27 / 109
一章 龍王は王配と出会う
27.バリエンダール共和国との国境の町で
しおりを挟む
バリエンダール共和国との国境の町には夕暮れ前には着いた。
魔術騎士団と近衛兵に取り巻かれて馬車が町に入ると、大勢の人々が道の脇に立って迎えてくれる。バリエンダール共和国との国境の町は水の加護が行き渡っていて、誰もが豊かで幸福そうに見えた。
鞘腫の屋敷に着くと、広間に通されて敷物の上に龍王とヨシュアが座ると、領主が床に頭をこすりつけるようにして挨拶をしてくる。
「龍王陛下と王配殿下にお越しいただき誠に光栄であります。我が領地はバリエンダール共和国に狙われております。バリエンダール共和国は龍王陛下の到着に備えて、龍王陛下を攫う計画も立てていると言われております」
「わたしが簡単に攫われるものか」
「龍王陛下はわたしがお守りする。攫われるようなことはない」
龍王は本性の龍にもなれるし、龍族であるので腕力も細い体に似合わず強い。それは龍王も自覚があった。龍王を攫おうとしても簡単にはいかないだろう。
「バリエンダール共和国から難民が我が領地に入り込もうとしております。龍王陛下、今は国境の柵で持ちこたえている状況ですが、そのうちに突破されないとも限りません」
「バリエンダールの民は、自分たちの土地を捨てるまで飢えているのか?」
「そのようです。元はこの地もバリエンダールが王国だったときにはバリエンダール王国の一部でした。龍王陛下が即位なされた年に、バリエンダールから忠誠の証として捧げられたのがこの土地です」
今は志龍王国の一部となって水の加護も得て、領民は豊かに平和に暮らしていると聞いて、ヨシュアをちらりと見た後に、龍王は満足して頷いた。ヨシュアの青い目が周囲を警戒しているし、近衛兵も魔術騎士も周囲に控えているので、龍王の安全は確保されていた。
「そういえば、即位後の初めての視察で出向いたのがこの土地であったな」
「覚えておいででしたか。そのおかげで龍王陛下の水の加護を得ることができて、荒れ果てていたこの土地はこんなにも豊かになりました」
今後十年分は貯蓄があると領主が言うのを聞いて龍王が僅かに俯いて考えた。冠に付けられた飾りがしゃらしゃらと涼しい音を立てる。
「今年の冬を越せるだけの実りは十分にあるのだな?」
「はい。今年の冬を越すだけでなく、貯蓄を更に増やすだけの実りが今年も期待されております。それも全て龍王陛下のおかげでございます」
この国では誰もが龍王を敬い、決して危害を加えようとしない。それは信仰にも似ていた。龍王の与える水の加護なしにはこの国は立ち行かないのだ。
「この地の貯蓄をバリエンダール共和国に支援するのはどうだろう。そなたの顔も立つだろうし、龍王の威光も示せる」
「わたくしは構いませんが、バリエンダール共和国に支援をしてよろしいのですか?」
「バリエンダール共和国は我が国よりも西に位置して、冬は寒さが厳しいと聞いている。冬を越すだけの実りがないのであれば、貧しいものから死んでいくだろう。食糧支援を持ち出して、バリエンダール共和国に我が国に難民を雪崩れ込ませるようなことは止めるように伝え、共和国となったバリエンダールと改めて交友を持つようにすれば、この地も狙われなくなるであろう?」
そのためには龍王がバリエンダール共和国の上層部と話を付けなければならない。バリエンダール共和国が王政だったころには、志龍王国との交友があった。それもここ五年で王政が倒されて共和制になってしまってから、うやむやになっている。
改めてバリエンダール共和国には志龍王国との立ち位置を決めてもらわねばならなかった。
「龍王陛下、使者を立てますか?」
「頼む」
「魔術騎士団のシオンを使者に任ずる。龍王陛下のお言葉をバリエンダール共和国に届けた後、迅速にバリエンダール共和国の議長をこちらに連れてくるのだ」
「心得ました、王配殿下」
