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十三章 わたくしの結婚
20.『公爵令嬢と辺境伯の婚約から始まる恋』について
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楽しい時間はあっという間に終わってしまう。
国王陛下に招かれて避暑を過ごすのも今年が最後となると、名残惜しいが、わたくしたちは帰る日になってしまった。
その日も早朝からお散歩をして、国王陛下の別荘の庭を歩いていると可愛らしい声が聞こえてきた。ディーデリヒ殿下とディートリンデ殿下だ。二人とも靴を履いてよちよちと庭を歩いている。その様子を国王陛下と王妃殿下とわたくしたちの両親が見ていた。
「ディーデリヒは蟻を見つけたようだ。座り込んで見ておる」
「ディートリンデは蝶々に夢中ですね。追いかけています」
「ディーデリヒ殿下もディートリンデ殿下も元気で可愛らしい」
「フランツとマリアが小さかったころのことを思い出します」
親として双子の殿下を見守る国王陛下と王妃殿下を、両親は微笑んで一緒に見守っている様子だった。
わたくしたちが近くを通ると、わたくしたちに気付いて手を振ってくださる。
「そなたたちが毎朝散歩に行っていると聞いて、ディーデリヒとディートリンデも散歩に連れ出してみた」
「とても楽しそうに遊んでいますよ」
わたくしたちが早朝の散歩をしていることを国王陛下も王妃殿下もご存じだった。
「ディーデリヒ、ディートリンデ、お姉様が遊んであげましょう」
「ユリアーナ、そなたも立派になって」
「ディーデリヒ、ディートリンデ、よかったですね」
駆け寄って一緒に遊びだすユリアーナ殿下は、弟妹に姉だということを示せて誇らしげだった。
早朝のお散歩が終わると、朝食を取って、帰る準備をする。
クリスタは見送りに出てくださった国王陛下と王妃殿下に心からお礼を述べていた。
「長い間、避暑をご一緒できて光栄でした。これからも不束なわたくしではございますが、よろしくお願いします」
「クリスタこそ、ハインリヒのことをよろしく頼む」
「ハインリヒにとってあなたはなくてはならない方ですからね」
国王陛下と避暑をご一緒することはなくなっても、クリスタは今後ハインリヒ殿下と避暑をご一緒するだろう。わたくしもそのときには呼ばれるだろうし、エクムント様も呼ばれるだろう。
一年に一度の交流が形を変えるのは少し寂しかったが、また新しい形での交流が始まる。
馬車に乗り込んだわたくしたちに国王陛下と王妃殿下とハインリヒ殿下は手を振ってくださった。わたくしたちも手を振り返した。
ノルベルト殿下とノエル殿下の後に出発した馬車は、ディッペル公爵領まで走った。
ディッペル公爵領のお屋敷に戻ると荷物を片付けて、わたくしはクリスタの部屋を訪ねる。
クリスタも荷物を片付けていた。
「洗い物がこんなにたくさん。お姉様も洗濯に出しましたか?」
「夏場ですから、こまめに洗わないといけませんからね」
「これでよしと。お姉様、そうでしたわ。わたくし、お姉様に本を貸すお約束をしていましたね」
そうなのだ。
クリスタには本を貸してもらう約束をしていた。
わたくしとエクムント様がモデルになっているという『公爵令嬢と辺境伯の婚約から始まる恋』という本だ。
「シリーズものなので、まだ続いています。公爵令嬢と辺境伯はまだ結婚していないのです」
「どういう物語なのですか?」
「幼くして辺境伯と婚約した公爵令嬢が、最初は辺境に行くことを嫌がっていたのですが、辺境伯の優しさに心を開き、辺境の素晴らしさを知り、辺境伯に恋をしていくお話です。最新刊では公爵令嬢は十六歳になりました」
「十六歳……」
わたくしが十七歳だから、わたくしの人生を想像して辿っていると言ってもおかしくはない。
本来ならば十二歳で婚約したクリスタの方が皇太子殿下との恋なので本になりそうだが、王族が絡むと書き方によっては不敬罪になるかもしれないので、わたくしとエクムント様が目を付けられたのだろう。
「公爵令嬢はとても聡明な方で、壊血病の予防方法を思い付くのです」
「それは、ほとんど事実ではないですか」
