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本編
2.タロットとの出会い
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私も滝川さんも、本名ではない。
二人とも、百人一首から名前を取ったのだ。ネット上の名前の由来をお互いに語り合って、「そこも同じでしたか!?」なんて驚き合ったのもいい思い出だ。
――瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
滝川さんはこの句から名前を取って、滝川さんだった。
――千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
私はこの句から名前を取って、千早と名乗っている。
こういうところも、滝川さんと私は似ているのだ。
交流小説を書いていた頃も、その小説の中に出て来るもので、お互いの好きなものや趣味が似ているとは感じていたが、交流小説を離れて話をするようになるとますます趣味が似ていることが分かる。
若冲展に滝川さんが行った日、私は国宝の刀と槍を見に博物館に行っていた。流行っている疫病のせいで人数制限がされていたが、それが逆にひとが少なくて刀と槍を見やすくさせていた。
毎年この時期にだけ地元の博物館はこの刀を展示する。槍は常設展示なのだが、一年に一度見られる刀を、私は毎年のように見に行っていた。
美しい波紋と鞘。槍に描かれている模様は覚えてしまうくらい何度も見た。
じっくりと鑑賞を終えて、自分の分と滝川さんの分のクリアファイルを買って、私はバスに乗ってクラフトショップのある中央街に出る。
クラフトショップに顔を出すと、店員さんが裏に招いてくれた。
「新作のピアス、ものすごく売れてますよ」
「やっぱり、ピアスの方が売れてます?」
「イヤリングにしてくださいってお客さんもいますけど、ピアスの方が売れてますね」
「分かりました。ピアスでまた作ります」
ピアスとイヤリングの両方で作っているデザインのアクセサリーは、ピアスの方が売れ行きがいい。イヤリングではなくピアスをつける層がこのクラフトショップにはよく来るようだ。
追加の商品を渡して、私は頭を下げる。
「これからもよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
クラフトショップに商品を納められたのでほっとして、私は近くの書店に入った。演劇の雑誌に私の推しの役者さんが出ていると滝川さんが言っていた。
演劇のコーナーを見てから、漫画のコーナーに行こうとした私の足を止めさせたのは、今月の特集コーナーに置かれていた、タロットカードの箱だった。
今月の特集は、占いのようだ。
はっきり言って、私は占いやスピリチュアルなことは信じない。
占いというものは心理学と統計学だと思っている。占いは誰でも思い当たるようなことを口にして、それで相手の反応を見て質問を絞っていくようなことをすれば、当たるはずだ。
よくある星座占いなんかも、ラッキーカラーが水色でそれを身につけていればいいことがあるなんて言われて身につけたら、普段見落としているいいことを、身につけたことによって注意するから気が付く、なんてことじゃないのかと思っている。
と言っても、私は占いやスピリチュアルなものを馬鹿にしているわけではない。
学問の一つとして、それに傾倒しすぎずに付き合うのならば全く問題はない。
私だって神社でおみくじを引いて楽しんだりする。楽しむ程度ならば構わないのではないだろうか。
そんなスピリチュアルを信じない私なのに、なぜかそのタロットから目が離せない。
全てのカードが動物で描かれているタロットのようだ。
タロットとして使うのではなく、画集として買えばいいのだと私の右肩の天使が囁く。
タロットとしても楽しんじゃえばいいよと、私の左肩の天使が囁く。
まぁ、そんなものはいないのだが、葛藤をよく漫画などでは右肩と左肩の天使の言い合いで表現するものだ。
少しばかりお値段はしたが、私はそのタロットを買うことにした。ついでにタロットの説明の本も買っておく。
買い物が終わって家に戻ると、私は滝川さんにメッセージを入れておく。
『クリアファイル、無事ゲットできました。今度送りますね』
これまでならば彼女は仕事の時間だから返信が来ることはなかったのだが、滝川さんから返信が来る。
そうだった。滝川さんは仕事を辞めて自由になったのだ。
『私も若冲展見終わって、帰宅したところです。ポストカード、お好きそうなのを何点か買ってます』
『嬉しいです。今、時間大丈夫ですか?』
私がメッセージを送ると、滝川さんは大丈夫だと返事をくれて、そのままタブレット端末を使っての通話に雪崩れ込む。
お互いに今日の展示のことを厚く語り合う。
「写真撮影オッケーだったから、写真撮って来てるんですよ! 送っていいですか?」
『生写真! ありがとうございます! 私はこういうポストカードを買いました』
ポストカードの一枚に古風な尾羽の長い日本鶏が描かれているのに、私は何かひっかかりを感じた。
『千早さん、画面に箱が映り込んでますけど』
「これ、今日買ったタロットなんですよ」
『千早さん、占いとかするひとでしたっけ?』
滝川さんに言われて私はタロットカードの箱を開けながら、笑ってみせる。
「占いはいいことだけ信じる派です。カードのデザインが素敵だったから買ってみたんですけど、占いとかできるのかな?」
『私のこと占ってくださいよ』
「えーっと、待ってくださいね」
占いの本を開いて私は説明を読んでいく。
タロットカードには前々から興味があったから、大アルカナと小アルカナくらいは知っている。
特に重要な意味を持つとされる大アルカナ二十二枚と、四種類のエレメントからなるトランプの原型になったのではないかと言われる小アルカナ五十六枚。
最初から全部で占うのは難しすぎるので、私は大アルカナを混ぜ始めた。混ぜ方にも作法があるようだが、このタロットカードはオラクルカードも入っているので逆位置がないと説明書に書かれている。
オラクルカードというのが何かよく分かっていなかったが、逆位置がないのならばトランプのように手で切って混ぜるだけでいいだろうと混ぜていたら、一枚カードが飛び出した。
「これは……鶏?」
太陽のカードだ。
それは朝の目覚めを告げる鶏が描かれている。その鶏が、先ほどの若冲のポストカードと重なる。
『綺麗なカードですね。全部動物なんですね』
「そうなんですけど……滝川さんのこと考えてくってたら、太陽のカードが出ました。これ、さっきの若冲のポストカードと似てません?」
『言われてみれば似てる気がします。私は鶏ってこと?』
占いの本を見てみると、カードで「イエス」か「ノー」かを占えるようだ。
「これは、滝川さんが鶏ってことですか?」
聞きながらくったカードを一枚捲ると、月のカードが出た。月は神秘的なフクロウだ。フクロウの眼差しは、私に『違うよ』と言っているようだった。
「違うんじゃないかな。今の滝川さんの状態が太陽ってことなのかな?」
太陽のカードの説明を読んでみると、喜びや明るい未来などがあった、今の滝川さんにはぴったりな気がした。
でも、私には一つ気にかかることがある。
見えるのだ。
薄っすらと滝川さんの後ろに、若冲の描いたような鶏が一羽。
「これ、タブレットバグったのかな? 滝川さんの後ろに、鶏がいるような」
『え? 私の守護神ってことですか?』
「守護神!? 滝川さん、そういうの信じるんですか?」
笑いながら私がカードを捲ると、節制が出て来た。
何となく、『ひとの話をよく聞きなさい。その通りでしょう』と言われてる気分になる。
私、スピリチュアルとか全く信じていないのに、滝川さんの後ろには鶏が見えるし、タロットを触っていると声が頭に流れ込んでくる気がする。
こんなのは気のせいだと思いたかった。
「このタロット、触ってると、声が聞こえてくる気がするんです」
『え! すごいじゃないですか!』
「なんか怖い」
『何言ってるんですか。小説のネタになりますよ』
私と滝川さんの共通の趣味の一つに小説を書くことがあった。元々小説を書いて交流する企画で出会った私と滝川さんだ。小説はお互いになくてはならないものでもあった。
「小説のネタに……世界中のひとに守護獣が一匹ずつついていて、それに守られる話とか、書いちゃいますか?」
『実際、そうなのかもしれませんよ。千早さんの後ろにもいるのかも』
「え!? 私の後ろにも!?」
タロットカードを一枚引くと、女帝のカードが出て来た。そこにはゆったりと座る猫科の大型獣が描かれている。
『心にゆとりをもってこの事実を受け止めなさい』と言われているかのようだ。
どちらかと言えば鳥が好きなのが私で、猫が好きなのが滝川さんのはずなのに、出てきたカードは滝川さんが鶏で、私は猫科の大型獣。
「これが私の守護獣ってこと? 何だろう……もしかして、猫?」
二つの質問をしてしまったので、答えが難しいかと思われたが、タロットカードは皇帝のカードで『その通りです』と肯定してきた。
滝川さんの後ろに薄っすら見えるようになった鶏さんと、私の後ろにいるかもしれない猫さん。
こんなこと、ある?
私はまだ完全に信じられずにいた。
二人とも、百人一首から名前を取ったのだ。ネット上の名前の由来をお互いに語り合って、「そこも同じでしたか!?」なんて驚き合ったのもいい思い出だ。
――瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
滝川さんはこの句から名前を取って、滝川さんだった。
――千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
私はこの句から名前を取って、千早と名乗っている。
こういうところも、滝川さんと私は似ているのだ。
交流小説を書いていた頃も、その小説の中に出て来るもので、お互いの好きなものや趣味が似ているとは感じていたが、交流小説を離れて話をするようになるとますます趣味が似ていることが分かる。
若冲展に滝川さんが行った日、私は国宝の刀と槍を見に博物館に行っていた。流行っている疫病のせいで人数制限がされていたが、それが逆にひとが少なくて刀と槍を見やすくさせていた。
毎年この時期にだけ地元の博物館はこの刀を展示する。槍は常設展示なのだが、一年に一度見られる刀を、私は毎年のように見に行っていた。
美しい波紋と鞘。槍に描かれている模様は覚えてしまうくらい何度も見た。
じっくりと鑑賞を終えて、自分の分と滝川さんの分のクリアファイルを買って、私はバスに乗ってクラフトショップのある中央街に出る。
クラフトショップに顔を出すと、店員さんが裏に招いてくれた。
「新作のピアス、ものすごく売れてますよ」
「やっぱり、ピアスの方が売れてます?」
「イヤリングにしてくださいってお客さんもいますけど、ピアスの方が売れてますね」
「分かりました。ピアスでまた作ります」
ピアスとイヤリングの両方で作っているデザインのアクセサリーは、ピアスの方が売れ行きがいい。イヤリングではなくピアスをつける層がこのクラフトショップにはよく来るようだ。
追加の商品を渡して、私は頭を下げる。
「これからもよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
クラフトショップに商品を納められたのでほっとして、私は近くの書店に入った。演劇の雑誌に私の推しの役者さんが出ていると滝川さんが言っていた。
演劇のコーナーを見てから、漫画のコーナーに行こうとした私の足を止めさせたのは、今月の特集コーナーに置かれていた、タロットカードの箱だった。
今月の特集は、占いのようだ。
はっきり言って、私は占いやスピリチュアルなことは信じない。
占いというものは心理学と統計学だと思っている。占いは誰でも思い当たるようなことを口にして、それで相手の反応を見て質問を絞っていくようなことをすれば、当たるはずだ。
よくある星座占いなんかも、ラッキーカラーが水色でそれを身につけていればいいことがあるなんて言われて身につけたら、普段見落としているいいことを、身につけたことによって注意するから気が付く、なんてことじゃないのかと思っている。
と言っても、私は占いやスピリチュアルなものを馬鹿にしているわけではない。
学問の一つとして、それに傾倒しすぎずに付き合うのならば全く問題はない。
私だって神社でおみくじを引いて楽しんだりする。楽しむ程度ならば構わないのではないだろうか。
そんなスピリチュアルを信じない私なのに、なぜかそのタロットから目が離せない。
全てのカードが動物で描かれているタロットのようだ。
タロットとして使うのではなく、画集として買えばいいのだと私の右肩の天使が囁く。
タロットとしても楽しんじゃえばいいよと、私の左肩の天使が囁く。
まぁ、そんなものはいないのだが、葛藤をよく漫画などでは右肩と左肩の天使の言い合いで表現するものだ。
少しばかりお値段はしたが、私はそのタロットを買うことにした。ついでにタロットの説明の本も買っておく。
買い物が終わって家に戻ると、私は滝川さんにメッセージを入れておく。
『クリアファイル、無事ゲットできました。今度送りますね』
これまでならば彼女は仕事の時間だから返信が来ることはなかったのだが、滝川さんから返信が来る。
そうだった。滝川さんは仕事を辞めて自由になったのだ。
『私も若冲展見終わって、帰宅したところです。ポストカード、お好きそうなのを何点か買ってます』
『嬉しいです。今、時間大丈夫ですか?』
私がメッセージを送ると、滝川さんは大丈夫だと返事をくれて、そのままタブレット端末を使っての通話に雪崩れ込む。
お互いに今日の展示のことを厚く語り合う。