魔術騎士の中でも若い黒髪に緑の目のシオンがヨシュアに呼ばれて歩み出て、龍王の前に深く頭を下げる。龍王はヨシュアの顔を見た後に小さく頷いて、シオンに言葉を託した。
「志龍王国はバリエンダール共和国と友好を結ぶつもりがある。その証として、バリエンダール共和国と接する国境の町が十年分は暮らせる食糧をバリエンダール共和国に支援する。これに応えるつもりがあるのならば、性急に国境の町に来て、我が国との交友を示せ」
「間違いなく伝えます」
移転の魔術で飛んでいくシオンを見送った後で、領主は屋敷に貯めてある十年分の食料をすぐにバリエンダール共和国に送れるように準備していた。
龍王とヨシュアは今日泊まる部屋に案内されて、椅子に腰かけて一息つく。
「何か飲まれますか?」
「レモネードが飲みたいです」
「ネイサン、龍王陛下にレモネードを。おれには、香茶を」
「レモネードは温かいものにしますか? 冷たいものにしますか?」
「そういえば朝夕は冷えるようになってきたな。星宇、どうしますか?」
「温かいものを」
細やかにヨシュアが龍王の世話を焼いてくれるのが嬉しくてたまらない。
馬車の中では口付けを受けてくれたし、龍王とヨシュアの距離はますます縮まっているのではないだろうか。
期待してしまう龍王はちらちらとヨシュアの唇を見詰めていた。
ヨシュアは肌の色が白いので唇の色がはっきりとよく分かる。薄赤い唇は柔らかく、口付けたらもっと口付けを続けたくてたまらなかった。
口付けていたら止まれなくなる気がしたので、必死に我慢したのだが、できればもっと口付けを続けていたかった。
お茶請けに出された焼き菓子を食べながら、レモネードを吹き冷まして飲む。温かいレモネードも蜂蜜の味が濃く感じられてとても美味しかった。焼き菓子はラバン王国のものだろうか。パンに付けるバターと卵の香りがしていた。
「ヨシュア……」
「なんでしょう?」
「わたしは龍王として毅然として振舞えているだろうか?」
ふと不安になって問いかければ、ヨシュアは存外優しく微笑んでくれる。
「星宇は立派な龍王陛下ですよ」
「ヨシュアには何度も情けないところを見せた気がする」
「それも少しずつ変えていきましょう。三百年、龍王陛下を続けられるのでしょう? まだ星宇は五年目ではないですか」
五年間、ずっと孤独に龍王を続けてきた。
諫めてくれる宰相もいたし、今は三大臣家となったが、四大臣家も龍王を支えてくれた。けれど水の加護を国土全体に行き渡らせることができるのは龍王だけで、その能力を求められることに常に孤独が伴った。
ヨシュアに玉を捧げることを考えたときに一番に浮かんだのは、ヨシュアにも水の加護の力が分け与えられて、龍王と共にこの国を背負ってくれるということだった。
それ以上に重い長い寿命のことは聞いたが、ヨシュアと生きていくのならば龍王は寂しくはないと思っていた。
ヨシュアを置いて死ぬこと、ヨシュアにその後新しい相手ができることを考えると、絶対に耐えられない。
それくらいならば、生きるのも死ぬのもヨシュアと共にした方がいい。
龍王の方は本気でそう思っているし、心変わりすることなどあり得ないのだが、ヨシュアの方は不安に思っているようだ。
悪夢を見たことを龍王に教えてくれた。
未来のことは分からない。
いつか志龍王国の王族が滅んで、そのときに龍王が生きていれば、再び王位に就くこともあり得ないとは言い切れない。そのときにもヨシュアが隣りにいてくれれば、龍王は責務を果たせるし、ヨシュアもまた龍王の水の加護の力を分け与えられているので共に国を治めることが不可能ではなくなる。
それだけの心をヨシュアに傾けているのだが、ヨシュアの方はまだ龍王を信じられていない気がしてならない。
愛していると何度言っても分かってもらえないのならば、行動で示すしかない。
まずは龍王が龍王に相応しい行動をして、ヨシュアの信頼を得ることだ。
バリエンダール共和国の議長との会談に龍王は気合を入れて臨むことにした。
