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九章 クリスタちゃんの婚約と学園入学
27.ノエル殿下の企み
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部屋に戻ってからノエル殿下が悪戯っぽく笑っている。
「エリザベートちゃん、クリスタちゃん、同室ですわね」
「やはり『ちゃん付け』でわたくしたちを呼びたかったのですね」
「せっかくですもの。エリザベートちゃんとクリスタちゃんとお話ししたかったのです」
ノエル殿下が同室に拘った理由はそれだったようだ。
嬉しそうにしているのでわたくしもクリスタちゃんもそれ以上は何も言えなくなってしまう。
「エリザベートちゃんとクリスタちゃんと撮った写真、わたくし、一生の宝物にしますわ」
「ノエル殿下はご家族とも写真を撮ったことがあるのですよね」
「あの写真は家族に一枚ずつ持たされていて、わたくしは祖国の自分の部屋に置いて来ていますが、ノルベルト殿下に嫁ぐときには持ってこようと思っています」
小さな頃のノエル殿下の写っている写真も見てみたい気がするが、それが見られるのはずっと先になりそうだ。隣国の女王陛下と王配殿下とその子どもたち三人が写っている写真なんて、将来は歴史に残るものになるのではないだろうか。
隣国からオルヒデー帝国に嫁いできた王女殿下が持っていた、王配殿下と撮った貴重な写真なんて、未来には言われるのかもしれない。
そういえば、『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』はクリスタちゃんが学園を卒業してハインリヒ殿下と結婚して皇太子妃になったところで終わっていた。続編が出ているとかそういう話もなかったし、それ以上の未来は語られないのだろう。
わたくしはこれまで『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』で語られなかった過去を生きて来たのだから、原作が終わった時系列の後の未来も当然生きることになるのだろう。
原作ではクリスタちゃんはわたくしを敵視して最終的には公爵位を奪い、辺境へ追放するのだが、わたくしは自ら辺境伯領に嫁ぐことを決めているし、それは辺境伯領と中央を繋ぐ名誉を背負ってのことだ。
何よりも、クリスタちゃんはノメンゼン子爵家の令嬢ではなくて、ディッペル公爵家の令嬢になって、学園に入学するときからハインリヒ殿下の婚約者になっている。
ハインリヒ殿下はノルベルト殿下と関係が拗れて荒れてなどおらず、とても爽やかな気持ちのいい少年で、ノルベルト殿下を兄と慕い、ノルベルト殿下はハインリヒ殿下を弟として愛している。
物語としては起伏がなく捻じれがなく問題がなく面白くないのかもしれないが、平穏を愛するわたくしにとってはこれが一番だった。
「エリザベートちゃん、クリスタちゃん、白状するのです!」
「何をですか、ノエル殿下?」
「この様子では、フランツ殿とマリア嬢も特別な呼び方があるのでしょう? わたくしもフランツ殿とマリア嬢を特別な呼び方で呼びたいのです」
ノエル殿下にはお見通しだった。
急に言われてびっくりしてしまったが、ノエル殿下がふーちゃんとまーちゃんを呼びたいのならば仕方がない。
「わたくしとフランツとマリアがいる場、だけにしてくださいね?」
「約束しますわ」
「間違っても他の場所で出さないでくださいませ」
わたくしとクリスタちゃんでよくよくノエル殿下にお願いして、わたくしとクリスタちゃんはふーちゃんとまーちゃんの呼び方を明かした。
「フランツのことは、生まれたときから『ふーちゃん』と呼んでいます」
「マリアのことは、生まれたときから『まーちゃん』と呼んでいます」
「ふーちゃんとまーちゃん! なんて可愛いんでしょう! わたくし、ふーちゃんとまーちゃんに会いたいですわ」
「部屋に連れてきますが、あまり連呼しないでくださいね」
「エリザベートちゃん、クリスタちゃん、よろしくお願いします」
両親とふーちゃんとまーちゃんの部屋に行って、わたくしとクリスタちゃんはふーちゃんとまーちゃんを呼んだ。
「ノエル殿下が一緒に遊んでくださるそうです」
