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四章 結婚十年目
6.桟敷席で観劇を
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記憶がないのだが、龍王に関して嫌悪感は全くなかった。
それどころか、可愛いと思ってしまう。
湯殿で中心を反応させてしまったのを恥じらい、隠すようにして立ち上がったのを見たときには、自分が何とかしてやらなくてはいけないのではないかとすぐに思った。
ヨシュアが志龍王国に嫁いできたときには龍王は二十五歳で、ヨシュアは四十六歳。煮十歳以上の年の差があったわけだ。人間よりもずっと長い寿命を生きる魔術師においては二十五歳なんてまだまだ子どもの域である。龍族の王族も普通の龍族よりもずっと長く生きて三百年から五百年の寿命があると言われている。
龍王はヨシュアに玉を捧げたので、寿命に関しては妖精のものと同じになっていて、千年を超すどころか、長ければ何千年も生きなければいけないだろう。それを考えると、今三十五歳と龍王は言っているが、とてもそうは思えないくらいヨシュアには龍王が幼く見えた。
ラバン王国の魔術師が志龍王国においては年上に見えるように、志龍王国の龍族がラバン王国出身のヨシュアにとってはどうしても幼く感じられてしまうのだ。
見た目の割には使い込んでいる雰囲気で凶悪な血管の浮き出た中心に手で触れるのも、こすり上げるのも嫌悪感はなかった。口でしてもよかったのだが、ヨシュアはそういう風にして男性を慰めるのだということを話しでは聞いていても実際にはしたことがなかったので、気持ちよくなかったらいけないと思って手で終わらせてしまったが、次は口を使ってみてもいいのかもしれないなどと考えている。
感じている龍王がそれだけ可愛かったのだ。
正直、何も嫌でないから困ってしまう。
閨ごとはしなくていいと言われたが、したいと言われていたらヨシュアは拒まなかっただろう。
それだけ龍王のそばにいるのは心地よかったし、龍王がヨシュアを心から大事に思ってくれているのは伝わっていた。
翌日はヨシュアは髪の色を変えて、目立つ青い衣装も紺色の普通の魔術騎士のものに着替えて、龍王と町に出ていた。
ネイサンが龍王とヨシュアが愛し合うまでの物語を劇団が演じているというのを話していたので、参考までに見に行きたかったのだ。
王族の話なので全部が真実ではないし、物語になるように脚色されているだろうし、ヨシュアが妖精であることも知られていないのでその部分も入っていないだろうが、龍王とヨシュアがどのように国民に見られているかを確認しておきたい。
そう述べれば龍王も渋々劇団に行くことを許してくれた。
龍王の色彩は志龍王国では九割以上が持っている黒髪黒い目で、顔だちもヨシュアは可愛いと思うのだがそれほど派手ではないようなので、豪華な衣装を着替えるだけで民衆に紛れられるようだった。
「ヨシュア、わたしは反省しているのです。ヨシュアに初めて会ったときに言ってしまったこと、真実なのですが、本当に反省しているということだけは分かってください」
何度も念を押す龍王に、最初の言葉が何だったのか逆に気になるのだが、ヨシュアと龍王は劇団の二階の桟敷席を用意されていた。
舞台がよく見える位置で、個室で、飲食もできるのでゆったりと見ることができそうだ。護衛にはイザークとシモンの二人が付いてくれていた。イザークとシモンは桟敷席の入り口に立って護衛をしてくれている。
幕が上がると劇場内が拍手に包まれる。
龍王らしききらきらしい衣装を着た黒髪の俳優が、ヨシュアらしき金髪のかつらを被った男性に重々しく言う。
「あなたを愛するつもりはない。褥も共にしない」
あ、これか。
ヨシュアは龍王が言っていたことに納得した。嫁いできて顔合わせの場でこれを言われたのならば、ヨシュアは龍王に相当冷たくしたのだろう。
それを裏付けるようにヨシュア役の俳優が答える。
「わたしは王族で国で五指に入る魔術師です。それを手に入れる、この結婚にそれ以外の意味はないでしょう。それを愛するだのなんだの、あなたはアクセサリーに愛を囁く変態なのですか?」
あー、自分ならば言いそうだ。
ヨシュアは苦笑するしかない。
愛するつもりはないなんて、愛されることを前提としたようなことを言われればヨシュアも冷ややかに答えていただろう。龍王がこの劇を見せたがらなかった理由が分かるような気がした。
