にチョコを渡そうと考えるクーノだが……。
[名家の騎士×魔術師の卵 / BL]
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
花婿候補は冴えないαでした
いち
BL
バース性がわからないまま育った凪咲は、20歳の年に待ちに待った判定を受けた。会社を経営する父の一人息子として育てられるなか結果はΩ。 父親を困らせることになってしまう。このまま親に従って、政略結婚を進めて行こうとするが、それでいいのかと自分の今後を考え始める。そして、偶然同じ部署にいた25歳の秘書の孝景と出会った。
本番なしなのもたまにはと思って書いてみました!
※pixivに同様の作品を掲載しています
この噛み痕は、無効。
ことわ子
BL
執着強めのαで高校一年生の茜トキ×αアレルギーのβで高校三年生の品野千秋
α、β、Ωの三つの性が存在する現代で、品野千秋(しなのちあき)は一番人口が多いとされる平凡なβで、これまた平凡な高校三年生として暮らしていた。
いや、正しくは"平凡に暮らしたい"高校生として、自らを『αアレルギー』と自称するほど日々αを憎みながら生活していた。
千秋がαアレルギーになったのは幼少期のトラウマが原因だった。その時から千秋はαに対し強い拒否反応を示すようになり、わざわざαのいない高校へ進学するなど、徹底してαを避け続けた。
そんなある日、千秋は体育の授業中に熱中症で倒れてしまう。保健室で目を覚ますと、そこには親友の向田翔(むこうだかける)ともう一人、初めて見る下級生の男がいた。
その男と、トラウマの原因となった人物の顔が重なり千秋は混乱するが、男は千秋の混乱をよそに急に距離を詰めてくる。
「やっと見つけた」
男は誰もが見惚れる顔でそう言った。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
金色の恋と愛とが降ってくる
鳩かなこ
BL
もう18歳になるオメガなのに、鶯原あゆたはまだ発情期の来ていない。
引き取られた富豪のアルファ家系の梅渓家で
オメガらしくないあゆたは厄介者扱いされている。
二学期の初めのある日、委員長を務める美化委員会に
転校生だというアルファの一年生・八月一日宮が参加してくれることに。
初のアルファの後輩は初日に遅刻。
やっと顔を出した八月一日宮と出会い頭にぶつかって、あゆたは足に怪我をしてしまう。
転校してきた訳アリ? 一年生のアルファ×幸薄い自覚のない未成熟のオメガのマイペース初恋物語。
オメガバースの世界観ですが、オメガへの差別が社会からなくなりつつある現代が舞台です。
途中主人公がちょっと不憫です。
性描写のあるお話にはタイトルに「*」がついてます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
運命の人じゃないけど。
加地トモカズ
BL
αの性を受けた鷹倫(たかみち)は若くして一流企業の取締役に就任し求婚も絶えない美青年で完璧人間。足りないものは人生の伴侶=運命の番であるΩのみ。
しかし鷹倫が惹かれた人は、運命どころかΩでもないβの電気工事士の苳也(とうや)だった。
※こちらの作品は「男子高校生マツダくんと主夫のツワブキさん」内で腐女子ズが文化祭に出版した同人誌という設定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる