30 / 30
30.月神の生きる日常を守るために
しおりを挟む
月神を攫ったのは、真珠に恨みを持っていた『遺跡管理課』の元課長だった。逆恨みだとは分かっているが、月神を巻き込んでしまったことは真珠にとっては深い後悔を残した。
『遺跡管理課』の元課長については、前回の罪に合わせて、今回の遺跡荒らしと人身売買未遂の罪でしっかりと裁かれてもらわなくてはいけない。真珠への個人的な恨みで、真珠の夫である月神を売り払おうとしたなど許されるはずがない。
社会的に抹殺してやることを真珠は心に決めていた。
盗み出された魔法兵器を遺跡に戻したり、遺跡の封印を更に厳重にしたり、遺跡の中で増えている魔法生物の駆除をしたり、しなければいけないことは山積みだったが、とりあえずは月見山が遺跡の入口は塞いでくれたし、安増が結界も張ってくれた。
残りの仕事は有給明けに回すとして、真珠は月神との新婚旅行に戻っていた。
遅い時間になっていたが、温泉宿では鶏の水炊きを締めの雑炊まで堪能し、部屋についている露天風呂にも月神と一緒に入ることができた。
露天風呂から出て部屋に戻ると、布団が二つ並べて敷いてある。
月神の温泉浴衣姿も可愛いのだが、真珠は月神を脱がせることばかり考えていた。
月神を抱き締めて布団の上に降ろすと、月神が真珠の首筋に顔を埋める。
首筋に歯を立てられて、媚薬のような快感を味わいながら、月神の体を布団の上に横たえる。
浴衣を乱して、兆している月神の中心を見ていると、真珠は欲望を抑えきれなかった。
「月神さん、そこ、自分で触ったことありますか?」
「ないです。真珠とするまで、僕、精通が来ていなかったので」
やはり月神は自分でそこに触れたことがなかった。
見たい。
月神が初めて自分でそこに触れるのを見たい。
真珠の胸の中に生まれた欲望に抗うことができない。
「月神さん、自分でするところ、見せてください」
「え!? そ、そんな、恥ずかしい……」
「お願いです」
手を添えて月神の華奢な手を中心に持って行くと、月神は戸惑っているようだった。口付けて、月神の手を重ねた手で動かすと、月神が腰をくねらせる。
「真珠、シてください」
「自分でしてるところを見せてください。お願いします」
「で、でも……」
躊躇ってもじもじとする月神を手伝うつもりで添えた手を動かすと、月神が甘い声を上げる。
「ひぁっ!」
「その調子ですよ」
「あぁっ! しんじゅ! しんじゅぅ!」
手を離しても、月神は夢中になって自分の中心を扱いている。ぐちゅぐちゅと濡れた音がして、月神の中心の先端から透明な雫が滲んできているのに気付く。
絶頂が近いのではないかと月神の恥じらいながらも快感に蕩けた姿を見ていると、涙目で上目遣いに見られてしまう。
「僕だけが感じてるだなんて、ちょっと、寂しいです」
「月神さん、可愛いですよ」
「真珠も、見せてくださいよ」
「私は月神さんの初めてが欲しいんです!」
力説すれば月神も真珠の勢いに圧倒されたようだ。手で必死に扱いて、顔を真っ赤にして自らを絶頂に導いている姿は可愛くて、まさに絶景だった。
「あっ! あっ! あぁっ! でる! でちゃう!」
「出していいんですよ」
「ひぁぁぁっ!」
月神の中心から白濁が迸ったのを見届けて、真珠は満足して月神の双丘の狭間に自身を挟んだ。
「え!? しんじゅ!? ひぁっ!?」
双丘の狭間で中心を擦り上げると、後孔に中心が触れて月神が高い声を上げる。
「やぁっ! しんじゅ、いれてぇ! いれてください!」
「このままでは入らないので」
「ダメぇ! しんじゅぅ! おねがい! いれてぇ!」
後孔の入口に引っ掛けるようにして擦り上げると、月神が欲しがってひんひんと泣く。涙も可愛くて、頬に舌を這わせて涙を舐め取り、真珠は月神の後孔の入口に中心を押し当てて白濁を吐き出した。
「あぁぁぁっ! あついぃ!」
びくびくと体を震わせている月神もかけられただけで達したのかもしれない。白い小さな双丘にかかったものが卑猥で、真珠は月神の後孔に指を這わす。双丘にかけた白濁を指で掬い取って、奥まで指を挿し込んで塗り込めていく。
「しんじゅぅ、いじわる、しないでぇ」
ぽろぽろと涙を零す月神の頬を舐めて、真珠は月神の後孔から指を抜いた。中心を押し当てて、中に押し入れば、性急に拓いたせいか、狭く熱く締め付けて来る。
「くっ……月神さん、緩めて?」
「むりぃ! しんじゅの、あつくて、ふとくて……あぁっ!」
ずりずりと奥まで押し込むと、月神が背を反らせて快感に耐えている。反った喉に噛み付いて、真珠は月神の体中に痕を付けて行った。
多少痕が付いていても、月神は吸血鬼なので回復が早い。有給は残り二日間ある。その間に月神の痕も消えるだろう。
喉に噛み付き、鎖骨を吸い上げ、乳首にも吸い上げた痕をつけて、へその周りも腰骨もキスマークと噛み痕だらけにしていくと、真珠は月神が本当に自分のものになったのだという実感を得て満足していた。
激しく腰を打ち付けて、月神の中が溢れて逆流してくるくらいまで白濁を注ぎ込んで、真珠は月神の意識が飛ぶまで抱いた。
後始末をして、汚れていない方の布団に月神を胸に抱いて横になると、月神が真珠の胸の上で目を覚ました。
「しんじゅ……うたってあげますね」
「月神さん……」
眠そうなのに月神の口から零れる歌声は、さすがプロというだけあって美しく澄んでいた。
月神の歌を聞きながら、真珠は目を閉じて眠りについたのだった。
二泊三日の新婚旅行を終えて、真珠と月神は洋館に戻った。
洋館ではアウラと旭が迎えてくれた。
「お帰り」
「お帰りなさい、真珠さん、月神さん」
月神を姫抱きにしてリビングに入って来た真珠に、アウラも旭も特に何のツッコミも入れなかった。
明日から仕事だと思うと、積み上がっている仕事量に目を反らしたくなるが、月神を売り払おうとした『遺跡管理課』の元課長を裁くためにも、出勤はしなければいけない。
「人身売買はいけないことだし、僕を閉じ込めようとしたことは許せないんですが、少しだけ、余命宣告をされたひとの気持ちが分かるような気がするんです」
「月神さんは優しいから。そんなの分からなくていいんですよ」
「お母さんのことを思い出してしまって」
死にたくないと足掻くひとの気持ちが、優しい月神には分かってしまうようだ。
歌を一曲送るという月神に、真珠は反対することができなかった。
「大学の入学式があるんです。真珠、お父さん、アウラさん、来てくれますか?」
月神に問いかけられて、真珠の答えは「はい」以外になかった。旭もアウラも当然行くと言っている。
桜は散ってしまったけれど、月神はこの春、大学生になる。
大学に通っている間は妊娠しないように気を付けないとと思いつつも、真珠は月神を抱くことを我慢できる自信はなかった。
月神の大学の入学式までに、真珠は仕事が山積みになっていた。
荒らされた遺跡の魔法生物の駆除と、盗まれた魔法兵器を元に戻すことと、結界を張り直すこと。
それに、遺跡を荒らして月神を人身売買しようとした『遺跡管理課』の元課長に相応の裁きを受けさせることだ。
「これは『遺跡管理課』だけの問題ではありません。市役所を辞職させられた職員が市役所の情報を悪用できることが示されてしまったのです」
「記憶操作の魔法は人権問題の観点から禁じられているが、市役所で得た情報については、悪用できないように魔法の契約書にサインをしてもらっていたはずだ」
「それを破る方法があったということです。魔法の契約書をもう一度見直す必要があります」
これは『遺跡管理課』だけの問題ではない。
上司に報告して、市役所で使われている魔法の契約書の魔法をもう一度見直すところから始めなければいけなかった。
その結果として、その魔法に不備があったことが分かり、魔法の契約書は魔法研究所の手を借りて新しくなるのだった。
市役所にも新しい風が吹いている。
愛する月神の暮らすこの町を守るために、真珠は今日も働いていた。
『遺跡管理課』の元課長については、前回の罪に合わせて、今回の遺跡荒らしと人身売買未遂の罪でしっかりと裁かれてもらわなくてはいけない。真珠への個人的な恨みで、真珠の夫である月神を売り払おうとしたなど許されるはずがない。
社会的に抹殺してやることを真珠は心に決めていた。
盗み出された魔法兵器を遺跡に戻したり、遺跡の封印を更に厳重にしたり、遺跡の中で増えている魔法生物の駆除をしたり、しなければいけないことは山積みだったが、とりあえずは月見山が遺跡の入口は塞いでくれたし、安増が結界も張ってくれた。
残りの仕事は有給明けに回すとして、真珠は月神との新婚旅行に戻っていた。
遅い時間になっていたが、温泉宿では鶏の水炊きを締めの雑炊まで堪能し、部屋についている露天風呂にも月神と一緒に入ることができた。
露天風呂から出て部屋に戻ると、布団が二つ並べて敷いてある。
月神の温泉浴衣姿も可愛いのだが、真珠は月神を脱がせることばかり考えていた。
月神を抱き締めて布団の上に降ろすと、月神が真珠の首筋に顔を埋める。
首筋に歯を立てられて、媚薬のような快感を味わいながら、月神の体を布団の上に横たえる。
浴衣を乱して、兆している月神の中心を見ていると、真珠は欲望を抑えきれなかった。
「月神さん、そこ、自分で触ったことありますか?」
「ないです。真珠とするまで、僕、精通が来ていなかったので」
やはり月神は自分でそこに触れたことがなかった。
見たい。
月神が初めて自分でそこに触れるのを見たい。
真珠の胸の中に生まれた欲望に抗うことができない。
「月神さん、自分でするところ、見せてください」
「え!? そ、そんな、恥ずかしい……」
「お願いです」
手を添えて月神の華奢な手を中心に持って行くと、月神は戸惑っているようだった。口付けて、月神の手を重ねた手で動かすと、月神が腰をくねらせる。
「真珠、シてください」
「自分でしてるところを見せてください。お願いします」
「で、でも……」
躊躇ってもじもじとする月神を手伝うつもりで添えた手を動かすと、月神が甘い声を上げる。
「ひぁっ!」
「その調子ですよ」
「あぁっ! しんじゅ! しんじゅぅ!」
手を離しても、月神は夢中になって自分の中心を扱いている。ぐちゅぐちゅと濡れた音がして、月神の中心の先端から透明な雫が滲んできているのに気付く。
絶頂が近いのではないかと月神の恥じらいながらも快感に蕩けた姿を見ていると、涙目で上目遣いに見られてしまう。
「僕だけが感じてるだなんて、ちょっと、寂しいです」
「月神さん、可愛いですよ」
「真珠も、見せてくださいよ」
「私は月神さんの初めてが欲しいんです!」
力説すれば月神も真珠の勢いに圧倒されたようだ。手で必死に扱いて、顔を真っ赤にして自らを絶頂に導いている姿は可愛くて、まさに絶景だった。
「あっ! あっ! あぁっ! でる! でちゃう!」
「出していいんですよ」
「ひぁぁぁっ!」
月神の中心から白濁が迸ったのを見届けて、真珠は満足して月神の双丘の狭間に自身を挟んだ。
「え!? しんじゅ!? ひぁっ!?」
双丘の狭間で中心を擦り上げると、後孔に中心が触れて月神が高い声を上げる。
「やぁっ! しんじゅ、いれてぇ! いれてください!」
「このままでは入らないので」
「ダメぇ! しんじゅぅ! おねがい! いれてぇ!」
後孔の入口に引っ掛けるようにして擦り上げると、月神が欲しがってひんひんと泣く。涙も可愛くて、頬に舌を這わせて涙を舐め取り、真珠は月神の後孔の入口に中心を押し当てて白濁を吐き出した。
「あぁぁぁっ! あついぃ!」
びくびくと体を震わせている月神もかけられただけで達したのかもしれない。白い小さな双丘にかかったものが卑猥で、真珠は月神の後孔に指を這わす。双丘にかけた白濁を指で掬い取って、奥まで指を挿し込んで塗り込めていく。
「しんじゅぅ、いじわる、しないでぇ」
ぽろぽろと涙を零す月神の頬を舐めて、真珠は月神の後孔から指を抜いた。中心を押し当てて、中に押し入れば、性急に拓いたせいか、狭く熱く締め付けて来る。
「くっ……月神さん、緩めて?」
「むりぃ! しんじゅの、あつくて、ふとくて……あぁっ!」
ずりずりと奥まで押し込むと、月神が背を反らせて快感に耐えている。反った喉に噛み付いて、真珠は月神の体中に痕を付けて行った。
多少痕が付いていても、月神は吸血鬼なので回復が早い。有給は残り二日間ある。その間に月神の痕も消えるだろう。
喉に噛み付き、鎖骨を吸い上げ、乳首にも吸い上げた痕をつけて、へその周りも腰骨もキスマークと噛み痕だらけにしていくと、真珠は月神が本当に自分のものになったのだという実感を得て満足していた。
激しく腰を打ち付けて、月神の中が溢れて逆流してくるくらいまで白濁を注ぎ込んで、真珠は月神の意識が飛ぶまで抱いた。
後始末をして、汚れていない方の布団に月神を胸に抱いて横になると、月神が真珠の胸の上で目を覚ました。
「しんじゅ……うたってあげますね」
「月神さん……」
眠そうなのに月神の口から零れる歌声は、さすがプロというだけあって美しく澄んでいた。
月神の歌を聞きながら、真珠は目を閉じて眠りについたのだった。
二泊三日の新婚旅行を終えて、真珠と月神は洋館に戻った。
洋館ではアウラと旭が迎えてくれた。
「お帰り」
「お帰りなさい、真珠さん、月神さん」
月神を姫抱きにしてリビングに入って来た真珠に、アウラも旭も特に何のツッコミも入れなかった。
明日から仕事だと思うと、積み上がっている仕事量に目を反らしたくなるが、月神を売り払おうとした『遺跡管理課』の元課長を裁くためにも、出勤はしなければいけない。
「人身売買はいけないことだし、僕を閉じ込めようとしたことは許せないんですが、少しだけ、余命宣告をされたひとの気持ちが分かるような気がするんです」
「月神さんは優しいから。そんなの分からなくていいんですよ」
「お母さんのことを思い出してしまって」
死にたくないと足掻くひとの気持ちが、優しい月神には分かってしまうようだ。
歌を一曲送るという月神に、真珠は反対することができなかった。
「大学の入学式があるんです。真珠、お父さん、アウラさん、来てくれますか?」
月神に問いかけられて、真珠の答えは「はい」以外になかった。旭もアウラも当然行くと言っている。
桜は散ってしまったけれど、月神はこの春、大学生になる。
大学に通っている間は妊娠しないように気を付けないとと思いつつも、真珠は月神を抱くことを我慢できる自信はなかった。
月神の大学の入学式までに、真珠は仕事が山積みになっていた。
荒らされた遺跡の魔法生物の駆除と、盗まれた魔法兵器を元に戻すことと、結界を張り直すこと。
それに、遺跡を荒らして月神を人身売買しようとした『遺跡管理課』の元課長に相応の裁きを受けさせることだ。
「これは『遺跡管理課』だけの問題ではありません。市役所を辞職させられた職員が市役所の情報を悪用できることが示されてしまったのです」
「記憶操作の魔法は人権問題の観点から禁じられているが、市役所で得た情報については、悪用できないように魔法の契約書にサインをしてもらっていたはずだ」
「それを破る方法があったということです。魔法の契約書をもう一度見直す必要があります」
これは『遺跡管理課』だけの問題ではない。
上司に報告して、市役所で使われている魔法の契約書の魔法をもう一度見直すところから始めなければいけなかった。
その結果として、その魔法に不備があったことが分かり、魔法の契約書は魔法研究所の手を借りて新しくなるのだった。
市役所にも新しい風が吹いている。
愛する月神の暮らすこの町を守るために、真珠は今日も働いていた。
0
お気に入りに追加
37
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
某国の皇子、冒険者となる
くー
BL
俺が転生したのは、とある帝国という国の皇子だった。
転生してから10年、19歳になった俺は、兄の反対を無視して従者とともに城を抜け出すことにした。
俺の本当の望み、冒険者になる夢を叶えるために……
異世界転生主人公がみんなから愛され、冒険を繰り広げ、成長していく物語です。
主人公は魔法使いとして、仲間と力をあわせて魔物や敵と戦います。
※ BL要素は控えめです。
2020年1月30日(木)完結しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

淫愛家族
箕田 はる
BL
婿養子として篠山家で生活している睦紀は、結婚一年目にして妻との不仲を悩んでいた。
事あるごとに身の丈に合わない結婚かもしれないと考える睦紀だったが、以前から親交があった義父の俊政と義兄の春馬とは良好な関係を築いていた。
二人から向けられる優しさは心地よく、迷惑をかけたくないという思いから、睦紀は妻と向き合うことを決意する。
だが、同僚から渡された風俗店のカードを返し忘れてしまったことで、正しい三人の関係性が次第に壊れていく――
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
拝読いたしました。吸血鬼が先天的なものなのか後天的なものなのか気になります! 続きを楽しみにしております。
読んでいただきありがとうございます!続きで分かると思います。続きもよろしくお願いします。