劇の中の龍王とヨシュアは非常に険悪だが、ヨシュアが遠征に行くようになって志龍王国が落ち着いてくると龍王はヨシュアの評価を改める。共に食事をしようとしても断られるが、何度も申し出て食事を共にするようになり、少しずつ距離を縮めていく。
志龍王国では龍王の旅行は慈善事業になっているという。龍王が足を運んだ地域が水の加護が強く与えられて、その年の実りが豊かになるからだ。
新婚旅行で出かけた北の諸国との国境で龍王はヨシュアをラバン王国の家族と会わせる。家族と共に食事をして、懐かしそうにしているヨシュアに、龍王は愛を告げて、玉を捧げることを誓うのだ。
その後もバリエンダール共和国との難民問題などを処理しつつ、新婚旅行から帰ると、龍王はヨシュアに玉を捧げる。
玉を捧げられたヨシュアは龍王の愛が本物だと確信し、龍王を愛するようになる。
どこまでが本当かは分からないが、龍王とヨシュアの出会いだけは間違いなく再現されているようで、龍王がヨシュアを困ったように見つめているのが分かる。
最初の出会いは最悪だったかもしれないが、十年も寄り添って生きているのだし、毎日のように愛し合っていると聞いているから、ヨシュアは龍王を責める気は全くなかった。
叱られた子どものような龍王が可愛くて愛おしいだけだ。
手を伸ばして龍王の髪を撫でると、龍王は安堵した表情になる。
腕を伸ばされて抱き締めるような形になると龍王が体の力を抜くのが分かる。
その動作だけでも龍王がどれだけヨシュアに心を許していたか、それをヨシュアが受け止めていたかがよく分かる。
できるだけ早く龍王のためにも記憶を取り戻してやらねばならないと思うのだが、同時に記憶を取り戻したら今の空白の十年を生きた自分は消えてしまうのだろうかとも考える。
それはそれで寂しさを覚えないわけではなかった。
しかし、龍王が愛しているのは十年を共に生きた自分であって、記憶を失った今の自分ではない。
劇が終わるとイザークとシオンと共に青陵殿に戻って、ヨシュアは龍王と共に昼餉を食べた。
昼餉もヨシュアの好物だったものばかりを出してくれていて、どれも美味しく楽しく食事ができた。
昼餉が終わってお茶を飲みながら一休みしていると、サイラスから通信で報告が入った。
『呪術師は獣人の国に逃げ込んだようです。追うために獣人の国に入国する手続きをしています』
「獣人の国……」
「獣人の国は水の加護で我が国に恩があるはずだ。王配を害そうとしたものが逃げ込んでいると伝えればすぐに入国させるはずだ」
立体映像の通信のサイラスに龍王が告げると、サイラスは『すぐにそう伝えます』と頭を下げて通信を切った。
「獣人の国に水の加護を与えているのですか?」
「獣人の国は我が国の属国になることを望むくらい水が枯渇していました。ジャックを捧げてきたのも水の加護を求めていたからです。奴隷制度を改めさせることを条件に水の加護を与えています」
広大な国土に水の加護を行き渡らせるだけで相当の労力を費やしているに違いないのに、龍王は他国にまで水の加護を与えているという。
ヨシュアの記憶にある限り志龍王国の龍王が他国にまで介入してきたことはないので、ヨシュアはその事実に驚いていた。
「お体に負担がかかるのではないですか?」
「実は、ラバン王国にも水の加護を与えているのです。わたしだけでなく、ヨシュアも玉を捧げてから水の加護の力が使えるようになったので、体に負担は全くありません」
明るい表情で答えているが、この細い体にそれだけの能力を秘めているというのはヨシュアにとっても想定外のことだった。龍王の水の加護の力を自分も持っているという事実もなかなかに受け止めにくい。
戸惑っていると、龍王がヨシュアの手を取る。
「一緒に祈ってくれますか?」
「祈るとは?」
「水の加護が志龍王国のみならず、ラバン王国にも、獣人の国にも行き渡るように」
龍王が目を閉じるのでヨシュアも同じく目を閉じる。
水の加護の力がどのように発動するのかいまいち分かっていなかったが、龍王と手を重ねていると水の精霊が活発に動き出すのが感じられる。ヨシュアの祈りと龍王の祈りが、水の波紋のように広がっていくのが感じられた。
「わたしにも水の加護の力があるのですね」
「はい。玉を捧げてからは、共に水の加護の力で国土を潤してきました」
王配殿下ではなく、王配陛下と呼ばれていたのもそのせいだったのかとヨシュアは気が付く。
自分が忘れている期間、ヨシュアは龍王と共に祈って国土全体のみならずラバン王国や獣人の国にまで水の加護を行き渡らせていたのだと知った。
それどころか、可愛いと思ってしまう。
湯殿で中心を反応させてしまったのを恥じらい、隠すようにして立ち上がったのを見たときには、自分が何とかしてやらなくてはいけないのではないかとすぐに思った。
ヨシュアが志龍王国に嫁いできたときには龍王は二十五歳で、ヨシュアは四十六歳。煮十歳以上の年の差があったわけだ。人間よりもずっと長い寿命を生きる魔術師においては二十五歳なんてまだまだ子どもの域である。龍族の王族も普通の龍族よりもずっと長く生きて三百年から五百年の寿命があると言われている。
龍王はヨシュアに玉を捧げたので、寿命に関しては妖精のものと同じになっていて、千年を超すどころか、長ければ何千年も生きなければいけないだろう。それを考えると、今三十五歳と龍王は言っているが、とてもそうは思えないくらいヨシュアには龍王が幼く見えた。
ラバン王国の魔術師が志龍王国においては年上に見えるように、志龍王国の龍族がラバン王国出身のヨシュアにとってはどうしても幼く感じられてしまうのだ。
見た目の割には使い込んでいる雰囲気で凶悪な血管の浮き出た中心に手で触れるのも、こすり上げるのも嫌悪感はなかった。口でしてもよかったのだが、ヨシュアはそういう風にして男性を慰めるのだということを話しでは聞いていても実際にはしたことがなかったので、気持ちよくなかったらいけないと思って手で終わらせてしまったが、次は口を使ってみてもいいのかもしれないなどと考えている。
感じている龍王がそれだけ可愛かったのだ。
正直、何も嫌でないから困ってしまう。
閨ごとはしなくていいと言われたが、したいと言われていたらヨシュアは拒まなかっただろう。
それだけ龍王のそばにいるのは心地よかったし、龍王がヨシュアを心から大事に思ってくれているのは伝わっていた。
翌日はヨシュアは髪の色を変えて、目立つ青い衣装も紺色の普通の魔術騎士のものに着替えて、龍王と町に出ていた。
ネイサンが龍王とヨシュアが愛し合うまでの物語を劇団が演じているというのを話していたので、参考までに見に行きたかったのだ。
王族の話なので全部が真実ではないし、物語になるように脚色されているだろうし、ヨシュアが妖精であることも知られていないのでその部分も入っていないだろうが、龍王とヨシュアがどのように国民に見られているかを確認しておきたい。
そう述べれば龍王も渋々劇団に行くことを許してくれた。
龍王の色彩は志龍王国では九割以上が持っている黒髪黒い目で、顔だちもヨシュアは可愛いと思うのだがそれほど派手ではないようなので、豪華な衣装を着替えるだけで民衆に紛れられるようだった。
「ヨシュア、わたしは反省しているのです。ヨシュアに初めて会ったときに言ってしまったこと、真実なのですが、本当に反省しているということだけは分かってください」
何度も念を押す龍王に、最初の言葉が何だったのか逆に気になるのだが、ヨシュアと龍王は劇団の二階の桟敷席を用意されていた。
舞台がよく見える位置で、個室で、飲食もできるのでゆったりと見ることができそうだ。護衛にはイザークとシモンの二人が付いてくれていた。イザークとシモンは桟敷席の入り口に立って護衛をしてくれている。
幕が上がると劇場内が拍手に包まれる。
龍王らしききらきらしい衣装を着た黒髪の俳優が、ヨシュアらしき金髪のかつらを被った男性に重々しく言う。
「あなたを愛するつもりはない。褥も共にしない」
あ、これか。
ヨシュアは龍王が言っていたことに納得した。嫁いできて顔合わせの場でこれを言われたのならば、ヨシュアは龍王に相当冷たくしたのだろう。
それを裏付けるようにヨシュア役の俳優が答える。
「わたしは王族で国で五指に入る魔術師です。それを手に入れる、この結婚にそれ以外の意味はないでしょう。それを愛するだのなんだの、あなたはアクセサリーに愛を囁く変態なのですか?」
あー、自分ならば言いそうだ。
ヨシュアは苦笑するしかない。
愛するつもりはないなんて、愛されることを前提としたようなことを言われればヨシュアも冷ややかに答えていただろう。龍王がこの劇を見せたがらなかった理由が分かるような気がした。
劇の中の龍王とヨシュアは非常に険悪だが、ヨシュアが遠征に行くようになって志龍王国が落ち着いてくると龍王はヨシュアの評価を改める。共に食事をしようとしても断られるが、何度も申し出て食事を共にするようになり、少しずつ距離を縮めていく。