「わたくしはお姉様が小説の主人公になったような気持でとても嬉しくこの本を読んでいるのです」
「はぁ……」
本当の小説の主人公はクリスタであるはずなのに、この世界ではわたくしの方が小説の主人公にされてしまった。原作にはこんなシーンはなかったはずである。わたくしが運命を変えたので付け加えられたシーンかもしれない。
部屋に戻って読んでみると、わたくしが幼いころからエクムント様に恋をしていたという部分はなくて、公爵家の令嬢として生まれたエリーという少女が幼くして辺境伯領を困らせていた壊血病の予防策を発見し、辺境伯に見初められて婚約するところから話が始まっている。
エリーは辺境伯は年上で軍人で恐ろしいイメージがあってなかなか馴染めないのだが、夏休みに辺境伯領に行くようになって少しずつ辺境伯領のよさを知り、そこを治める辺境伯の素晴らしさを知って、恋に落ちる。
全てがエリーの視点で書かれているので、わたくしはこれを読んでわたくしを思い浮かべたクリスタの気持ちが分からないわけでもなくなってしまった。
クリスタだけでなくレーニ嬢もこの本を読んでいた。
この本はそれほど有名なのだろうか。
ぱらぱらと最新刊まで目を通してクリスタに返しに行くと、水色の目を煌めかせてわたくしを見ている。
「お姉様、どうでしたか? とても素敵な物語でしょう?」
「ま、まぁ……」
「辺境伯を怖がっていたエリーが、少しずつ心を開いて恋をしていく姿が丁寧に描かれています。わたくし、お姉様とエクムント様を思い浮かべてこの本を読んでいました」
「そうでしょうね……」
詳細は全然違うのだが、表紙の絵を見ていると褐色の肌の美しい辺境伯に、黒髪に黒い目の公爵令嬢が寄り添う構図で描かれている。表紙の絵は美化されているがわたくしとエクムント様をモデルにしたとしか思えないのだ。
「この作者は誰なのですか?」
「それが、作者は不明なのです。身分も地位も性別も全てを隠して、匿名で書いているという噂です」
「それはそうでしょうね」
実際の辺境伯であるエクムント様と公爵家の娘であるわたくしをモデルとした本は、匿名でもなければ出版を許されないものだっただろう。詳細は全く違うとはいえ、物語のメインである辺境伯と公爵令嬢が結ばれるというところにおいてはわたくしとエクムント様を想像させるものであるし、表紙の絵もわたくしとエクムント様を美化したようなものなのだ。
「一体誰が書いているのでしょう……」
「暴かないでほしいですわ。わたくし、この作品の続きを楽しみにしていますのに」
暴かれたら、裁かれるかもしれないとクリスタは心配しているが、この国の権力者である公爵家の娘と辺境伯家の当主をモデルにしたのだったら、わたくしやエクムント様が文句を言えばその本は出版禁止になってしまうかもしれないのだ。
この世界において著作権が存在しなかったように、表現の自由などなかった。
「お姉様、完全に事実なのではないですし、嫌ではないでしょう?」
「これがクリスタとハインリヒ殿下の物語ならば王家からすぐに出版社に禁止令が出るのですがね」
「わたくしは、自分のことを書かれても嫌ではないですわ。でも、わたくしよりもお姉様の方がずっと素敵なロマンスで、小説の主人公のようだと思います。だから、この小説が出版されて、お姉様が主人公のような気がして、わたくしはとても嬉しかったのです」
クリスタがそこまで入れ込んでいるのならばわたくしもこの小説を出版禁止にさせるような無粋なことはできない。
わたくしが変えした本を、クリスタはページをめくって読んでいる。
「王宮のバルコニーで二人きりでダンスを踊るシーン、とても素敵なのです。お姉様とエクムント様もこんな逢瀬を交わしていたのではないかと想像してしまいます」
「クリスタ、羨ましがるのはやめたのではないですか?」
「もちろん、羨ましがったりしませんわ。わたくしはハインリヒ殿下に愛されている。それで十分です。ですが、物語として楽しむのは自由でしょう?」
王家に入ればクリスタもたくさんの制約が課せられるだろう。その中で物語に心を遊ばせる時間だけは自由になれるのかもしれない。それを考えれば、わたくしはクリスタにその本を読むのを辞めさせることはできなかった。