魔術騎士団と近衛兵に取り巻かれて馬車が町に入ると、大勢の人々が道の脇に立って迎えてくれる。バリエンダール共和国との国境の町は水の加護が行き渡っていて、誰もが豊かで幸福そうに見えた。
鞘腫の屋敷に着くと、広間に通されて敷物の上に龍王とヨシュアが座ると、領主が床に頭をこすりつけるようにして挨拶をしてくる。
「龍王陛下と王配殿下にお越しいただき誠に光栄であります。我が領地はバリエンダール共和国に狙われております。バリエンダール共和国は龍王陛下の到着に備えて、龍王陛下を攫う計画も立てていると言われております」
「わたしが簡単に攫われるものか」
「龍王陛下はわたしがお守りする。攫われるようなことはない」
龍王は本性の龍にもなれるし、龍族であるので腕力も細い体に似合わず強い。それは龍王も自覚があった。龍王を攫おうとしても簡単にはいかないだろう。
「バリエンダール共和国から難民が我が領地に入り込もうとしております。龍王陛下、今は国境の柵で持ちこたえている状況ですが、そのうちに突破されないとも限りません」
「バリエンダールの民は、自分たちの土地を捨てるまで飢えているのか?」
「そのようです。元はこの地もバリエンダールが王国だったときにはバリエンダール王国の一部でした。龍王陛下が即位なされた年に、バリエンダールから忠誠の証として捧げられたのがこの土地です」
今は志龍王国の一部となって水の加護も得て、領民は豊かに平和に暮らしていると聞いて、ヨシュアをちらりと見た後に、龍王は満足して頷いた。ヨシュアの青い目が周囲を警戒しているし、近衛兵も魔術騎士も周囲に控えているので、龍王の安全は確保されていた。
「そういえば、即位後の初めての視察で出向いたのがこの土地であったな」
「覚えておいででしたか。そのおかげで龍王陛下の水の加護を得ることができて、荒れ果てていたこの土地はこんなにも豊かになりました」
今後十年分は貯蓄があると領主が言うのを聞いて龍王が僅かに俯いて考えた。冠に付けられた飾りがしゃらしゃらと涼しい音を立てる。
「今年の冬を越せるだけの実りは十分にあるのだな?」
「はい。今年の冬を越すだけでなく、貯蓄を更に増やすだけの実りが今年も期待されております。それも全て龍王陛下のおかげでございます」
この国では誰もが龍王を敬い、決して危害を加えようとしない。それは信仰にも似ていた。龍王の与える水の加護なしにはこの国は立ち行かないのだ。
「この地の貯蓄をバリエンダール共和国に支援するのはどうだろう。そなたの顔も立つだろうし、龍王の威光も示せる」
「わたくしは構いませんが、バリエンダール共和国に支援をしてよろしいのですか?」
「バリエンダール共和国は我が国よりも西に位置して、冬は寒さが厳しいと聞いている。冬を越すだけの実りがないのであれば、貧しいものから死んでいくだろう。食糧支援を持ち出して、バリエンダール共和国に我が国に難民を雪崩れ込ませるようなことは止めるように伝え、共和国となったバリエンダールと改めて交友を持つようにすれば、この地も狙われなくなるであろう?」
そのためには龍王がバリエンダール共和国の上層部と話を付けなければならない。バリエンダール共和国が王政だったころには、志龍王国との交友があった。それもここ五年で王政が倒されて共和制になってしまってから、うやむやになっている。
改めてバリエンダール共和国には志龍王国との立ち位置を決めてもらわねばならなかった。
「龍王陛下、使者を立てますか?」
「頼む」
「魔術騎士団のシオンを使者に任ずる。龍王陛下のお言葉をバリエンダール共和国に届けた後、迅速にバリエンダール共和国の議長をこちらに連れてくるのだ」
「心得ました、王配殿下」
魔術騎士の中でも若い黒髪に緑の目のシオンがヨシュアに呼ばれて歩み出て、龍王の前に深く頭を下げる。龍王はヨシュアの顔を見た後に小さく頷いて、シオンに言葉を託した。