「写真撮影オッケーだったから、写真撮って来てるんですよ! 送っていいですか?」
『生写真! ありがとうございます! 私はこういうポストカードを買いました』
ポストカードの一枚に古風な尾羽の長い日本鶏が描かれているのに、私は何かひっかかりを感じた。
『千早さん、画面に箱が映り込んでますけど』
「これ、今日買ったタロットなんですよ」
『千早さん、占いとかするひとでしたっけ?』
滝川さんに言われて私はタロットカードの箱を開けながら、笑ってみせる。
「占いはいいことだけ信じる派です。カードのデザインが素敵だったから買ってみたんですけど、占いとかできるのかな?」
『私のこと占ってくださいよ』
「えーっと、待ってくださいね」
占いの本を開いて私は説明を読んでいく。
タロットカードには前々から興味があったから、大アルカナと小アルカナくらいは知っている。
特に重要な意味を持つとされる大アルカナ二十二枚と、四種類のエレメントからなるトランプの原型になったのではないかと言われる小アルカナ五十六枚。
最初から全部で占うのは難しすぎるので、私は大アルカナを混ぜ始めた。混ぜ方にも作法があるようだが、このタロットカードはオラクルカードも入っているので逆位置がないと説明書に書かれている。
オラクルカードというのが何かよく分かっていなかったが、逆位置がないのならばトランプのように手で切って混ぜるだけでいいだろうと混ぜていたら、一枚カードが飛び出した。
「これは……鶏?」
太陽のカードだ。
それは朝の目覚めを告げる鶏が描かれている。その鶏が、先ほどの若冲のポストカードと重なる。
『綺麗なカードですね。全部動物なんですね』
「そうなんですけど……滝川さんのこと考えてくってたら、太陽のカードが出ました。これ、さっきの若冲のポストカードと似てません?」
『言われてみれば似てる気がします。私は鶏ってこと?』
占いの本を見てみると、カードで「イエス」か「ノー」かを占えるようだ。
「これは、滝川さんが鶏ってことですか?」
聞きながらくったカードを一枚捲ると、月のカードが出た。月は神秘的なフクロウだ。フクロウの眼差しは、私に『違うよ』と言っているようだった。
「違うんじゃないかな。今の滝川さんの状態が太陽ってことなのかな?」
太陽のカードの説明を読んでみると、喜びや明るい未来などがあった、今の滝川さんにはぴったりな気がした。
でも、私には一つ気にかかることがある。
見えるのだ。
薄っすらと滝川さんの後ろに、若冲の描いたような鶏が一羽。
「これ、タブレットバグったのかな? 滝川さんの後ろに、鶏がいるような」
『え? 私の守護神ってことですか?』
「守護神!? 滝川さん、そういうの信じるんですか?」
笑いながら私がカードを捲ると、節制が出て来た。
何となく、『ひとの話をよく聞きなさい。その通りでしょう』と言われてる気分になる。
私、スピリチュアルとか全く信じていないのに、滝川さんの後ろには鶏が見えるし、タロットを触っていると声が頭に流れ込んでくる気がする。
こんなのは気のせいだと思いたかった。
「このタロット、触ってると、声が聞こえてくる気がするんです」
『え! すごいじゃないですか!』
「なんか怖い」
『何言ってるんですか。小説のネタになりますよ』
私と滝川さんの共通の趣味の一つに小説を書くことがあった。元々小説を書いて交流する企画で出会った私と滝川さんだ。小説はお互いになくてはならないものでもあった。
「小説のネタに……世界中のひとに守護獣が一匹ずつついていて、それに守られる話とか、書いちゃいますか?」
『実際、そうなのかもしれませんよ。千早さんの後ろにもいるのかも』
「え!? 私の後ろにも!?」
タロットカードを一枚引くと、女帝のカードが出て来た。そこにはゆったりと座る猫科の大型獣が描かれている。
『心にゆとりをもってこの事実を受け止めなさい』と言われているかのようだ。
どちらかと言えば鳥が好きなのが私で、猫が好きなのが滝川さんのはずなのに、出てきたカードは滝川さんが鶏で、私は猫科の大型獣。
「これが私の守護獣ってこと? 何だろう……もしかして、猫?」
二つの質問をしてしまったので、答えが難しいかと思われたが、タロットカードは皇帝のカードで『その通りです』と肯定してきた。
滝川さんの後ろに薄っすら見えるようになった鶏さんと、私の後ろにいるかもしれない猫さん。
こんなこと、ある?
私はまだ完全に信じられずにいた。
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