48 / 150
二章 龍王と王配の二年目
18.梓晴の結婚
しおりを挟む
龍王の妹、梓晴が高家の浩然と結婚式を挙げる。
半年間の短い婚約期間を経ての結婚だったが、国中が梓晴と浩然の結婚に注目していた。
龍王は幼いころに子種をなくしているので、子どもができることはない。龍王の王配であるヨシュアは男性なので、ますます子どもができることは間違ってもない。
そうなると龍王の妹、梓晴の子どもの中で相応しいものが次代龍王となるのは決まっていることだった。
「梓晴、浩然との結婚、気持ちは変わっていないな?」
「はい。浩然殿と赤栄殿で共に半年を暮らして、気持ちはますます高まるばかりです。わたくしには浩然殿しかいないと思っております」
「玉を交換する気持ちもそのままか?」
「はい。浩然殿がわたくしを置いて先に亡くなってしまうというのは耐えられません。わたくしの子どもが生まれたら、子どもたちには悪いのですが、両親を一度に失ってもらうしかありません」
梓晴が一人で死ぬのも考えられないし、浩然に置いて行かれるのも耐えられない。
龍王が確かめた梓晴の決意は固いようだった。
「もし子どもが生まれなくても、それは梓晴のせいではない。わたしにも子を作ることはできないのだ。梓晴だけが責められることではない。母上も結婚して長く子どもができなかった。それを責められ、父上は妾妃を持つようにとも言われたようだ。だが、梓晴はそのような心配はしなくていい。わたしが全力で守る」
「兄上……ありがとうございます」
細い梓晴の肩に手を置いている龍王に、梓晴の目が潤んでいるのが分かる。
ヨシュアは仲のいい兄妹を静かに見守っていた。
結婚式は春の盛りに行われた。
王宮の桃園では花が盛りだった。その花を一枝切って、龍王は結婚式の広間に飾らせた。
梓晴と浩然の結婚式には浩然の祖父である宰相も、高家の一族も招かれた。
王族が龍王とその母である前王妃と妹の梓晴と従兄弟の子睿に、王配のヨシュアだけであるのに対して、高家の一族は数が多かった。
「息子と娘が合わせて八人、孫は六十人以上、ひ孫も生まれておりまして、騒がしくて申し訳ありません」
平伏する宰相に、龍王の表情は穏やかである。
「それだけ多産の一族であれば、梓晴も子をたくさん授かるかもしれない。浩然には今後王族の一員となってもらって、『殿下』の称号を与える。宰相は今後ともよくわたしに仕えてくれるように」
「龍王陛下にお仕えできること、何よりも喜びでございます」
袖を合わせるようにして礼を取る宰相に、龍王は微笑んで頷いていた。
赤い衣装に身を包んだ梓晴と浩然が龍王とヨシュアの座っている椅子の前に進み出てくる。膝を突き礼を取った二人に、龍王が立ち上がり、盃を渡す。
盃に注がれた酒を二人で飲み、梓晴と浩然が龍王に盃を掲げる。
盃の中が空なのを確かめて龍王は頷き、侍従に盃を下げさせた。
「これより我が妹梓晴と高家の浩然は夫婦となったことを龍王の名において認める。これから、梓晴と浩然の玉の交換を行う。前王妃と、浩然の母は前に出よ」
龍王が命じると、前王妃と浩然の母親らしき美しい女性が前に出てくる。
小さな箱を持った二人は、前王妃が梓晴に、浩然の母が浩然に箱の中身を渡す。
箱の中には親指の爪くらいの血を固まらせたような赤い玉が入っている。
梓晴が浩然の手の平に自分の玉を置き、浩然も梓晴の手の平に自分の玉を置く。
玉は二人の手の平に吸い込まれてなくなってしまった。
これから二人の体に起こる異変については、ヨシュアは経験があったので予測が付いていた。二、三日は熱が出てお互いの体質が変わるかもしれない。その後でも安静にして過ごさねばならない。
ヨシュアと龍王も十日間の安静を言い渡されて、十日間濃厚に愛し合って過ごした。
「浩然、わたくしと共に生きてください」
「愛しています、梓晴」
寄り添い合う二人の姿に祝いの宴は盛り上がっていった。
結婚式が無事に終わって、玉の交換も終わって、梓晴と浩然は赤栄殿に先に戻っていた。
結婚の宴は親族がこの後も続けることになっている。