「志龍王国はバリエンダール共和国と友好を結ぶつもりがある。その証として、バリエンダール共和国と接する国境の町が十年分は暮らせる食糧をバリエンダール共和国に支援する。これに応えるつもりがあるのならば、性急に国境の町に来て、我が国との交友を示せ」
「間違いなく伝えます」
移転の魔術で飛んでいくシオンを見送った後で、領主は屋敷に貯めてある十年分の食料をすぐにバリエンダール共和国に送れるように準備していた。
龍王とヨシュアは今日泊まる部屋に案内されて、椅子に腰かけて一息つく。
「何か飲まれますか?」
「レモネードが飲みたいです」
「ネイサン、龍王陛下にレモネードを。おれには、香茶を」
「レモネードは温かいものにしますか? 冷たいものにしますか?」
「そういえば朝夕は冷えるようになってきたな。星宇、どうしますか?」
「温かいものを」
細やかにヨシュアが龍王の世話を焼いてくれるのが嬉しくてたまらない。
馬車の中では口付けを受けてくれたし、龍王とヨシュアの距離はますます縮まっているのではないだろうか。
期待してしまう龍王はちらちらとヨシュアの唇を見詰めていた。
ヨシュアは肌の色が白いので唇の色がはっきりとよく分かる。薄赤い唇は柔らかく、口付けたらもっと口付けを続けたくてたまらなかった。
口付けていたら止まれなくなる気がしたので、必死に我慢したのだが、できればもっと口付けを続けていたかった。
お茶請けに出された焼き菓子を食べながら、レモネードを吹き冷まして飲む。温かいレモネードも蜂蜜の味が濃く感じられてとても美味しかった。焼き菓子はラバン王国のものだろうか。パンに付けるバターと卵の香りがしていた。
「ヨシュア……」
「なんでしょう?」
「わたしは龍王として毅然として振舞えているだろうか?」
ふと不安になって問いかければ、ヨシュアは存外優しく微笑んでくれる。
「星宇は立派な龍王陛下ですよ」
「ヨシュアには何度も情けないところを見せた気がする」
「それも少しずつ変えていきましょう。三百年、龍王陛下を続けられるのでしょう? まだ星宇は五年目ではないですか」
五年間、ずっと孤独に龍王を続けてきた。
諫めてくれる宰相もいたし、今は三大臣家となったが、四大臣家も龍王を支えてくれた。けれど水の加護を国土全体に行き渡らせることができるのは龍王だけで、その能力を求められることに常に孤独が伴った。
ヨシュアに玉を捧げることを考えたときに一番に浮かんだのは、ヨシュアにも水の加護の力が分け与えられて、龍王と共にこの国を背負ってくれるということだった。
それ以上に重い長い寿命のことは聞いたが、ヨシュアと生きていくのならば龍王は寂しくはないと思っていた。
ヨシュアを置いて死ぬこと、ヨシュアにその後新しい相手ができることを考えると、絶対に耐えられない。
それくらいならば、生きるのも死ぬのもヨシュアと共にした方がいい。
龍王の方は本気でそう思っているし、心変わりすることなどあり得ないのだが、ヨシュアの方は不安に思っているようだ。
悪夢を見たことを龍王に教えてくれた。
未来のことは分からない。
いつか志龍王国の王族が滅んで、そのときに龍王が生きていれば、再び王位に就くこともあり得ないとは言い切れない。そのときにもヨシュアが隣りにいてくれれば、龍王は責務を果たせるし、ヨシュアもまた龍王の水の加護の力を分け与えられているので共に国を治めることが不可能ではなくなる。
それだけの心をヨシュアに傾けているのだが、ヨシュアの方はまだ龍王を信じられていない気がしてならない。
愛していると何度言っても分かってもらえないのならば、行動で示すしかない。
まずは龍王が龍王に相応しい行動をして、ヨシュアの信頼を得ることだ。
バリエンダール共和国の議長との会談に龍王は気合を入れて臨むことにした。
108
お気に入りに追加
244
あなたにおすすめの小説
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
麗しの眠り姫は義兄の腕で惰眠を貪る
黒木 鳴
BL
