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七章 辺境伯領の特産品を
30.クリスタちゃん、十一歳
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ふーちゃんのお誕生日が終わると、クリスタちゃんのお誕生日が来る。
クリスタちゃんのお誕生日にはハインリヒ殿下とノルベルト殿下だけでなくノエル殿下も来るとあって、準備は念入りにされていた。
知らせが入ったのはお誕生日の直前だった。
「国王陛下と王妃殿下もいらっしゃるとのことだ」
「クリスタがハインリヒ殿下の未来の婚約者となることが決まっているので、クリスタのお誕生日をお祝いに来て下さるのですよ」
国王陛下と王妃殿下が来るとなると、ますますしっかりと準備しなければいけない。
春のドレスは夏にも着られるから、ノルベルト殿下のお誕生日のお茶会でも着られるようなドレスを誂えてもらった。
ハインリヒ殿下のお誕生日ではクリスタちゃんが学園に入学するときにハインリヒ殿下とクリスタちゃんが婚約することが発表されるから、クリスタちゃんは特別なドレスを用意しなければいけなかった。
特別なドレスも誂えつつ、今回のお誕生日のドレスも誂える。
クリスタちゃんは大忙しだったが、嬉しそうにしていた。
「国王陛下と王妃殿下がいらっしゃるということは、わたくしがハインリヒ殿下の婚約者になることを察する方もいらっしゃるでしょうね」
「クリスタがハインリヒ殿下の婚約者となって、エリザベートがエクムント殿の婚約者で、ディッペル家からは王家と辺境伯家に娘を嫁がせることができる」
「とても名誉なことですね。ディッペル家の地位も確立されます」
両親もドレスを合わせるクリスタちゃんを見ながら目を細めていた。
クリスタちゃんのお誕生日の当日、わたくしは青いドレスを着て、エクムント様にもらったネックレスとイヤリングを付けていた。クリスタちゃんはピンク色のドレスを着て、ハインリヒ殿下にもらったネックレスとイヤリングを付けている。
わたくしは薄っすらとだが口紅も塗っていた。
国王陛下と王妃殿下がいらっしゃると、クリスタちゃんは頭を下げてご挨拶をする。
「わたくしのお誕生日のお茶会にいらしてくださってとても嬉しいです」
「ディッペル家はこのオルヒデー帝国でも大事な公爵家だ。その娘であるクリスタを私が祝うのも当然のこと」
「オルヒデー帝国唯一の公爵家の令嬢ですものね。王家にとっても大事な方ですわ」
国王陛下と王妃殿下の言葉の端々から、クリスタちゃんがハインリヒ殿下の婚約者として選ばれたのだというのが伝わってくる。ハインリヒ殿下の妃となるということは、いずれは国母となるということだ。
国王陛下と王妃殿下にクリスタちゃんが挨拶した後には、明らかに周囲のクリスタちゃんへの態度が変わっているのが分かった。クリスタちゃんは王族の一員として迎え入れられるのだと悟ったのだ。
「クリスタ嬢、お誕生日おめでとうございます」
「ハインリヒ殿下、ありがとうございます」
「今のネックレスとイヤリングもお似合いなのですが、正式な場所ではもっと豪華なものを着けられた方がいいのではないかとノルベルト兄上からアドバイスをいただきました」
「わたくし、このネックレスとイヤリングを気に入っていますのよ」
「正式な場所では、こちらを身に着けてくださいませんか?」
正式な場所というのがクリスタちゃんにはピンと来ていないようだ。隣りに立っていたわたくしがそっと耳打ちする。
「婚約の発表の場のことです」
「お姉様、そうなのですね」
やっと理解したクリスタちゃんはハインリヒ殿下からネックレスとイヤリングを受け取っていた。細長い箱の中に真珠のネックレスとイヤリングが入っている。
「ピンク色の珍しい真珠で作らせました。クリスタ嬢にはピンクがよくお似合いなので」
「ありがとうございます。開けてもいいですか?」
「もちろんです」
箱を開けて淡いピンクに輝く真珠をクリスタちゃんはうっとりと見つめていた。これならば婚約の発表の場でも、婚約式でもつけていておかしくはないだろう。
「真珠の石言葉は『健康』と『円満』です。クリスタ嬢がずっと健康で、私たちの仲が円満であるように願いをかけて贈ります」
「ハインリヒ殿下との仲がずっと円満でありますように。わたくしも願っています」
大事に箱の蓋を締めてクリスタちゃんはそれを胸に抱きしめた。
真珠のネックレスとイヤリングの入った箱はデボラに預けて部屋に持って行ってもらって、クリスタちゃんはハインリヒ殿下に手を引かれて踊りの輪に入っていく。
