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抱いて欲しいと言えなくて 〜こい〜
あいはあたえるもの
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顔を上げることのできないスコットと、黙り込んでいるヘイミッシュ。バスルームにはスコットが洟を啜る音だけが響いている。
不意に伸びてきた手が、スコットの背中に回り、ヘイミッシュが服を着たままでびしょ濡れになりながらスコットに抱き付いてきた。
「ヘイミッシュ?」
「よ、かった……私、こんなだから、スコットは私のことを抱きたいんじゃないかと思ってて、ずっと私がスコットを抱きたかったのに、言えなかったの」
心から安堵した様子で息を吐いたヘイミッシュに、スコットは湯船の中で飛び上がるほど驚いてしまった。
「僕を、君が?」
「そう。驚くでしょう? 驚かせるだろうし、嫌がられるかもしれないと思って、ずっと言えなかったの。なんてこと、私たち、同じことを悩んでいたのね」
美しいヘイミッシュは逞しく厳ついスコットを抱きたくて、それが知られればスコットに嫌がられて別れを切り出されるかもしれないと恐ろしくて、言えなかった。スコットの方は逆にヘイミッシュに抱かれたいと言い出せなくて、苦しんでいた。
「良かった、愛してるわ、スコット。やっぱり、私たち、運命だったのよ」
濡れたシャツを体に張り付かせて、口付けを降らせるヘイミッシュは色っぽくて目眩がする。唇を開いて自ら舌を受け入れれば、遠慮なくヘイミッシュの舌が喰らい尽くすようにスコットの口腔内を蹂躙していく。
「んっ、ふっ」
「あぁ、可愛くて愛しいスコット、もうダメよ、我慢できないわ」
「あっ……僕も、だけど、ダメだよ、ヘイミッシュ」
「どうして」
バスタブの中で追い詰められるような形になっても、スコットに少しの恐怖もなかった。それどころか期待で胸が高鳴っている。それはそれとして、この格好はまずかった。
「君が風邪を引いてしまう。それに、初めてはベッドが良いな」
「そうね。あなたって、本当に紳士。惚れ直すわ、私の王子様」
スコットがヘイミッシュの王子様であることも、旦那様であることも、「抱きたい」「抱かれたい」とは関係しないらしい。ヘイミッシュはスコットのお姫様でお嫁さんであっても、スコットを抱きたいのだという。
濡れて張り付くシャツもスラックスも下着も脱いでしまったヘイミッシュが、バスタオルでスコットの身体を拭いてくれて、バスローブを着て手を繋いで寝室に行く。それぞれの自室にもベッドがあって、新婚のための寝室はお飾りで今まで使われていなかった。
恭しくヘイミッシュの手の甲にキスをしたスコットに、嬉しそうに頬を薔薇色に染めた。ベッドの上に倒されて、ヘイミッシュを見上げる格好になって、先ほどの拘束された状況を思い出して僅かに青ざめたスコットに気付いて、ヘイミッシュがその頬を撫でる。
「怖い? 今日はやめましょうか?」
「大丈夫。ずっと君が欲しくてたまらなかったんだ。お願い」
懇願するスコットに、ヘイミッシュは触れるだけのキスをした。頬に、額に、眦に、顎に、首筋に、バスローブの合わせを開いて、鎖骨に、胸に。
「私もあなたが欲しくてたまらないのよ。どれだけあなたを愛してるか、教えてあげる」
性的に不能だと打ち明けられたときも、ヘイミッシュはスコットと別れる選択肢などなかった。初めからスコットは自分のものだと確信していたから。
「あなたを抱く夢を何度見たか。あなたを想って、自分で慰めたこともあるのよ?」
「それは、僕も……」
「本当? それで、ここ、柔らかいのね」
急に後孔に触れられて、スコットはびくりと身体を震わせた。滑るそこはヘイミッシュの指を受け入れても、足りないとばかりにきゅうきゅうと締め付ける。
「あっ、あぁっ、きゅうに、そんなぁっ!」
「どこに触ったら気持ちいいのかしら。中だけで満足できた?」
「んっ、んんっ! ここ、きみが、かんでくれるの、そうぞうして……」
胸の尖りを恥じらいながらも指で示すと、ヘイミッシュがそこに唇を寄せる。舌で転がされるだけでもびりびりと痺れるような快感が走るのに、きつく吸い上げられて、歯を立てられると、堪らず喘ぎ声を上げてしまう。
「あぁっ! 悦いっ!」
「素直な身体ね。そういうところまで、全部好みなんだから、ずるいわ」
「ふぁっ!? い、いきが、かかるっ!」
胸を舐めながら喋られて、スコットはシーツの上で身体を跳ね上げた。もう片方も舐め上げられて甘噛みされた瞬間に、後孔に咥えた指を折り曲げられて、スコットはもう快楽が過ぎておかしくなりそうだった。
ぼろぼろと涙をこぼすスコットの頬に、ヘイミッシュが舌を這わせる。
「感じやすいのね、可愛いわ」
「も、もうっ……ヘイミッシュ、おねがい……」
「えぇ、愛してるわ、スコット」
腰を掴まれて、押し入ってくる質量に、スコットは息も出来ずに仰け反った。ごりごりと内壁を擦り上げて、最奥まで到達するヘイミッシュの熱が、痛みや違和感よりも、快感を生むのは、彼が間違いなくスコットの運命の相手だからに違いない。
「素敵よ、スコット、あなたの中、最高に気持ちいい」
「ぼく、も……いぃっ……ひぁっ! きもちい……悦いよぉっ!」
泣きながらもゴリゴリと最奥を抉られて、スコットは自分で慰めていたときとは比べ物にならない快感に溺れていく。びゅくびゅくと中心から白濁が溢れて腹を濡らすのも、内壁が痙攣して達するのも、初めてなのに感じすぎて怖いくらいだった。
「あぁっ! あついぃ! なか、でてるぅっ!」
「んっ……まだ、終わりじゃ、ないわよ」
奥に注がれて喘ぐスコットに、ヘイミッシュが舌舐めずりをする。猫科の巨大な肉食獣に食い尽くされるような感覚に、スコットはただただ涙を流し、嬌声をあげていた。
引き抜かれたときには、こぷりと白濁が溢れ出て、内腿とシーツを汚すくらいに注がれて、スコットは幸せに意識を飛ばした。
翌朝目覚めれば、体は拭かれて後始末がされていて、シーツも取り替えられていて、ヘイミッシュを腕枕してスコットは寝ていたようだった。目を覚ました気配に、ヘイミッシュも目を開ける。
「スコット、朝ごはんは卵いくつ? スクランブルにする? 目玉焼き? それとも、ゆで卵?」
「スクランブルで、サンドイッチが良いかな」
答えた声が昨夜喘ぎすぎて掠れていても、スコットは幸福感に満たされていた。
「待ってて、マイスイート。すぐに作ってくるわ」
キスをしてヘイミッシュがベッドから降りてキッチンに向かう。
新婚生活が、今度こそ本当に始まったのだとスコットは実感していた。
不意に伸びてきた手が、スコットの背中に回り、ヘイミッシュが服を着たままでびしょ濡れになりながらスコットに抱き付いてきた。
「ヘイミッシュ?」
「よ、かった……私、こんなだから、スコットは私のことを抱きたいんじゃないかと思ってて、ずっと私がスコットを抱きたかったのに、言えなかったの」
心から安堵した様子で息を吐いたヘイミッシュに、スコットは湯船の中で飛び上がるほど驚いてしまった。
「僕を、君が?」
「そう。驚くでしょう? 驚かせるだろうし、嫌がられるかもしれないと思って、ずっと言えなかったの。なんてこと、私たち、同じことを悩んでいたのね」
美しいヘイミッシュは逞しく厳ついスコットを抱きたくて、それが知られればスコットに嫌がられて別れを切り出されるかもしれないと恐ろしくて、言えなかった。スコットの方は逆にヘイミッシュに抱かれたいと言い出せなくて、苦しんでいた。
「良かった、愛してるわ、スコット。やっぱり、私たち、運命だったのよ」
濡れたシャツを体に張り付かせて、口付けを降らせるヘイミッシュは色っぽくて目眩がする。唇を開いて自ら舌を受け入れれば、遠慮なくヘイミッシュの舌が喰らい尽くすようにスコットの口腔内を蹂躙していく。
「んっ、ふっ」
「あぁ、可愛くて愛しいスコット、もうダメよ、我慢できないわ」
「あっ……僕も、だけど、ダメだよ、ヘイミッシュ」
「どうして」
バスタブの中で追い詰められるような形になっても、スコットに少しの恐怖もなかった。それどころか期待で胸が高鳴っている。それはそれとして、この格好はまずかった。
「君が風邪を引いてしまう。それに、初めてはベッドが良いな」
「そうね。あなたって、本当に紳士。惚れ直すわ、私の王子様」
スコットがヘイミッシュの王子様であることも、旦那様であることも、「抱きたい」「抱かれたい」とは関係しないらしい。ヘイミッシュはスコットのお姫様でお嫁さんであっても、スコットを抱きたいのだという。