「フランツ、マリア、わたくしたちの部屋に来ませんか?」
「ノエルでんかとあそびたい!」
「わたくし、いってきます」
両親に手を振るふーちゃんとまーちゃんに、両親は微笑んで「行ってらっしゃい」と声をかけていた。
廊下を歩いて隣りの部屋に行くと、ノエル殿下が待っている。
ふーちゃんとまーちゃんを部屋に入れてドアを閉めると、ノエル殿下がふーちゃんとまーちゃんの前で膝をついて目線を合わせていた。
「フランツ殿とマリア嬢はお姉様たちに内緒で『ふーちゃん』と『まーちゃん』と呼ばれているのですね」
「それは、ひみつなのです」
「どうしてしっているの?」
「お姉様たちに教えてもらいました。わたくしもフランツ殿を『ふーちゃん』、マリア嬢を『まーちゃん』と呼んでいいですか?」
「ぜったい、ないしょにしてくれますか?」
「ひみつなの!」
「秘密にします。約束します」
「それなら、いいです」
「わたくし、まーちゃんってよばれるの、だいすき!」
さすがノエル殿下である。わたくしとクリスタちゃんに許可を取ったからといって、ふーちゃんとまーちゃんを急に呼ぶのではなく、本人たちに許可を取っている。
ちゃんと納得したふーちゃんとまーちゃんにノエル殿下が詩集を取り出した。
「ふーちゃんとまーちゃんに詩を読んであげましょう」
「うれしいです! わたし、しがだいすきです!」
「しはむずかしいけれど、ききます」
部屋のソファに座ってノエル殿下がふーちゃんとまーちゃんに詩を読む。
「眠れない夜に語るおとぎ話は優しくて、耳触りのいい言葉で書かれている。眠れないあなたの歌は少し寂しくて、聞かせた誰かの面影を見る。夜の歌よ、この声よ。どうかあなたに安らぎを。白み始めた空の向こうに、新しい明日が産声をあげている。夜の闇よ、静けさよ。その涙をそっと覆い隠してほしい」
異国の詩人の読んだ詩は優しくわたくしの胸に響く。
ふーちゃんもまーちゃんも、その詩を真剣に聞いていた。
「わたくし、おにいさまのしはよくわからないけれど、このしはすてきだとおもう」
「まーちゃん、わたしのしはわからないの!?」
「だって、おはながきゅうにでてきたり、ようせいさんがでてきたりするんだもん!」
わたくしもまーちゃんと同感だったのだが、クリスタちゃんは違う意見のようだ。
「ふーちゃんの詩はとても素敵なのですわ。まーちゃんはまだ小さいから分からないだけなのです」
「わたくし、ちいさいから、わからないの!? いまのしは、すてきだとおもったのよ!?」
「まーちゃんにもいつか分かる日が来ます。ふーちゃんの詩の素晴らしさが」
「クリスタおねえさまのしも、よくわからないの……」
「まーちゃんは小さいですからね。クリスタちゃんの詩はわたくしも認めているのですよ」
「ノエルでんかも!?」
仰け反って驚いているまーちゃんに、クリスタちゃんもふーちゃんもどこか誇らしげにしている。
「わたくしがおかしいのかしら……わたくしにはぜんぜんわからない……」
「まーちゃんも、今の詩は素敵だと思いましたよね?」
「いまのしは、わたくしもおねえさまたちががくえんにいってしまって、さみしいよるもあるけれど、そんなときにききたいようなしでした」
「まーちゃんも、今の詩は分かったのですね」
「『も』ということは、エリザベートおねえさまも?」
「あ、いや、その……わたくし、芸術がよく分からないのです」
いつの間にかまーちゃんは細かな会話のニュアンスも読み取れるように成長していたようだ。わたくしは失言をしてしまったかと反省する。
それでも、わたくしにはノエル殿下の詩もクリスタちゃんの詩もふーちゃんの詩も理解不能なのは確かだった。
「エリザベートおねえさま、わたくしにはわかりません。いまきいたしと、おにいさまとクリスタおねえさまのしは、まったくちがうようにかんじられるのです」
「そうですよね……わたくしもです」
まーちゃんの力強い言葉に分からないわたくしがおかしいのではないかもしれないと思えて来る。
「まーちゃんは小さいから仕方がないのですよ。大きくなれば分かるようになります」
「そうでしょうか?」
「今の詩の素晴らしさが分かるのでしたら、そのうちふーちゃんやクリスタちゃんの詩の素晴らしさも分かります」
懐疑的な眼差しのまーちゃんに、わたくしも同じだとどれだけ言いたかったか分からない。それでも、わたくしはノエル殿下の前だったので沈黙を守ったのだった。
「エリザベートちゃん、クリスタちゃん、同室ですわね」
「やはり『ちゃん付け』でわたくしたちを呼びたかったのですね」
「せっかくですもの。エリザベートちゃんとクリスタちゃんとお話ししたかったのです」
ノエル殿下が同室に拘った理由はそれだったようだ。
嬉しそうにしているのでわたくしもクリスタちゃんもそれ以上は何も言えなくなってしまう。
「エリザベートちゃんとクリスタちゃんと撮った写真、わたくし、一生の宝物にしますわ」
「ノエル殿下はご家族とも写真を撮ったことがあるのですよね」
「あの写真は家族に一枚ずつ持たされていて、わたくしは祖国の自分の部屋に置いて来ていますが、ノルベルト殿下に嫁ぐときには持ってこようと思っています」
小さな頃のノエル殿下の写っている写真も見てみたい気がするが、それが見られるのはずっと先になりそうだ。隣国の女王陛下と王配殿下とその子どもたち三人が写っている写真なんて、将来は歴史に残るものになるのではないだろうか。
隣国からオルヒデー帝国に嫁いできた王女殿下が持っていた、王配殿下と撮った貴重な写真なんて、未来には言われるのかもしれない。
そういえば、『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』はクリスタちゃんが学園を卒業してハインリヒ殿下と結婚して皇太子妃になったところで終わっていた。続編が出ているとかそういう話もなかったし、それ以上の未来は語られないのだろう。
わたくしはこれまで『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』で語られなかった過去を生きて来たのだから、原作が終わった時系列の後の未来も当然生きることになるのだろう。
原作ではクリスタちゃんはわたくしを敵視して最終的には公爵位を奪い、辺境へ追放するのだが、わたくしは自ら辺境伯領に嫁ぐことを決めているし、それは辺境伯領と中央を繋ぐ名誉を背負ってのことだ。
何よりも、クリスタちゃんはノメンゼン子爵家の令嬢ではなくて、ディッペル公爵家の令嬢になって、学園に入学するときからハインリヒ殿下の婚約者になっている。
ハインリヒ殿下はノルベルト殿下と関係が拗れて荒れてなどおらず、とても爽やかな気持ちのいい少年で、ノルベルト殿下を兄と慕い、ノルベルト殿下はハインリヒ殿下を弟として愛している。
物語としては起伏がなく捻じれがなく問題がなく面白くないのかもしれないが、平穏を愛するわたくしにとってはこれが一番だった。
「エリザベートちゃん、クリスタちゃん、白状するのです!」
「何をですか、ノエル殿下?」
「この様子では、フランツ殿とマリア嬢も特別な呼び方があるのでしょう? わたくしもフランツ殿とマリア嬢を特別な呼び方で呼びたいのです」
ノエル殿下にはお見通しだった。
急に言われてびっくりしてしまったが、ノエル殿下がふーちゃんとまーちゃんを呼びたいのならば仕方がない。
「わたくしとフランツとマリアがいる場、だけにしてくださいね?」
「約束しますわ」
「間違っても他の場所で出さないでくださいませ」
わたくしとクリスタちゃんでよくよくノエル殿下にお願いして、わたくしとクリスタちゃんはふーちゃんとまーちゃんの呼び方を明かした。
「フランツのことは、生まれたときから『ふーちゃん』と呼んでいます」
「マリアのことは、生まれたときから『まーちゃん』と呼んでいます」
「ふーちゃんとまーちゃん! なんて可愛いんでしょう! わたくし、ふーちゃんとまーちゃんに会いたいですわ」
「部屋に連れてきますが、あまり連呼しないでくださいね」
「エリザベートちゃん、クリスタちゃん、よろしくお願いします」
両親とふーちゃんとまーちゃんの部屋に行って、わたくしとクリスタちゃんはふーちゃんとまーちゃんを呼んだ。
「ノエル殿下が一緒に遊んでくださるそうです」
「フランツ、マリア、わたくしたちの部屋に来ませんか?」
「ノエルでんかとあそびたい!」
「わたくし、いってきます」
両親に手を振るふーちゃんとまーちゃんに、両親は微笑んで「行ってらっしゃい」と声をかけていた。
