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四章 婚約式
27.王都からの帰り
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部屋に帰るとふーちゃんが泣いていた。
泣き喚くふーちゃんにヘルマンさんもお手上げの様子だった。
わたくしとクリスタちゃんが素早く着替えを済ませて駆け寄るとふーちゃんが泣き止んでじっとわたくしとクリスタちゃんを見る。
すかさずクリスタちゃんが両手でお顔を隠して、いないいないばぁをしてあげた。
ふーちゃんはそれを見てキャッキャと笑う。
「泣き過ぎて引き付けを起こすかと思いました」
「一人でつまらなかったのね。もうねぇねが帰ってきましたよ」
「ねぇ! うー! きゃっ!」
クリスタちゃんの顔を見て笑っているふーちゃんの姿を見ていると本当の姉弟のようでとても可愛い。髪の色も目の色も同じなのだ。
ふーちゃんは髪の色も目の色も母に似ている。母と同じ髪の色と目の色だったマリア叔母様にクリスタちゃんは似ている。ふーちゃんの方が顔立ちが父に似ているので凛々しくて、クリスタちゃんは垂れ目だったというマリア叔母様に似ているので顔立ちが甘いのだが、全体的には雰囲気がよく似ていると思う。
「王女殿下とはお話ができたようですね」
「楽しそうに話していたね」
両親に言われてわたくしとクリスタちゃんは頷く。
「ノエル殿下は素敵な方でした。ノルベルト殿下が好きになられたのも分かります」
「ノルベルト殿下が幸せそうでよかったわ。あんなに素敵な方なんですもの」
一時期はノルベルト殿下はわたくしと婚約話が持ち上がっていた。国王陛下の別荘に内密に呼ばれて独り言という形で聞かされた婚約のお話。わたくしはとても受け入れることはできなかったけれど、それより前のノルベルト殿下とハインリヒ殿下のお誕生日でもノルベルト殿下はわたくしの髪飾りをご自分が選んだことを公表し、わたくしに庭で摘んだ花を渡そうとして来ていた。
あのときに嫌な予感はしていたのだがノルベルト殿下はわたくしに好意を抱いていたのだ。
それが今は隣国の王女殿下であるノエル殿下と仲睦まじくされている。
「わたくし、兄と姉がいて、末っ子でしたの。ずっと兄と姉には追い付けなくて、赤ん坊のような扱いを受けて来ましたわ。わたくし、ノルベルト殿下が年下でよかったと思っています。わたくしが姉のようにふるまえるでしょう?」
悪戯っぽく笑うノエル殿下にノルベルト殿下が照れ笑いする。
「僕はずっとハインリヒの兄でなければいけないと思っていました。ノエル殿下が年上で安心しているのです。僕をハインリヒの兄ではなく、一人の男として見てくれるのではないかと」
「それは当然です、ノルベルト殿下。ノルベルト殿下はわたくしの婚約者なのですから」
そんなことを言っていた二人は二歳の年の差がちょうどよいように働いていたようだった。
国王陛下はノルベルト殿下を本当に愛していたのだろう。そして王妃殿下もノルベルト殿下を本当に気にかけていたのだろう。ノルベルト殿下にぴったりの方を婚約者に据えていた。
婚約式も式典で行われたというがそれはわたくしもクリスタちゃんも参加していないので見ていない。
その名残で、ノエル殿下が白いドレスにティアラを被っていたのは気付いていた。ノルベルト殿下もタキシードを着ていた。
お似合いのお二人に、わたくしはノルベルト殿下との婚約の話を断ってよかったのだと心から安心していた。あれは原作のストーリーにもなかったものであるし、わたくしの心にはエクムント様がいたのだ。
その夜は王宮に泊まって、次の朝ふーちゃんとわたくしとクリスタちゃんとエクムント様とヘルマンさんとマルレーンとデボラでディッペル公爵領のお屋敷に帰った。
王族の次にこの国唯一の公爵家のディッペル家は位が高い。
馬車を送り出すときに国王陛下が両親を見送って下さっていた。
「息子のノルベルトも良縁に恵まれて、私は王妃が懐妊してとても幸せだ。ディッペル公爵夫人も懐妊しているのだろう。体を大事に」
「王妃殿下もお体を大事にお過ごしくださいとお伝えください」
「この度は本当にありがとうございました」
「王妃は大事を取って見送りには来ていないが、伝えておくよ。ありがとう」
父は国王陛下の学生時代の学友で、年も同じなので国王陛下はディッペル家にとても心を砕いてくださる。
「お会いできて楽しかったですわ。わたくしは王宮から学園に通うことになります。王宮に来たときには声をかけてくださいませ」
「あの、わたくしのお誕生日が春にありますの」
「クリスタ嬢のお誕生日! わたくし、出席したいですわ。お母様にお願いしておきます」
クリスタちゃんが恐る恐る自分のお誕生日にノエル殿下をお誘いすると、ノエル殿下は身を乗り出すようにしてその話に乗ってくる。お誕生日に来て下さるということでクリスタちゃんも嬉しそうだった。
「ノエル殿下、ノルベルト殿下、ハインリヒ殿下、次に会うときには春になっているでしょう。クリスタのお誕生日に来てあげてくださいね」
「はい、エリザベート嬢」
「喜んで伺います」
ノルベルト殿下とハインリヒ殿下にもご挨拶をしてわたくしは馬車に乗った。父に抱っこされていたふーちゃんは国王陛下に人見知りしてしまって、ずっと顔を背けたままだったが、馬車に乗ると上機嫌になっていた。
「んまー! んまー!」
「そうよ、フランツ。馬よ」
「まー!」
偶然口から出ただけの音でもクリスタちゃんはふーちゃんの言っていることが意味があるように扱う。これならばふーちゃんの言葉の習得も早いのではないかと思ってしまう。
雪の道を馬車は走って、列車の駅まで辿り着いた。
列車に乗り換えると、ふーちゃんは疲れてしまったのか父の抱っこで眠ってしまった。眠っているふーちゃんのふわふわの前髪を父がそっと整える。
「あなたは本当にフランツが可愛いのですね」
「エリザベートのことももちろん可愛いし、クリスタのことも可愛いよ。でも、こうやって抱っこさせてくれるのは限られた期間だけだからね」
言われて気付く。
わたくしは父の抱っこが恥ずかしくて、お膝の上に座るのもなんとなく子どもっぽい気がして、早いうちから父のお膝を拒んで自分で座るようになってしまった。ふーちゃんがどうなるか分からないが、父にはそれが寂しかったのかもしれない。
「お父様、わたくし、恥ずかしくて……」
「女の子は成長が早いと言うからね。気にしていないよ」
いつまでも赤ちゃんのようには扱われたくないと当時は思っていたのだけれど、もっと父に甘えればよかったと後悔も胸にわいてくる。
これからでもまだ間に合うのだろうか。
でもどうやって父に甘えればいいのかわたくしには分からなかった。
お屋敷に帰ると楽なワンピースに着替えて、防寒用のセーターも着て、靴下もはいてもこもこのぬくぬくになる。
ふーちゃんも最近は靴下を自分で脱いでしまわなくなった。それだけ部屋が寒いことに気付いたのだろう。
洗濯物をマルレーンに預けてふーちゃんの部屋に行くと、クリスタちゃんも来ていた。ルームシューズに履き替えて部屋に入ると、ふーちゃんが椅子に掴まって立っていた手を離す。
「ふーちゃん!?」
「ころんじゃう!?」
わたくしとクリスタちゃんが駆け寄るまで、ふーちゃんはふらふらと揺れながらも立っていられた。わたくしとクリスタちゃんが抱き留めると、体重を預けて来る。
「最近は掴まり立ちから手を離して数秒立っていられるようになったのです」
「すごいけど、危ないわ、ふーちゃん」
「転んで頭を打ちませんか?」
心配するクリスタちゃんとわたくしにヘルマンさんがリュックを取り出した。それは背中と頭にクッションのついているリュックだった。
「これを身につけて頂いております」
「すごい! そんなもの始めて見たわ」
「我が家で弟妹が小さな頃に作ったのです。あまりにも転んで頭を打つので」
「それがあれば安心ですね」
ヘルマンさんにリュックを背負わせてもらうとふーちゃんはまたつかまり立ちをしていた。
ふーちゃんが歩けるようになるまでもう少しではないのかとわたくしは思っていた。
泣き喚くふーちゃんにヘルマンさんもお手上げの様子だった。
わたくしとクリスタちゃんが素早く着替えを済ませて駆け寄るとふーちゃんが泣き止んでじっとわたくしとクリスタちゃんを見る。
すかさずクリスタちゃんが両手でお顔を隠して、いないいないばぁをしてあげた。
ふーちゃんはそれを見てキャッキャと笑う。
「泣き過ぎて引き付けを起こすかと思いました」
「一人でつまらなかったのね。もうねぇねが帰ってきましたよ」
「ねぇ! うー! きゃっ!」
クリスタちゃんの顔を見て笑っているふーちゃんの姿を見ていると本当の姉弟のようでとても可愛い。髪の色も目の色も同じなのだ。
ふーちゃんは髪の色も目の色も母に似ている。母と同じ髪の色と目の色だったマリア叔母様にクリスタちゃんは似ている。ふーちゃんの方が顔立ちが父に似ているので凛々しくて、クリスタちゃんは垂れ目だったというマリア叔母様に似ているので顔立ちが甘いのだが、全体的には雰囲気がよく似ていると思う。
「王女殿下とはお話ができたようですね」
「楽しそうに話していたね」
両親に言われてわたくしとクリスタちゃんは頷く。
「ノエル殿下は素敵な方でした。ノルベルト殿下が好きになられたのも分かります」
「ノルベルト殿下が幸せそうでよかったわ。あんなに素敵な方なんですもの」
一時期はノルベルト殿下はわたくしと婚約話が持ち上がっていた。国王陛下の別荘に内密に呼ばれて独り言という形で聞かされた婚約のお話。わたくしはとても受け入れることはできなかったけれど、それより前のノルベルト殿下とハインリヒ殿下のお誕生日でもノルベルト殿下はわたくしの髪飾りをご自分が選んだことを公表し、わたくしに庭で摘んだ花を渡そうとして来ていた。
あのときに嫌な予感はしていたのだがノルベルト殿下はわたくしに好意を抱いていたのだ。
それが今は隣国の王女殿下であるノエル殿下と仲睦まじくされている。
「わたくし、兄と姉がいて、末っ子でしたの。ずっと兄と姉には追い付けなくて、赤ん坊のような扱いを受けて来ましたわ。わたくし、ノルベルト殿下が年下でよかったと思っています。わたくしが姉のようにふるまえるでしょう?」
悪戯っぽく笑うノエル殿下にノルベルト殿下が照れ笑いする。
「僕はずっとハインリヒの兄でなければいけないと思っていました。ノエル殿下が年上で安心しているのです。僕をハインリヒの兄ではなく、一人の男として見てくれるのではないかと」
「それは当然です、ノルベルト殿下。ノルベルト殿下はわたくしの婚約者なのですから」
そんなことを言っていた二人は二歳の年の差がちょうどよいように働いていたようだった。
国王陛下はノルベルト殿下を本当に愛していたのだろう。そして王妃殿下もノルベルト殿下を本当に気にかけていたのだろう。ノルベルト殿下にぴったりの方を婚約者に据えていた。
婚約式も式典で行われたというがそれはわたくしもクリスタちゃんも参加していないので見ていない。
その名残で、ノエル殿下が白いドレスにティアラを被っていたのは気付いていた。ノルベルト殿下もタキシードを着ていた。
お似合いのお二人に、わたくしはノルベルト殿下との婚約の話を断ってよかったのだと心から安心していた。あれは原作のストーリーにもなかったものであるし、わたくしの心にはエクムント様がいたのだ。
その夜は王宮に泊まって、次の朝ふーちゃんとわたくしとクリスタちゃんとエクムント様とヘルマンさんとマルレーンとデボラでディッペル公爵領のお屋敷に帰った。
王族の次にこの国唯一の公爵家のディッペル家は位が高い。
馬車を送り出すときに国王陛下が両親を見送って下さっていた。
「息子のノルベルトも良縁に恵まれて、私は王妃が懐妊してとても幸せだ。ディッペル公爵夫人も懐妊しているのだろう。体を大事に」
「王妃殿下もお体を大事にお過ごしくださいとお伝えください」
「この度は本当にありがとうございました」
「王妃は大事を取って見送りには来ていないが、伝えておくよ。ありがとう」
父は国王陛下の学生時代の学友で、年も同じなので国王陛下はディッペル家にとても心を砕いてくださる。
「お会いできて楽しかったですわ。わたくしは王宮から学園に通うことになります。王宮に来たときには声をかけてくださいませ」
「あの、わたくしのお誕生日が春にありますの」
「クリスタ嬢のお誕生日! わたくし、出席したいですわ。お母様にお願いしておきます」
クリスタちゃんが恐る恐る自分のお誕生日にノエル殿下をお誘いすると、ノエル殿下は身を乗り出すようにしてその話に乗ってくる。お誕生日に来て下さるということでクリスタちゃんも嬉しそうだった。
「ノエル殿下、ノルベルト殿下、ハインリヒ殿下、次に会うときには春になっているでしょう。クリスタのお誕生日に来てあげてくださいね」
「はい、エリザベート嬢」
「喜んで伺います」
ノルベルト殿下とハインリヒ殿下にもご挨拶をしてわたくしは馬車に乗った。父に抱っこされていたふーちゃんは国王陛下に人見知りしてしまって、ずっと顔を背けたままだったが、馬車に乗ると上機嫌になっていた。
「んまー! んまー!」
「そうよ、フランツ。馬よ」
「まー!」
偶然口から出ただけの音でもクリスタちゃんはふーちゃんの言っていることが意味があるように扱う。これならばふーちゃんの言葉の習得も早いのではないかと思ってしまう。
雪の道を馬車は走って、列車の駅まで辿り着いた。
列車に乗り換えると、ふーちゃんは疲れてしまったのか父の抱っこで眠ってしまった。眠っているふーちゃんのふわふわの前髪を父がそっと整える。
「あなたは本当にフランツが可愛いのですね」
「エリザベートのことももちろん可愛いし、クリスタのことも可愛いよ。でも、こうやって抱っこさせてくれるのは限られた期間だけだからね」
言われて気付く。
わたくしは父の抱っこが恥ずかしくて、お膝の上に座るのもなんとなく子どもっぽい気がして、早いうちから父のお膝を拒んで自分で座るようになってしまった。ふーちゃんがどうなるか分からないが、父にはそれが寂しかったのかもしれない。
「お父様、わたくし、恥ずかしくて……」
「女の子は成長が早いと言うからね。気にしていないよ」
いつまでも赤ちゃんのようには扱われたくないと当時は思っていたのだけれど、もっと父に甘えればよかったと後悔も胸にわいてくる。
これからでもまだ間に合うのだろうか。
でもどうやって父に甘えればいいのかわたくしには分からなかった。
お屋敷に帰ると楽なワンピースに着替えて、防寒用のセーターも着て、靴下もはいてもこもこのぬくぬくになる。
ふーちゃんも最近は靴下を自分で脱いでしまわなくなった。それだけ部屋が寒いことに気付いたのだろう。
洗濯物をマルレーンに預けてふーちゃんの部屋に行くと、クリスタちゃんも来ていた。ルームシューズに履き替えて部屋に入ると、ふーちゃんが椅子に掴まって立っていた手を離す。
「ふーちゃん!?」
「ころんじゃう!?」
わたくしとクリスタちゃんが駆け寄るまで、ふーちゃんはふらふらと揺れながらも立っていられた。わたくしとクリスタちゃんが抱き留めると、体重を預けて来る。
「最近は掴まり立ちから手を離して数秒立っていられるようになったのです」
「すごいけど、危ないわ、ふーちゃん」
「転んで頭を打ちませんか?」
心配するクリスタちゃんとわたくしにヘルマンさんがリュックを取り出した。それは背中と頭にクッションのついているリュックだった。
「これを身につけて頂いております」
「すごい! そんなもの始めて見たわ」
「我が家で弟妹が小さな頃に作ったのです。あまりにも転んで頭を打つので」
「それがあれば安心ですね」
ヘルマンさんにリュックを背負わせてもらうとふーちゃんはまたつかまり立ちをしていた。
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