志龍王国では龍王の旅行は慈善事業になっているという。龍王が足を運んだ地域が水の加護が強く与えられて、その年の実りが豊かになるからだ。
新婚旅行で出かけた北の諸国との国境で龍王はヨシュアをラバン王国の家族と会わせる。家族と共に食事をして、懐かしそうにしているヨシュアに、龍王は愛を告げて、玉を捧げることを誓うのだ。
その後もバリエンダール共和国との難民問題などを処理しつつ、新婚旅行から帰ると、龍王はヨシュアに玉を捧げる。
玉を捧げられたヨシュアは龍王の愛が本物だと確信し、龍王を愛するようになる。
どこまでが本当かは分からないが、龍王とヨシュアの出会いだけは間違いなく再現されているようで、龍王がヨシュアを困ったように見つめているのが分かる。
最初の出会いは最悪だったかもしれないが、十年も寄り添って生きているのだし、毎日のように愛し合っていると聞いているから、ヨシュアは龍王を責める気は全くなかった。
叱られた子どものような龍王が可愛くて愛おしいだけだ。
手を伸ばして龍王の髪を撫でると、龍王は安堵した表情になる。
腕を伸ばされて抱き締めるような形になると龍王が体の力を抜くのが分かる。
その動作だけでも龍王がどれだけヨシュアに心を許していたか、それをヨシュアが受け止めていたかがよく分かる。
できるだけ早く龍王のためにも記憶を取り戻してやらねばならないと思うのだが、同時に記憶を取り戻したら今の空白の十年を生きた自分は消えてしまうのだろうかとも考える。
それはそれで寂しさを覚えないわけではなかった。
しかし、龍王が愛しているのは十年を共に生きた自分であって、記憶を失った今の自分ではない。
劇が終わるとイザークとシオンと共に青陵殿に戻って、ヨシュアは龍王と共に昼餉を食べた。
昼餉もヨシュアの好物だったものばかりを出してくれていて、どれも美味しく楽しく食事ができた。
昼餉が終わってお茶を飲みながら一休みしていると、サイラスから通信で報告が入った。
『呪術師は獣人の国に逃げ込んだようです。追うために獣人の国に入国する手続きをしています』
「獣人の国……」
「獣人の国は水の加護で我が国に恩があるはずだ。王配を害そうとしたものが逃げ込んでいると伝えればすぐに入国させるはずだ」
立体映像の通信のサイラスに龍王が告げると、サイラスは『すぐにそう伝えます』と頭を下げて通信を切った。
「獣人の国に水の加護を与えているのですか?」
「獣人の国は我が国の属国になることを望むくらい水が枯渇していました。ジャックを捧げてきたのも水の加護を求めていたからです。奴隷制度を改めさせることを条件に水の加護を与えています」
広大な国土に水の加護を行き渡らせるだけで相当の労力を費やしているに違いないのに、龍王は他国にまで水の加護を与えているという。
ヨシュアの記憶にある限り志龍王国の龍王が他国にまで介入してきたことはないので、ヨシュアはその事実に驚いていた。
「お体に負担がかかるのではないですか?」
「実は、ラバン王国にも水の加護を与えているのです。わたしだけでなく、ヨシュアも玉を捧げてから水の加護の力が使えるようになったので、体に負担は全くありません」
明るい表情で答えているが、この細い体にそれだけの能力を秘めているというのはヨシュアにとっても想定外のことだった。龍王の水の加護の力を自分も持っているという事実もなかなかに受け止めにくい。
戸惑っていると、龍王がヨシュアの手を取る。
「一緒に祈ってくれますか?」
「祈るとは?」
「水の加護が志龍王国のみならず、ラバン王国にも、獣人の国にも行き渡るように」
龍王が目を閉じるのでヨシュアも同じく目を閉じる。
水の加護の力がどのように発動するのかいまいち分かっていなかったが、龍王と手を重ねていると水の精霊が活発に動き出すのが感じられる。ヨシュアの祈りと龍王の祈りが、水の波紋のように広がっていくのが感じられた。
「わたしにも水の加護の力があるのですね」
「はい。玉を捧げてからは、共に水の加護の力で国土を潤してきました」
王配殿下ではなく、王配陛下と呼ばれていたのもそのせいだったのかとヨシュアは気が付く。
自分が忘れている期間、ヨシュアは龍王と共に祈って国土全体のみならずラバン王国や獣人の国にまで水の加護を行き渡らせていたのだと知った。
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