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15.愛のアジフライ
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仕事に行った真珠を待っている間、洗濯をして、部屋を掃除して、夕食の仕込みもして、月神は家事を完璧に終わらせておいた。
帰って来た真珠に手早く夕食を準備できれば、二人きりの甘い時間が長く取れるに違いない。
家事が終わると、新しい舞台の仕事があるので、月神はリビングでストレッチをしていた。体を作るのも歌手の大事な仕事だ。
マットの上でストレッチをする月神は体が柔らかい。これだけ柔軟性があるからこそ、真珠を受け入れて無理な体勢でも翌日に響かなかったのかもしれない。
ショートパンツに体にぴったりとしたシャツという姿でストレッチをしながら、真珠のことを考えていると、触れられた体が疼く気がする。初めての行為は最初は真珠が核心をくれなくてつらかったが、月神に精通か来てからは真珠と無事結ばれることができてものすごく幸せだった。
思い出すたびにうっとりとしてしまう。
「真珠……ご飯にします、お風呂にします、それとも、僕? なんて、聞いてみちゃったりー! もちろん、お風呂は一緒に入るんだけどー!」
猫のポーズで体を伸ばしながらはしゃぐ月神の前に、真珠の姿が見えた。
ぼとりと鞄を落として突っ立っている。
「し、真珠!? き、聞こえちゃいました!?」
「お風呂に一緒に入って、ご飯を食べて、月神さんも存分にいただきます」
真顔で答えられてしまって、月神は顔を真っ赤にした。
「よ、よろしくお願いします」
起き上がって頭を下げると、真珠が月神を抱き上げる。バスルームまで運ばれて、月神の服を脱がせてしまって、真珠が三つ揃いのスーツを一枚ずつ丁寧に脱いでいく。
ジャケットから腕を抜いて、ベストを脱いで、シャツのボタンを外し、スラックスを足から引き抜いて、下着も脱いでしまうと、真珠の鍛え上げられた体が露わになった。
目の前にある逞しい象牙色の長身に、こくりと月神は喉を鳴らす。
「月神さん、結婚したのだからもう取り繕うことはないですね。素の私を見せていいでしょうか?」
「は、はい、真珠」
「敬語で面白みがないと思われるかもしれないのですが、これが普段の私なのです」
「面白みがないなんてことないです。すごく格好いいです」
うっとりとしていると、抱き上げられてバスルームの中に連れ込まれる。膝の上に抱き上げられて、ボディーソープを泡立てて真珠の手が月神の体を洗う。乳首に手が触れて、月神は妙な声が出てしまう。
「ひゃんっ! そこ……」
「まだですよ。この後夕食を食べないといけないんですからね」
「でもぉ……あぁん!?」
双丘の狭間にも指を滑らされて、月神は甘い声を上げていた。
全身を手で洗われて夢見心地になっていると、シャワーで泡を流した真珠が月神を見詰める。
「髪を洗ってくれますか? 月神さんに髪を洗ってもらうの、とても気持ちいいので」
「はい、洗います!」
気合を入れて真珠の榛色の柔らかな髪を洗っていく。シャンプーを泡立てて流し、コンディショナーを馴染ませて流す。
目を閉じて気持ちよさそうにしている真珠に月神もできることがあるのだと嬉しくなる。
真珠の髪を洗ったら、真珠が月神の髪を洗ってくれた。大きな手が繊細に月神の頭皮をマッサージして洗ってくれるのに、月神は気持ちよさに目を閉じていた。
真珠も体を洗って二人でバスタブに浸かる。
洋館のバスルームはクラシックな作りで、シャワースペースと猫足のバスタブが置いてあるスペースで別れていた。
バスタブの中で真珠の脚の間に座っていると、月神のお尻に触れるものがある。硬く兆しているそこは、夜の香りを感じさせた。
バスルームから出て、パジャマに着替えて夕食の仕上げをする。
サクサクのアジフライにしば漬けを使ったカラフルな和風のタルタルソースをかけて、キャベツの千切りとお味噌汁とご飯と一緒にいただく。お味噌汁は青さと豆腐のシンプルなものだ。
タルタルソースと揚げたてのアジフライが絶妙で、ご飯が進んでしまう。
準備は月神がしたので、アジフライを揚げるのは真珠がしてくれた。
「月神さん、このアジフライとても美味しいです」
