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僕が抱かれるはずがない! ~運命に裏切られるなんて冗談じゃない~
運命に裏切られるなんて冗談じゃない 5
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古いアパートだが、家賃も安く、広く、部屋は余っているので、エルドレッドが滞在してもスペース的には困らない。困るのは欲望的な問題だ。
エルドレッドを自分のアパートに連れて来たジェイムズは、客間に案内しながら内心頭を抱えていた。
「危機感を持とうよ。僕が君をどんな風に思ってるか、知ってるだろう?」
「抱きたい、でしょ? それも知ってるし、ジェイムズが無理矢理に僕に何かできるような勇気がないことも知ってるよ」
ねぇ、臆病者さん?
挑発するような物言いに、ダンッと音を立ててエルドレッドの腕を掴んで壁に押し付ければ、素早く腕を持ち上げて振り払われる。挙句に体勢を入れ替えられて、ジェイムズの方が壁に押し付けられる形になった。
青い瞳は平静でジェイムズを射抜くように見据えて、赤い唇が濡れたように光っている。その唇に口付けられたいと、ぞくぞくと沸き起こる欲望に、ジェイムズは乾いた喉を潤すように唾を飲み込んだ。
「僕だって男だよ? 無理矢理にされそうになったら、こうやって抵抗できる」
身長も体の厚みも筋肉もジェイムズの方が優っているが、しなやかな細い体にはエルドレッドのいう通りに無駄のない筋肉が付いていた。
初めて出会ったときと変わらない美しく整った顔立ちに、19歳という青年らしい精悍さも加わったエルドレッドを間近に見て、ジェイムズは自分の心臓は煩く脈打っているのを感じる。頬も耳も熱くて、きっと自分は無様な顔をしているだろうと思う。
二人の間に流れた甘い空気を振り払うようにして、エルドレッドの体がジェイムズに触れないままに離れて行ったとき、ジェイムズは経験したことのない寂しさのようなものを覚えた。あのまま強引に唇を奪われて、抱き締められても構わない。それほどに久し振りに会った運命の相手はジェイムズの心に火を付けた。
「何もないけど、客間を好きに使ったら良い」
「待って、ジェイムズ」
未知の感覚から逃れたくて、少しでもエルドレッドと距離を置こうと足早に客間から出るジェイムズの手を、エルドレッドが掴む。掴む力は強くはないが、その手の熱さにどきりと心臓が跳ねた。
「僕たち、大事なことを話していない気がするんだ」
「その話はもう終わったことだよ」
「始まってすらないよ」
逃げなければエルドレッドに更に無様な姿を見せてしまうことになる。9歳年上で、出会った頃はエルドレッドは14歳の無垢な少年で、デートも全てジェイムズがセッティングしていた。主導権がジェイムズにあったはずなのに、いつ逆転してしまったのだろう。
「ジェイムズが僕を抱きたいというのは、尊重する。僕もジェイムズを抱きたいというのも仕方がないとあなたは言ってくれた。それなら、性行為を前提としない結婚というのは、考えられないの?」
結婚式でも同じようなことを提案されたが、あのときはそんなことができるはずがないとじっくりと話も聞かずに跳ね除けた。正常な夫婦間というのは、性行為があって然るべきだという常識にとらわれていたのかもしれない。
「僕も、君も、我慢大会をするってことかい?」
「そういう言い方は嫌だなぁ。だって、考えてみてよ、僕もあなたも、いつ事故や不測の事態で、そういう機能が失われるか分からないんだよ。それに、年を取ればそういうことをしなくなるかもしれない。そうなったら、あなたは愛し合っている相手と別れを考えるの?」
世の中には様々な理由で、そういう行為ができない夫婦もいる。そんな夫婦を否定するのかと問われれば、ジェイムズには否と答えるしかない。
輝かしい五月の緑萌えるガーデンパーティー形式でのラクランと理人の結婚式の日に交わした会話の延長戦のように、穏やかに、だが着実にエルドレッドが駒を進めて、ジェイムズを追い詰めてくる。
普通に恋愛をして、普通に結婚をして、望めるのならば子どもを持って。そんな未来しか、ジェイムズは想像したことがなかった。
「君は貴族だよ……そんなの……」
「後継とかそういうのを考えてるなら、僕には関係のない話だよ。兄さんと理人の間に生まれた子どもが継げばいいだけだし、産まれなかったら、二人は養子を取るなり二人なりに家族を作るよ」
性行為を前提としない夫婦関係。
ジェイムズもエルドレッドも、抱く、抱かれるを考えることなく、共に一生暮らしていく。そんなことが本当に実現できるのか。
二人とも健康な成人男性でそういう欲がないはずはない。お互いに求めあっているのに、そばにいるのは我慢ができるのだろうか。
「それに、挿入だけがセックスじゃないでしょ! やったことないからよく分からないけど……男性同士では、その……挿入なしでも充分満足できるって、聞いたこと、あるよ」
さすがにその辺は知識しかないのだろうエルドレッドが、顔を赤らめて言葉を濁すのに、ジェイムズはようやくほっと息をついた。知らぬ間に大人の男になっていたエルドレッドが、出会った頃のような表情を見せている。
「君は若いのに、後悔しない?」
この先子どもを持てないことも、性行為に挿入がないことも、全て受け入れて、ジェイムズとの仲を続けたいとエルドレッドが選んでくれるのか。薔薇色に染まった頬に手を添えると、花の咲きこぼれるような笑顔が見えた。
「あなたと離れることの方が、ずっとつらい。つらかったよ、ジェイムズ」
僕の名前を呼んで?
甘く囁くエルドレッドに、ジェイムズは王手されたかのように負けを認めるしかなかった。
細く引き締まった体を抱き締め、肩口に顔を埋めて耳元で囁く。
「エルドレッド、愛してる」
「ジェイムズ、僕も、ずっと愛してる」
顎に手を添えて口付けられて、ジェイムズはふわふわと酩酊するような心地よさに酔った。
論文は仕上げの段階に入っていて、後は教授や研究仲間と議論を交わしつつ、調整をして纏めるだけだった。忙しくはあったが、同じ大学にエルドレッドも留学生として通い、家に帰ればエルドレッドがいるという生活は、ジェイムズにとって夢見たもの。
決定的な性行為がないというのは過去には想定していなかったが、エルドレッドのそばにいることで、ジェイムズの精神も落ち着いてよく眠れるようになった。同じベッドで抱き締めあって眠るのは、最初は腰に集まる熱を持て余したが、口付け合い、お互いに触り合って抜けば、すっきりと眠れる。
安心しきって腕の中で眠っているエルドレッドの顔を見つめていると、愛おしさが湧いてきて、どうして彼に無理やり自分が暴力を振るうなど勘違いしていたのか、恥ずかしいくらいだった。
「ジェイムズ、起きて起きて! 朝ご飯を食べないと家から出さないんだからね!」
「うわっ! ご、ごめん。また君に作らせた」
「ジェイムズの血肉は僕が作るから良いの。ほら、食べて食べて」
布団を剥ぎ取られ、寝ぼけ眼のジェイムズを、エルドレッドはリビングに連れて行く。テーブルにはスクランブルエッグとトーストとサラダとコーヒーの朝食が出来上がっている。