踊っているクリスタちゃんとハインリヒ殿下を見守っていると、エクムント様から手を差し伸べられた。
「踊りましょうか?」
「はい、エクムント様」
エクムント様に大きな手に手を重ねて踊りの輪に入っていく。
ワルツを数曲踊ると、わたくしもクリスタちゃんも疲れて喉が渇いて来ていた。それを察したハインリヒ殿下とエクムント様がお茶の席に連れて行ってくれる。
端のテーブルにはガブリエラちゃんとレーニちゃんとノルベルト殿下とノエル殿下が座ってお茶をしていた。
「戻って来られましたわね。わたくしとお茶をご一緒してもらわないと」
「フランツ殿が書いた詩について話をしていたところだったのです。フランツ殿は本当に才能があります」
「レーニ嬢から詩を読んでもらって、わたくしもフランツ殿には才能があると確信しているのですよ」
ノエル殿下とノルベルト殿下の言葉にわたくしはひたすら戸惑ってしまう。
わたくしにはあの詩の意味がよく分からないのだ。
ノエル殿下もノルベルト殿下もクリスタちゃんもあの詩が素晴らしいというけれど、芸術を解さないのか、わたくしには素晴らしさがよく分からない。
「ノエル殿下に解説していただきましたが、あれは恋の詩だったのですね」
「とても可愛らしい詩ですよ。レーニ嬢は本当に愛されているのですね」
「そうだったら嬉しいです。わたくし、まだ恋をしたことはありませんが、愛されて結婚したいと思うのです」
レーニちゃんのふーちゃんへの感情はまだ恋にまでは発展していない。それでもレーニちゃんが愛されて結婚したいと思う理由をわたくしは知っていた。
レーニちゃんの元父親はリリエンタール侯爵と不仲で、元ノメンゼン子爵の妾を愛人にするような男だった。今は元ノメンゼン子爵の妾の娘を引き取って育てているという。
そのことをレーニちゃんは気にしていないと言っていたが、レーニちゃんが傷付いていないはずはなかった。
両親のことがあるからこそ、レーニちゃんは愛されて結婚したいと思っている。
貴族社会においては結婚は家と家を結ぶ政略であって、恋愛感情を重視したものではないので、レーニちゃんは一時期そのことを恐れていた。結婚したくないとも、リリエンタール侯爵を継ぎたくないとも言っていた。
今のレーニちゃんはふーちゃんの想いを受け止めて、結婚の話にも前向きになっているように思える。
「フランツさまは、わたくしよりもちいさいのに、しがよめるのですね。わたくし、しはよくわかりません」
「ガブリエラ嬢、フランツ殿に特別な才能があるだけで、ガブリエラ嬢が劣っているというわけではないのですよ」
「そもそも、しのよみかたなど、わたくしにはよくわかりません。ものがたりとしは、どうちがうのですか?」
物語と詩の違い。
それを聞かれるとわたくしも困ってしまう。
古い物語の中には叙事詩というものもあるし、詩と物語がどう違うのか、わたくしにもよく分かっていなかった。
困ったときにはわたくしはエクムント様を見る癖がついている。
エクムント様は姪の問いかけに真摯に答えていた。
「物語は古くから伝わる話や、作者の見聞きしたものや想像で書かれる文学作品で、ストーリーのあるものだよ。詩は作者の感じたものを一定のリズムを持つ言語形式で表したものだよ」
はっきりと言語化して違いを言えなかったわたくしに対して、エクムント様はしっかりとそれを言語化する術を持っていた。
さすがエクムント様だと感心してしまう。
「しには、ストーリーはないのですか?」
「ストーリーがあるものもあるけれど、それは叙事詩などと言って、物語の一部に入るね」
「エクムントおじさまは、なんでもしっているのですね。エクムントおじさまは、エリザベートさまにしをささげたりしないのですか?」
目を輝かせてガブリエラちゃんが言っているのだが、わたくしはエクムント様を見て思わず首を振ってしまった。
「詩は、わたくしは、結構です」
「私は詩を書けるほどの芸術的なセンスはないようです。エリザベート嬢、すみません」
「いえ、わたくしも詩を解するだけの芸術的センスがないのです」
「私は不器用な軍人ですからね」
詩に関してはエクムント様もわたくしも同じ考えのようで安心した。
ふーちゃんのような詩をエクムント様から頂いてしまったら、わたくしは困惑することしかできないだろう。
「ハインリヒ殿下のお誕生日にはわたくし、詩を書いて参りますわ」
「あ、ありがとうございます」
甘く囁くクリスタちゃんに、ハインリヒ殿下の表情が引き攣ったのをわたくしは見逃さなかった。ハインリヒ殿下も詩が理解できないのだろう。
