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偽りの運命 ~運命ならばと願わずにいられない~
運命ならばと願わずにいられない 9
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理人が16歳になった五月の誕生日、ラクランと理人は家の近くの教会で結婚式を挙げた。理人が純白、ラクランがミッドナイトブルーのタキシードで、身内だけの式で、ヘイミッシュとスコットとエルドレッドに友人のジェイムズに見守られて、神のみ前で愛を誓う。
互いの指に指輪をはめて、誓いの口付けを交わすと、ラクランは軽々と理人の体を姫抱きにした。
「きゃー! ランさん素敵や!」
身長は180センチ近くに育っているが、細身の理人の体は、ラクランが持ち上げられる程度には軽い。
「アタシが元気な限り、一生抱っこしてあげるわ」
「ランさん、かっこよすぎる!」
教会から車まで、ラクランは理人を抱いたまま運んだ。
披露宴はハワード家の庭でガーデンパーティー式で、お茶をしながら軽食を摘む。涙ぐんで二人を祝福してくれるスコットと、微笑んでそれを見守るヘイミッシュ。
披露宴には祖父母も来てくれて、理人の手を握ってお祝いをしてくれた。
「こんなに大きくなって。ラクランと幸せになるんだよ」
「ヘイミッシュとスコットを見ているようだわ。二人もあんな風に仲良くするのよ」
「ランさんのこと、大事にします。これで、俺はお二人の本当の孫ですね」
「そんなこと」
「もうとっくによ」
和やかに過ごす披露宴の片隅で、エルドレッドとジェイムズが何を話していたかは聞かなかった。帰り際にお祝いを言いに来てくれたジェイムズは、すっきりとした顔をしていた。
「理人くんもラクランも本当におめでとう。ラクラン、ありがとう。諦めはつかないけど、心の整理はできそうだ」
「そう、良かったわ」
そのまま立ち去ろうとするジェイムズを、理人が引き止めた。
「運命やったら、きっとどうにかなる。ジェイムズさんは、もっと自分を信じてええと思います」
答えずにジェイムズは手を振って帰りの車に乗り込んだ。
これ以上はできることは何もない。
「理人さん」
「ランさん」
手を差し出せば、理人の手が重なる。手を繋いでいるだけで、胸が高鳴って、幸福で満たされる。けれど、ラクランも理人も若い男性である。やはり、その先を考えずにはいられなかった。
結婚式と披露宴の後は初夜と決まっている。二人が心置きなく初夜を迎えられるようにと、ホテルに部屋はとってあった。夕食までは祖父母も交えた家族で食べてお祝いをしてもらって、食後にタクシーに乗ってホテルに直行する。
タキシードのままだったが、着替えは持ってきているので、安心だった。
「シャワーを浴びても良いかしら」
「い、一緒に」
豪華なスイートルームに気圧されるような暮らしはしていないが、大きなベッドでこれからすることを思えば、二人ともぎこちなくなってしまうのは仕方がない。期待と緊張で、体と声が震えていた。
「男性同士は、準備することがあるから、今回はアタシが先に入らせてもらっても良いかしら?」
「次からは一緒に入ってもええ?」
「えっと……理人さんは男性の妊娠についてどこまで知っているの?」
学校の性教育で習った程度だと、使う場所や避妊の必要性程度で、詳しくは知らないと理人は答える。
「ランさんと知っていけばええことやと思うてたから、詳しくは調べへんかった」
ネット社会で情報の溢れている現代、正しい情報を得ようとするのもまた難しい。下手にそういう情報に手を出さずに、ラクランを信頼してくれたことは嬉しかったが、ラクランもまた知識として知っている程度で経験はない。
「男性の使い場所は、最初は『性器』じゃないから、濡れたりすぐに入れられたりしないのよね。でも、回数を重ねたら、そこがちゃんと『性器』としての役割を持って、濡れるようになったりするらしいの」
男性同士の場合には、初めの頃は体はほぼ男性のもので、行為を繰り返すことによって、妊娠できるように体が変わってくるのだとラクランは知っていた。そのために、母のスコットはラクランを妊娠するまでに五年かかっている。
「初めてで妊娠するようなことはないんか」
「確率は極めて低いわ……だから、理人さんが嫌でなければ……初めては直に感じたいのだけれど」
躊躇いながらも赤くなってぼそぼそと告げるラクランが、ちらりと理人の顔を見て、慌ててハンカチを取ってその鼻に押し当てた。白いハンカチが赤く染まっていく。
「ごめんなしゃい、ランしゃんの綺麗なハンカチ、汚してしもた」
「良いのよ、気にしないで。疲れが出たのかしら。少し横になっておく?」
「そうやなくて、こ、興奮してもうて」
鼻血が出るほど、理人はラクランの申し出に興奮したらしい。それを聞いて嬉しいような恥ずかしいような気分で、ソファに理人を寝かせてラクランはバスルームに入った。
タキシードを脱ぎ捨てて、体を丁寧に洗って、使う場所も綺麗にする。そこに指を差し込んで準備をするまでの勇気はなかったが、バスローブを着て出てきたラクランに、理人は真っ赤な顔でいそいそとすれ違うようにバスルームに入っていった。
ベッドサイドに持ってきたローションのボトルを置いて、悩んだが避妊具も一応準備する。ベッドに腰かけてそわそわと理人を待っていると、逆上せたような真っ赤な顔で、バスローブを着てバスルームから出てきた。
メガネを外してサイドテーブルに置いて、ラクランの膝の上に乗り上がるようにして、理人が口付けてくる。唇を僅かに開いて、舌を受け入れると、理人の手がバスローブの合わせから入って、直にラクランの豊かな大胸筋を撫でた。胸の尖りを筋張った指が掠めると、甘い疼きが電流のように流れる。
「んっ、あぁっ」
「ランさん、好きや。愛してる。この日をどれだけ夢見たか」
乱れたバスローブの裾から覗くラクランの筋肉のついた太ももに、ゴリッと理人の硬くなった中心が触れた。その場になってみるまで、本当に理人がラクランを抱けるのか不安がなかったわけではないが、それを吹き飛ばすだけの熱を持って理人が触れてくるのが嬉しくてたまらない。
激しい口付けて濡れた唇を舐めて、理人がラクランのバスローブを大きく乱した。ほとんど脱がされてかろうじて体に引っかかっているだけのそれの上に倒されて、脚の間に入った理人が、ラクランの胸に吸い付いた。
「ひぁっ……」
甘噛みされて、舌で尖りを転がされ、強く吸われると、びりびりと電流が走ったように快感が押し寄せる。手では執拗にもう片方の尖りを摘まれ、捏ねられて、ラクランの腰にも、胎にも、熱が篭ってくる。
「理人さん、ここ、シてくれる?」
脚を開いて発達した大臀筋をくぱりと開き、後孔を晒せば、こくりと理人の喉が鳴ったのが分かった。ローションのボトルを手に取った理人がその蓋を開けようとする。
「う……開かん……なんでや、カッコつかんやないか」
新品だったためにローションの蓋にはビニールのコーティングがされていて、それに虐められて開けられず、焦れて涙目になっている理人が可愛くて愛しくて、ラクランは体を起こして理人の手からローションのボトルを受け取った。蓋ごと捻ると、あっさりとビニールは千切れて外れ、蓋も取れる。
肉厚の手の平にローションを落とし、理人の手を自らの胸に招いた。
「理人さん、こっち、触っていてくれる? 理人さんに触られるの、気持ちいいから」
胸を揉まれて、尖りを摘まれ、舌で舐められる感触に浸りながら、ラクランは自らの後孔に手をやった。滑りを借りて指を差し込むと、初めてなのでやはり異物感が強い。
「ランしゃん、色っぽい……しゅごい……」
鼻血を垂らす理人にはティッシュをあてがい、ラクランはゆっくりと指の数を増やして奥を拓いていった。掻き回す粘性のある水音に、理人の息が荒くなっていて、その中心がそそり立っているのが見える。
「もう……入れさせてぇ! ランしゃん見てるだけで、イってまうぅ!」
もちもちと胸を揉みながらの半泣きの懇願に、ラクランは奥から指を引き抜いて、理人の唇にキスをした。そのまま膝の上に乗り上がって、奥に理人の切っ先を宛てがい、腰を落とす。
「んっ、ーーーーーーーーっ!」
「あぁっ! り、ひと、さん、あついっ!」
一番太い部分を飲み込んだところで、どくどくと中に放たれた熱い飛沫に、ラクランは仰け反って理人の中心を締め付けていた。赤茶色の目から涙がぼろりと溢れて、理人がラクランの胸に顔を埋める。
「で、でてもた……初めてを、かっこ良く、ランしゃんに気持ちよくなってもらいたかったのに……」
「すごく良かったわよ……まだ、できるでしょう?」
そのまま腰を落とすラクランの中で、また理人の中心が芯を持ってきているのが分かる。慣れないながらも腰を動かして理人を高めようとすれば、涙と洟でぐしゃぐしゃの顔のまま、理人が下から突き上げてきた。
「あぁっ! りひ、と、さん、すごい……」
「ランしゃん、すきや……めちゃくちゃすきや」
腰を捉えられて突き上げられて、ラクランも理人を中で感じながら絶頂をむかえていた。
散々抱き合った後で、一緒にシャワーを浴びて、シーツの替えられたベッドに倒れ込む。
「俺はランさんのもんで、ランさんは俺のもんや」
「えぇ、アタシは理人さんのもので、理人さんはアタシのものよ」
何も隔てることなく裸で抱き締めあって眠る初夜。
理人が大学に入って一緒に暮らせるまではまだ二年あったが、今までの十三年に比べれば、それもすぐに過ぎるような気がしていた。
互いの指に指輪をはめて、誓いの口付けを交わすと、ラクランは軽々と理人の体を姫抱きにした。
「きゃー! ランさん素敵や!」
身長は180センチ近くに育っているが、細身の理人の体は、ラクランが持ち上げられる程度には軽い。
「アタシが元気な限り、一生抱っこしてあげるわ」
「ランさん、かっこよすぎる!」
教会から車まで、ラクランは理人を抱いたまま運んだ。
披露宴はハワード家の庭でガーデンパーティー式で、お茶をしながら軽食を摘む。涙ぐんで二人を祝福してくれるスコットと、微笑んでそれを見守るヘイミッシュ。
披露宴には祖父母も来てくれて、理人の手を握ってお祝いをしてくれた。
「こんなに大きくなって。ラクランと幸せになるんだよ」
「ヘイミッシュとスコットを見ているようだわ。二人もあんな風に仲良くするのよ」
「ランさんのこと、大事にします。これで、俺はお二人の本当の孫ですね」
「そんなこと」
「もうとっくによ」
和やかに過ごす披露宴の片隅で、エルドレッドとジェイムズが何を話していたかは聞かなかった。帰り際にお祝いを言いに来てくれたジェイムズは、すっきりとした顔をしていた。
「理人くんもラクランも本当におめでとう。ラクラン、ありがとう。諦めはつかないけど、心の整理はできそうだ」
「そう、良かったわ」
そのまま立ち去ろうとするジェイムズを、理人が引き止めた。
「運命やったら、きっとどうにかなる。ジェイムズさんは、もっと自分を信じてええと思います」
答えずにジェイムズは手を振って帰りの車に乗り込んだ。
これ以上はできることは何もない。
「理人さん」
「ランさん」
手を差し出せば、理人の手が重なる。手を繋いでいるだけで、胸が高鳴って、幸福で満たされる。けれど、ラクランも理人も若い男性である。やはり、その先を考えずにはいられなかった。
結婚式と披露宴の後は初夜と決まっている。二人が心置きなく初夜を迎えられるようにと、ホテルに部屋はとってあった。夕食までは祖父母も交えた家族で食べてお祝いをしてもらって、食後にタクシーに乗ってホテルに直行する。
タキシードのままだったが、着替えは持ってきているので、安心だった。
「シャワーを浴びても良いかしら」
「い、一緒に」
豪華なスイートルームに気圧されるような暮らしはしていないが、大きなベッドでこれからすることを思えば、二人ともぎこちなくなってしまうのは仕方がない。期待と緊張で、体と声が震えていた。
「男性同士は、準備することがあるから、今回はアタシが先に入らせてもらっても良いかしら?」
「次からは一緒に入ってもええ?」
「えっと……理人さんは男性の妊娠についてどこまで知っているの?」
学校の性教育で習った程度だと、使う場所や避妊の必要性程度で、詳しくは知らないと理人は答える。
「ランさんと知っていけばええことやと思うてたから、詳しくは調べへんかった」
ネット社会で情報の溢れている現代、正しい情報を得ようとするのもまた難しい。下手にそういう情報に手を出さずに、ラクランを信頼してくれたことは嬉しかったが、ラクランもまた知識として知っている程度で経験はない。
「男性の使い場所は、最初は『性器』じゃないから、濡れたりすぐに入れられたりしないのよね。でも、回数を重ねたら、そこがちゃんと『性器』としての役割を持って、濡れるようになったりするらしいの」
男性同士の場合には、初めの頃は体はほぼ男性のもので、行為を繰り返すことによって、妊娠できるように体が変わってくるのだとラクランは知っていた。そのために、母のスコットはラクランを妊娠するまでに五年かかっている。
「初めてで妊娠するようなことはないんか」
「確率は極めて低いわ……だから、理人さんが嫌でなければ……初めては直に感じたいのだけれど」
躊躇いながらも赤くなってぼそぼそと告げるラクランが、ちらりと理人の顔を見て、慌ててハンカチを取ってその鼻に押し当てた。白いハンカチが赤く染まっていく。
「ごめんなしゃい、ランしゃんの綺麗なハンカチ、汚してしもた」
「良いのよ、気にしないで。疲れが出たのかしら。少し横になっておく?」
「そうやなくて、こ、興奮してもうて」
鼻血が出るほど、理人はラクランの申し出に興奮したらしい。それを聞いて嬉しいような恥ずかしいような気分で、ソファに理人を寝かせてラクランはバスルームに入った。