夜を徹しての宴の間、新婚の二人は玉を交換する儀も共に行ったので、今頃寝込んでいるのかもしれない。
お祝いの酒が龍王に遠慮なく注がれるのを、ヨシュアは横からもらって飲んでいた。龍王は酒に弱い方ではないが、あまり飲ませると潰れてしまいそうな気がしたのだ。ヨシュアが酒を飲んでいると、龍王が目元を朱鷺色に染めてヨシュアの肩に凭れてくる。冠から下がる飾りがしゃらしゃらと音を立ててヨシュアの肩に、頬に触れた。
「疲れましたか?」
「少し」
「後のことは宰相に任せて、わたしたちも青陵殿に戻りますか?」
「そうしたいです」
酒のせいが眠くなっている様子の龍王に、ヨシュアは宰相に耳打ちする。
「龍王陛下はお疲れです。今夜はわたしたちは先に下がらせてもらいます」
「心得ました。後のことはお任せください」
高家の一族も年若いものや、小さな子どもがいる親は既に下がっている。
ヨシュアが手を差し出すと、龍王は素直にその手を握って歩き出した。人前で抱き上げられるのは龍王の沽券にもかかわるだろうとヨシュアはできるだけしたくなかった。
青陵殿に入ると、ヨシュアと龍王と警護の兵士とネイサンとデボラと龍王の侍従だけになったので、龍王の体を抱き上げる。
ぎゅっとヨシュアの首に手を回した龍王は抵抗しないどころか、協力的だった。
そのまま湯殿まで連れて行って、冠を脱がせて、豪奢な重い衣を脱がせて、ヨシュアも脱いで大理石で作られた洗い場に移動する。
髪を洗って体も洗って、湯船に浸かると、龍王がヨシュアに抱き着いて唇を吸ってくる。龍王の口の中に舌を差し込んで、舌を絡めていると、ちくりと痛みが走った。
そっと龍王の唇から唇を離して、確認すると、舌から僅かに血が出ている。
「す、すみません、噛んでしまったようです」
「いや、大した傷ではないので大丈夫だ」
「気を付けていたのですが、わたしは犬歯が鋭いから……」
落ち込んだ様子の龍王の口に指を突っ込んで口を開けさせると、尖った二対の犬歯が見える。人間や魔術師とも妖精とも違うその牙のような犬歯は、龍族特有のものなのだろう。
口を開けられて口の中を検分されていても龍王は大人しかった。
「いつもはこんなことはないのに」
「今日は酒に酔って、本性が少し出かかっているようです。ヨシュア、危険なので、今日は別々に寝ましょう」
「星宇がおれに危険なことをするはずがない。いつも通りで構わないよ」
「でも、龍の姿にうっかりと戻ってしまったら、ヨシュアを潰さないでしょうか?」
「重いかもしれないけど、簡単には潰れないから安心してくれ」
心配している龍王を宥めて、湯船から出て寝間着を着て、ヨシュアと龍王は同じ寝台に倒れ込んだ。
夜中にヨシュアが目を覚ますと、巨大な龍に絡み付かれていた。
宝石のような鱗と角と爪の立派な鬣の龍は、龍王が一度本性になったときと同じだったので、ヨシュアは重みは感じていたがその龍の太い胴に腕を回してもう一度寝た。
寝て起きたときには龍王は元の姿に戻っていた。
「星宇、龍の姿になっていたが平気だったよ」
「なっていましたか!? 重かったでしょう?」
「絡み付かれていて、それだけおれを離したくないのだろうなと思ってそのまま寝た」
あっさりと返事をすると龍王が驚いている。
「ヨシュアは度胸がありますね。共寝の相手が龍になって寝台からはみ出していても気にしないのですね」
「星宇だと分かっているからかな。星宇はおれを傷つけたりしない」
何より、魂で結ばれているので、ヨシュアの死ぬときは龍王の死ぬときである。龍王の死ぬときはヨシュアの死ぬときである。
お互いに害を加えても何の利益もないことは分かりきっている。
「龍の本性に戻って眠る方が楽なら、たまには戻ってもいいが、寝台をもっと大きなものに変えないと、はみ出ていたな」
しみじみとヨシュアが昨夜のことを思い出すと龍王が慌てる。
「人間の姿でヨシュアとは一緒に寝たいのです。あの姿では……その、そういうこともできないでしょう?」
「さすがに龍のブツを受け入れられるとは思わないな」
真剣に返したヨシュアに、龍王も頷いていた。