クリスタちゃんは十一歳になって、初夏のハインリヒ殿下のお誕生日には、来年の春に婚約をすることが発表される。幸せそうなクリスタちゃんを横目に見ながら、わたくしはハインリヒ殿下に捧げられる詩が難解ではないことを祈っていた。
クリスタちゃんのお誕生日にはハインリヒ殿下とノルベルト殿下だけでなくノエル殿下も来るとあって、準備は念入りにされていた。
知らせが入ったのはお誕生日の直前だった。
「国王陛下と王妃殿下もいらっしゃるとのことだ」
「クリスタがハインリヒ殿下の未来の婚約者となることが決まっているので、クリスタのお誕生日をお祝いに来て下さるのですよ」
国王陛下と王妃殿下が来るとなると、ますますしっかりと準備しなければいけない。
春のドレスは夏にも着られるから、ノルベルト殿下のお誕生日のお茶会でも着られるようなドレスを誂えてもらった。
ハインリヒ殿下のお誕生日ではクリスタちゃんが学園に入学するときにハインリヒ殿下とクリスタちゃんが婚約することが発表されるから、クリスタちゃんは特別なドレスを用意しなければいけなかった。
特別なドレスも誂えつつ、今回のお誕生日のドレスも誂える。
クリスタちゃんは大忙しだったが、嬉しそうにしていた。
「国王陛下と王妃殿下がいらっしゃるということは、わたくしがハインリヒ殿下の婚約者になることを察する方もいらっしゃるでしょうね」
「クリスタがハインリヒ殿下の婚約者となって、エリザベートがエクムント殿の婚約者で、ディッペル家からは王家と辺境伯家に娘を嫁がせることができる」
「とても名誉なことですね。ディッペル家の地位も確立されます」
両親もドレスを合わせるクリスタちゃんを見ながら目を細めていた。
クリスタちゃんのお誕生日の当日、わたくしは青いドレスを着て、エクムント様にもらったネックレスとイヤリングを付けていた。クリスタちゃんはピンク色のドレスを着て、ハインリヒ殿下にもらったネックレスとイヤリングを付けている。
わたくしは薄っすらとだが口紅も塗っていた。
国王陛下と王妃殿下がいらっしゃると、クリスタちゃんは頭を下げてご挨拶をする。
「わたくしのお誕生日のお茶会にいらしてくださってとても嬉しいです」
「ディッペル家はこのオルヒデー帝国でも大事な公爵家だ。その娘であるクリスタを私が祝うのも当然のこと」
「オルヒデー帝国唯一の公爵家の令嬢ですものね。王家にとっても大事な方ですわ」
国王陛下と王妃殿下の言葉の端々から、クリスタちゃんがハインリヒ殿下の婚約者として選ばれたのだというのが伝わってくる。ハインリヒ殿下の妃となるということは、いずれは国母となるということだ。
国王陛下と王妃殿下にクリスタちゃんが挨拶した後には、明らかに周囲のクリスタちゃんへの態度が変わっているのが分かった。クリスタちゃんは王族の一員として迎え入れられるのだと悟ったのだ。
「クリスタ嬢、お誕生日おめでとうございます」
「ハインリヒ殿下、ありがとうございます」
「今のネックレスとイヤリングもお似合いなのですが、正式な場所ではもっと豪華なものを着けられた方がいいのではないかとノルベルト兄上からアドバイスをいただきました」
「わたくし、このネックレスとイヤリングを気に入っていますのよ」
「正式な場所では、こちらを身に着けてくださいませんか?」
正式な場所というのがクリスタちゃんにはピンと来ていないようだ。隣りに立っていたわたくしがそっと耳打ちする。
「婚約の発表の場のことです」
「お姉様、そうなのですね」
やっと理解したクリスタちゃんはハインリヒ殿下からネックレスとイヤリングを受け取っていた。細長い箱の中に真珠のネックレスとイヤリングが入っている。
「ピンク色の珍しい真珠で作らせました。クリスタ嬢にはピンクがよくお似合いなので」
「ありがとうございます。開けてもいいですか?」
「もちろんです」
箱を開けて淡いピンクに輝く真珠をクリスタちゃんはうっとりと見つめていた。これならば婚約の発表の場でも、婚約式でもつけていておかしくはないだろう。
「真珠の石言葉は『健康』と『円満』です。クリスタ嬢がずっと健康で、私たちの仲が円満であるように願いをかけて贈ります」
「ハインリヒ殿下との仲がずっと円満でありますように。わたくしも願っています」
大事に箱の蓋を締めてクリスタちゃんはそれを胸に抱きしめた。
真珠のネックレスとイヤリングの入った箱はデボラに預けて部屋に持って行ってもらって、クリスタちゃんはハインリヒ殿下に手を引かれて踊りの輪に入っていく。
踊っているクリスタちゃんとハインリヒ殿下を見守っていると、エクムント様から手を差し伸べられた。
「踊りましょうか?」
「はい、エクムント様」
エクムント様に大きな手に手を重ねて踊りの輪に入っていく。
ワルツを数曲踊ると、わたくしもクリスタちゃんも疲れて喉が渇いて来ていた。それを察したハインリヒ殿下とエクムント様がお茶の席に連れて行ってくれる。
端のテーブルにはガブリエラちゃんとレーニちゃんとノルベルト殿下とノエル殿下が座ってお茶をしていた。
「戻って来られましたわね。わたくしとお茶をご一緒してもらわないと」
「フランツ殿が書いた詩について話をしていたところだったのです。フランツ殿は本当に才能があります」
「レーニ嬢から詩を読んでもらって、わたくしもフランツ殿には才能があると確信しているのですよ」
ノエル殿下とノルベルト殿下の言葉にわたくしはひたすら戸惑ってしまう。
わたくしにはあの詩の意味がよく分からないのだ。
ノエル殿下もノルベルト殿下もクリスタちゃんもあの詩が素晴らしいというけれど、芸術を解さないのか、わたくしには素晴らしさがよく分からない。
「ノエル殿下に解説していただきましたが、あれは恋の詩だったのですね」
「とても可愛らしい詩ですよ。レーニ嬢は本当に愛されているのですね」
「そうだったら嬉しいです。わたくし、まだ恋をしたことはありませんが、愛されて結婚したいと思うのです」
レーニちゃんのふーちゃんへの感情はまだ恋にまでは発展していない。それでもレーニちゃんが愛されて結婚したいと思う理由をわたくしは知っていた。
レーニちゃんの元父親はリリエンタール侯爵と不仲で、元ノメンゼン子爵の妾を愛人にするような男だった。今は元ノメンゼン子爵の妾の娘を引き取って育てているという。
そのことをレーニちゃんは気にしていないと言っていたが、レーニちゃんが傷付いていないはずはなかった。
両親のことがあるからこそ、レーニちゃんは愛されて結婚したいと思っている。
貴族社会においては結婚は家と家を結ぶ政略であって、恋愛感情を重視したものではないので、レーニちゃんは一時期そのことを恐れていた。結婚したくないとも、リリエンタール侯爵を継ぎたくないとも言っていた。
今のレーニちゃんはふーちゃんの想いを受け止めて、結婚の話にも前向きになっているように思える。
「フランツさまは、わたくしよりもちいさいのに、しがよめるのですね。わたくし、しはよくわかりません」
「ガブリエラ嬢、フランツ殿に特別な才能があるだけで、ガブリエラ嬢が劣っているというわけではないのですよ」
「そもそも、しのよみかたなど、わたくしにはよくわかりません。ものがたりとしは、どうちがうのですか?」
物語と詩の違い。
それを聞かれるとわたくしも困ってしまう。
古い物語の中には叙事詩というものもあるし、詩と物語がどう違うのか、わたくしにもよく分かっていなかった。
困ったときにはわたくしはエクムント様を見る癖がついている。
エクムント様は姪の問いかけに真摯に答えていた。
「物語は古くから伝わる話や、作者の見聞きしたものや想像で書かれる文学作品で、ストーリーのあるものだよ。詩は作者の感じたものを一定のリズムを持つ言語形式で表したものだよ」
はっきりと言語化して違いを言えなかったわたくしに対して、エクムント様はしっかりとそれを言語化する術を持っていた。
さすがエクムント様だと感心してしまう。
「しには、ストーリーはないのですか?」
「ストーリーがあるものもあるけれど、それは叙事詩などと言って、物語の一部に入るね」
「エクムントおじさまは、なんでもしっているのですね。エクムントおじさまは、エリザベートさまにしをささげたりしないのですか?」
目を輝かせてガブリエラちゃんが言っているのだが、わたくしはエクムント様を見て思わず首を振ってしまった。
「詩は、わたくしは、結構です」
「私は詩を書けるほどの芸術的なセンスはないようです。エリザベート嬢、すみません」
「いえ、わたくしも詩を解するだけの芸術的センスがないのです」
「私は不器用な軍人ですからね」
詩に関してはエクムント様もわたくしも同じ考えのようで安心した。
ふーちゃんのような詩をエクムント様から頂いてしまったら、わたくしは困惑することしかできないだろう。
「ハインリヒ殿下のお誕生日にはわたくし、詩を書いて参りますわ」
「あ、ありがとうございます」
甘く囁くクリスタちゃんに、ハインリヒ殿下の表情が引き攣ったのをわたくしは見逃さなかった。ハインリヒ殿下も詩が理解できないのだろう。
クリスタちゃんは十一歳になって、初夏のハインリヒ殿下のお誕生日には、来年の春に婚約をすることが発表される。幸せそうなクリスタちゃんを横目に見ながら、わたくしはハインリヒ殿下に捧げられる詩が難解ではないことを祈っていた。
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