タキシードを脱ぎ捨てて、体を丁寧に洗って、使う場所も綺麗にする。そこに指を差し込んで準備をするまでの勇気はなかったが、バスローブを着て出てきたラクランに、理人は真っ赤な顔でいそいそとすれ違うようにバスルームに入っていった。
ベッドサイドに持ってきたローションのボトルを置いて、悩んだが避妊具も一応準備する。ベッドに腰かけてそわそわと理人を待っていると、逆上せたような真っ赤な顔で、バスローブを着てバスルームから出てきた。
メガネを外してサイドテーブルに置いて、ラクランの膝の上に乗り上がるようにして、理人が口付けてくる。唇を僅かに開いて、舌を受け入れると、理人の手がバスローブの合わせから入って、直にラクランの豊かな大胸筋を撫でた。胸の尖りを筋張った指が掠めると、甘い疼きが電流のように流れる。
「んっ、あぁっ」
「ランさん、好きや。愛してる。この日をどれだけ夢見たか」
乱れたバスローブの裾から覗くラクランの筋肉のついた太ももに、ゴリッと理人の硬くなった中心が触れた。その場になってみるまで、本当に理人がラクランを抱けるのか不安がなかったわけではないが、それを吹き飛ばすだけの熱を持って理人が触れてくるのが嬉しくてたまらない。
激しい口付けて濡れた唇を舐めて、理人がラクランのバスローブを大きく乱した。ほとんど脱がされてかろうじて体に引っかかっているだけのそれの上に倒されて、脚の間に入った理人が、ラクランの胸に吸い付いた。
「ひぁっ……」
甘噛みされて、舌で尖りを転がされ、強く吸われると、びりびりと電流が走ったように快感が押し寄せる。手では執拗にもう片方の尖りを摘まれ、捏ねられて、ラクランの腰にも、胎にも、熱が篭ってくる。
「理人さん、ここ、シてくれる?」
脚を開いて発達した大臀筋をくぱりと開き、後孔を晒せば、こくりと理人の喉が鳴ったのが分かった。ローションのボトルを手に取った理人がその蓋を開けようとする。
「う……開かん……なんでや、カッコつかんやないか」
新品だったためにローションの蓋にはビニールのコーティングがされていて、それに虐められて開けられず、焦れて涙目になっている理人が可愛くて愛しくて、ラクランは体を起こして理人の手からローションのボトルを受け取った。蓋ごと捻ると、あっさりとビニールは千切れて外れ、蓋も取れる。
肉厚の手の平にローションを落とし、理人の手を自らの胸に招いた。
「理人さん、こっち、触っていてくれる? 理人さんに触られるの、気持ちいいから」
胸を揉まれて、尖りを摘まれ、舌で舐められる感触に浸りながら、ラクランは自らの後孔に手をやった。滑りを借りて指を差し込むと、初めてなのでやはり異物感が強い。
「ランしゃん、色っぽい……しゅごい……」
鼻血を垂らす理人にはティッシュをあてがい、ラクランはゆっくりと指の数を増やして奥を拓いていった。掻き回す粘性のある水音に、理人の息が荒くなっていて、その中心がそそり立っているのが見える。
「もう……入れさせてぇ! ランしゃん見てるだけで、イってまうぅ!」
もちもちと胸を揉みながらの半泣きの懇願に、ラクランは奥から指を引き抜いて、理人の唇にキスをした。そのまま膝の上に乗り上がって、奥に理人の切っ先を宛てがい、腰を落とす。
「んっ、ーーーーーーーーっ!」
「あぁっ! り、ひと、さん、あついっ!」
一番太い部分を飲み込んだところで、どくどくと中に放たれた熱い飛沫に、ラクランは仰け反って理人の中心を締め付けていた。赤茶色の目から涙がぼろりと溢れて、理人がラクランの胸に顔を埋める。
「で、でてもた……初めてを、かっこ良く、ランしゃんに気持ちよくなってもらいたかったのに……」
「すごく良かったわよ……まだ、できるでしょう?」
そのまま腰を落とすラクランの中で、また理人の中心が芯を持ってきているのが分かる。慣れないながらも腰を動かして理人を高めようとすれば、涙と洟でぐしゃぐしゃの顔のまま、理人が下から突き上げてきた。
「あぁっ! りひ、と、さん、すごい……」
「ランしゃん、すきや……めちゃくちゃすきや」
腰を捉えられて突き上げられて、ラクランも理人を中で感じながら絶頂をむかえていた。
散々抱き合った後で、一緒にシャワーを浴びて、シーツの替えられたベッドに倒れ込む。
「俺はランさんのもんで、ランさんは俺のもんや」
「えぇ、アタシは理人さんのもので、理人さんはアタシのものよ」
何も隔てることなく裸で抱き締めあって眠る初夜。
理人が大学に入って一緒に暮らせるまではまだ二年あったが、今までの十三年に比べれば、それもすぐに過ぎるような気がしていた。
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