「ほどほどになさい」
「はい、お姉様」
わたくしの言葉にクリスタは本を読みながら答えていた。
国王陛下に招かれて避暑を過ごすのも今年が最後となると、名残惜しいが、わたくしたちは帰る日になってしまった。
その日も早朝からお散歩をして、国王陛下の別荘の庭を歩いていると可愛らしい声が聞こえてきた。ディーデリヒ殿下とディートリンデ殿下だ。二人とも靴を履いてよちよちと庭を歩いている。その様子を国王陛下と王妃殿下とわたくしたちの両親が見ていた。
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「ディートリンデは蝶々に夢中ですね。追いかけています」
「ディーデリヒ殿下もディートリンデ殿下も元気で可愛らしい」
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わたくしたちが近くを通ると、わたくしたちに気付いて手を振ってくださる。
「そなたたちが毎朝散歩に行っていると聞いて、ディーデリヒとディートリンデも散歩に連れ出してみた」
「とても楽しそうに遊んでいますよ」
わたくしたちが早朝の散歩をしていることを国王陛下も王妃殿下もご存じだった。
「ディーデリヒ、ディートリンデ、お姉様が遊んであげましょう」
「ユリアーナ、そなたも立派になって」
「ディーデリヒ、ディートリンデ、よかったですね」
駆け寄って一緒に遊びだすユリアーナ殿下は、弟妹に姉だということを示せて誇らしげだった。
早朝のお散歩が終わると、朝食を取って、帰る準備をする。
クリスタは見送りに出てくださった国王陛下と王妃殿下に心からお礼を述べていた。
「長い間、避暑をご一緒できて光栄でした。これからも不束なわたくしではございますが、よろしくお願いします」
「クリスタこそ、ハインリヒのことをよろしく頼む」
「ハインリヒにとってあなたはなくてはならない方ですからね」
国王陛下と避暑をご一緒することはなくなっても、クリスタは今後ハインリヒ殿下と避暑をご一緒するだろう。わたくしもそのときには呼ばれるだろうし、エクムント様も呼ばれるだろう。
一年に一度の交流が形を変えるのは少し寂しかったが、また新しい形での交流が始まる。
馬車に乗り込んだわたくしたちに国王陛下と王妃殿下とハインリヒ殿下は手を振ってくださった。わたくしたちも手を振り返した。
ノルベルト殿下とノエル殿下の後に出発した馬車は、ディッペル公爵領まで走った。
ディッペル公爵領のお屋敷に戻ると荷物を片付けて、わたくしはクリスタの部屋を訪ねる。
クリスタも荷物を片付けていた。
「洗い物がこんなにたくさん。お姉様も洗濯に出しましたか?」
「夏場ですから、こまめに洗わないといけませんからね」
「これでよしと。お姉様、そうでしたわ。わたくし、お姉様に本を貸すお約束をしていましたね」
そうなのだ。
クリスタには本を貸してもらう約束をしていた。
わたくしとエクムント様がモデルになっているという『公爵令嬢と辺境伯の婚約から始まる恋』という本だ。
「シリーズものなので、まだ続いています。公爵令嬢と辺境伯はまだ結婚していないのです」
「どういう物語なのですか?」
「幼くして辺境伯と婚約した公爵令嬢が、最初は辺境に行くことを嫌がっていたのですが、辺境伯の優しさに心を開き、辺境の素晴らしさを知り、辺境伯に恋をしていくお話です。最新刊では公爵令嬢は十六歳になりました」
「十六歳……」
わたくしが十七歳だから、わたくしの人生を想像して辿っていると言ってもおかしくはない。
本来ならば十二歳で婚約したクリスタの方が皇太子殿下との恋なので本になりそうだが、王族が絡むと書き方によっては不敬罪になるかもしれないので、わたくしとエクムント様が目を付けられたのだろう。
「公爵令嬢はとても聡明な方で、壊血病の予防方法を思い付くのです」
「それは、ほとんど事実ではないですか」
「わたくしはお姉様が小説の主人公になったような気持でとても嬉しくこの本を読んでいるのです」
「はぁ……」
本当の小説の主人公はクリスタであるはずなのに、この世界ではわたくしの方が小説の主人公にされてしまった。原作にはこんなシーンはなかったはずである。わたくしが運命を変えたので付け加えられたシーンかもしれない。
