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22.悩みも憂いも消えて
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月神の舞台に行ったら、どう見ても自分がモデルとしか思えない女性が月神と結ばれていた。主演男優はもう一人のライバルだった男優と結ばれる脚本だった。
百合に薔薇と百花繚乱咲き乱れ、舞台に幕が下りる。
周囲は感動でスタンディングオベーションまで起きているのに、真珠はどうしても舞台の内容にひたりきれなかった。
だって、あれ、私じゃないですか!?
月神さんと私の恋物語になってるし、教授は同級生と慰め合って愛を深めるし、マイフェアレディどこいった!
「あなたこそが、私の愛ー!」
「共に遺跡で眠りましょうー! 永久にー!」
カーテンコールで真珠がモデルとしか思えない女優と月神の歌が響く。
「彼女は去った。だが私たちはー!」
「手を取り合ってー!」
「今を生きていこうー!」
主演男優とライバル役の男優が歌っている。
何かものすごいものを見せられてしまった気がする。
周囲は感動しているのに、真珠はあまりにもツッコミどころが多すぎて舞台に入り込めなかったのだった。
それでも、月神のために真っ赤な薔薇の花束は用意してある。こういうところは真珠はそつがないのだ。
薔薇の花束を月神に渡すと、頬を真っ赤にして目を伏せて恥じらいつつ喜んでいた。
舞台の内容には触れず、月神の歌とダンスを褒めて、月神を連れ帰ろうとすると、車に乗り込む前に月神に首筋に噛み付かれそうになる。
「駄目です。家まで我慢してください」
「しんじゅぅ」
「月神さん、私もギリギリなんですよ?」
真珠もずっと我慢していたのだ、早く月神のことを抱きたくてたまらない。こんなところで月神に吸血されたら、快感で月神を押し倒してしまう。
大事な月神だからこそ、抱き合う場所もきちんとしておきたい。中心に集まる熱を我慢して、真珠は月神を連れ帰った。
シャワーを浴びて、夕食を取る余裕もなく月神をベッドに連れて来てしまったが、月神の中心は兆していて、月神も快感を期待しているのが分かる。
真珠の中心と月神の中心を一纏めにして扱いたが、先に月神が達してしまった。そのまま続けようとすると月神が泣き声を上げる。
「だめぇ! イったばかりなのにぃ!」
「私はまだですからね」
「しんじゅぅ! なかで! なかにちょうだい!」
そんな可愛いことを言われると意地悪もしたくなってくる。
真珠は月神の胸に指を置いた。乳首を摘まむと、月神が胸を反らして震える。
「月神さん、ここだけでイってみましょうか?」
「ふぇ!? そ、そんなぁ」
異論は許さないとばかりに、くりくりと指で摘まんで捏ねると、月神が甘い声を出す。
「そこ、へんっ! あぁんっ!」
「変じゃなくて、気持ちいい、でしょう?」
「ひぁっ!? ひっぱっちゃ、だめぇ!」
摘まんで引っ張ると月神が胸を反らせてびくびくと跳ねる。指で摘まんで捏ねて、舌で舐めて、吸って、そこを苛めていると、月神がぼろぼろと涙を零す。
「しんじゅ、いじわるしないでぇ! そんなところじゃ、イけないぃ!」
「月神さん、ここ、いいですよ? 欲しかったんでしょう?」
首筋に指を当てて示せば、月神が泣きながら首筋に噛み付いてくる。歯を立てられた瞬間の快感と陶酔は、回を増すごとに激しくなっている気がする。
うっとりとしながら月神の乳首を抓って、捏ねていると、真珠の腹に濡れた感触があった。月神の吐き出した白濁を真珠は指で掬い取って、これ見よがしに舐めてみせる。
「イけたじゃないですか」
「しんじゅぅ……ほしい……」
「私も、そろそろ月神さんの中に入りたいです」
ローションを手の平の上で温め、月神の後孔に塗り込めていく。弱みを押し上げると、月神が涙を流して嫌々をする。
「僕ばっかりイってるぅ! しんじゅも、僕の中で、イってください」
そんな可愛いことを言われて止まれるはずもないが、真珠はギリギリのところで理性を働かせてベッドサイドのテーブルの引き出しに入れておいた避妊具を取り出した。落ち着いて破っている余裕はなかったので、歯で食い破ると、中心に被せる。
そのまま月神の腰を持って中に押し入ろうとしたところで、月神が起き上がって真珠の中心を凝視していた。
「それ、何ですか?」
「何ですかって、避妊具ですけど」
「そんなのいらないじゃないですか! 僕は、真珠の熱いのが直に欲しいのに!」
「あぁ!? 月神さん!」
中心に手をかけて避妊具を剥がしてしまう月神に、真珠は慌てる。
「月神さんには仕事もあるし、若いですし、私が無責任に孕ませてしまってはいけないと……」
「子どもができたら責任を持って育てます!」
「でも、私は……」
月神を独り占めにしたいとか理由を付けて、最終的には真珠は子どもが生まれたときに自分がどうなってしまうかが怖かった。家族に恵まれなかった真珠が、いい父親になれるか分からない。
「真珠は、小さい頃から僕を育ててくれました。僕のオムツを替えてくれたのも、僕に料理を教えてくれたのも、真珠です。真珠がいないと僕はこんなに立派に育っていませんよ。自信を持ってください。真珠が僕を育て上げたんです」
「月神さん……」
「真珠が自信がないなら、僕が育てます! 大丈夫です。僕は真珠にもお父さんにも愛されて育てられたから、愛情の与え方を知っています!」
やっぱり月神は男前だった。
いざとなれば月神が育てるとまで言ってくれる月神に、真珠はその華奢な体を抱き締める。
「月神さんと一緒なら大丈夫かもしれないと思えてきました」
「大丈夫ですよ。真珠はもっと自分に自信を持っていいんですよ」
誰も自分を真っすぐに見てくれないと拗ねていた真珠に愛情を与え続けてくれた月神が、今回も真珠の心を優しく溶かす。真珠がいなければ生きていけないようにするはずの月神の方が、いなければ真珠が生きていけないようにさせられている気になる。
それも吸血鬼と伴侶という間柄だからこそ、安心して真珠は月神に心を預けられる。
月神の命が終わるときが真珠の命が終わるときで、吸血鬼と伴侶は寿命を共にしているので、どちらかが置いて行かれるということはないのだ。
「月神さん、愛しています」
「真珠、僕も愛しています」
口付けを交わし、真珠は壊れ物を抱くようにして優しく月神の中に入って行った。一か月以上ぶりの性行為だったが、いつもよりも丹念に丁寧に月神を愛する。
腰を動かして月神の中で高まった熱を放って、それでも終われずに、何度も何度も達して、月神も中でも前でも達して、お互いに溶け合うくらいまで交わった。
シャワーを浴びて清潔なシーツの上に倒れ込むと、真珠は月神を抱き寄せる。
「い、入れるのはなしですよ?」
「月神さんの中に入れてると安心するんです」
「それでも、ダメです」
拒否されてしまったが、月神が眠ったら決行しようと思っている真珠を月神は胸に抱きしめた。
「真珠、僕の歌を受け取ってください」
高く美しく響く歌が月神の唇から流れ出る。癒しの能力もあるという月神の歌を聞いていると、真珠も心が穏やかになって眠くなってくる。
「僕は真珠の小鳥です。真珠のために毎晩歌います」
「月神さん……」
「僕の歌は愛です。僕の愛を受け取ってください」
歌う月神に真珠は目を閉じる。
「私は月神さんに何を返せるでしょう?」
「真珠はずっと僕に愛を与え続けてくれました。僕が返しているところです」
「子どもを健全に育つように助けるのは大人としての当然の役目です」
「それができるなら、真珠はいいお父さんになりますよ」
きっと大丈夫。
月神に言われると悩んでいたことも溶けて消えていくような気がする。
「月神さん……」
月神の中に自身を埋めて眠っていたのも、月神が自分の腕をすり抜けて逃げてしまう日が来るような気がして怖かったのだと真珠は自覚する。閉じ込めて、一人で生きていけないようにしなくても、月神は真珠の腕の中にいてくれるし、愛を捧げてくれる。
月神にマーキングするという名目で、月神をどうすれば逃がさないようにできるか足掻いていた自分が愚かしかった。
愛の歌を聞きながら、真珠は月神の腕の中でぐっすりと眠ったのだった。
翌日すっきりと起きた真珠と月神は、一緒にキッチンに立って朝食を作った。
「今日は真珠にお弁当を作れますね」
笑顔で言う月神が可愛くて、真珠は月神の頬にキスをした。
百合に薔薇と百花繚乱咲き乱れ、舞台に幕が下りる。
周囲は感動でスタンディングオベーションまで起きているのに、真珠はどうしても舞台の内容にひたりきれなかった。
だって、あれ、私じゃないですか!?
月神さんと私の恋物語になってるし、教授は同級生と慰め合って愛を深めるし、マイフェアレディどこいった!
「あなたこそが、私の愛ー!」
「共に遺跡で眠りましょうー! 永久にー!」
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「彼女は去った。だが私たちはー!」
「手を取り合ってー!」
「今を生きていこうー!」
主演男優とライバル役の男優が歌っている。
何かものすごいものを見せられてしまった気がする。
周囲は感動しているのに、真珠はあまりにもツッコミどころが多すぎて舞台に入り込めなかったのだった。
それでも、月神のために真っ赤な薔薇の花束は用意してある。こういうところは真珠はそつがないのだ。
薔薇の花束を月神に渡すと、頬を真っ赤にして目を伏せて恥じらいつつ喜んでいた。
舞台の内容には触れず、月神の歌とダンスを褒めて、月神を連れ帰ろうとすると、車に乗り込む前に月神に首筋に噛み付かれそうになる。
「駄目です。家まで我慢してください」
「しんじゅぅ」
「月神さん、私もギリギリなんですよ?」
真珠もずっと我慢していたのだ、早く月神のことを抱きたくてたまらない。こんなところで月神に吸血されたら、快感で月神を押し倒してしまう。
大事な月神だからこそ、抱き合う場所もきちんとしておきたい。中心に集まる熱を我慢して、真珠は月神を連れ帰った。
シャワーを浴びて、夕食を取る余裕もなく月神をベッドに連れて来てしまったが、月神の中心は兆していて、月神も快感を期待しているのが分かる。
真珠の中心と月神の中心を一纏めにして扱いたが、先に月神が達してしまった。そのまま続けようとすると月神が泣き声を上げる。
「だめぇ! イったばかりなのにぃ!」
「私はまだですからね」
「しんじゅぅ! なかで! なかにちょうだい!」
そんな可愛いことを言われると意地悪もしたくなってくる。
真珠は月神の胸に指を置いた。乳首を摘まむと、月神が胸を反らして震える。
「月神さん、ここだけでイってみましょうか?」
「ふぇ!? そ、そんなぁ」
異論は許さないとばかりに、くりくりと指で摘まんで捏ねると、月神が甘い声を出す。
「そこ、へんっ! あぁんっ!」
「変じゃなくて、気持ちいい、でしょう?」
「ひぁっ!? ひっぱっちゃ、だめぇ!」
摘まんで引っ張ると月神が胸を反らせてびくびくと跳ねる。指で摘まんで捏ねて、舌で舐めて、吸って、そこを苛めていると、月神がぼろぼろと涙を零す。
「しんじゅ、いじわるしないでぇ! そんなところじゃ、イけないぃ!」
「月神さん、ここ、いいですよ? 欲しかったんでしょう?」
首筋に指を当てて示せば、月神が泣きながら首筋に噛み付いてくる。歯を立てられた瞬間の快感と陶酔は、回を増すごとに激しくなっている気がする。
うっとりとしながら月神の乳首を抓って、捏ねていると、真珠の腹に濡れた感触があった。月神の吐き出した白濁を真珠は指で掬い取って、これ見よがしに舐めてみせる。
「イけたじゃないですか」
「しんじゅぅ……ほしい……」
「私も、そろそろ月神さんの中に入りたいです」
ローションを手の平の上で温め、月神の後孔に塗り込めていく。弱みを押し上げると、月神が涙を流して嫌々をする。
「僕ばっかりイってるぅ! しんじゅも、僕の中で、イってください」
そんな可愛いことを言われて止まれるはずもないが、真珠はギリギリのところで理性を働かせてベッドサイドのテーブルの引き出しに入れておいた避妊具を取り出した。落ち着いて破っている余裕はなかったので、歯で食い破ると、中心に被せる。
そのまま月神の腰を持って中に押し入ろうとしたところで、月神が起き上がって真珠の中心を凝視していた。
「それ、何ですか?」
「何ですかって、避妊具ですけど」
「そんなのいらないじゃないですか! 僕は、真珠の熱いのが直に欲しいのに!」
「あぁ!? 月神さん!」