半年間の短い婚約期間を経ての結婚だったが、国中が梓晴と浩然の結婚に注目していた。
龍王は幼いころに子種をなくしているので、子どもができることはない。龍王の王配であるヨシュアは男性なので、ますます子どもができることは間違ってもない。
そうなると龍王の妹、梓晴の子どもの中で相応しいものが次代龍王となるのは決まっていることだった。
「梓晴、浩然との結婚、気持ちは変わっていないな?」
「はい。浩然殿と赤栄殿で共に半年を暮らして、気持ちはますます高まるばかりです。わたくしには浩然殿しかいないと思っております」
「玉を交換する気持ちもそのままか?」
「はい。浩然殿がわたくしを置いて先に亡くなってしまうというのは耐えられません。わたくしの子どもが生まれたら、子どもたちには悪いのですが、両親を一度に失ってもらうしかありません」
梓晴が一人で死ぬのも考えられないし、浩然に置いて行かれるのも耐えられない。
龍王が確かめた梓晴の決意は固いようだった。
「もし子どもが生まれなくても、それは梓晴のせいではない。わたしにも子を作ることはできないのだ。梓晴だけが責められることではない。母上も結婚して長く子どもができなかった。それを責められ、父上は妾妃を持つようにとも言われたようだ。だが、梓晴はそのような心配はしなくていい。わたしが全力で守る」
「兄上……ありがとうございます」
細い梓晴の肩に手を置いている龍王に、梓晴の目が潤んでいるのが分かる。
ヨシュアは仲のいい兄妹を静かに見守っていた。
結婚式は春の盛りに行われた。
王宮の桃園では花が盛りだった。その花を一枝切って、龍王は結婚式の広間に飾らせた。
梓晴と浩然の結婚式には浩然の祖父である宰相も、高家の一族も招かれた。
王族が龍王とその母である前王妃と妹の梓晴と従兄弟の子睿に、王配のヨシュアだけであるのに対して、高家の一族は数が多かった。
「息子と娘が合わせて八人、孫は六十人以上、ひ孫も生まれておりまして、騒がしくて申し訳ありません」
平伏する宰相に、龍王の表情は穏やかである。
「それだけ多産の一族であれば、梓晴も子をたくさん授かるかもしれない。浩然には今後王族の一員となってもらって、『殿下』の称号を与える。宰相は今後ともよくわたしに仕えてくれるように」
「龍王陛下にお仕えできること、何よりも喜びでございます」
袖を合わせるようにして礼を取る宰相に、龍王は微笑んで頷いていた。
赤い衣装に身を包んだ梓晴と浩然が龍王とヨシュアの座っている椅子の前に進み出てくる。膝を突き礼を取った二人に、龍王が立ち上がり、盃を渡す。
盃に注がれた酒を二人で飲み、梓晴と浩然が龍王に盃を掲げる。
盃の中が空なのを確かめて龍王は頷き、侍従に盃を下げさせた。
「これより我が妹梓晴と高家の浩然は夫婦となったことを龍王の名において認める。これから、梓晴と浩然の玉の交換を行う。前王妃と、浩然の母は前に出よ」
龍王が命じると、前王妃と浩然の母親らしき美しい女性が前に出てくる。
小さな箱を持った二人は、前王妃が梓晴に、浩然の母が浩然に箱の中身を渡す。
箱の中には親指の爪くらいの血を固まらせたような赤い玉が入っている。
梓晴が浩然の手の平に自分の玉を置き、浩然も梓晴の手の平に自分の玉を置く。
玉は二人の手の平に吸い込まれてなくなってしまった。
これから二人の体に起こる異変については、ヨシュアは経験があったので予測が付いていた。二、三日は熱が出てお互いの体質が変わるかもしれない。その後でも安静にして過ごさねばならない。
ヨシュアと龍王も十日間の安静を言い渡されて、十日間濃厚に愛し合って過ごした。
「浩然、わたくしと共に生きてください」
「愛しています、梓晴」
寄り添い合う二人の姿に祝いの宴は盛り上がっていった。
結婚式が無事に終わって、玉の交換も終わって、梓晴と浩然は赤栄殿に先に戻っていた。
結婚の宴は親族がこの後も続けることになっている。
夜を徹しての宴の間、新婚の二人は玉を交換する儀も共に行ったので、今頃寝込んでいるのかもしれない。
お祝いの酒が龍王に遠慮なく注がれるのを、ヨシュアは横からもらって飲んでいた。龍王は酒に弱い方ではないが、あまり飲ませると潰れてしまいそうな気がしたのだ。ヨシュアが酒を飲んでいると、龍王が目元を朱鷺色に染めてヨシュアの肩に凭れてくる。冠から下がる飾りがしゃらしゃらと音を立ててヨシュアの肩に、頬に触れた。
「疲れましたか?」
「少し」
「後のことは宰相に任せて、わたしたちも青陵殿に戻りますか?」
「そうしたいです」
酒のせいが眠くなっている様子の龍王に、ヨシュアは宰相に耳打ちする。
「龍王陛下はお疲れです。今夜はわたしたちは先に下がらせてもらいます」
「心得ました。後のことはお任せください」
高家の一族も年若いものや、小さな子どもがいる親は既に下がっている。
ヨシュアが手を差し出すと、龍王は素直にその手を握って歩き出した。人前で抱き上げられるのは龍王の沽券にもかかわるだろうとヨシュアはできるだけしたくなかった。
青陵殿に入ると、ヨシュアと龍王と警護の兵士とネイサンとデボラと龍王の侍従だけになったので、龍王の体を抱き上げる。
ぎゅっとヨシュアの首に手を回した龍王は抵抗しないどころか、協力的だった。
そのまま湯殿まで連れて行って、冠を脱がせて、豪奢な重い衣を脱がせて、ヨシュアも脱いで大理石で作られた洗い場に移動する。
髪を洗って体も洗って、湯船に浸かると、龍王がヨシュアに抱き着いて唇を吸ってくる。龍王の口の中に舌を差し込んで、舌を絡めていると、ちくりと痛みが走った。
そっと龍王の唇から唇を離して、確認すると、舌から僅かに血が出ている。
「す、すみません、噛んでしまったようです」
「いや、大した傷ではないので大丈夫だ」
「気を付けていたのですが、わたしは犬歯が鋭いから……」
落ち込んだ様子の龍王の口に指を突っ込んで口を開けさせると、尖った二対の犬歯が見える。人間や魔術師とも妖精とも違うその牙のような犬歯は、龍族特有のものなのだろう。
口を開けられて口の中を検分されていても龍王は大人しかった。
「いつもはこんなことはないのに」
「今日は酒に酔って、本性が少し出かかっているようです。ヨシュア、危険なので、今日は別々に寝ましょう」
「星宇がおれに危険なことをするはずがない。いつも通りで構わないよ」
「でも、龍の姿にうっかりと戻ってしまったら、ヨシュアを潰さないでしょうか?」
「重いかもしれないけど、簡単には潰れないから安心してくれ」
心配している龍王を宥めて、湯船から出て寝間着を着て、ヨシュアと龍王は同じ寝台に倒れ込んだ。
夜中にヨシュアが目を覚ますと、巨大な龍に絡み付かれていた。
宝石のような鱗と角と爪の立派な鬣の龍は、龍王が一度本性になったときと同じだったので、ヨシュアは重みは感じていたがその龍の太い胴に腕を回してもう一度寝た。
寝て起きたときには龍王は元の姿に戻っていた。
「星宇、龍の姿になっていたが平気だったよ」
「なっていましたか!? 重かったでしょう?」
「絡み付かれていて、それだけおれを離したくないのだろうなと思ってそのまま寝た」
あっさりと返事をすると龍王が驚いている。
「ヨシュアは度胸がありますね。共寝の相手が龍になって寝台からはみ出していても気にしないのですね」
「星宇だと分かっているからかな。星宇はおれを傷つけたりしない」
何より、魂で結ばれているので、ヨシュアの死ぬときは龍王の死ぬときである。龍王の死ぬときはヨシュアの死ぬときである。
お互いに害を加えても何の利益もないことは分かりきっている。
「龍の本性に戻って眠る方が楽なら、たまには戻ってもいいが、寝台をもっと大きなものに変えないと、はみ出ていたな」
しみじみとヨシュアが昨夜のことを思い出すと龍王が慌てる。
「人間の姿でヨシュアとは一緒に寝たいのです。あの姿では……その、そういうこともできないでしょう?」
「さすがに龍のブツを受け入れられるとは思わないな」
真剣に返したヨシュアに、龍王も頷いていた。
68
お気に入りに追加
260
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる