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二章 ノメンゼン子爵の断罪
26.女同士の秘密
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クリスタ嬢のために母が綺麗な花柄に箔押しされた便箋を取り出してくれる。クリスタ嬢の字は大きいので、便箋一枚に書ける情報は少ないし、便箋何枚も書くだけの集中力はまだない。
わたくしと母に挟まれて、クリスタ嬢が書く内容を考えている。
「『ブリギッテさまが、おやくそくもないのに、ディッペルけにきて、むりやりおやしきにはいろうとしました』……ここからどうかこうかしら?」
「ブリギッテ様はクリスタ嬢をバーデン家に攫って行こうとしていたのだと思います」
「わたくしがねらいだったの!?」
「バーデン家に連れて行かれていたら、クリスタ嬢は戻れないまま、バーデン家で教育を受けることになっていたかもしれませんね。ブリギッテ様のような、不作法を理解しない教育を」
わたくしがクリスタ嬢に囁くと、クリスタ嬢は顔を青くしている。それだけバーデン家に行くのが恐ろしいのだろう。
「わたくし、かくわ! 『ブリギッテさまは、わたくしをバーデンけにさらって、バーデンけできょういくしようとしていたのだとおもいます。わたくしを、ぶれいで、ぶさほうなきぞくにしようとしていたのです』これでいいかしら?」
「『バーデン家のことを探ってください』と付け加えるといいのではないでしょうか」
「わかりました!」
「ブリギッテ嬢の暴走も困ったものですね。クリスタ嬢は我が家でわたくしが立派な淑女に育て上げると言っているのに」
母もわたくしの話を聞いて柳眉を潜めていた。
出来上がった手紙を母が読み返して、母が書いた便箋と一緒に封筒に入れる。クリスタ嬢と母の手紙は国王陛下の別荘に送られた。
昼食が終わると、わたくしとクリスタ嬢はリップマン先生のところに行ってみた。
折り紙の本の件で相談があったのだ。
「リップマン先生、クリスタ嬢がお誕生日に折り紙の本を買ってもらうのです」
「いこくからかってもらうので、いこくのことばでかかれているかもしれないとおじうえとおばうえはいっていました」
「明日から、異国の言葉を教えてもらえませんか?」
お願いするとリップマン先生はわたくしとクリスタ嬢に確かめる。
「その国が分かりますか?」
「言語は隣国のものと同じと聞いています」
「へんきょうはくりょうのせっするくにだときいています」
「その国の言語でしたら、隣国と同じですね。隣国の言語は少し早いですが、いつかは勉強しなければいけないと思っていたものですから、明日から勉強を始めましょう」
快くリップマン先生が了承してくれてわたくしもクリスタ嬢も安堵する。
リップマン先生に頭を下げてお礼を言うと、リップマン先生も頭を下げて「どういたしまして」と言っていた。
礼儀作法は日常的に母が教えてくれるのだが、母にもわたくしとクリスタ嬢は習いたいことがあった。
「お母様、わたくし、ダンスを教えて欲しいのです」
「わたくしも、おどりたいのです」
ダンスを教えて欲しいと母に言えば、母が驚いている。
「エリザベートはまだ七歳なのに……いえ、わたくしもその頃にダンスの練習を始めましたね。いいでしょう、二人にダンスを教えましょう。クリスタ嬢はお誕生日に踊りたい方がいるのではないですか?」
「そうなのです……ハインリヒでんかは、わたくしとおどってくださるかしら」
頬を薔薇色に染めているクリスタ嬢に母が微笑みかける。
「ハインリヒ殿下にもダンスの練習をしていただかないといけませんね。リードするハインリヒ殿下が踊れなくてはどうしようもありません」
「ハインリヒでんかはおどれないの?」
「まだ七歳ですから、ダンスの練習はしていないかもしれません」
「どうしましょう! わたくし、おてがみをかかなくちゃ!」
「それはもう少し先にしませんか? まずクリスタ嬢が踊れるところを見せて、ハインリヒ殿下を驚かすのはどうでしょう?」
悪戯っぽく微笑む母に、わたくしもクリスタ嬢もわくわくしてくる。わたくしたちが踊れるようになったら、ハインリヒ殿下もノルベルト殿下も、それに、エクムント様も驚くだろう。
「これは女だけの秘密にして、三人だけで練習しませんか?」
エクムント様を驚かせたいわたくしの提案に母も乗ってくれる。
「いいですよ。内緒ですね」
「おばうえ、よろしくおねがいします」
わたくしとクリスタ嬢は異国の文字の勉強に加えて、ダンスの練習と忙しくなったのだった。
午前中はリップマン先生と異国の言葉の勉強をする。
文法は似ているのだが、単語が全く違う異国の言葉は覚えるのが難しい。幸いなことに文字は同じだったので、覚える必要がなかった。
「えーっと、これは何のことだったでしょう」
「挿絵にヒントがありますよ」
「あー! わかりました! イチゴよ!」
「そうです。クリスタ様、正解です」
挿絵のついた絵本から読み始めているが、すぐに読めるものではない。クリスタ嬢と頭を突き合わせて、こうでもない、ああでもないと悩みながら読んで行った。
午後はダンスの練習の時間だ。
昼食からお茶の時間までダンスの練習をする。
ピアノの先生が来てくれて、ピアノで演奏してくれるリズムに合わせてステップを踏むのだが、すぐに足が絡んでしまったり、母の足を踏んでしまったりする。
母が相手をしてくれて、踊るのだが、母のリードが上手だと言っても、すぐには踊れるものではない。
それにピアノのレッスンの日にはダンスの練習はお休みだった。
クリスタ嬢のお誕生日にはわたくしとクリスタ嬢は連弾をしなければいけないし、歌も歌わなければいけない。
連弾はクリスタ嬢が主旋律を弾いて、わたくしが伴奏を弾くことになる。
歌もクリスタ嬢が主旋律を歌って、わたくしがコーラスをすることになる。
ピアノと歌のレッスンも入って、お茶の時間の後にはピアノと歌の自主練習をしなければいけなくて、わたくしとクリスタ嬢は夜にはへとへとになっていた。
疲れ切ったクリスタ嬢は夕食の時間には眠くなってしまって、頭がぐらぐらしている。わたくしも一生懸命目を開けているのだが、眠くて眠くて堪らない。
冬場で乗馬の練習がない時期なのでなんとかそれでもやって行けたが、勉強のない土曜日や日曜日にもわたくしとクリスタ嬢はダンスの練習をして、ピアノと歌の自主練習をした。
「誰にもバレていませんよね?」
「わたくし、のどがかわきました」
「エリザベートもクリスタ嬢も少し休みましょうか」
ダンスの練習をしていると、疲れて座り込んでしまうクリスタ嬢に、母が休憩を取ってくれる。デボラとマルレーンに紅茶を入れてもらって、ミルクティーにして飲んで休んでいると、足が痛むことに気付いた。
「お母様、足が痛い気がします」
「見せてみてください」
母に伝えると、母はわたくしの前に膝をついてわたくしの靴の爪先を押さえている。靴の爪先には親指が当たっていた。
「エリザベートは成長期なのですね。靴が小さいようですよ。新しい靴を買いましょうか」
「おばうえ、じつは、わたくしも」
「クリスタ嬢もですか。こういうことは遠慮しなくていいですからね。足が痛いとダンスに集中できません。新しい靴を買いましょうね」
六歳のときに前世を思い出す前の晩、母に歩き方を教えてもらっているときも足が痛くて、それが言い出せなかった。今は母にいつでも言うことができる。
それはクリスタ嬢が来て環境が変わったおかげでもあるし、両親をわたくしが心から信頼してもよいのだと理解しているからでもあった。
靴屋が呼ばれて、わたくしとクリスタ嬢は自分の靴を履いてみてサイズを合わせながら選ぶことになった。
ストラップのついている靴がお気に入りなので、わたくしは今回も黒いストラップ付の革靴を選んだ。クリスタ嬢も真似をして赤いストラップ付の革靴を選んでいる。
母が踵と爪先に触れてサイズが合っているか確かめてくれている。
「歩いてみて、踵が浮くようなことはありませんね?」
「はい、平気です」
「あしがいたくないわ」
「それならば、その二足をいただきましょう」
新しい靴も揃って、わたくしとクリスタ嬢はクリスタ嬢のお誕生日に備えられていた。
わたくしと母に挟まれて、クリスタ嬢が書く内容を考えている。
「『ブリギッテさまが、おやくそくもないのに、ディッペルけにきて、むりやりおやしきにはいろうとしました』……ここからどうかこうかしら?」
「ブリギッテ様はクリスタ嬢をバーデン家に攫って行こうとしていたのだと思います」
「わたくしがねらいだったの!?」
「バーデン家に連れて行かれていたら、クリスタ嬢は戻れないまま、バーデン家で教育を受けることになっていたかもしれませんね。ブリギッテ様のような、不作法を理解しない教育を」
わたくしがクリスタ嬢に囁くと、クリスタ嬢は顔を青くしている。それだけバーデン家に行くのが恐ろしいのだろう。
「わたくし、かくわ! 『ブリギッテさまは、わたくしをバーデンけにさらって、バーデンけできょういくしようとしていたのだとおもいます。わたくしを、ぶれいで、ぶさほうなきぞくにしようとしていたのです』これでいいかしら?」
「『バーデン家のことを探ってください』と付け加えるといいのではないでしょうか」
「わかりました!」
「ブリギッテ嬢の暴走も困ったものですね。クリスタ嬢は我が家でわたくしが立派な淑女に育て上げると言っているのに」
母もわたくしの話を聞いて柳眉を潜めていた。
出来上がった手紙を母が読み返して、母が書いた便箋と一緒に封筒に入れる。クリスタ嬢と母の手紙は国王陛下の別荘に送られた。
昼食が終わると、わたくしとクリスタ嬢はリップマン先生のところに行ってみた。
折り紙の本の件で相談があったのだ。
「リップマン先生、クリスタ嬢がお誕生日に折り紙の本を買ってもらうのです」
「いこくからかってもらうので、いこくのことばでかかれているかもしれないとおじうえとおばうえはいっていました」
「明日から、異国の言葉を教えてもらえませんか?」
お願いするとリップマン先生はわたくしとクリスタ嬢に確かめる。
「その国が分かりますか?」
「言語は隣国のものと同じと聞いています」
「へんきょうはくりょうのせっするくにだときいています」
「その国の言語でしたら、隣国と同じですね。隣国の言語は少し早いですが、いつかは勉強しなければいけないと思っていたものですから、明日から勉強を始めましょう」
快くリップマン先生が了承してくれてわたくしもクリスタ嬢も安堵する。
リップマン先生に頭を下げてお礼を言うと、リップマン先生も頭を下げて「どういたしまして」と言っていた。
礼儀作法は日常的に母が教えてくれるのだが、母にもわたくしとクリスタ嬢は習いたいことがあった。
「お母様、わたくし、ダンスを教えて欲しいのです」
「わたくしも、おどりたいのです」
ダンスを教えて欲しいと母に言えば、母が驚いている。
「エリザベートはまだ七歳なのに……いえ、わたくしもその頃にダンスの練習を始めましたね。いいでしょう、二人にダンスを教えましょう。クリスタ嬢はお誕生日に踊りたい方がいるのではないですか?」
「そうなのです……ハインリヒでんかは、わたくしとおどってくださるかしら」
頬を薔薇色に染めているクリスタ嬢に母が微笑みかける。
「ハインリヒ殿下にもダンスの練習をしていただかないといけませんね。リードするハインリヒ殿下が踊れなくてはどうしようもありません」
「ハインリヒでんかはおどれないの?」
「まだ七歳ですから、ダンスの練習はしていないかもしれません」
「どうしましょう! わたくし、おてがみをかかなくちゃ!」
「それはもう少し先にしませんか? まずクリスタ嬢が踊れるところを見せて、ハインリヒ殿下を驚かすのはどうでしょう?」
悪戯っぽく微笑む母に、わたくしもクリスタ嬢もわくわくしてくる。わたくしたちが踊れるようになったら、ハインリヒ殿下もノルベルト殿下も、それに、エクムント様も驚くだろう。
「これは女だけの秘密にして、三人だけで練習しませんか?」
エクムント様を驚かせたいわたくしの提案に母も乗ってくれる。
「いいですよ。内緒ですね」
「おばうえ、よろしくおねがいします」
わたくしとクリスタ嬢は異国の文字の勉強に加えて、ダンスの練習と忙しくなったのだった。
午前中はリップマン先生と異国の言葉の勉強をする。
文法は似ているのだが、単語が全く違う異国の言葉は覚えるのが難しい。幸いなことに文字は同じだったので、覚える必要がなかった。
「えーっと、これは何のことだったでしょう」
「挿絵にヒントがありますよ」
「あー! わかりました! イチゴよ!」
「そうです。クリスタ様、正解です」
挿絵のついた絵本から読み始めているが、すぐに読めるものではない。クリスタ嬢と頭を突き合わせて、こうでもない、ああでもないと悩みながら読んで行った。
午後はダンスの練習の時間だ。
昼食からお茶の時間までダンスの練習をする。
ピアノの先生が来てくれて、ピアノで演奏してくれるリズムに合わせてステップを踏むのだが、すぐに足が絡んでしまったり、母の足を踏んでしまったりする。
母が相手をしてくれて、踊るのだが、母のリードが上手だと言っても、すぐには踊れるものではない。
それにピアノのレッスンの日にはダンスの練習はお休みだった。
クリスタ嬢のお誕生日にはわたくしとクリスタ嬢は連弾をしなければいけないし、歌も歌わなければいけない。
連弾はクリスタ嬢が主旋律を弾いて、わたくしが伴奏を弾くことになる。
歌もクリスタ嬢が主旋律を歌って、わたくしがコーラスをすることになる。
ピアノと歌のレッスンも入って、お茶の時間の後にはピアノと歌の自主練習をしなければいけなくて、わたくしとクリスタ嬢は夜にはへとへとになっていた。
疲れ切ったクリスタ嬢は夕食の時間には眠くなってしまって、頭がぐらぐらしている。わたくしも一生懸命目を開けているのだが、眠くて眠くて堪らない。
冬場で乗馬の練習がない時期なのでなんとかそれでもやって行けたが、勉強のない土曜日や日曜日にもわたくしとクリスタ嬢はダンスの練習をして、ピアノと歌の自主練習をした。
「誰にもバレていませんよね?」
「わたくし、のどがかわきました」
「エリザベートもクリスタ嬢も少し休みましょうか」
ダンスの練習をしていると、疲れて座り込んでしまうクリスタ嬢に、母が休憩を取ってくれる。デボラとマルレーンに紅茶を入れてもらって、ミルクティーにして飲んで休んでいると、足が痛むことに気付いた。
「お母様、足が痛い気がします」
「見せてみてください」
母に伝えると、母はわたくしの前に膝をついてわたくしの靴の爪先を押さえている。靴の爪先には親指が当たっていた。
「エリザベートは成長期なのですね。靴が小さいようですよ。新しい靴を買いましょうか」
「おばうえ、じつは、わたくしも」
「クリスタ嬢もですか。こういうことは遠慮しなくていいですからね。足が痛いとダンスに集中できません。新しい靴を買いましょうね」
六歳のときに前世を思い出す前の晩、母に歩き方を教えてもらっているときも足が痛くて、それが言い出せなかった。今は母にいつでも言うことができる。
それはクリスタ嬢が来て環境が変わったおかげでもあるし、両親をわたくしが心から信頼してもよいのだと理解しているからでもあった。
靴屋が呼ばれて、わたくしとクリスタ嬢は自分の靴を履いてみてサイズを合わせながら選ぶことになった。
ストラップのついている靴がお気に入りなので、わたくしは今回も黒いストラップ付の革靴を選んだ。クリスタ嬢も真似をして赤いストラップ付の革靴を選んでいる。
母が踵と爪先に触れてサイズが合っているか確かめてくれている。
「歩いてみて、踵が浮くようなことはありませんね?」
「はい、平気です」
「あしがいたくないわ」
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