部屋に戻って読んでみると、わたくしが幼いころからエクムント様に恋をしていたという部分はなくて、公爵家の令嬢として生まれたエリーという少女が幼くして辺境伯領を困らせていた壊血病の予防策を発見し、辺境伯に見初められて婚約するところから話が始まっている。
エリーは辺境伯は年上で軍人で恐ろしいイメージがあってなかなか馴染めないのだが、夏休みに辺境伯領に行くようになって少しずつ辺境伯領のよさを知り、そこを治める辺境伯の素晴らしさを知って、恋に落ちる。
全てがエリーの視点で書かれているので、わたくしはこれを読んでわたくしを思い浮かべたクリスタの気持ちが分からないわけでもなくなってしまった。
クリスタだけでなくレーニ嬢もこの本を読んでいた。
この本はそれほど有名なのだろうか。
ぱらぱらと最新刊まで目を通してクリスタに返しに行くと、水色の目を煌めかせてわたくしを見ている。
「お姉様、どうでしたか? とても素敵な物語でしょう?」
「ま、まぁ……」
「辺境伯を怖がっていたエリーが、少しずつ心を開いて恋をしていく姿が丁寧に描かれています。わたくし、お姉様とエクムント様を思い浮かべてこの本を読んでいました」
「そうでしょうね……」
詳細は全然違うのだが、表紙の絵を見ていると褐色の肌の美しい辺境伯に、黒髪に黒い目の公爵令嬢が寄り添う構図で描かれている。表紙の絵は美化されているがわたくしとエクムント様をモデルにしたとしか思えないのだ。
「この作者は誰なのですか?」
「それが、作者は不明なのです。身分も地位も性別も全てを隠して、匿名で書いているという噂です」
「それはそうでしょうね」
実際の辺境伯であるエクムント様と公爵家の娘であるわたくしをモデルとした本は、匿名でもなければ出版を許されないものだっただろう。詳細は全く違うとはいえ、物語のメインである辺境伯と公爵令嬢が結ばれるというところにおいてはわたくしとエクムント様を想像させるものであるし、表紙の絵もわたくしとエクムント様を美化したようなものなのだ。
「一体誰が書いているのでしょう……」
「暴かないでほしいですわ。わたくし、この作品の続きを楽しみにしていますのに」
暴かれたら、裁かれるかもしれないとクリスタは心配しているが、この国の権力者である公爵家の娘と辺境伯家の当主をモデルにしたのだったら、わたくしやエクムント様が文句を言えばその本は出版禁止になってしまうかもしれないのだ。
この世界において著作権が存在しなかったように、表現の自由などなかった。
「お姉様、完全に事実なのではないですし、嫌ではないでしょう?」
「これがクリスタとハインリヒ殿下の物語ならば王家からすぐに出版社に禁止令が出るのですがね」
「わたくしは、自分のことを書かれても嫌ではないですわ。でも、わたくしよりもお姉様の方がずっと素敵なロマンスで、小説の主人公のようだと思います。だから、この小説が出版されて、お姉様が主人公のような気がして、わたくしはとても嬉しかったのです」
クリスタがそこまで入れ込んでいるのならばわたくしもこの小説を出版禁止にさせるような無粋なことはできない。
わたくしが変えした本を、クリスタはページをめくって読んでいる。
「王宮のバルコニーで二人きりでダンスを踊るシーン、とても素敵なのです。お姉様とエクムント様もこんな逢瀬を交わしていたのではないかと想像してしまいます」
「クリスタ、羨ましがるのはやめたのではないですか?」
「もちろん、羨ましがったりしませんわ。わたくしはハインリヒ殿下に愛されている。それで十分です。ですが、物語として楽しむのは自由でしょう?」
王家に入ればクリスタもたくさんの制約が課せられるだろう。その中で物語に心を遊ばせる時間だけは自由になれるのかもしれない。それを考えれば、わたくしはクリスタにその本を読むのを辞めさせることはできなかった。
「ほどほどになさい」
「はい、お姉様」
わたくしの言葉にクリスタは本を読みながら答えていた。
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