朝はあまり食欲がないジェイムズを気遣って、エルドレッドは朝ご飯を自主的に作ってくれる。申し訳ないのでジェイムズも作ろうと思うのだが、どうしても朝はギリギリまで寝ておきたくて、起きられない。そのことをエルドレッドは責めないが、朝ご飯を食べないと心配するので、トーストにバターを塗って齧り付く。
「甘い……」
外側はサクリとして中はふわふわのパンは、ジェイムズ好みの甘い味がした。
「ジェイムズは頭脳労働だから、糖質を取らなきゃね。甘い食パンを焼くパン屋さんを教えてもらったんだ」
「教えてもらったって、誰から?」
「えっと……同じ研究室の、金髪の細身の」
その特徴が当てはまるのはハリエットしかいない。
エルドレッドがイギリスから来た日にジェイムズの頬を引っ叩いてから、彼女はジェイムズに色気を見せるようなことはなくなったが、次のターゲットはエルドレッドになったようである。
「エルドレッド、彼女は……」
「ジェイムズが好きなんでしょ? 見てたら分かるよ。僕を牽制してる」
分かっていてそれすらも利用するエルドレッドの狡猾さに、ジェイムズは舌を巻く。そういうところも、可愛くて愛しくてたまらないのだが、女性を弄ぶと怖いのだとも教えなければいけない。
「ハリエットが妙なことを考えてないと良いけど」
「『太って愛想尽かされれば良いのよ、ジェイムズ!』って言ってたよ。可愛いね、彼女」
口調を真似るエルドレッドはハリエットの言い方そっくりで、不覚にもジェイムズは吹き出してしまった。
気を持たせたジェイムズが悪かったのか、ハリエットは意外とエルドレッドと仲良くしているのかもしれない。邪険にはできない雰囲気を、エルドレッドは持っていた。
「論文を書き終えたら、イギリスに戻ろうかと思ってるんだ」
朝食の片付けくらいはしようとキッチンに立つジェイムズに、食器を持ってきてくれるエルドレッド。話し出せば、食器をシンクに置いて、ジェイムズに抱き着いた。
「一緒に暮らせるの?」
「ご両親にご挨拶に伺わせてもらうよ」
付き合っているのならば当然挨拶はすべきだし、エルドレッド以外と結婚など考えられない。最後までしなくても良いと言ってくれたエルドレッドに甘えて、ジェイムズは彼との結婚を真剣に考えるようになっていた。
エルドレッドの留学期間は後二ヶ月で終わる。それと同時にジェイムズも帰国を予定していた。
エルドレッドを自分のアパートに連れて来たジェイムズは、客間に案内しながら内心頭を抱えていた。
「危機感を持とうよ。僕が君をどんな風に思ってるか、知ってるだろう?」
「抱きたい、でしょ? それも知ってるし、ジェイムズが無理矢理に僕に何かできるような勇気がないことも知ってるよ」
ねぇ、臆病者さん?
挑発するような物言いに、ダンッと音を立ててエルドレッドの腕を掴んで壁に押し付ければ、素早く腕を持ち上げて振り払われる。挙句に体勢を入れ替えられて、ジェイムズの方が壁に押し付けられる形になった。
青い瞳は平静でジェイムズを射抜くように見据えて、赤い唇が濡れたように光っている。その唇に口付けられたいと、ぞくぞくと沸き起こる欲望に、ジェイムズは乾いた喉を潤すように唾を飲み込んだ。
「僕だって男だよ? 無理矢理にされそうになったら、こうやって抵抗できる」
身長も体の厚みも筋肉もジェイムズの方が優っているが、しなやかな細い体にはエルドレッドのいう通りに無駄のない筋肉が付いていた。
初めて出会ったときと変わらない美しく整った顔立ちに、19歳という青年らしい精悍さも加わったエルドレッドを間近に見て、ジェイムズは自分の心臓は煩く脈打っているのを感じる。頬も耳も熱くて、きっと自分は無様な顔をしているだろうと思う。
二人の間に流れた甘い空気を振り払うようにして、エルドレッドの体がジェイムズに触れないままに離れて行ったとき、ジェイムズは経験したことのない寂しさのようなものを覚えた。あのまま強引に唇を奪われて、抱き締められても構わない。それほどに久し振りに会った運命の相手はジェイムズの心に火を付けた。
「何もないけど、客間を好きに使ったら良い」
「待って、ジェイムズ」
未知の感覚から逃れたくて、少しでもエルドレッドと距離を置こうと足早に客間から出るジェイムズの手を、エルドレッドが掴む。掴む力は強くはないが、その手の熱さにどきりと心臓が跳ねた。
「僕たち、大事なことを話していない気がするんだ」
「その話はもう終わったことだよ」
「始まってすらないよ」
逃げなければエルドレッドに更に無様な姿を見せてしまうことになる。9歳年上で、出会った頃はエルドレッドは14歳の無垢な少年で、デートも全てジェイムズがセッティングしていた。主導権がジェイムズにあったはずなのに、いつ逆転してしまったのだろう。
「ジェイムズが僕を抱きたいというのは、尊重する。僕もジェイムズを抱きたいというのも仕方がないとあなたは言ってくれた。それなら、性行為を前提としない結婚というのは、考えられないの?」
結婚式でも同じようなことを提案されたが、あのときはそんなことができるはずがないとじっくりと話も聞かずに跳ね除けた。正常な夫婦間というのは、性行為があって然るべきだという常識にとらわれていたのかもしれない。
「僕も、君も、我慢大会をするってことかい?」
「そういう言い方は嫌だなぁ。だって、考えてみてよ、僕もあなたも、いつ事故や不測の事態で、そういう機能が失われるか分からないんだよ。それに、年を取ればそういうことをしなくなるかもしれない。そうなったら、あなたは愛し合っている相手と別れを考えるの?」
世の中には様々な理由で、そういう行為ができない夫婦もいる。そんな夫婦を否定するのかと問われれば、ジェイムズには否と答えるしかない。
輝かしい五月の緑萌えるガーデンパーティー形式でのラクランと理人の結婚式の日に交わした会話の延長戦のように、穏やかに、だが着実にエルドレッドが駒を進めて、ジェイムズを追い詰めてくる。
普通に恋愛をして、普通に結婚をして、望めるのならば子どもを持って。そんな未来しか、ジェイムズは想像したことがなかった。
「君は貴族だよ……そんなの……」
「後継とかそういうのを考えてるなら、僕には関係のない話だよ。兄さんと理人の間に生まれた子どもが継げばいいだけだし、産まれなかったら、二人は養子を取るなり二人なりに家族を作るよ」
性行為を前提としない夫婦関係。
ジェイムズもエルドレッドも、抱く、抱かれるを考えることなく、共に一生暮らしていく。そんなことが本当に実現できるのか。
二人とも健康な成人男性でそういう欲がないはずはない。お互いに求めあっているのに、そばにいるのは我慢ができるのだろうか。
「それに、挿入だけがセックスじゃないでしょ! やったことないからよく分からないけど……男性同士では、その……挿入なしでも充分満足できるって、聞いたこと、あるよ」
さすがにその辺は知識しかないのだろうエルドレッドが、顔を赤らめて言葉を濁すのに、ジェイムズはようやくほっと息をついた。知らぬ間に大人の男になっていたエルドレッドが、出会った頃のような表情を見せている。
「君は若いのに、後悔しない?」
この先子どもを持てないことも、性行為に挿入がないことも、全て受け入れて、ジェイムズとの仲を続けたいとエルドレッドが選んでくれるのか。薔薇色に染まった頬に手を添えると、花の咲きこぼれるような笑顔が見えた。
「あなたと離れることの方が、ずっとつらい。つらかったよ、ジェイムズ」
僕の名前を呼んで?
甘く囁くエルドレッドに、ジェイムズは王手されたかのように負けを認めるしかなかった。
細く引き締まった体を抱き締め、肩口に顔を埋めて耳元で囁く。
「エルドレッド、愛してる」
「ジェイムズ、僕も、ずっと愛してる」
顎に手を添えて口付けられて、ジェイムズはふわふわと酩酊するような心地よさに酔った。
論文は仕上げの段階に入っていて、後は教授や研究仲間と議論を交わしつつ、調整をして纏めるだけだった。忙しくはあったが、同じ大学にエルドレッドも留学生として通い、家に帰ればエルドレッドがいるという生活は、ジェイムズにとって夢見たもの。
決定的な性行為がないというのは過去には想定していなかったが、エルドレッドのそばにいることで、ジェイムズの精神も落ち着いてよく眠れるようになった。同じベッドで抱き締めあって眠るのは、最初は腰に集まる熱を持て余したが、口付け合い、お互いに触り合って抜けば、すっきりと眠れる。
安心しきって腕の中で眠っているエルドレッドの顔を見つめていると、愛おしさが湧いてきて、どうして彼に無理やり自分が暴力を振るうなど勘違いしていたのか、恥ずかしいくらいだった。
「ジェイムズ、起きて起きて! 朝ご飯を食べないと家から出さないんだからね!」
「うわっ! ご、ごめん。また君に作らせた」
「ジェイムズの血肉は僕が作るから良いの。ほら、食べて食べて」
布団を剥ぎ取られ、寝ぼけ眼のジェイムズを、エルドレッドはリビングに連れて行く。テーブルにはスクランブルエッグとトーストとサラダとコーヒーの朝食が出来上がっている。
朝はあまり食欲がないジェイムズを気遣って、エルドレッドは朝ご飯を自主的に作ってくれる。申し訳ないのでジェイムズも作ろうと思うのだが、どうしても朝はギリギリまで寝ておきたくて、起きられない。そのことをエルドレッドは責めないが、朝ご飯を食べないと心配するので、トーストにバターを塗って齧り付く。
「甘い……」
外側はサクリとして中はふわふわのパンは、ジェイムズ好みの甘い味がした。
「ジェイムズは頭脳労働だから、糖質を取らなきゃね。甘い食パンを焼くパン屋さんを教えてもらったんだ」
「教えてもらったって、誰から?」
「えっと……同じ研究室の、金髪の細身の」
その特徴が当てはまるのはハリエットしかいない。
エルドレッドがイギリスから来た日にジェイムズの頬を引っ叩いてから、彼女はジェイムズに色気を見せるようなことはなくなったが、次のターゲットはエルドレッドになったようである。
「エルドレッド、彼女は……」
「ジェイムズが好きなんでしょ? 見てたら分かるよ。僕を牽制してる」
分かっていてそれすらも利用するエルドレッドの狡猾さに、ジェイムズは舌を巻く。そういうところも、可愛くて愛しくてたまらないのだが、女性を弄ぶと怖いのだとも教えなければいけない。
「ハリエットが妙なことを考えてないと良いけど」
「『太って愛想尽かされれば良いのよ、ジェイムズ!』って言ってたよ。可愛いね、彼女」
口調を真似るエルドレッドはハリエットの言い方そっくりで、不覚にもジェイムズは吹き出してしまった。
気を持たせたジェイムズが悪かったのか、ハリエットは意外とエルドレッドと仲良くしているのかもしれない。邪険にはできない雰囲気を、エルドレッドは持っていた。
「論文を書き終えたら、イギリスに戻ろうかと思ってるんだ」
朝食の片付けくらいはしようとキッチンに立つジェイムズに、食器を持ってきてくれるエルドレッド。話し出せば、食器をシンクに置いて、ジェイムズに抱き着いた。
「一緒に暮らせるの?」
「ご両親にご挨拶に伺わせてもらうよ」
付き合っているのならば当然挨拶はすべきだし、エルドレッド以外と結婚など考えられない。最後までしなくても良いと言ってくれたエルドレッドに甘えて、ジェイムズは彼との結婚を真剣に考えるようになっていた。
エルドレッドの留学期間は後二ヶ月で終わる。それと同時にジェイムズも帰国を予定していた。
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