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九章 クリスタちゃんの婚約と学園入学
5.ミリヤム嬢の夢
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委縮していたミリヤム嬢は、ノエル殿下のお茶会に招かれた最初の日はものすごく緊張していた様子だった。
「わたくしが、ノエル殿下のお茶会に招かれるなど、失礼がないでしょうか」
「学生のうちにたくさんのひとと触れ合っておいて、失敗をして学んでおくのが学園の意義です。多少失敗したところで、わたくしも他の方も気にしません。堂々としていてください」
さすがノエル殿下は隣国の王女というだけはある。言葉にも重みがあって上級生らしい態度を取っていらっしゃった。
「失敗してもいいのですか?」
「失敗したらエリザベート嬢やクリスタ嬢やレーニ嬢が、後からそっと教えてくれます。その場で指摘するのはミリヤム嬢に恥をかかせますからね」
「エリザベート様やクリスタ様やレーニ様がわたくしに配慮してくださるのですか!?」
「当然のことです。わたくしたちは同じ学園に通う生徒なのですから。共に学び合い教え合うのです」
ノエル殿下のお言葉にわたくしもクリスタちゃんもレーニちゃんも頷いている。立派なノエル殿下の御心にミリヤム嬢は胸を打たれたようである。
「ノエル殿下のような素晴らしい方に出会えてわたくしは学園に入学した甲斐がありました」
「わたくしも、様々な身分の方と触れ合って学びたいと思っていました。ミリヤム嬢、あなたのことを教えてください」
紅茶とお茶菓子を嗜みながら、今日はミリヤム嬢が話をすることになりそうだ。ミルクポットから紅茶にミルクを入れて、わたくしはミルクティーを飲みながらミリヤム嬢の話を聞く。
「わたくしはアレンス家の長女として生まれました。兄が二人いるので、長兄がアレンス家を継いで、次兄はその補佐に回ることが決まっております。わたくしは小さな頃から高貴な方にお仕えするのが夢でした」
「高貴な方と結婚をしたいというのではないのですか?」
「子爵家のわたくしが高貴な方と結婚なんて想像もしません。ただ、高貴な家では子爵家のわたくしを雇ってくださる家もあるのではないかと思っていたのです」
わたくしの母がシュレーゼマン子爵家からキルヒマン侯爵家の養子になって、ディッペル公爵家に嫁いだのは、例外中の例外である。子爵家のミリヤム嬢はそんなことができるとは思っておらず、現実的なことを考えていたようである。
「高貴な家では、子どもの養育のために貴族の乳母を雇い入れたり、貴族の侍女を雇い入れたりすると聞いています。わたくしはそうなれればいいと思っていたのですが、学園に入学して自分の勉強の足りなさ、礼儀作法のなってなさを見せつけられた気分です」
「ミリヤム嬢、あなたはまだ二年生になったばかりです。これからどれだけでも学べます。あなたのご両親はあなたが教養と礼儀作法を身に着け、立派な淑女となるために学園に入学させたのでしょう?」
「その通りです。ノエル殿下とお話ししていると、わたくしは、自信が出てきます。ノエル殿下にお近付きになれて本当に幸せです」
ノエル殿下もミリヤム嬢のことを気に入っているようだし、ミリヤム嬢もノエル殿下を無邪気に慕っている。高貴な方にお仕えしたいというミリヤム嬢の願いが叶えられないものかわたくしは考え始めていた。
お茶の時間も終わりに差し掛かると、ミリヤム嬢はわたくしに向き直った。
「今日は奇跡のような一日でした。ペオーニエ寮のテーブルで昼食を食べて、ノエル殿下のお茶会に招待されて……。それも全て、エリザベート様がわたくしにお声をかけてくださったからです」
「ミリヤム嬢は一年間酷い苛めに耐えてきたのです。それを早くに気付けなかったわたくしも同罪です」
「いいえ、エリザベート様は同罪などではありません。あの方々は、ペオーニエ寮の方に見えないように陰で苛めを実行していたのです。エリザベート様が声を上げてわたくしを助けて下さらなかったら、わたくしはもっと酷いことになっていたかもしれません。ありがとうございます」
原作の『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』でクリスタちゃんと仲良くして、わたくし、エリザベート・ディッペルを悪役として憎む役だったので、ミリヤム嬢を警戒していたことをわたくしは後悔していた。もっと早くに苛めに気付いていたら、ミリヤム嬢を助けられたかもしれない。
原作が変わってクリスタちゃんがわたくしの妹としてとても可愛く愛しく育ったように、ミリヤム嬢もわたくしの接し方次第で運命が変わるかもしれないと早く気付かなければいけなかった。
反省するわたくしにミリヤム嬢はどこまでも感謝をしてくれた。わたくしの胸が罪悪感でちくちくと痛む。
ミリヤム嬢を助けられた場面は他にもあったかもしれない。それをミリヤム嬢を警戒して遠ざけていたことでわたくしは見落としていたかもしれないのだ。
「これからはミリヤム嬢はノエル殿下のお茶会に招かれたものとして守られます。安心してください」
「はい、ありがとうございます、エリザベート様」
嬉しそうに微笑んでいるミリヤム嬢を見ると、小さい頃のクリスタちゃんを思い出す。クリスタちゃんもこんな風に無邪気にわたくしのことを慕ってくれていた。
「ミリヤム嬢、何かあったらわたくしのことも頼ってください」
「寮は違いますが、何かお力になれることがあるかもしれません」
「クリスタ様、レーニ様、有難いお言葉です」
「男子生徒から何か言われたり、されたりしたら、僕たちにお任せを」
「男子生徒には私たちが思い知らせてあげましょう」
クリスタちゃんもレーニちゃんもミリヤム嬢に優しくしているし、ノルベルト殿下もハインリヒ殿下もノエル殿下とクリスタちゃんにいいところを見せようと張り切っている。
ミリヤム嬢は何度も頭を下げてお礼を言っていた。
「わたくし、子どもが生まれたら、乳母は貴族から選びたいと思っておりますのよ」
「ノエル殿下、それはもしかして……」
「ミリヤム嬢を教育すれば、子どもの養育に相応しい資質を備えるのではないでしょうか」
ノエル殿下とノルベルト殿下の会話にわたくしは耳を澄ます。
来年度にはノエル殿下は最上級生になるし、再来年にはノエル殿下は学園を卒業する。ノルベルト殿下が学園を卒業するのはその二年後になるが、卒業と同時にノエル殿下とノルベルト殿下の結婚式は執り行われるだろう。
わたくしの母は学園を卒業してから一年でわたくしを生んでいる。早ければ、ミリヤム嬢の卒業の頃にはノエル殿下には赤ちゃんが生まれている可能性もあるのだ。
高貴な方の子どもの乳母となるのはとても名誉なことだ。
乳母が子どもの最初の教育を受け持つし、最終的にずっと乳母がその子どもについて、養育の責任を負うことになる。
責任は重大だがとても名誉な仕事であることには違いない。
学園を卒業したミリヤム嬢がその職に相応しいかと言えば、間違いなく相応しいだろう。
「子どもが生まれるまでは、侍女として働いてもらいたいですね。ミリヤム嬢ならば、学園を卒業するころには優秀な成績を修めていることでしょう。侍女頭になってもらうのがいいかもしれません」
話はだんだんと大きくなってきている。
ミリヤム嬢もこの話を聞けばものすごく喜ぶのではないだろうか。
現代日本の記憶が朧気にあるわたくしとしても、結婚だけが女性の幸せとは考えたくないところがあった。働く女性としてミリヤム嬢が幸せを掴めるのならば応援したい気持ちでいっぱいだ。
この話も、ミリヤム嬢が今後どう変わっていくかで進むかどうかが決まってくる。
ミリヤム嬢をわたくしの脅威ではなく、友達として迎えられるように、わたくしもミリヤム嬢の教育についてお手伝いをしようと心に決める。
「お姉様がわたくしを助けてくださったときのことを思い出しました」
「クリスタ、覚えているのですか?」
「ディッペル家に来る前のことはあまり覚えていないのですが、お姉様がわたくしをディッペル家に連れて来てくれたことだけは覚えています」
両親に頼んでクリスタちゃんをディッペル家に留まらせてくれるように頼んだ日。
それをクリスタちゃんも覚えていた。
「わたくしが、ノエル殿下のお茶会に招かれるなど、失礼がないでしょうか」
「学生のうちにたくさんのひとと触れ合っておいて、失敗をして学んでおくのが学園の意義です。多少失敗したところで、わたくしも他の方も気にしません。堂々としていてください」
さすがノエル殿下は隣国の王女というだけはある。言葉にも重みがあって上級生らしい態度を取っていらっしゃった。
「失敗してもいいのですか?」
「失敗したらエリザベート嬢やクリスタ嬢やレーニ嬢が、後からそっと教えてくれます。その場で指摘するのはミリヤム嬢に恥をかかせますからね」
「エリザベート様やクリスタ様やレーニ様がわたくしに配慮してくださるのですか!?」
「当然のことです。わたくしたちは同じ学園に通う生徒なのですから。共に学び合い教え合うのです」
ノエル殿下のお言葉にわたくしもクリスタちゃんもレーニちゃんも頷いている。立派なノエル殿下の御心にミリヤム嬢は胸を打たれたようである。
「ノエル殿下のような素晴らしい方に出会えてわたくしは学園に入学した甲斐がありました」
「わたくしも、様々な身分の方と触れ合って学びたいと思っていました。ミリヤム嬢、あなたのことを教えてください」
紅茶とお茶菓子を嗜みながら、今日はミリヤム嬢が話をすることになりそうだ。ミルクポットから紅茶にミルクを入れて、わたくしはミルクティーを飲みながらミリヤム嬢の話を聞く。
「わたくしはアレンス家の長女として生まれました。兄が二人いるので、長兄がアレンス家を継いで、次兄はその補佐に回ることが決まっております。わたくしは小さな頃から高貴な方にお仕えするのが夢でした」
「高貴な方と結婚をしたいというのではないのですか?」
「子爵家のわたくしが高貴な方と結婚なんて想像もしません。ただ、高貴な家では子爵家のわたくしを雇ってくださる家もあるのではないかと思っていたのです」
わたくしの母がシュレーゼマン子爵家からキルヒマン侯爵家の養子になって、ディッペル公爵家に嫁いだのは、例外中の例外である。子爵家のミリヤム嬢はそんなことができるとは思っておらず、現実的なことを考えていたようである。
「高貴な家では、子どもの養育のために貴族の乳母を雇い入れたり、貴族の侍女を雇い入れたりすると聞いています。わたくしはそうなれればいいと思っていたのですが、学園に入学して自分の勉強の足りなさ、礼儀作法のなってなさを見せつけられた気分です」
「ミリヤム嬢、あなたはまだ二年生になったばかりです。これからどれだけでも学べます。あなたのご両親はあなたが教養と礼儀作法を身に着け、立派な淑女となるために学園に入学させたのでしょう?」
「その通りです。ノエル殿下とお話ししていると、わたくしは、自信が出てきます。ノエル殿下にお近付きになれて本当に幸せです」
ノエル殿下もミリヤム嬢のことを気に入っているようだし、ミリヤム嬢もノエル殿下を無邪気に慕っている。高貴な方にお仕えしたいというミリヤム嬢の願いが叶えられないものかわたくしは考え始めていた。
お茶の時間も終わりに差し掛かると、ミリヤム嬢はわたくしに向き直った。
「今日は奇跡のような一日でした。ペオーニエ寮のテーブルで昼食を食べて、ノエル殿下のお茶会に招待されて……。それも全て、エリザベート様がわたくしにお声をかけてくださったからです」
「ミリヤム嬢は一年間酷い苛めに耐えてきたのです。それを早くに気付けなかったわたくしも同罪です」
「いいえ、エリザベート様は同罪などではありません。あの方々は、ペオーニエ寮の方に見えないように陰で苛めを実行していたのです。エリザベート様が声を上げてわたくしを助けて下さらなかったら、わたくしはもっと酷いことになっていたかもしれません。ありがとうございます」
原作の『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』でクリスタちゃんと仲良くして、わたくし、エリザベート・ディッペルを悪役として憎む役だったので、ミリヤム嬢を警戒していたことをわたくしは後悔していた。もっと早くに苛めに気付いていたら、ミリヤム嬢を助けられたかもしれない。
原作が変わってクリスタちゃんがわたくしの妹としてとても可愛く愛しく育ったように、ミリヤム嬢もわたくしの接し方次第で運命が変わるかもしれないと早く気付かなければいけなかった。
反省するわたくしにミリヤム嬢はどこまでも感謝をしてくれた。わたくしの胸が罪悪感でちくちくと痛む。
ミリヤム嬢を助けられた場面は他にもあったかもしれない。それをミリヤム嬢を警戒して遠ざけていたことでわたくしは見落としていたかもしれないのだ。
「これからはミリヤム嬢はノエル殿下のお茶会に招かれたものとして守られます。安心してください」
「はい、ありがとうございます、エリザベート様」
嬉しそうに微笑んでいるミリヤム嬢を見ると、小さい頃のクリスタちゃんを思い出す。クリスタちゃんもこんな風に無邪気にわたくしのことを慕ってくれていた。
「ミリヤム嬢、何かあったらわたくしのことも頼ってください」
「寮は違いますが、何かお力になれることがあるかもしれません」
「クリスタ様、レーニ様、有難いお言葉です」
「男子生徒から何か言われたり、されたりしたら、僕たちにお任せを」
「男子生徒には私たちが思い知らせてあげましょう」
クリスタちゃんもレーニちゃんもミリヤム嬢に優しくしているし、ノルベルト殿下もハインリヒ殿下もノエル殿下とクリスタちゃんにいいところを見せようと張り切っている。
ミリヤム嬢は何度も頭を下げてお礼を言っていた。
「わたくし、子どもが生まれたら、乳母は貴族から選びたいと思っておりますのよ」
「ノエル殿下、それはもしかして……」
「ミリヤム嬢を教育すれば、子どもの養育に相応しい資質を備えるのではないでしょうか」
ノエル殿下とノルベルト殿下の会話にわたくしは耳を澄ます。
来年度にはノエル殿下は最上級生になるし、再来年にはノエル殿下は学園を卒業する。ノルベルト殿下が学園を卒業するのはその二年後になるが、卒業と同時にノエル殿下とノルベルト殿下の結婚式は執り行われるだろう。
わたくしの母は学園を卒業してから一年でわたくしを生んでいる。早ければ、ミリヤム嬢の卒業の頃にはノエル殿下には赤ちゃんが生まれている可能性もあるのだ。
高貴な方の子どもの乳母となるのはとても名誉なことだ。
乳母が子どもの最初の教育を受け持つし、最終的にずっと乳母がその子どもについて、養育の責任を負うことになる。
責任は重大だがとても名誉な仕事であることには違いない。
学園を卒業したミリヤム嬢がその職に相応しいかと言えば、間違いなく相応しいだろう。
「子どもが生まれるまでは、侍女として働いてもらいたいですね。ミリヤム嬢ならば、学園を卒業するころには優秀な成績を修めていることでしょう。侍女頭になってもらうのがいいかもしれません」
話はだんだんと大きくなってきている。
ミリヤム嬢もこの話を聞けばものすごく喜ぶのではないだろうか。
現代日本の記憶が朧気にあるわたくしとしても、結婚だけが女性の幸せとは考えたくないところがあった。働く女性としてミリヤム嬢が幸せを掴めるのならば応援したい気持ちでいっぱいだ。
この話も、ミリヤム嬢が今後どう変わっていくかで進むかどうかが決まってくる。
ミリヤム嬢をわたくしの脅威ではなく、友達として迎えられるように、わたくしもミリヤム嬢の教育についてお手伝いをしようと心に決める。
「お姉様がわたくしを助けてくださったときのことを思い出しました」
「クリスタ、覚えているのですか?」
「ディッペル家に来る前のことはあまり覚えていないのですが、お姉様がわたくしをディッペル家に連れて来てくれたことだけは覚えています」
両親に頼んでクリスタちゃんをディッペル家に留まらせてくれるように頼んだ日。
それをクリスタちゃんも覚えていた。
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