濡れて張り付くシャツもスラックスも下着も脱いでしまったヘイミッシュが、バスタオルでスコットの身体を拭いてくれて、バスローブを着て手を繋いで寝室に行く。それぞれの自室にもベッドがあって、新婚のための寝室はお飾りで今まで使われていなかった。
恭しくヘイミッシュの手の甲にキスをしたスコットに、嬉しそうに頬を薔薇色に染めた。ベッドの上に倒されて、ヘイミッシュを見上げる格好になって、先ほどの拘束された状況を思い出して僅かに青ざめたスコットに気付いて、ヘイミッシュがその頬を撫でる。
「怖い? 今日はやめましょうか?」
「大丈夫。ずっと君が欲しくてたまらなかったんだ。お願い」
懇願するスコットに、ヘイミッシュは触れるだけのキスをした。頬に、額に、眦に、顎に、首筋に、バスローブの合わせを開いて、鎖骨に、胸に。
「私もあなたが欲しくてたまらないのよ。どれだけあなたを愛してるか、教えてあげる」
性的に不能だと打ち明けられたときも、ヘイミッシュはスコットと別れる選択肢などなかった。初めからスコットは自分のものだと確信していたから。
「あなたを抱く夢を何度見たか。あなたを想って、自分で慰めたこともあるのよ?」
「それは、僕も……」
「本当? それで、ここ、柔らかいのね」
急に後孔に触れられて、スコットはびくりと身体を震わせた。滑るそこはヘイミッシュの指を受け入れても、足りないとばかりにきゅうきゅうと締め付ける。
「あっ、あぁっ、きゅうに、そんなぁっ!」
「どこに触ったら気持ちいいのかしら。中だけで満足できた?」
「んっ、んんっ! ここ、きみが、かんでくれるの、そうぞうして……」
胸の尖りを恥じらいながらも指で示すと、ヘイミッシュがそこに唇を寄せる。舌で転がされるだけでもびりびりと痺れるような快感が走るのに、きつく吸い上げられて、歯を立てられると、堪らず喘ぎ声を上げてしまう。
「あぁっ! 悦いっ!」
「素直な身体ね。そういうところまで、全部好みなんだから、ずるいわ」
「ふぁっ!? い、いきが、かかるっ!」
胸を舐めながら喋られて、スコットはシーツの上で身体を跳ね上げた。もう片方も舐め上げられて甘噛みされた瞬間に、後孔に咥えた指を折り曲げられて、スコットはもう快楽が過ぎておかしくなりそうだった。
ぼろぼろと涙をこぼすスコットの頬に、ヘイミッシュが舌を這わせる。
「感じやすいのね、可愛いわ」
「も、もうっ……ヘイミッシュ、おねがい……」
「えぇ、愛してるわ、スコット」
腰を掴まれて、押し入ってくる質量に、スコットは息も出来ずに仰け反った。ごりごりと内壁を擦り上げて、最奥まで到達するヘイミッシュの熱が、痛みや違和感よりも、快感を生むのは、彼が間違いなくスコットの運命の相手だからに違いない。
「素敵よ、スコット、あなたの中、最高に気持ちいい」
「ぼく、も……いぃっ……ひぁっ! きもちい……悦いよぉっ!」
泣きながらもゴリゴリと最奥を抉られて、スコットは自分で慰めていたときとは比べ物にならない快感に溺れていく。びゅくびゅくと中心から白濁が溢れて腹を濡らすのも、内壁が痙攣して達するのも、初めてなのに感じすぎて怖いくらいだった。
「あぁっ! あついぃ! なか、でてるぅっ!」
「んっ……まだ、終わりじゃ、ないわよ」
奥に注がれて喘ぐスコットに、ヘイミッシュが舌舐めずりをする。猫科の巨大な肉食獣に食い尽くされるような感覚に、スコットはただただ涙を流し、嬌声をあげていた。
引き抜かれたときには、こぷりと白濁が溢れ出て、内腿とシーツを汚すくらいに注がれて、スコットは幸せに意識を飛ばした。
翌朝目覚めれば、体は拭かれて後始末がされていて、シーツも取り替えられていて、ヘイミッシュを腕枕してスコットは寝ていたようだった。目を覚ました気配に、ヘイミッシュも目を開ける。
「スコット、朝ごはんは卵いくつ? スクランブルにする? 目玉焼き? それとも、ゆで卵?」
「スクランブルで、サンドイッチが良いかな」
答えた声が昨夜喘ぎすぎて掠れていても、スコットは幸福感に満たされていた。
「待ってて、マイスイート。すぐに作ってくるわ」
キスをしてヘイミッシュがベッドから降りてキッチンに向かう。
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