「新鮮なアジが売っていたので、自分で捌いたんです」
「アジを捌けるのですね。月神さんはいいお婿さんになれます。いや、なっていますか」
「そんな、恥ずかしい!」
甘い会話を交わすのも新婚の楽しみだ。
食べながら月神は真珠に話をする。
「結婚式、家族だけで挙げられる場所、ありますかね?」
「探せばあると思いますよ。高校の友人など、呼ばなくていいんですか?」
「僕は、仕事が忙しくて友達がいないんですよ。舞台やコンサート関係のひととは少し交友がありますが、できれば結婚式は家族だけで小ぢんまりとやりたいのです」
小学校、中学校、高校と友達と言えるひとはいなかった。
歌手として三歳からデビューしている月神に近付いてくるのは、歌手としての月神しか見ていないひとたちばかりだったし、友達とは少し違っていた。
サインが欲しいとか、グッズが欲しいとか、色んなことを言われて、最初は応じていたのだが、月神の書いたサインやサインをしたグッズがオークションで売られているのを見付けてからは、友達にはなれないのだとはっきりと分かってしまった。
黙り込んだ月神に、真珠が揚げたてのアジフライを一枚お皿に乗せる。
「真珠?」
「月神さんは育ち盛りなんですから、しっかり食べてください」
「嬉しいです。結婚するなら、一番美味しいものを相手にあげたいって思うじゃないですか。真珠もそうなんですね」
「そうですよ。月神さんに一番美味しいものをたくさん食べて欲しいのです」
アジフライの最後の一枚は月神のものになって、月神はお腹いっぱい食べたのだった。
食べ終わって少し休んでから、真珠と並んで洗面所で歯磨きをする。真珠とキスをすることを考えると、どうしても念入りに歯を磨いてしまう月神だった。
歯磨きの終わった月神を抱き上げて真珠が寝室に連れて行ってくれる。
寝室でベッドの上に優しく降ろされた月神は、真珠の手によってパジャマと下着を脱がされていた。
「このベッド、買い替えましょうか?」
「え!? 買い替えちゃうんですか!?」
「男二人が抱き合うには狭くないですか?」
シングルベッドだったので広いとは言えないが、このベッドには月神と真珠の思い出があった。
小さい頃一人で寝られなかった月神は、真珠に預かってもらっているときにこのベッドで一緒に寝てもらった。真珠は月神を抱き締めて、絵本を何冊も読んで月神が眠れるまで起きていてくれた。
課長になる前の真珠は、職場が荒れていたせいもあったのだが、忙しくて疲れていたはずなのに、月神の保育園のお迎えも嫌がらずに来てくれていたし、月神が抱っこを強請ると軽々と抱き上げてくれていた。
幼い日の月神と真珠の思い出の詰まったベッドを、月神は買い替えて欲しくなかった。
「僕と真珠の思い出の詰まったベッドです。買い替えたくないです」
「それなら、このベッドを月神さんの部屋に入れて、新しい広いベッドを買うというのはどうでしょう?」
このベッドは捨てずに月神が使っている部屋のベッドと取り換えて、寝室には二人用の広いベッドを買う。
それならば月神も納得ができた。
「それなら、いいです」
「月神さんとイイコトをしてるときに、ベッドから落ちたくないですからね」
悪戯っぽく笑う真珠に月神は顔を赤らめる。
裸になった月神にキスをした真珠の唇は、歯磨き粉のミントの香りがした。
「んっ……真珠……」
「月神さん、ずっと月神さんのことを考えてました」
「僕もです。真珠に抱かれることばかり考えてました」
恥ずかしくも白状すれば、真珠が月神の顎を指で掬って、舌を絡める濃厚な口付けを交わす。
唇が離れたときに銀糸が月神と真珠の唇の間を繋いでいた。
「ふっ……あっ!」
「いけないひとですね。そんなに私を煽って」
「真珠ぅ……血をください」
強請られて、真珠は月神の体を膝の上に抱き上げた。首筋に顔を寄せて月神が真珠の血を吸う。ふつりと歯を立てるのも、流れる血を舐めるのも、頭の芯が痺れるような快感がわいて来てどうしようもない。
吸血鬼にとって吸血行動は求愛でもあると知っているが、伴侶に対するそれは特に深い意味があるようだ。
真珠も快感を覚えているのか、尻に当たる中心が兆しているのが分かる。
あまりに気持ちよくて、もっとと強請りそうになった月神を、真珠は引き剥がした。
「真珠……ひゃんっ!?」
驚いていると、シーツの上に真珠は月神の体を降ろす。