妖精のように愛らしく、深窓の姫君のように美しいセレナードのあだ名は「眠り姫」。学園祭で主役を演じたことが由来だが……皮肉にもそのあだ名はぴったりだった。公爵家の出と学年一位の学力、そしてなによりその美貌に周囲はいいように勘違いしているが、セレナードの中身はアホの子……もとい睡眠欲求高めの不思議ちゃん系(自由人なお子さま)。惰眠とおかしを貪りたいセレナードと、そんなセレナードが可愛くて仕方がない義兄のギルバート、なんやかんやで振り回される従兄のエリオットたちのお話し。
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
辺境の地へ飛ばされたオメガ軍医は、最強将軍に溺愛される
夜鳥すぱり
BL
公爵家に生まれた、オメガのリズは、軍医となり、辺境の地へ向かう。世間知らずで、怖がりのリズをそばで支え、助けてくれたのは、姉が連れてきた謎の騎士リュカだった。
∉41話からR18です。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
家に帰ると夫が不倫していたので、両家の家族を呼んで大復讐をしたいと思います。
春木ハル
恋愛
私は夫と共働きで生活している人間なのですが、出張から帰ると夫が不倫の痕跡を残したまま寝ていました。
それに腹が立った私は法律で定められている罰なんかじゃ物足りず、自分自身でも復讐をすることにしました。その結果、思っていた通りの修羅場に…。その時のお話を聞いてください。
にちゃんねる風創作小説をお楽しみください。
水の巫覡と炎の天人は世界の音を聴く
井幸ミキ
BL
僕、シーラン・マウリは小さな港街の領主の息子だ。領主の息子と言っても、姉夫婦が次代と決まっているから、そろそろ将来の事も真面目に考えないといけない。
海もこの海辺の街も大好きだから、このままここで父や姉夫婦を助けながら漁師をしたりして過ごしたいのだけど、若者がこんな田舎で一生を過ごしたいなんていうと遠慮していると思われてしまうくらい、ここは何もない辺鄙な街で。
15歳になる年、幼馴染で婚約者のレオリムと、学園都市へ留学しないといけないみたい……?
え? 世界の危機? レオリムが何とかしないといけないの? なんで? 僕も!?
やけに老成したおっとり少年シーラン(受)が、わんこ系幼馴染婚約者レオリム(攻)と、将来やりたい事探しに学園都市へ行くはずが……? 世界創生の秘密と、世界の危機に関わっているかもしれない?
魂は巡り、あの時別れた半身…魂の伴侶を探す世界。
魔法は魂の持つエネルギー。
身分制度はありますが、婚姻は、異性・同性の区別なく認められる世界のお話になります。
初めての一次創作BL小説投稿です。
魔法と、溺愛と、ハッピーエンドの物語の予定です。
シーランとレオリムは、基本、毎回イチャイチャします。
ーーーーー
第11回BL小説大賞、無事一か月毎日更新乗り切れました。
こんなに毎日小説書いたの初めてでした。
読んでくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。
勢いで10月31日にエントリーをして、準備も何もなくスタートし、進めてきたので、まだまだ序盤で、あらすじやタグに触れられていない部分が多いのですが、引き続き更新していきたいと思います。(ペースは落ちますが)
良かったら、シーランとレオリムのいちゃいちゃにお付き合いください。
(話を進めるより、毎話イチャイチャを入れることに力をいれております)
(2023.12.01)
長らく更新が止まっていましたが、第12回BL大賞エントリーを機に再始動します。
毎日の更新を目指して、続きを投稿していく予定です。
よろしくお願いします。
(2024.11.01)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる