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九章 クリスタちゃんの婚約と学園入学
19.エクムント様の甘い言葉
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レーニちゃんに促されてミリヤムちゃんがわたくしとエクムント様のそばにやってくる。ソファから立ち上がって、わたくしはエクムント様にミリヤムちゃんを紹介することにした。
「エクムント様、学園で仲良くなったミリヤム・アレンス嬢です。ミリヤム嬢、こちらはわたくしの婚約者で辺境伯家のエクムント・ヒンケル様です」
「初めまして、アレンス子爵家の娘、ミリヤムと申します」
「辺境伯のエクムント・ヒンケルです」
紫色のドレスのスカートを軽く持ってお辞儀をするミリヤムちゃんに、エクムント様も胸に手を当てて頭を下げている。
エクムント様の背がとても高いので、ミリヤムちゃんやわたくしが小さくなってしまったような気分になる。
「辺境伯領とはあまり御縁がなくて。辺境伯領の紫色の布が流行って、父にお願いして手に入れてもらいました」
「とてもお似合いですよ。私の領地の特産品を使ってくださって嬉しいです」
辺境伯領のことをミリヤムちゃんに伝えたいし、ミリヤムちゃんのことをエクムント様に伝えたいし、わたくしはどちらから伝えるのが正しいのか迷ってしまう。
「辺境伯領の布は濃淡で全く別の布と思えるようなものもありますから、わたくしは普通の紫、クリスタは薄紫、両親は濃い紫と使い分けておりますわ。辺境伯領は葡萄酒も有名で、ハインリヒ殿下とノルベルト殿下のお誕生日の式典では、成人した方たちは飲んでいましたわ」
まずは辺境伯領のことをミリヤムちゃんにアピールする。これはエクムント様の婚約者として当然のことであるし、ミリヤムちゃんの実家のアレンス家が裕福な家であると考えられるのでよいお客さんになってくれるかもしれないという考えの元だ。
「そうなのですね。濃淡でそれだけ違うとなると、わたくしもう一着辺境伯領の布のドレスが欲しくなりますわ」
葡萄酒はまだ飲めないので興味が薄いようだが、布に関しては飛び付いてくるミリヤムちゃん。葡萄酒の件は後で思い出してご両親にでも話が行けば儲けものだと思っておく。
「エクムント様、ミリヤム嬢の故郷では寄木細工の見事な工芸が有名で、柘植の櫛や椿油も作られています。わたくしもいただきましたが、椿油と柘植の櫛で髪がしっとりと纏めやすくなった気がしますの」
「エリザベート嬢の髪がいつも以上に艶々と美しいのはそのせいだったのですね」
友人としてミリヤムちゃんの故郷の特産品もエクムント様に売り込んでおく。ミリヤムちゃんは将来はノエル殿下の侍女となるように見込まれているのだ。エクムント様は中央で暮らすであろうミリヤムちゃんと交友を持っていても損ではないはずだ。
「カサンドラ様も椿油や柘植の櫛に興味があるかもしれません。寄木細工は私も興味があります。今度取り寄せてみましょう」
「あの、よろしければ、エリザベート様の婚約者様とお近付きの印にプレゼントさせていただけませんか?」
おずおずとだがエクムント様に申し出るミリヤムちゃんはかなり大胆なことを言っている。辺境伯領に自分の領地の特産品を売り込めたら、かなりの利益になることを計算してのことだろう。
「いえ、私は婚約者のいる身ですから、ありがたい申し出ですが、婚約者以外の異性からの贈り物は気軽には受け取らないことにしているのです。贈り物も婚約者とその家族以外にはしない。不器用な生き方かもしれませんが、エリザベート嬢を一番に考えたいので。寄木細工と柘植の櫛と椿油は、こちらで取り寄せさせていただきます」
エクムント様が断った。
わたくしという存在がいるから、他の異性からの贈り物は気軽には受け取らないとはっきりと言ってくれている。
エクムント様にとってわたくしは特別なのだとミリヤムちゃんの前でしらしめたようなものだ。
動揺して顔が赤くなるわたくしにレーニちゃんが微笑んでいる。
「一途なのですね。エリザベート様はお幸せですわ」
「中央での暮らしを捨てて、将来は辺境に嫁いできてくださるのです。できる限り大事にしたいと思っています」
真剣にエクムント様が仰るので、わたくしは動揺しすぎて空のカップを落としそうになってしまった。カップとソーサーがかしゃんと音を立てて、不作法をしてしまってわたくしが恥ずかしくて小さくなっていると、エクムント様がそれに気付いてくれる。
「エリザベート嬢はもう飲み物がないではないですか。今日はケーキも軽食も召し上がっていませんね? 一緒に取りに行きますか?」
「は、はい」
カップとソーサーをわたくしの手から受け取って、給仕に渡して、エクムント様はそのままわたくしの手を取って歩き出す。ミリヤムちゃんともレーニちゃんともお話はしたかったが、わたくしはエクムント様と繋いでいる手が熱くて、それどころではなかった。
ミルクポッドも落としてしまうし、声は裏返ってしまうし、カップとソーサーで大きな音を立ててしまった。普段ならこんな不作法は絶対にしないのに、今日のわたくしはどうしてしまったのだろう。
エクムント様がわたくしを甘やかすようなことをするからいけないのだ。
ケーキや軽食を取り分けていると、クリスタちゃんもケーキや軽食が並べられたテーブルに来ていた。
「お姉様、わたくし、全部見てしまったし、聞いてしまいました」
「な、何をですか!?」
「エクムント様に熱烈に思われているのですね」
「ち、ちが……違いませんけど、それは婚約者だからで、わたくしだからでは」
ない、と言おうとして、自分で言っていてあまりにも悲しくなってその先は口に出せなかった。
しょんぼりとしてしまったわたくしにエクムント様が紅茶とミルクポッドを持って聞いてくる。
「どれくらいミルクは入れますか? ケーキのお皿を持ったままでは入れられないでしょう。それに、エリザベート嬢はお腹が空いているのではないですか? 今日は指先が震えているようですよ」
手を繋いだときに指先の震えまではっきりと感じ取られてしまったようだ。エクムント様は軍人でもあるから、相手の変化に気付きやすいのだろう。
それにしても、お腹が空いているからと思われているのは恥ずかしい。
「そうではないのです」
「何にせよ、今日のお茶会ではまだなにも召し上がっていないのは確かなのですから、しっかり食べてください。たくさん食べているエリザベート嬢も可愛いのですから」
たくさん食べるのが可愛いだなんて、完全に子ども扱いではないだろうか。
ショックを受けるわたくしに、クリスタちゃんが言葉を挟んでくる。
「エクムント様、お姉様はもう十三歳なのですよ」
「そうでした。失礼しました」
白い歯を見せて笑うのも格好よくて、最早わたくしは悔しくなる。
エクムント様に翻弄されている。
エクムント様がこんなに格好いいからいけないのだ。
軽食とケーキを食べてミルクティーを飲むと少し落ち着いてくる。
やはりわたくしは空腹だったようだ。
「エリザベート様、ドレスの染み抜きが終わりました。アイロンで乾かしているので、すぐに着られますよ」
「ありがとうございます、レーニ嬢」
リリエンタール家の使用人のおかげでわたくしのドレスは綺麗に染み抜きされて、乾かされたようだ。
レーニちゃんの部屋に行って着替えると、全く染みは残っていなかった。
「エクムント様からもらった布で作ったわたくしの大事なドレスでしたの。ありがとうございます」
「お役に立ててよかったですわ。エリザベートお姉様はそのドレスが本当にお似合いになりますこと」
「レーニちゃんもお似合いですよ?」
「わたくしは、流行だから着てみましたが、やはりレモンイエローやオレンジのドレスの方が似合う気がします」
わたくしが返したレモンイエローのドレスを使用人に渡しながら、レーニちゃんは苦笑していた。
美しいストロベリーブロンドの髪をしているレーニちゃんは紫色はあまり好みではなかったのかもしれない。それでもレーニちゃんが一着は欲しいと思うくらいに辺境伯領の布は中央に浸透している。
これは辺境伯領にとっていいことだとわたくしは思っていた。
「お姉様、ダンスが始まりますわよ」
呼びに来たクリスタちゃんに、わたくしはダンスで失敗しないかどうか心配になっていた。
「エクムント様、学園で仲良くなったミリヤム・アレンス嬢です。ミリヤム嬢、こちらはわたくしの婚約者で辺境伯家のエクムント・ヒンケル様です」
「初めまして、アレンス子爵家の娘、ミリヤムと申します」
「辺境伯のエクムント・ヒンケルです」
紫色のドレスのスカートを軽く持ってお辞儀をするミリヤムちゃんに、エクムント様も胸に手を当てて頭を下げている。
エクムント様の背がとても高いので、ミリヤムちゃんやわたくしが小さくなってしまったような気分になる。
「辺境伯領とはあまり御縁がなくて。辺境伯領の紫色の布が流行って、父にお願いして手に入れてもらいました」
「とてもお似合いですよ。私の領地の特産品を使ってくださって嬉しいです」
辺境伯領のことをミリヤムちゃんに伝えたいし、ミリヤムちゃんのことをエクムント様に伝えたいし、わたくしはどちらから伝えるのが正しいのか迷ってしまう。
「辺境伯領の布は濃淡で全く別の布と思えるようなものもありますから、わたくしは普通の紫、クリスタは薄紫、両親は濃い紫と使い分けておりますわ。辺境伯領は葡萄酒も有名で、ハインリヒ殿下とノルベルト殿下のお誕生日の式典では、成人した方たちは飲んでいましたわ」
まずは辺境伯領のことをミリヤムちゃんにアピールする。これはエクムント様の婚約者として当然のことであるし、ミリヤムちゃんの実家のアレンス家が裕福な家であると考えられるのでよいお客さんになってくれるかもしれないという考えの元だ。
「そうなのですね。濃淡でそれだけ違うとなると、わたくしもう一着辺境伯領の布のドレスが欲しくなりますわ」
葡萄酒はまだ飲めないので興味が薄いようだが、布に関しては飛び付いてくるミリヤムちゃん。葡萄酒の件は後で思い出してご両親にでも話が行けば儲けものだと思っておく。
「エクムント様、ミリヤム嬢の故郷では寄木細工の見事な工芸が有名で、柘植の櫛や椿油も作られています。わたくしもいただきましたが、椿油と柘植の櫛で髪がしっとりと纏めやすくなった気がしますの」
「エリザベート嬢の髪がいつも以上に艶々と美しいのはそのせいだったのですね」
友人としてミリヤムちゃんの故郷の特産品もエクムント様に売り込んでおく。ミリヤムちゃんは将来はノエル殿下の侍女となるように見込まれているのだ。エクムント様は中央で暮らすであろうミリヤムちゃんと交友を持っていても損ではないはずだ。
「カサンドラ様も椿油や柘植の櫛に興味があるかもしれません。寄木細工は私も興味があります。今度取り寄せてみましょう」
「あの、よろしければ、エリザベート様の婚約者様とお近付きの印にプレゼントさせていただけませんか?」
おずおずとだがエクムント様に申し出るミリヤムちゃんはかなり大胆なことを言っている。辺境伯領に自分の領地の特産品を売り込めたら、かなりの利益になることを計算してのことだろう。
「いえ、私は婚約者のいる身ですから、ありがたい申し出ですが、婚約者以外の異性からの贈り物は気軽には受け取らないことにしているのです。贈り物も婚約者とその家族以外にはしない。不器用な生き方かもしれませんが、エリザベート嬢を一番に考えたいので。寄木細工と柘植の櫛と椿油は、こちらで取り寄せさせていただきます」
エクムント様が断った。
わたくしという存在がいるから、他の異性からの贈り物は気軽には受け取らないとはっきりと言ってくれている。
エクムント様にとってわたくしは特別なのだとミリヤムちゃんの前でしらしめたようなものだ。
動揺して顔が赤くなるわたくしにレーニちゃんが微笑んでいる。
「一途なのですね。エリザベート様はお幸せですわ」
「中央での暮らしを捨てて、将来は辺境に嫁いできてくださるのです。できる限り大事にしたいと思っています」
真剣にエクムント様が仰るので、わたくしは動揺しすぎて空のカップを落としそうになってしまった。カップとソーサーがかしゃんと音を立てて、不作法をしてしまってわたくしが恥ずかしくて小さくなっていると、エクムント様がそれに気付いてくれる。
「エリザベート嬢はもう飲み物がないではないですか。今日はケーキも軽食も召し上がっていませんね? 一緒に取りに行きますか?」
「は、はい」
カップとソーサーをわたくしの手から受け取って、給仕に渡して、エクムント様はそのままわたくしの手を取って歩き出す。ミリヤムちゃんともレーニちゃんともお話はしたかったが、わたくしはエクムント様と繋いでいる手が熱くて、それどころではなかった。
ミルクポッドも落としてしまうし、声は裏返ってしまうし、カップとソーサーで大きな音を立ててしまった。普段ならこんな不作法は絶対にしないのに、今日のわたくしはどうしてしまったのだろう。
エクムント様がわたくしを甘やかすようなことをするからいけないのだ。
ケーキや軽食を取り分けていると、クリスタちゃんもケーキや軽食が並べられたテーブルに来ていた。
「お姉様、わたくし、全部見てしまったし、聞いてしまいました」
「な、何をですか!?」
「エクムント様に熱烈に思われているのですね」
「ち、ちが……違いませんけど、それは婚約者だからで、わたくしだからでは」
ない、と言おうとして、自分で言っていてあまりにも悲しくなってその先は口に出せなかった。
しょんぼりとしてしまったわたくしにエクムント様が紅茶とミルクポッドを持って聞いてくる。
「どれくらいミルクは入れますか? ケーキのお皿を持ったままでは入れられないでしょう。それに、エリザベート嬢はお腹が空いているのではないですか? 今日は指先が震えているようですよ」
手を繋いだときに指先の震えまではっきりと感じ取られてしまったようだ。エクムント様は軍人でもあるから、相手の変化に気付きやすいのだろう。
それにしても、お腹が空いているからと思われているのは恥ずかしい。
「そうではないのです」
「何にせよ、今日のお茶会ではまだなにも召し上がっていないのは確かなのですから、しっかり食べてください。たくさん食べているエリザベート嬢も可愛いのですから」
たくさん食べるのが可愛いだなんて、完全に子ども扱いではないだろうか。
ショックを受けるわたくしに、クリスタちゃんが言葉を挟んでくる。
「エクムント様、お姉様はもう十三歳なのですよ」
「そうでした。失礼しました」
白い歯を見せて笑うのも格好よくて、最早わたくしは悔しくなる。
エクムント様に翻弄されている。
エクムント様がこんなに格好いいからいけないのだ。
軽食とケーキを食べてミルクティーを飲むと少し落ち着いてくる。
やはりわたくしは空腹だったようだ。
「エリザベート様、ドレスの染み抜きが終わりました。アイロンで乾かしているので、すぐに着られますよ」
「ありがとうございます、レーニ嬢」
リリエンタール家の使用人のおかげでわたくしのドレスは綺麗に染み抜きされて、乾かされたようだ。
レーニちゃんの部屋に行って着替えると、全く染みは残っていなかった。
「エクムント様からもらった布で作ったわたくしの大事なドレスでしたの。ありがとうございます」
「お役に立ててよかったですわ。エリザベートお姉様はそのドレスが本当にお似合いになりますこと」
「レーニちゃんもお似合いですよ?」
「わたくしは、流行だから着てみましたが、やはりレモンイエローやオレンジのドレスの方が似合う気がします」
わたくしが返したレモンイエローのドレスを使用人に渡しながら、レーニちゃんは苦笑していた。
美しいストロベリーブロンドの髪をしているレーニちゃんは紫色はあまり好みではなかったのかもしれない。それでもレーニちゃんが一着は欲しいと思うくらいに辺境伯領の布は中央に浸透している。
これは辺境伯領にとっていいことだとわたくしは思っていた。
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