微笑みながら真珠が月神の体を返す。うつ伏せになった月神は、シーツの上に膝をついて、真珠の方に尻を突き出すような格好になっていた。
帰って来た真珠に手早く夕食を準備できれば、二人きりの甘い時間が長く取れるに違いない。
家事が終わると、新しい舞台の仕事があるので、月神はリビングでストレッチをしていた。体を作るのも歌手の大事な仕事だ。
マットの上でストレッチをする月神は体が柔らかい。これだけ柔軟性があるからこそ、真珠を受け入れて無理な体勢でも翌日に響かなかったのかもしれない。
ショートパンツに体にぴったりとしたシャツという姿でストレッチをしながら、真珠のことを考えていると、触れられた体が疼く気がする。初めての行為は最初は真珠が核心をくれなくてつらかったが、月神に精通か来てからは真珠と無事結ばれることができてものすごく幸せだった。
思い出すたびにうっとりとしてしまう。
「真珠……ご飯にします、お風呂にします、それとも、僕? なんて、聞いてみちゃったりー! もちろん、お風呂は一緒に入るんだけどー!」
猫のポーズで体を伸ばしながらはしゃぐ月神の前に、真珠の姿が見えた。
ぼとりと鞄を落として突っ立っている。
「し、真珠!? き、聞こえちゃいました!?」
「お風呂に一緒に入って、ご飯を食べて、月神さんも存分にいただきます」
真顔で答えられてしまって、月神は顔を真っ赤にした。
「よ、よろしくお願いします」
起き上がって頭を下げると、真珠が月神を抱き上げる。バスルームまで運ばれて、月神の服を脱がせてしまって、真珠が三つ揃いのスーツを一枚ずつ丁寧に脱いでいく。
ジャケットから腕を抜いて、ベストを脱いで、シャツのボタンを外し、スラックスを足から引き抜いて、下着も脱いでしまうと、真珠の鍛え上げられた体が露わになった。
目の前にある逞しい象牙色の長身に、こくりと月神は喉を鳴らす。
「月神さん、結婚したのだからもう取り繕うことはないですね。素の私を見せていいでしょうか?」
「は、はい、真珠」
「敬語で面白みがないと思われるかもしれないのですが、これが普段の私なのです」
「面白みがないなんてことないです。すごく格好いいです」
うっとりとしていると、抱き上げられてバスルームの中に連れ込まれる。膝の上に抱き上げられて、ボディーソープを泡立てて真珠の手が月神の体を洗う。乳首に手が触れて、月神は妙な声が出てしまう。
「ひゃんっ! そこ……」
「まだですよ。この後夕食を食べないといけないんですからね」
「でもぉ……あぁん!?」
双丘の狭間にも指を滑らされて、月神は甘い声を上げていた。
全身を手で洗われて夢見心地になっていると、シャワーで泡を流した真珠が月神を見詰める。
「髪を洗ってくれますか? 月神さんに髪を洗ってもらうの、とても気持ちいいので」
「はい、洗います!」
気合を入れて真珠の榛色の柔らかな髪を洗っていく。シャンプーを泡立てて流し、コンディショナーを馴染ませて流す。
目を閉じて気持ちよさそうにしている真珠に月神もできることがあるのだと嬉しくなる。
真珠の髪を洗ったら、真珠が月神の髪を洗ってくれた。大きな手が繊細に月神の頭皮をマッサージして洗ってくれるのに、月神は気持ちよさに目を閉じていた。
真珠も体を洗って二人でバスタブに浸かる。
洋館のバスルームはクラシックな作りで、シャワースペースと猫足のバスタブが置いてあるスペースで別れていた。
バスタブの中で真珠の脚の間に座っていると、月神のお尻に触れるものがある。硬く兆しているそこは、夜の香りを感じさせた。
バスルームから出て、パジャマに着替えて夕食の仕上げをする。
サクサクのアジフライにしば漬けを使ったカラフルな和風のタルタルソースをかけて、キャベツの千切りとお味噌汁とご飯と一緒にいただく。お味噌汁は青さと豆腐のシンプルなものだ。
タルタルソースと揚げたてのアジフライが絶妙で、ご飯が進んでしまう。
準備は月神がしたので、アジフライを揚げるのは真珠がしてくれた。
「月神さん、このアジフライとても美味しいです」
「新鮮なアジが売っていたので、自分で捌いたんです」
「アジを捌けるのですね。月神さんはいいお婿さんになれます。いや、なっていますか」
「そんな、恥ずかしい!」
甘い会話を交わすのも新婚の楽しみだ。
食べながら月神は真珠に話をする。