廊下を歩いて隣りの部屋に行くと、ノエル殿下が待っている。
ふーちゃんとまーちゃんを部屋に入れてドアを閉めると、ノエル殿下がふーちゃんとまーちゃんの前で膝をついて目線を合わせていた。
「フランツ殿とマリア嬢はお姉様たちに内緒で『ふーちゃん』と『まーちゃん』と呼ばれているのですね」
「それは、ひみつなのです」
「どうしてしっているの?」
「お姉様たちに教えてもらいました。わたくしもフランツ殿を『ふーちゃん』、マリア嬢を『まーちゃん』と呼んでいいですか?」
「ぜったい、ないしょにしてくれますか?」
「ひみつなの!」
「秘密にします。約束します」
「それなら、いいです」
「わたくし、まーちゃんってよばれるの、だいすき!」
さすがノエル殿下である。わたくしとクリスタちゃんに許可を取ったからといって、ふーちゃんとまーちゃんを急に呼ぶのではなく、本人たちに許可を取っている。
ちゃんと納得したふーちゃんとまーちゃんにノエル殿下が詩集を取り出した。
「ふーちゃんとまーちゃんに詩を読んであげましょう」
「うれしいです! わたし、しがだいすきです!」
「しはむずかしいけれど、ききます」
部屋のソファに座ってノエル殿下がふーちゃんとまーちゃんに詩を読む。
「眠れない夜に語るおとぎ話は優しくて、耳触りのいい言葉で書かれている。眠れないあなたの歌は少し寂しくて、聞かせた誰かの面影を見る。夜の歌よ、この声よ。どうかあなたに安らぎを。白み始めた空の向こうに、新しい明日が産声をあげている。夜の闇よ、静けさよ。その涙をそっと覆い隠してほしい」
異国の詩人の読んだ詩は優しくわたくしの胸に響く。
ふーちゃんもまーちゃんも、その詩を真剣に聞いていた。
「わたくし、おにいさまのしはよくわからないけれど、このしはすてきだとおもう」
「まーちゃん、わたしのしはわからないの!?」
「だって、おはながきゅうにでてきたり、ようせいさんがでてきたりするんだもん!」
わたくしもまーちゃんと同感だったのだが、クリスタちゃんは違う意見のようだ。
「ふーちゃんの詩はとても素敵なのですわ。まーちゃんはまだ小さいから分からないだけなのです」
「わたくし、ちいさいから、わからないの!? いまのしは、すてきだとおもったのよ!?」
「まーちゃんにもいつか分かる日が来ます。ふーちゃんの詩の素晴らしさが」
「クリスタおねえさまのしも、よくわからないの……」
「まーちゃんは小さいですからね。クリスタちゃんの詩はわたくしも認めているのですよ」
「ノエルでんかも!?」
仰け反って驚いているまーちゃんに、クリスタちゃんもふーちゃんもどこか誇らしげにしている。
「わたくしがおかしいのかしら……わたくしにはぜんぜんわからない……」
「まーちゃんも、今の詩は素敵だと思いましたよね?」
「いまのしは、わたくしもおねえさまたちががくえんにいってしまって、さみしいよるもあるけれど、そんなときにききたいようなしでした」
「まーちゃんも、今の詩は分かったのですね」
「『も』ということは、エリザベートおねえさまも?」
「あ、いや、その……わたくし、芸術がよく分からないのです」
いつの間にかまーちゃんは細かな会話のニュアンスも読み取れるように成長していたようだ。わたくしは失言をしてしまったかと反省する。
それでも、わたくしにはノエル殿下の詩もクリスタちゃんの詩もふーちゃんの詩も理解不能なのは確かだった。
「エリザベートおねえさま、わたくしにはわかりません。いまきいたしと、おにいさまとクリスタおねえさまのしは、まったくちがうようにかんじられるのです」
「そうですよね……わたくしもです」
まーちゃんの力強い言葉に分からないわたくしがおかしいのではないかもしれないと思えて来る。
「まーちゃんは小さいから仕方がないのですよ。大きくなれば分かるようになります」
「そうでしょうか?」
「今の詩の素晴らしさが分かるのでしたら、そのうちふーちゃんやクリスタちゃんの詩の素晴らしさも分かります」
懐疑的な眼差しのまーちゃんに、わたくしも同じだとどれだけ言いたかったか分からない。それでも、わたくしはノエル殿下の前だったので沈黙を守ったのだった。
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