中心に手をかけて避妊具を剥がしてしまう月神に、真珠は慌てる。
「月神さんには仕事もあるし、若いですし、私が無責任に孕ませてしまってはいけないと……」
「子どもができたら責任を持って育てます!」
「でも、私は……」
月神を独り占めにしたいとか理由を付けて、最終的には真珠は子どもが生まれたときに自分がどうなってしまうかが怖かった。家族に恵まれなかった真珠が、いい父親になれるか分からない。
「真珠は、小さい頃から僕を育ててくれました。僕のオムツを替えてくれたのも、僕に料理を教えてくれたのも、真珠です。真珠がいないと僕はこんなに立派に育っていませんよ。自信を持ってください。真珠が僕を育て上げたんです」
「月神さん……」
「真珠が自信がないなら、僕が育てます! 大丈夫です。僕は真珠にもお父さんにも愛されて育てられたから、愛情の与え方を知っています!」
やっぱり月神は男前だった。
いざとなれば月神が育てるとまで言ってくれる月神に、真珠はその華奢な体を抱き締める。
「月神さんと一緒なら大丈夫かもしれないと思えてきました」
「大丈夫ですよ。真珠はもっと自分に自信を持っていいんですよ」
誰も自分を真っすぐに見てくれないと拗ねていた真珠に愛情を与え続けてくれた月神が、今回も真珠の心を優しく溶かす。真珠がいなければ生きていけないようにするはずの月神の方が、いなければ真珠が生きていけないようにさせられている気になる。
それも吸血鬼と伴侶という間柄だからこそ、安心して真珠は月神に心を預けられる。
月神の命が終わるときが真珠の命が終わるときで、吸血鬼と伴侶は寿命を共にしているので、どちらかが置いて行かれるということはないのだ。
「月神さん、愛しています」
「真珠、僕も愛しています」
口付けを交わし、真珠は壊れ物を抱くようにして優しく月神の中に入って行った。一か月以上ぶりの性行為だったが、いつもよりも丹念に丁寧に月神を愛する。
腰を動かして月神の中で高まった熱を放って、それでも終われずに、何度も何度も達して、月神も中でも前でも達して、お互いに溶け合うくらいまで交わった。
シャワーを浴びて清潔なシーツの上に倒れ込むと、真珠は月神を抱き寄せる。
「い、入れるのはなしですよ?」
「月神さんの中に入れてると安心するんです」
「それでも、ダメです」
拒否されてしまったが、月神が眠ったら決行しようと思っている真珠を月神は胸に抱きしめた。
「真珠、僕の歌を受け取ってください」
高く美しく響く歌が月神の唇から流れ出る。癒しの能力もあるという月神の歌を聞いていると、真珠も心が穏やかになって眠くなってくる。
「僕は真珠の小鳥です。真珠のために毎晩歌います」
「月神さん……」
「僕の歌は愛です。僕の愛を受け取ってください」
歌う月神に真珠は目を閉じる。
「私は月神さんに何を返せるでしょう?」
「真珠はずっと僕に愛を与え続けてくれました。僕が返しているところです」
「子どもを健全に育つように助けるのは大人としての当然の役目です」
「それができるなら、真珠はいいお父さんになりますよ」
きっと大丈夫。
月神に言われると悩んでいたことも溶けて消えていくような気がする。
「月神さん……」
月神の中に自身を埋めて眠っていたのも、月神が自分の腕をすり抜けて逃げてしまう日が来るような気がして怖かったのだと真珠は自覚する。閉じ込めて、一人で生きていけないようにしなくても、月神は真珠の腕の中にいてくれるし、愛を捧げてくれる。
月神にマーキングするという名目で、月神をどうすれば逃がさないようにできるか足掻いていた自分が愚かしかった。
愛の歌を聞きながら、真珠は月神の腕の中でぐっすりと眠ったのだった。
翌日すっきりと起きた真珠と月神は、一緒にキッチンに立って朝食を作った。
「今日は真珠にお弁当を作れますね」
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