「結婚式、家族だけで挙げられる場所、ありますかね?」
「探せばあると思いますよ。高校の友人など、呼ばなくていいんですか?」
「僕は、仕事が忙しくて友達がいないんですよ。舞台やコンサート関係のひととは少し交友がありますが、できれば結婚式は家族だけで小ぢんまりとやりたいのです」
小学校、中学校、高校と友達と言えるひとはいなかった。
歌手として三歳からデビューしている月神に近付いてくるのは、歌手としての月神しか見ていないひとたちばかりだったし、友達とは少し違っていた。
サインが欲しいとか、グッズが欲しいとか、色んなことを言われて、最初は応じていたのだが、月神の書いたサインやサインをしたグッズがオークションで売られているのを見付けてからは、友達にはなれないのだとはっきりと分かってしまった。
黙り込んだ月神に、真珠が揚げたてのアジフライを一枚お皿に乗せる。
「真珠?」
「月神さんは育ち盛りなんですから、しっかり食べてください」
「嬉しいです。結婚するなら、一番美味しいものを相手にあげたいって思うじゃないですか。真珠もそうなんですね」
「そうですよ。月神さんに一番美味しいものをたくさん食べて欲しいのです」
アジフライの最後の一枚は月神のものになって、月神はお腹いっぱい食べたのだった。
食べ終わって少し休んでから、真珠と並んで洗面所で歯磨きをする。真珠とキスをすることを考えると、どうしても念入りに歯を磨いてしまう月神だった。
歯磨きの終わった月神を抱き上げて真珠が寝室に連れて行ってくれる。
寝室でベッドの上に優しく降ろされた月神は、真珠の手によってパジャマと下着を脱がされていた。
「このベッド、買い替えましょうか?」
「え!? 買い替えちゃうんですか!?」
「男二人が抱き合うには狭くないですか?」
シングルベッドだったので広いとは言えないが、このベッドには月神と真珠の思い出があった。
小さい頃一人で寝られなかった月神は、真珠に預かってもらっているときにこのベッドで一緒に寝てもらった。真珠は月神を抱き締めて、絵本を何冊も読んで月神が眠れるまで起きていてくれた。
課長になる前の真珠は、職場が荒れていたせいもあったのだが、忙しくて疲れていたはずなのに、月神の保育園のお迎えも嫌がらずに来てくれていたし、月神が抱っこを強請ると軽々と抱き上げてくれていた。
幼い日の月神と真珠の思い出の詰まったベッドを、月神は買い替えて欲しくなかった。
「僕と真珠の思い出の詰まったベッドです。買い替えたくないです」
「それなら、このベッドを月神さんの部屋に入れて、新しい広いベッドを買うというのはどうでしょう?」
このベッドは捨てずに月神が使っている部屋のベッドと取り換えて、寝室には二人用の広いベッドを買う。
それならば月神も納得ができた。
「それなら、いいです」
「月神さんとイイコトをしてるときに、ベッドから落ちたくないですからね」
悪戯っぽく笑う真珠に月神は顔を赤らめる。
裸になった月神にキスをした真珠の唇は、歯磨き粉のミントの香りがした。
「んっ……真珠……」
「月神さん、ずっと月神さんのことを考えてました」
「僕もです。真珠に抱かれることばかり考えてました」
恥ずかしくも白状すれば、真珠が月神の顎を指で掬って、舌を絡める濃厚な口付けを交わす。
唇が離れたときに銀糸が月神と真珠の唇の間を繋いでいた。
「ふっ……あっ!」
「いけないひとですね。そんなに私を煽って」
「真珠ぅ……血をください」
強請られて、真珠は月神の体を膝の上に抱き上げた。首筋に顔を寄せて月神が真珠の血を吸う。ふつりと歯を立てるのも、流れる血を舐めるのも、頭の芯が痺れるような快感がわいて来てどうしようもない。
吸血鬼にとって吸血行動は求愛でもあると知っているが、伴侶に対するそれは特に深い意味があるようだ。
真珠も快感を覚えているのか、尻に当たる中心が兆しているのが分かる。
あまりに気持ちよくて、もっとと強請りそうになった月神を、真珠は引き剥がした。
「真珠……ひゃんっ!?」
驚いていると、シーツの上に真珠は月神の体を降ろす。
微笑みながら真珠が月神の体を返す。うつ伏せになった月神は、シーツの上に膝をついて、真珠の方に尻を突き出すような格好になっていた。
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